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2026年6月 6日 (土)

アフリカの人口増加について

Pew Research Center’,May 192026付け
5 facts about Africa’s population growth
「アフリカの人口増加に関する5つの事実」
の見出し分析結果を 下記,拙訳・転載します。

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While global population growth is projected to slow over the rest of the century, Africa stands out for its relatively young and growing population.
今世紀末にかけて世界の人口増加率は鈍化すると予測されているが,アフリカは 比較的若く,人口増加の点で際立っている。

以下は,ピュー・リサーチ・センターが国連の「世界人口予測(World Population Prospects」を分析した結果に基づく,アフリカの人口変動に関する5つの事実である。最新データは2023年のものであり,2024年以降の数値は国連の予測値である。

1 アフリカの人口は1950年以降,6倍以上に増加した。これは約13億人の増加に相当する。

001m_20260521112601 この増加傾向は今世紀末まで続くと予測されている。国連の「中位シナリオ(medium variant)」では,アフリカの人口は2100年までに38億人に達すると見込まれている。

国連の「高位シナリオ(high variant)」(合計特殊出生率(total fertility rate)が中位シナリオより女性一人当たり0.5人高いと予測)では,人口増加はさらに加速し,2100年には52億人でピークを迎えると予測されている。一方,「低位シナリオ」(合計特殊出生率が中位シナリオより0.5人低いと予測)でも,2100年の人口は27億人に達するが,ピークは2087年頃の28億人になると予測されている。

2 現在,25歳未満の世界人口の28% がアフリカに居住しており,これは世界人口全体の19% に相当する。

002m_20260521112601 アフリカにおける若年層の割合は1950年以降増加しており,2100年にはさらに高まると予測されている。

例えば,1950年には世界の若年層の10% がアフリカに居住していた(現在と同様に,その大部分はアジアに居住していた)。2026年時点では,若年層の28% がアフリカに居住している。

アジアは依然として若年層の最大の割合を占めているが,中位シナリオでは2073年までにアフリカがアジアを上回ると予測されている。また,2100年には,25歳未満の人口の46% がアフリカに居住すると予測されており,アジアの39% を上回る。

3 2100年までに,世界の人口上位25ヶ国のうち12ヶ国がアフリカ諸国になると予測されている。

003m_20260521112601 ナイジェリアは現在,アフリカ最大の人口を擁し,世界で6番目に人口の多い国である。国連の推計によると,ナイジェリアは現在,世界の人口上位25ヶ国に名を連ねる6つのアフリカ諸国のうちの1つである。

2100年までに,ナイジェリアは世界で4番目に人口の多い国になると予測されており,コンゴ民主共和国が5位,エチオピアが7位,タンザニアが9位に続く。

人口上位国リストにおいてアフリカ諸国の割合が増加する一方で,ヨーロッパ諸国の割合は減少していくだろう。2100年までに,世界の人口上位25ヶ国の中でヨーロッパ諸国はロシアのみになると予測されており,人口減少に伴い,現在の9位から17位に順位を落とすと予想されている。

インドと中国は,2100年においても世界で最も人口の多い国であり続けると予測されている。

4 アフリカは、出生率が人口置換水準を上回っている唯一の地域である。

アフリカの出生率は女性1人あたり約3.9人で,世界の人口置換水準である女性1人あたり約2.1人を大幅に上回っている。
しかし,地域によって出生率には大きなばらつきがある。例えば,チャドの現在の出生率は女性1人あたり5.8人であるのに対し,チュニジアは1.8人である。

アフリカの出生率は,21世紀を通じて他の地域よりも高い水準を維持すると予測されている。

とはいえ,アフリカでも出生率の低下が見られる。国連は,アフリカの出生率が2050年までに3.9人から2.8人に低下し,今世紀末には女性1人あたり2.0人まで減少すると予測している。アフリカの出生率は,1972年のピーク時である女性1人あたり6.7人から既に大幅に低下している。

5 アフリカの平均年齢は,現在の約19歳から2100年には35歳に上昇すると予測されている。

004h_20260521112501 これは,出生率の低下と平均寿命(life expectancies)の延伸によるものである。

2100年までにアフリカは世界で最も若年層が多い地域となるものの,25歳未満の人口比率は今世紀末まで着実に減少していくと予測されている。1950年から現在まで,アフリカ人の約60%がこの年齢層に属していたが,2100年には約35%になると予測されている。

同じ期間に,25歳から64歳までのアフリカ成人人口比率は51%に上昇し,65歳以上の人口比率は2100年までに地域人口の15% を占めると予測されている。高齢者人口は現在の割合の3倍以上になると見込まれている。

この変化により,アフリカは世界の人口動態パターンに近づくことになるだろう: 世界的に見ると,25歳から64歳までの成人が長年にわたり最大の年齢層となっている。

(転載了)
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