2026年7月の76件の記事
2026年7月31日 (金)
2026年7月30日 (木)
トランプの すぐに嘘とわかる嘘 ― その目的は国民を騙す?
‘CNN’,July 26, 2026
‘“Remember that?” Trump again asks Americans to recall something that never happened’
「『あれを覚えているか?』 ― トランプ,実際には起こらなかったことを思い出すよう 再びアメリカ国民に促す」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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President Donald Trump asked Americans on Thursday if they remembered a massive television outage two years ago.
ドナルド・トランプ大統領は木曜日(7月23日),国民に対し,2年前に大規模なテレビ停電(television outage)があったことを覚えているかと問いかけた。
しかし,その停電は実際には起きていない。これまでと同様,作り話を好んで語るトランプ大統領は,自らがでっち上げた話を人々に思い出させようとしていたのだ。
今回,トランプがでっち上げたのは(fictional story)風力発電に関する話だった。彼は長年,風力発電を非難し(railed),その普及を妨害しよう(thwart)とし,虚偽の主張を繰り返してきた。例えば,風力発電が利用されている地域では,風が吹いていないとテレビがつけられないという,でっち上げの(phony)逸話(anecdote)などが挙げられる。
これは事実ではない:風力発電は電力供給源の一つとして利用されており,唯一の供給源ではないため,風が吹いていない時でも送電網は稼働し続け,テレビもつけっぱなしになる。(また,風力タービンからのエネルギーを蓄え,風の弱い時間帯に供給できるバッテリーも存在する。)しかし,トランプはテレビがつけられないという話を,しばしばユーモラスな口調で語ることで,事実確認を逃れてきた(skirt)。
木曜日,ワシントンの環境保護庁(EPA:the Environmental Protection Agency)で行った演説の中で,彼はその話を,まるで自身の実際の体験談であるかのように語った。
彼は 「我々が騙された『緑の新しい詐欺(the Green New Scam)』」を激しく非難し,次のように述べた。「国中が騙されたんだ ― 私は騙されなかったがね。私は最初から,あのデタラメを聞いたその瞬間から,事の真相を見抜いていた。わかるか? 連中は風力発電は素晴らしい,本当に素晴らしいと言っていたが,実際にはテレビも見られなくなるような代物だったんだ。ドナルド・トランプ 対 『眠たげなジョー・バイデン(Sleepy Joe Biden)』の討論会を見ようとしても,風が吹いていないせいで誰も見られなかった。覚えているか? 『ねえ,今夜は討論会を見たいわ』,『悪いけど,風が吹いていないんだ。』という具合にな。」
Uh, no. / いや、そうではない。
2024年6月に行われた,当時のジョー・バイデン大統領との討論会は,数千万人の米国民によって視聴された。ニールセンの推計によれば,テレビ放送だけでも5,100万人以上が視聴した。もちろん,その視聴者の中には,2024年時点で圧倒的な量の風力発電を行い,現在もなおその首位の座にある州の人々も含まれていた。それは共和党が主導権を握るテキサス州であり,トランプが勝利した州の中で最も人口が多い州(the most populous state)でもある。
バイデンは大統領在任中,再生可能エネルギーの導入を推進し,2035年までに米国の電力を100% 「クリーンな電力」にするという目標を掲げた。しかし,「クリーンで再生可能,かつゼロ・エミッション(排出ゼロ)のエネルギー」ですべての電力需要を賄うべく10カ年計画に着手すべきだと説いた「グリーン・ニュー・ディール」(進歩派民主党議員らが提案した法的拘束力のない議会決議案)について,議会が可決することも,バイデンが署名して成立させることもなかった。連邦政府のデータによると,2024年における米国の純発電量に占める風力発電の割合は約10%だった。
Trump told other false tales, too
トランプは他にも事実と異なる話を語っている
木曜日のイベントでトランプが語った作り話は,風力発電に関するものだけではなかった。彼はカリフォルニア州で「毎週末,電圧低下(brownouts)や停電(blackouts)が起きている」とも主張したが,これは全くの事実無根である:彼は長年にわたり,カリフォルニア州について同様の嘘の主張を繰り返してきた。
ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事の広報担当者は金曜日の電子メールで,「カリフォルニア州では過去6年近く計画停電(rolling blackout)は実施されていない。」と述べた。さらに,「2022年以降,州の電力網において 『節電要請(Flex Alert)』プログラムに基づく緊急の節電要請を行う必要は生じておらず,これはクリーン・エネルギーや蓄電池への投資が成果を上げている証拠である。」と指摘している。
またトランプは,自身の任期最初の12ヶ月間だけで米国が「19兆2000億ドル」もの投資を受け入れたにもかかわらず,その功績が「全く評価されていない」と二度にわたって不満を漏らした(lamented)。しかし,そのような評価が得られないのには理由がある。実際には,今回の任期中に米国が受け入れた投資額は19兆2000億ドルとは程遠いものであり,ましてや任期初年度だけでそれほどの額に達した事実などないからである。繰り返し説明してきたように,トランプが挙げたこの数字は,ホワイト・ハウスでさえ裏付けを示す(substantiate)ことのできない捏造されたもの(fabrication)である。
(転載了)
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2026年7月29日 (水)
判事,NYタイムズの,トランプによる150億ドル損害賠償の却下請求を保留,修正訴状要求
‘Forbes’,July 27, 2026付け
“Judge Doesn’t Toss Trump’s $15 Billion New York Times Lawsuit, But It Must Be Amended”
「判事,トランプによるNYタイムズへの150億ドルの訴訟を却下せず ―ただし修正が必要」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Topline / 要点
月曜日(7月27日)に署名された命令によると,連邦地裁の判事は,ドナルド・トランプ大統領がニューヨーク・タイムズ紙を相手取り150億ドルの損害賠償を求めた名誉毀損訴訟(defamation lawsuit)を直ちには却下(dismiss)せず,大統領に対し今後1ヶ月以内に訴状の修正版を提出するよう命じた。
Key Facts / 主な事実
・連邦地方裁判所のスティーブン・D・メリデイ判事は月曜日の決定において,トランプ氏が同紙を相手取って起こした名誉毀損訴訟(defamation suit)について,同紙による訴え却下の申し立て(motion to dismiss)に関する判断を保留し(deferred),トランプに対し8月27日までに修正訴状(amended complaint)を提出することを認めた。
・月曜日の決定の中で,メリデイ判事は却下の申し立てについて判断を下す前に訴状の修正が必要とされた理由については詳細を述べていない(did not elaborate)が,修正訴状に対して同紙が回答するための期間として3週間を設けるとしている。
・トランプは月曜日,この決定を「勝利」と捉え,SNS ‘Truth Social’ への投稿で,同紙が「我々による強力な名誉毀損訴訟を却下させようとした必死の試み(desperate attempt)に,またしても失敗した。」と主張した。
Key Background / 背景
トランプは昨年9月,ニューヨーク・タイムズ紙と同紙の複数の記者,および出版社のペンギン・ランダム・ハウス(Penguin Random House)を相手取り,150億ドルの損害賠償を求める訴訟を提起した。彼は,同紙が自身の「苦労して築き上げ,世界的に名高いビジネス上の成功者としての評判(hard-earned and world-renowned reputation for business success)」について虚偽の記述を行い,名誉を毀損した(defamed)ほか,2024年の大統領選キャンペーンを「妨害(sabotage)」しようとしたと主張していた(alleging)。
この訴訟は,当該記者らが執筆した記事や,そのうち2人が著した書籍 『Lucky Loser: How Donald Trump Squandered His Father’s Fortune and Created the Illusion of Success(ラッキー・ルーザー:ドナルド・トランプはいかにして父の財産を浪費し,成功の幻想を作り上げたか)』を対象としていた。メリデイ判事は同月,85ページに及ぶ当初の訴状を却下し(threw out),トランプに対し,「簡潔かつ明瞭で(concise),要点を突いた(direct)」主張を盛り込んだ訴状を改めて提出するよう命じた。
当時,メリデイ判事は「訴状とは,罵詈雑言(vituperation)や非難(invective)を浴びせるための公の場ではなく,敵対者(adversary)に対して怒りをぶつける(rage)ための保護されたプラットフォームでもない。」と記した。同判事はトランプに40ページ以内の新たな訴状を提出する猶予として28日間を与え,トランプは10月にこれを提出した。これに対しニューヨーク・タイムズ側は,法的に有効な請求の根拠が示されていないとして,訴えの却下を求めた。
What to Watch For / 注目すべき点
修正訴状は,メリデイ判事が以前定めた40ページという制限を超えることも可能だが,その場合でも「適用される規則に合致する事実の主張(factual allegations)」が含まれている必要がある。
(転載了)
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トランプは 上述の 訴状再提出の命令に対し,日本時間 7月28日 06:52AM,‘Truth Social’ に下記の投稿を行っています。
(拙訳)
速報:経営不振に陥っているニューヨーク・タイムズ紙は,10年にわたる嫌がらせや中傷,名誉毀損を続けてきた挙句,我々が同紙に対して起こした強力な名誉毀損訴訟を却下させようとする必死の試みに,またしても失敗した。
我々の求めに応じ,極めて高潔な判事は,訴状の改訂(更新)を命じた。この改訂訴状では,同紙がいかにして私,私の家族,我々の偉大なMAGA(米国を再び偉大に)運動,そしてアメリカそのものを中傷するにあたり,「現実の悪意(actual malice)」を持って繰り返し一貫した行動をとってきたかについて,極めて詳細に明記される。
我々は今後も,フェイク・ニュースを報じ,拡散し,それに関与してきたニューヨーク・タイムズ紙や,主流メディアにいる同紙の「同志」たちの責任を追及し続ける。本件にご注目いただき,ありがとう! ドナルド・J・トランプ大統領
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NY タイムズによる却下請求が認められなかったわけではなく,名誉棄損の訴状が,訴状の体をなしてなかったので 「出し直せ」ということで トランプさん,ぬか喜びでは?
2026年7月28日 (火)
「刑事フォイル」第1話で 見た俳優二人
7月24日 NHK BSP4K で 「刑事フォイル」(Foyle's War)の 第1話(第1シーズン)「ドイツ人の女」(The German Woman)を初めて観ました。
第1話の英国での放映は 2002年です。
この作品に 2人の大物俳優が出演していました。
1人は フォイルの上司の警視監役として エドワード・フォックス(Edward Fox, OBE, 1937 - ),2002年当時65歳。
オープニングのキャスティング・クレジットの トップに出ました。
もう1人は タイトル「ドイツ人の女」の夫の 先妻の娘役で ロザムンド・パイク(Rosamund Pike, 1979 - ),2002年当時23歳。
エドワード・フォックスは 1973年公開された フレデリック・フォーサイス原作,ドゴール大統領暗殺計画を描いた『ジャッカルの日』(The Day of the Jackal)で 殺し屋 ジャッカルを演じました。当時 30代半ば,渋く歳とっていました。
ロザムンド・パイクは ほぼデビュー時の出演と思われ,その後 多くの作品に出演し,2014年の「ゴーン・ガール」(Gone Girl)では 多くの主演女優賞を受賞しました(アカデミー賞はノミネート)。
2026年7月27日 (月)
60年前の夏の記憶ー
耐えられない暑さが続いています。
60年前,1966年のこの季節,何をしていたかを思い出してみました。
高校3年の受験生の夏で,夏休みはなく 日曜と盆のほかは毎日 課外授業を受けていました。
当然(?)学校にクーラーはありませんでしたが 暑さに苦しんだ記憶はありません。
課外授業が何時まであったかは定かではありませんが,受講後 クラスの数人と 歩いて5,6分の市民プールに行くのが日課でした。
頭と同時に身体を鍛えようと考えていたわけではありませんが,健全な身体と精神を保っていた,あるいは保とうとしていました。
2026年7月26日 (日)
スピルバーグ監督の最高傑作 Best 15
‘GQ-UK’,15 June 2026付け
“Steven Spielberg's best movies, ranked”
「スティーブン・スピルバーグ監督の最高傑作ランキング」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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From Jurassic Park to Munich and the just-released Disclosure Day, GQ assembles the greatest hits of the Hollywood GOAT
『ジュラシック・パーク』から 『ミュンヘン』,そして最新作『ディスクロージャー・デイ』まで,GQがハリウッドの巨匠スピルバーグ監督の代表作を厳選した。
スティーブン・スピルバーグの最高の映画は,トーン,形式,規模,ジャンルによって異なる。しかし,それらすべてに何かがある。それは,スピルバーグ映画を観るたびに,逃亡した詐欺師(runaway conman)をめぐる熱狂的な犯罪映画(frenetic crime caper)であれ,サメがニューイングランドの海岸を恐怖に陥れる強い日差しを浴びたスリラー(sundrenched thriller)であれ,あるいは深い感動を与えるホロコーストのドラマであれ,スピルバーグ映画を観るたびに,カメラの後ろに誰がいたのかが正確にわかることを意味する。
彼をハリウッドで唯一無二の存在たらしめているのは,その独特の声(distinct voice)や,何十億ドルもの巨額の売り上げ,数々の賞,そしてポップカルチャーにおける驚異的な存在感だけではない。それは,成人してからずっと文化のないバブルの中に自分を閉じ込め,30歳になるまでに合計12本の映画を観ても,サッカー懐疑論者がメッシを知っており,誰もがマドンナについて聞いたことがあるように,スピルバーグの名前を知っている可能性があるということだ。その基準や他の多くの基準から見て,彼は映画製作者の中でも独自のレベルにある。
彼がこれほどの名声を誇っているのは,少なくとも部分的には,1975 年に 『ジョーズ』が海から出て誰もが恐怖を感じて以来,彼の多作な作品のおかげである。ここでは,スティーブン・スピルバーグの最高のヒット作をまとめた。この監督が夏の大作モードに大きく戻ってきた『ディスクロージャー・デイ』の公開を祝う更新も加えた。
15. ターミナル(The Terminal,2004)
シャルル・ド・ゴール空港の出発ラウンジで18年間暮らした難民,メフラン・カリミ・ナセリ(Mehran Karimi Nasseri)の実話に一部着想を得たスピルバーグ監督のコメディ作品『ターミナル』は,トム・ハンクス演じる旅行者の主人公が,祖国が軍事クーデターに見舞われ,JFK空港に足止めされる(winds up stuck)というストーリーだ。
この設定(premise)は必ずしも心温まる物語とは言えないが,『ターミナル』の魅力は,ハンクス演じるヴィクトル・ナヴォルスキー(Viktor Navorski)と,彼とひょんなことから隣人となるスタッフたちとの,穏やかで温かい交流にある。見知らぬ人の優しさへの信頼,そして空港という場所でさえも,人間がコミュニティを築く力を持っているという希望が,観る者を惹きつける。批判する人(haters)はいるだろうが,これこそまさにスピルバーグ作品の真髄だ。
14. ブリッジ・オブ・スパイ(Bridge of Spies,2015)
スピルバーグ監督は,法廷ドラマにありがちな堅苦しい落とし穴(stuffy pitfalls)を巧みに回避する手腕に長けている。冷戦を舞台にしたこのドラマで,トム・ハンクス演じるジェームズ・B・ドノバン弁護士は,米国に対するスパイ容疑で告発されたロシア人,ルドルフ・アベル(Rudolph Abel)(アカデミー賞受賞のマーク・ライランス(Mark Rylance))の弁護を担当する。
政府は戦争遂行のため,依頼人の守秘義務を破るようドノバンに迫る(breathing down his neck)が,ジェームズは自らの倫理観(moral code)を貫く。その後,コーエン兄弟(Coen Brothers)が脚本を手がけた本作は,タイトルにもなっている捕虜交換(prisoner exchange)を軸とした,見事なスパイ・スリラー(espionage thriller)へと変貌を遂げる(transforms)。
13. 宇宙戦争(War of the Worlds,2005)
H・G・ウェルズのSF古典(sci-fi staple)を現代風にアレンジした本作は,2000年代半ばのニューヨークを舞台に,死の光線を放つ巨大な機械を操る異星人の襲撃部隊(strike force)によって壊滅的な被害を受ける(wreak havoc)。
現代版の舞台設定と,炎に包まれた都市破壊の描写は,当時あまりにも記憶に新しい9.11同時多発テロの映像を彷彿とさせる。そして,あらゆる地球規模の戦争(terrestrial war)と同様に,『宇宙戦争』もまた容赦ない(merciless)。そしてトム・クルーズは?映画史に残る,ダメ男(deadbeat)から最高の父親へと見事にカムバックを果たしている。
12. ディスクロージャー・デイ(Disclosure Day,2026)
昨年ついに発表された時,誰もがスピルバーグ監督の 異星人SF(alien sci-fi)復帰作は 『未知との遭遇』や『E.T.』のようなSFジャンルへの回帰を意味すると予想した。実際,噂さえあった ― 今思えば,それは単なる憶測に過ぎなかったのだが ― 『ディスクロージャー・デイ』 は実は『未知との遭遇』の続編としてひっそりと公開されるのではないか,と。
しかし,今となってはそうではないことが分かっている:スピルバーグ監督の最新作は,スタイルとトーンにおいて,『ミュンヘン』や『ブリッジ・オブ・スパイ』といった70年代のスリラー作品に近い。悪徳企業から追われる内部告発者(whistleblower)(ジョシュ・オコナー)が,地球外生命体の存在を世界に暴露しようとする物語 ―そして,カンザスシティの気象学者(エミリー・ブラント)との謎めいた繋がり ―『ディスクロージャー・デイ』は,息を呑むような追跡シーン,迫力満点の(killer)アクション・シーン,そして人間味あふれる美しい瞬間が満載だ。
(ネタバレは避けて書く。)本作は、スピルバーグ監督の映像表現が最も独創的な作品であると同時に、彼の最も露骨なまでの陳腐さが際立っている作品でもある。後者に対するあなたの耐性が、『ディスクロージャー・デイ』がヒット作となるか失敗作となるかを左右するだろうが、スピルバーグファンにとっては間違いなく大ヒット作となるだろう。
11. ミュンヘン(Munich,2005)
無秩序な広がり(sprawling)でありながら緊迫感あふれる(taut)政治スリラーである『ミュンヘン』は,スピルバーグ監督がキャリア後半で何度も繰り返し取り上げることになる,いわゆる「お父さん映画(Dad Movie)」に近いサブジャンルの最初の例と言えるだろう。『ブリッジ・オブ・スパイ』から『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(The Post)』まで,スリリングな要素を盛り込んだ歴史劇は、まさにスピルバーグ作品の系譜を受け継いでいる。
『ミュンヘン』では,1972年 ミュンヘン・オリンピックでイスラエル選手団のメンバーがパレスチナ過激派(Palestinian militants)によって殺害された事件の余波(aftermath)が描かれる。モサドは白紙委任状(blank check)を手に,復讐心に燃え(thirst for revenge),一人ずつ暗殺していく。エリック・バナとダニエル・クレイグが主演を務める本作は,世界を股にかける(globetrotting)復讐劇(revenge flick)だ。
10. レイダース/失われたアーク《聖櫃》(Raiders of the Lost Ark,1981)
ハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズが黄金の偶像を砂袋と交換する瞬間から,岩(boulder)と怒り狂った原住民に追われながら飛行機の後部座席で命がけの脱出劇(breakneck escape)を繰り広げるまで,観客はこれから何か特別なことが起こる予感を覚えるだろう。
今となっては,『レイダース』が史上最高のアクション・アドベンチャー映画の一つとして高く評価され,インディが映画界のトップ5に入るヒーローであることは周知の事実である。それでもなお,この作品は何度見ても色褪せることはない(yet it never gets old)。
9. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me if You Can,2002)
息もつかせぬ展開(breakneck)と切れ味鋭い(whip-smart)脚本が光る伝記ドラマ(biographical drama),2002年公開の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は,レオナルド・ディカプリオが実在の詐欺師フランク・アバグネイル・ジュニアを演じ,彼の数々の滑稽な(hilarious)悪行(misdeeds)を描いている(もっとも,今となっては,そのどこまでが実際に起こったのかを断定するのは難しい)。
トム・ハンクスは,彼の事件を担当する老練なFBI捜査官を演じる。本作をありきたりな犯罪コメディ(crime caper)と一線を画しているのは,スピルバーグ監督の人間味あふれるタッチである:二人の間に最終的に芽生えるのは,渋々ながらも(begrudging)互いを尊重する気持ちであり,それは「男の子は男の子(boys will be boys)だから仕方ない」という類の,深く心に響くものがある。
8. ウエスト・サイド・ストーリー(West Side Story,2021)
スピルバーグ作品には,緻密に振り付けられた(intricately choreographed)ダンスのように息を呑むほど美しい場面(stunning setpieces)が数多く存在するが,『ウエスト・サイド・ストーリー』が監督初の(first foray)ミュージカル作品だったとは,にわかには信じがたい。ジェッツ対シャークスの抗争を描いた本作は,1961年の映画版を驚くほど軽々と凌駕し,運命に翻弄される恋人たち,トニーとマリアの姿をカメラが捉えるたびに,その歩みが途切れることはない。
正直なところ,ハイライトを一つだけ選ぶのは不可能だ。‘A Boy Like That/I Have a Love’ におけるレイチェル・ゼグラーとアリアナ・デボーズの力強い歌声;‘Cool’ で足場を飛び回るマイク・ファイスト;‘Gee, Officer Krupke’ の嵐のようなダンス・シーン;‘America’ のすべてが素晴らしい。どれもこれも,欠点など一つもない。
7. プライベート・ライアン(Saving Private Ryan,1998)
『プライベート・ライアン』といえば,ノルマンディー上陸作戦を思い浮かべるだろう。史上最高のオープニングシーンの一つと評されるスピルバーグ監督のこの戦争叙事詩は,トム・ハンクス率いる米兵が砲火の中,オマハ・ビーチに上陸する凄惨な場面(bleak depiction)で幕を開ける。その後の展開も素晴らしい!戦争がもたらす人的犠牲を容赦なく描き出した 『シンドラーのリスト』に続く,力強い作品である。
6. シンドラーのリスト(Schindler's List,1993)
3時間15分という長尺を誇る『シンドラーのリスト』は,第三帝国(the Third Reich)の虐殺(genocide)を他に類を見ないほど衝撃的に描いた作品である。あらゆる場面で身の毛もよだつような(bone-chilling)暴力が繰り広げられ,登場人物たちは気まぐれに(on a whim)処刑される。
しかし,物語の中心となるのは,ナチスの計画を巡る二人の対立する勢力だ:一人は,できる限り多くのポーランド系ユダヤ人を自らの工場に救い出す心優しい(benevolent)工場主オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)。もう一人は,彼らを根絶すること(extinguishment)を使命とする残忍なSS長官アモン・ゲート(レイフ・ファインズ)。スピルバーグは,これより優れた2人の演技を監督したことはまだない。
5. フェイブルマンズ(The Fabelmans,2022)
スピルバーグの私生活への思いは,彼のフィルモグラフィー全体に色濃く反映されている; 彼は 『E.T.』が少なくとも部分的には両親の離婚に触発されたものであり,その中心テーマは繋がりを求める切望であると公言している。(「すぐそばにいるよ。」というセリフは,E.T.が週末の父親だと想像すると,全く違った響きを持つ。)
しかし,『ファベルマンズ』は,スピルバーグの生い立ちを文字通りフィクション化した作品であり,最も明白に自伝的な映画と言えるだろう。彼の分身である少年サミー・ファベルマン(ガブリエル・ラベル)は,1950年代に映画カメラを手に取り,両親の破綻した結婚生活から逃れるために,想像の世界に身を投じる。
4. 未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind,1977)
スピルバーグ監督初のSF作品となる本作では,リチャード・ドレイファス演じる中西部の便利屋がUFOと遭遇し,個人的,そして宇宙的な驚くべき結果をもたらす。星から降りてきた存在は,脅威的な(menacing)星間侵略者(interstellar marauders)ではなく,好奇心旺盛な探検家(inquisitive explorers)であるという点で,人類初の宇宙人との接触について,清々しいほど楽観的な美しい映画となっている。
3. ジョーズ(Jaws,1975)
多くの映画ファンが夏のブロックバスター映画の先駆けと評する『ジョーズ』は,1975年の興行収入(box office)を津波のように席巻し,同時に新たな恐怖症(phobia)を世に広めた。おそらく,この驚異的な成功こそが,船尾から船首まで(from stern to bow)浸水するという伝説的に悲惨な撮影を,スピルバーグ監督,スタッフ,そして出演者たちに十分に報いる唯一のものだったのだろう。タイトルにもなっている主役の機械仕掛けのサメもまた,ドレイファス,シャイダー,ショウを襲おうとするよりも故障している時間の方が長かったという,まさに脅威だった。それでもなお,『ジョーズ』はハリウッドの歴史と,当時若きスピルバーグ監督のスタジオ映画監督としてのキャリアの両方において,画期的な作品となり,『未知との遭遇』をはじめとするその後の作品への道を開いた。
2. E.T. (E.T. the Extra-Terrestrial,1982)
スピルバーグ監督の数々のメガ・ヒット作の中でも,E.T. ほど大衆文化,そして率直に言って私たちの取るに足らない人間の心に,これほど長く影響を与え続けた作品は他にないだろう。この作品は、大衆を魅了するファミリー向け大作映画のあり方を根本から塗り替えたと言っても過言ではない。
今夜,月明かりに照らされた(moonlit)空を見上げれば,そこに自転車が疾走するシルエットが浮かび上がるのを想像するかもしれない。シャワーを浴びながら何気なく(nonchalantly)口ずさむメロディーの宝庫に,ジョン・ウィリアムズのテーマ曲は間違いなく上位にランクインするだろう。E.T.とエリオット(ヘンリー・トーマス)が私たちに教えてくれた愛と寛容の精神は,永遠に生き続けるだろう。
1. ジュラシック・パーク(Jurassic Park,1993)
ローラ・ダーンは,巨大な首長竜の姿に圧倒され(awestruck),『ジュラシック・パーク』で恐竜が本格的に姿を現した瞬間,サングラスを勢いよく外してしまう。世界中の子供たちも,きっと同じように反応したに違いない ― 少なくとも,同じようにファッショナブルなサングラスをかけていた子供たちは。
本作のクリーチャー・エフェクト(creature effects)は,実写とCGを駆使した先駆的な技術の結晶であり,その壮大さは今なお色褪せることなく,ワールド・トリロジー(World trilogy)の姉妹作でさえも凌駕する。1993年,満員の映画館で,後に大ヒット作となる運命を知らずに,公開当時この映画を観た人々の姿を想像してみてほしい。
スピルバーグはそれまで,独自の感性を持つ巨匠監督としての地位を確立していたが,『ジュラシック・パーク』は,『ジョーズ』以来明らかだったはずの事実を決定づけた(crystallised) - 彼は単なる凡庸な映画監督ではなく(no mere mortal auteur),まさに魔法使いなのだ(a goddamn magician)。
(転載了)
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2026年7月25日 (土)
発売予定のない “Aston Martin SUV / Dreadnought”
‘CAR AND DRIVER’,July 16. 2026付け
“This Crazy V-12-Powered Aston Martin SUV Is Ready for Battle”
「V12エンジンを搭載したこの常軌を逸したアストン・マーティン製SUVは,まさに戦闘準備完了」
に見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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The Dreadnought will exist solely in the virtual world of Call of Duty: Modern Warfare 4, and it looks like an absolute beast.
「ドレッドノート」は ‘Call of Duty: Modern Warfare 4’ の仮想世界にのみ登場し,その姿はまさに圧倒的な「怪物」といった趣である。
・‘Aston Martin’は,‘Call of Duty: Modern Warfare 4’の開発チームとタッグを組み,‘Dreadnought’と名付けられた オフ・ロードSUVを制作した。
・V12エンジンと全輪駆動(AWD:all-wheel-drive)システムを搭載した ‘Dreadnought’は,ゲーム内限定の車両として登場し,そのデザインは極めて大胆かつ力強いものとなっている。
・‘Call of Duty: Modern Warfare 4’ は,2026年10月23日に発売される予定である。
‘Aston Martin’ といえば,歴史に残る名作アクション映画シリーズとの結びつきで知られているが,今後は世界最大級のビデオ・ゲーム・ブランドともその名を並べることになるかもしれない。同社は ‘Infinity Ward’ および ‘Activision’ と協力し,SUV ‘Dreadnought’ を制作した。この圧倒的な迫力を放つ(badass)SUVは,今年10月に発売される ‘Call of Duty: Modern Warfare 4’ のゲーム内限定で登場する。
アグレッシブなスタイルの2ドア SUVである ‘Dreadnought’ は,翼のエンブレムを冠する ‘Aston Martin’ にふさわしいラグジュアリーな乗り心地を提供しつつ,最大限のオフ・ロード性能を実現するように設計されている。技術的な詳細は限られているが - 何しろビデオゲームの車だから - ‘Aston Martin’ によると,‘Dreadnought’ はV型12気筒エンジンと四輪駆動システムを搭載しているとのことである。同社は 「スーパーカー並みのパフォーマンス」に加え,堅牢な装甲(robust armor)と「適応型戦闘ゾーン・インテリジェンス・システム(adaptive combat zone intelligence systems)」を誇らしげに謳っている。
精悍な印象を与える(angry-looking)ボディワークはカーボン・ファイバー製で,シャープなラインと鋭角が特徴である。フロントには,階段状に配置された3本のLEDストリップからなるヘッドライトがボディワークに埋め込まれ,長方形のグリルには2つの正方形LEDスポットライトが配置されている。その下には,もう一つのグリル開口部,2つの牽引フック,そしてシルバーのスキッド・プレートが備えられている。
頑丈そうな巨大なホイールにはブロック・パターンのタイヤが装着され,台形のホイール・アーチの下に収まっている。また,ワイドなトレッド幅が ‘Dreadnought’ に圧倒的な存在感を与えている。車体の大きさに比べるとキャビンは比較的コンパクトに見え,ルーフ上には補助照明として2本のLEDストリップが配置されている。
リア周りはフロント以上に大胆なデザインで,特徴的なダックテール・スポイラーや,リア・ウィンドウの代わりに設けられたスリット状のルーバーが目を引く。8つのLEDセグメントで構成されたテールライトは,「ヴァルカン(Vulcan)」や 「ヴァリアント(Valiant)」,「ヴァラー(Valour)」といった過去の ‘Aston Martin’ の限定モデルを彷彿とさせる。巨大な4本出しエキゾースト・パイプの上には2つの牽引フックが突き出ており,リア・バンパーは実際上存在しない。タイヤが完全に露出しているため,優れたデパーチャー・アングルが確保されている。
インテリアは,高級感を保ちつつもタクティカルな雰囲気を漂わせている。ダッシュボード,シート,ステアリング・ホイールにはミリタリー・グリーン・カラーのレザーが採用され,‘Aston Martin’ のエンブレム,ステッチ,トリム,シフト・レバーにはメタリック・ゴールドの仕上げが施されている。八角形のステアリング・ホイールの奥には円形のメーターが2つ配置され,ダッシュボードを横切るように伸びる薄い長方形のベゼル内には,複数のスクリーンが組み込まれている。
‘Dreadnought’ は非常に魅力的な車両だが,‘Aston Martin’ はこのSUVをゲーム内限定の存在とする方針であり,現実世界での市販化などの計画はない。ニューヨークで開催される ‘Fanatics Fest’ に実物大モデルが展示されることを除けば,あくまでデジタル上の車両にとどまる。ゲーム内では,‘DMZ’ および ‘Call of Duty: Warzone’ の両モードにおいて,マップ上の主要な地点でこの車両を見つけることができる。‘Call of Duty: Modern Warfare 4’ は Xbox Series X|S,PlayStation 5,PC および Nintendo Switch 2 向けに,10月23日より世界各国で発売される。
(転載了)
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‘HUMMER’ の後継車? と思いましたが,・・・ 。
2026年7月24日 (金)
中国の新型潜水艦 ― ‘Sailless’ design
‘NAVAL NEWS’,June 3, 2026付け
“New Mystery Submarine Signals China’s Rapid Undersea Expansion”
「中国の急速な海中進出を示す,謎の新型潜水艦」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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中国は他国が追随できないほどのペースで潜水艦を次々と進水させている。従来の潜水艦に見られる「セイル(司令塔)」を廃した(dispenses with),特徴的かつ革新的なデザインの最新鋭艦の登場は,同国の潜水艦戦力が能力と技術の両面で進化を続けていることを示す新たな一歩と言える。公式情報がほとんどないため,この新型艦の目的や能力を把握するには,主に情報収集や専門家による分析に頼らざるを得ない。
欧米諸国の海軍が同時に1〜2隻の潜水艦を建造するのが精一杯であるのに対し,中国は加速するペースで潜水艦を量産し続けている。過去5年間で進水させた潜水艦は約15〜20隻に上り,その中には少なくとも8隻の新型艦が含まれている。
そして今回,上海において,これまで報告されておらず,予想外でもあった新型艦が確認された。大型で流線型の船体を持つこの艦は,未来的な(futuristic)「セイルレス(sailless)」設計であるという点で注目に値する(noteworthy)。
New Submarine Launched / 新型潜水艦が進水
こ数日,衛星画像(satellite imagery)で新型潜水艦の姿が確認されている。5月31日と6月1日には,上海にあるJN造船所(Jiangnan Shipyard)の艤装用ドック(fitting out basin)外側で,桟橋用バージ(jetty barge)の横に係留されている同艦の姿が捉えられた。同造船所は大型水上戦闘艦の建造で知られるが,潜水艦の建造にも携わってきた実績がある。ただし,これまでに原子力潜水艦を建造したことはない。今回の進水について公式な発表はなく,中国国内の公開情報でも一切言及されていない。
この潜水艦の主な特徴は,流線型の艦首(sleek bow),X字型舵(X-form rudders),そしてセイル(艦橋構造物)が極めて小さい(minimal sail)ことである。中国は以前にもセイルを持たない潜水艦の試験を行っており,その1隻は今回と同じ造船所で建造された。実際,その旧型の艦は現在も同造船所の岸壁に係留されている。こうした形状(configuration)が採用されたのは,おそらく抵抗を低減する(reduce drag)ためと考えられる。
これと並行して,ほぼ同時期に渤海にある葫芦島(フルダオ)造船所(Huludao shipyard)でも,別の潜水艦が進水した可能性がある。同造船所は原子力潜水艦の建造を専門とする施設として知られている。まだ確認はされていないが,この2隻目の潜水艦も上海で建造されたものと同型であると推測されている。2つの造船所でそれぞれ潜水艦が建造・進水されたという事実は,極めて重要な意味を持つ。
Questions About Mystery Submarine Remain
謎の潜水艦をめぐる疑問
この潜水艦は,全長約120 m(394 ft),全幅10~11 m(33~36 ft)という規模である。これは,ここ数ヶ月の間に渤海で進水したもう一隻の新型潜水艦と比べると,全長は長いものの幅は狭いものとなっている。この艦が新たな艦級であることは間違いない。
2月に初めて報じられた艦は,以前から登場が予想されていた(long-anticipated)「095型」(09V型とも表記)攻撃型潜水艦であると暫定的に(provisionally)特定されていた。当時,その艦は事前の予想に合致しており,その特定は理にかなったものだった。しかし,今回これと似た規模の2隻目の潜水艦が出現したことで,どちらが「095型」なのかという疑問が新たに生じている。
この新型潜水艦が弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN:Strategic Submarine Ballistic Nuclear)である可能性は低いと考えられる。最新のJL-3ミサイルが大型であることを踏まえると,SSBNであれば,より大きな船体になっているはずだからである。
新型潜水艦の役割や推進方式については,依然として不明な点が多い。推進方式に関しては,その艦体サイズを考慮すると,標準的な原子力推進である可能性が最も高い。もし通常動力(conventionally powered)(非原子力)であるとすれば,世界で運用されている通常動力潜水艦の中で圧倒的に最大のものとなる。
中国はまた,低出力の原子炉をAIP(air independent power:非大気依存推進)の一種として機能させる,より小型の「原子力AIP」推進システムの開発も進めている。これはスターリング機関や燃料電池といった他のAIP方式と類似しているが,より大きな出力を得られ,実質的に無制限の航続能力を実現できる可能性がある。
原子力AIPを採用した初の潜水艦である041型(周級:Zhou class)は,2024年に武漢の武昌造船所で進水した。新型艦にも同様のコンセプトが採用されている可能性はあるが,従来の原子力推進である場合と比べると,その可能性は低いとみられる。
中国海軍(PLAN:People's Liberation Army Navy)は,最新鋭の潜水艦について外部の観測者に情報を開示する義務はないと考えている。他国とは異なり,建造の発注や,多くの場合における進水についても公式な発表は行われない。これは特に,各級の1番艦において顕著である。そのため,未解明の点について何らかの手がかりを得るには,アナリストが詳細な分析を行う必要がある。
(転載了)
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トランプの 愚かな発言選(その5)。
‘indy100’
“43 most stupid things Donald Trump has ever said”
「ドナルド・トランプがこれまでに発言した,最も愚かな43のこと」
を 下記,抜粋,拙訳・転載します。
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Whether you love him or hate him, Donald Trump is undoubtedly unafraid to speak his mind - even if it means getting ridiculed mercilessly by the internet.
ドナルド・トランプを好きであろうと嫌いであろうと,彼が自分の意見を臆することなく口にする人物であることは間違いない - たとえ,それがインターネット上で容赦なく嘲笑されることを意味しても。
“covfefe” (何のことか知っている人はいるだろうか?)の発明から,「欲張りすぎることはない(can't be too greedy)」(まさにその通りだ)という発言まで,大統領の口からは笑いを誘うような発言(comedy gold)は尽きない。
彼が2期目の大統領に就任してから1年以上が経った。そこで,当然ながら,ドナルド・トランプがこれまでに発言した最も愚かな発言(stupidest things)43選をまとめてみた … もちろん,あくまで主観的な判断だが。
(*ここでは 発言の新しい方から順に抜粋して示す。その5)
23. Trump claims he's the only president ever to have donated his salary
トランプ,自身の給与を寄付した唯一の大統領だと主張
ドナルド・トランプは自身の大統領としての給与について驚くべき主張を行ったが,世間の反応は一様。
米国大統領は在任中,薬価に関する突飛な(outlandish)発言から「人間が握手できる限界を超えた数の人々と握手した」といった主張に至るまで,数多くの荒唐無稽な発言(wild claims)を繰り返してきた。
最近では,自身のSNS ‘Truth Social’への自慢話(brag)で,年俸40万ドルの給与を寄付した「唯一の大統領」であると主張した。
しかし,給与を寄付した唯一の大統領であるという主張は正しくない(ジョン・F・ケネディやハーバート・フーヴァーなど,過去の大統領数名も給与を寄付している)。それだけでなく,多くの人々は,彼がゴルフに巨額の(eye-watering)公費を費やしたことや,在任中に莫大な利益を上げたことについても指摘している。
ゴルフの活動状況を追跡するウェブサイト ‘Did Trump Golf Today?’ によると,トランプの在任期間の24.5%がゴルフに費やされたとのことである。
22. Donald Trump expects another 'thank you' for doing the right thing
ドナルド・トランプ,正しい行いに対する「感謝」を再び期待
ウクライナをめぐる対立(bust-up)に続き,トランプは紛争地域への支援 ― 今回はガザで続く惨状(devastation)への対応 ― についても,再び「感謝」の言葉を期待しているようだ。
日曜日にスコットランドで,欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長を隣に座らせたトランプは,記者団に対し次のように語った: 「我々は2週間前,食料支援として6000万ドルを拠出した - それなのに,誰もそのことに触れさえしなかった」
「ひどい話だ。誰か一人でも 『ありがとう』と言ってくれればと思うものだろう……。 誰も認めず,誰も話題にしない。そういう扱いを受けると,少し嫌な気分になるものだ。」
「我々以外には誰も拠出しなかったし,『いやあ,本当にありがとう』と言ってくれる人もいなかった。せめて感謝の言葉くらいはあってもいいはずだ。」
How very charitable.
なんとも慈悲深いことだ。
21. Trump wants to rename AI - and his suggestion makes no sense
トランプ,AIの名称変更を要求 ― その提案は意味不明
ドナルド・トランプは人工知能(AI)が気に入らないようだ…少なくともその名称は。彼は奇妙なことに(bizarrely),AIの名称変更を要求した。
(連邦政府機関向けに「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に改名しただけでは不十分だったようだ。)
米国大統領は7月24日,人工知能サミットに出席し,演説の中でこの名称変更(linguistic query)の要求をした。
「世界中で誰もが人工知能について語っている。私はそれが人工的すぎると思う。我慢できない。名前すら好きではない。」とトランプは両手を振り上げながら(tossing)言った。
「人工的ではない。天才的だ。純粋な天才だ。」と,彼はこの開発中の技術について述べた。
この提案が受け入れられるかどうかは定かではない。
20. Donald Trump says a day like The Purge would ‘curb crime’
ドナルド・トランプ,『パージ』のような日を設ければ「犯罪を抑制できる」と発言
選挙運動中,トランプは万引きなどの犯罪に対処するため,警察に「極めて暴力的な一日」を認めることで窃盗を阻止できると述べた。この発言は「21世紀で最も危険な演説の一つ」と評されている。
9月29日,ペンシルベニア州エリーでの集会において,トランプは犯罪率が急増している(skyrocketing)と主張した(これは恐怖を煽るために極右勢力が一貫して行っている虚偽の主張)。そして,その主な原因は移民にあると述べた。
さらに彼は,この問題への対処法として,殺人を含むあらゆる犯罪が12時間だけ合法化されるディストピア・アクション・ホラー(dystopian action horror)映画シリーズ『パージ(The Purge)』のような手法を挙げた。私たちに言わせれば,決して賢明な選択とは言えない。
19. Trump makes joke about supporter being killed at Pennsylvania rally
トランプ氏、ペンシルベニア州の集会で殺害された支持者について冗談を飛ばす
報道によると,ドナルド・トランプは非公開の資金集めパーティーの席で,7月にペンシルベニア州バトラーで起きた自身への暗殺未遂事件の際に殺害された支持者,コーリー・コンペラトーレ(Corey Comperatore)の未亡人に言及し,冗談を口にした。
ガーディアン紙は,8月10日にコロラド州アスペンで開かれた夕食会の12分間の録音を入手したと報じた。その録音の中でトランプは,暴言を吐いたり(swearing),他国の刑務所から釈放された「殺人犯」の集団がアメリカに流入していると主張したりしたほか,コンペラトーレの遺族をネタにした冗談を言っていた。
トランプは次のように語ったと伝えられている:「彼らは何百万ドルもの金を手にするわけだが,あの女性,奥さん,あの美しい女性に私が小切手を渡したとき ― 我々が小切手を渡したとき ― 彼女はこう言った『本当にありがたいですし,感謝しています。が,夫が戻ってきてくれる方がずっといいです。』 」
「まあ,この会場にいる女性の中には,同じようには言わない人もいるだろう。」
「少なくとも4組の夫婦を知っている。(アボット)知事,私の知る4組の夫婦がいて ― もちろん,あなたたちはその中に入らないけど。ここにいる少なくとも4組の夫婦なら,むしろ大喜びしただろう(thrilled)。」
(抜粋転載了)
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2026年7月23日 (木)
「スパイの巣窟」の汚名を濯ぐために ー
‘The Guardian’,July 15, 2026付け
‘“Den of spies”: why has Japan been easy prey for Russian espionage, and what is Tokyo doing about it?’
「『スパイの巣窟』:なぜ日本はロシアによるスパイ活動の格好の標的となってきたのか,そして日本政府はどう対応しているのか?」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Postwar rules limit state collection of intelligence and prosecution of illegal operatives, but the government of Sanae Takaichi is beefing up its capabilities
戦後の規定により,国家による情報収集や違法工作員の訴追は制限されてきたが,高市早苗を擁する政府は現在,その能力の強化を図っている。
ロシアによる「スパイの巣窟」との指摘を受け,日本はスパイ活動に対抗する必要性が高まっていることを認めている。
民主主義諸国の中で,おそらく外国人スパイにとって最も受け入れやすい環境であり続けて80年を経て,日本は ― 多くのケースにおいてスパイ行為自体は法的に違法とされてなかった ― が,今,独自の諜報・防諜能力の構築を急いでいる。
ウクライナ侵攻を続けるクレムリン(ロシア政府)のために技術を調達するロシア工作員にとって,日本がその拠点となっているとの報道がなされる中,日本政府は戦後最大規模となる安全保障・諜報体制の見直しを進めている。
日本はいかにしてスパイにとって格好の標的となってしまったのだろうか ― そして今,その問題を是正することはできるのだろうか。
Why are Japan’s spying laws and spycraft in the spotlight?
日本のスパイ関連法や諜報活動の実態が注目を集めているのはなぜ?
長らく,国際的な諜報員にとって「活動しやすい国(soft touch)」と見なされてき日本は,ウクライナ侵攻を受けてロシアの諜報員が欧米諸国から追放された後,流入する事態となった。
『日経ビジネス』は2022年8月,約120人のロシア諜報員(Russian intelligence officers)が日本で活動していると報じた。これは,ロシア側が技術系企業の従業員に接触を図っていることについて,警察が警告を発したことを受けての報道だった。
日経や時事通信が引用した情報筋によると,在京ロシア通商代表部の幹部ポストの一つには,常にSVR(KGBの海外部門を継承した組織)の諜報員が就いているとされている。
警視庁公安部は1月,日本の工作機械メーカーの従業員が,すでに日本を離れたSVRの諜報員と疑われる人物に対し,営業秘密を漏洩していたことを明らかにした。
さらに7月12日には,ニューヨーク・タイムズ紙が日本を「スパイの巣窟(den of spies)」と評する記事を掲載し,ロシアの国営航空会社アエロフロートの東京支社を拠点として、ウクライナ戦争に向けたロシアの技術調達工作(technology procurement operation)が行われていた詳細を報じた。
木原稔・内閣官房長官は月曜日(7月13日)の会見で,個別の事案についてはコメントを控えつつも,「安全保障環境が急激に変化する中,重要情報の窃取など,我が国の安全保障を脅かす外国の諜報活動に対処する必要性が高まっている」と認めた。
Why is Japan’s anti-espionage regime so weak?
なぜ日本の対スパイ体制はこれほど脆弱なのか?
日本の現代の政治・経済・法制度の多くと同様,その根本には,第二次世界大戦前および戦時中に行われた,異論(dissent)に対する苛烈な弾圧(brutal suppression)がもたらしたトラウマがある。
戦後の憲法は通信の秘密と表現の自由を保障しており,市民社会の合意と相まって,公的な監視活動は厳しく制限されてきた。
その結果,軍関係者や軍関連の契約業者を対象とするものを除き,日本にはスパイ行為(espionage)を取り締まる法律が存在しない状態が続いている。有罪判決を受けたスパイに軽い刑(lenient sentences)しか科されないという不名誉な(embarrassing)事例が相次いだ後,1985年には死刑も含む罰則を盛り込んだスパイ防止法(anti-spy act)の制定が試みられたが,広範な反発に遭い頓挫した。
「特定秘密保護法(the Specially Designated Secrets Act)」も同様に反対に直面したが,2013年に国会(the Diet)で可決・成立した。同法における最も重い罰則は,国家機密を漏洩した場合の懲役10年である。ロシア工作員が工作機械メーカーの技術者に接触を図った今年1月の事件では,警察がこれを「不正競争防止法違反(unfair competition)」の事案として検察に送致したことで,同法の不備や限界が露呈することとなった。
Does Japan have any spies of its own?
日本は独自の諜報員を擁しているのか?
戦後の日本には,特筆すべき(significant)諜報能力(spying capabilities)や諜報機関(intelligence agency)は存在しないと,国内外で広く信じられてきた。しかし,2009年から2012年にかけて日本の米軍基地で国家安全保障局(NSA:National Security Agency)の契約職員として勤務していた内部告発者(whistleblower),エドワード・スノーデン(Edward Snowden)が流出させた文書によって,日本の「情報本部電波部(DFS:Directorate for Signals Intelligence)」が1950年代からNSAと緊密に連携して活動していた事実が明らかになった。
その後,日本の公共放送であるNHKがニュースサイト「ザ・インターセプト(The Intercept)」と協力して行った2017年および2018年の調査により,少なくとも6つの施設において約1,700人の職員が電話やデジタル通信の傍受(eavesdropping)を24時間体制で行っていた実態が詳細に判明した。
活動内容は,その時々の首相とその側近にのみ報告される。同機関の本部は,東京・市ヶ谷にある防衛省の敷地内,「C1」と呼ばれる目立たない(nondescript)建物に置かれている。
NSAとDFSの協力関係は数十年にわたって深化しており,NSAは日本国内に少なくとも3つの主要な監視施設を維持している。その中には,日本側が約5億ドルの費用を負担した沖縄の監視基地も含まれる。流出した文書によれば,その見返りとして,NSAは日本の諜報員を訓練し,インターネット上の大量監視システム 「XKeyscore(エックスキースコア)」などの技術を提供してきたとされる。
What is Japan doing to up its spy game?
日本は諜報能力強化のために何を行っているのか?
高市早苗政権は,国会での圧倒的な議席数と,日本が現在直面している現実的な地政学的脅威への認識を背景に,戦後初となる本格的な諜報体制の抜本的改革を推進している。
5月に成立した「国家情報会議設置法」(the National Intelligence Council Establishment Act)に基づき,首相を議長とする会議体(council)と,これまで個別に実施されていた業務を統合した700人規模の「国家情報局(NIB:National Intelligence Bureau)」が新設される。
NIBは防諜活動(counterintelligence operations)を統括する役割を担い,国内で活動する外国工作員を対象とした新たな法案も2026年末までに提出される見通しである。
防衛省情報本部(DFS)は新設されるNIBと情報を共有しつつも,引き続き独立した組織として活動を継続する。
おそらく最も抜本的な措置(radical measure)と言えるのは,CIAやMI6に相当する新たな対外諜報機関(foreign intelligence agency)の設立であり,同機関は2028年初頭までに活動を開始する予定である。
(転載了)
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2026年7月22日 (水)
中国/習の好感度の向上は 米国/トランプの反動?
‘Pew Research Center’,July 15, 2026付け
“Views of China and Xi Are Improving Globally”
「世界的に中国と習への見方が改善傾向に」
の見出し調査報告を 下記,拙訳・転載します。
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But opinions are much less positive in wealthier nations, a 37-country survey finds
しかし,富裕国では依然として評価は低調,37ヶ国を対象とした調査で判明
この10年の初め,新型コロナウイルスのパンデミックの最中には,多くの国で中国に対する見方が歴史的な低水準にあった。しかし 近年では,中国に対して好意的な見方(positive views)が広まっており,一部の地域では過去最高を記録するほどになっている。
また,世界の情勢に関して中国の習近平国家主席が適切な行動をとると信頼する人の数も増えている。とはいえ,調査対象となった国々の大半,とりわけ一部の富裕国(the wealthier ones)においては,習に対する見方は依然として好意的なものよりも否定的なものの方が優勢である。
2026年2月8日から5月13日にかけて37ヶ国・4万5000人以上を対象に実施されたピュー・リサーチ・センターの新たな調査によると,これら2つの結果は,世界中で中国がどのように見られているかという全体像を浮き彫りにしている:
・中国に対する世論は改善傾向にある。
・欧州や東アジアの富裕国に比べ,ラテン・アメリカ,アフリカ,そして南アジアや東南アジアの一部といった新興国(emerging economies)では,中国に対してはるかに好意的な見方がなされている。
・中国に対する懸念も依然として残っており,具体的には,中国政府による個人の自由の尊重のあり方,近隣諸国との領土紛争の可能性,他国の内政への干渉などが挙げられる。
こうした変化は,米国に対する見方の変化と並行して生じている。中国のイメージが向上したことも一因だが,何よりも米国に対する評価が悪化したことにより,現在,25ヶ国で米国よりも中国の方が好意的に見られており,22ヶ国では ドナルド・トランプ米大統領よりも習の方が信頼されている。
Favorability of China / 中国に対する好感度
調査対象となった37ヶ国全体では,中国に対して好意的な見方を持つ人の割合は中央値で 51%,好意的でない見方を持つ人は 39%だった。
サハラ以南の(sub-Saharan)アフリカやラテン・アメリカでは,概して好意的な見方が優勢である。一方,ヨーロッパや北米では,やや否定的な見方が見られる。
中国に対する見方が最も好意的な地域と,最も否定的な地域は,いずれもアジア太平洋地域にある。パキスタンでは10人中9人が中国を好意的に見ているのに対し,日本の成人ではわずか11% にとどまっている。
アジア太平洋地域内におけるこうした見方の大きな隔たりは,より広範な傾向の一部と言える: すなわち,オーストラリア,日本,韓国といった比較的裕福な国々では,中国に対する見方が否定的になる傾向がある。シンガポールはこの傾向における明確な例外であり,調査対象国の中で最も高いGDPを誇る一方で,中国に対する好感度も国別中央値を大きく上回っている。
私たちの調査でも長年続いてきたことだが,ほとんどの国で若者は年配者よりも中国に対して好意的な見方をする傾向がある。また,一部の国では,自分をイデオロギー的に左派に置く人々の方が,イデオロギー的に右派に置く人々よりも中国に対してより肯定的な見方をする傾向がある。
Views over time / 時間の経過に伴う見方
近年,調査対象国の3分の1以上で中国への好感度が高まっている。より大きな変化の多くは,オーストラリア,カナダ,韓国,スウェーデンなど,過去5年間に歴史的に中国に対して否定的な見方が多かった国々で起きた。
一部の地域では,中国に対する見方は現在,歴史的最高値またはそれに近い水準に達している。たとえば,現在イタリア人の 51% が中国に対して肯定的な見方をしているが,2025 年には 45%,2022 年には 31% で,20 ポイント増加した。イタリア人の約半数が中国を好意的に見ているのは,約20年間の世論調査で初めてのことである。同様に,スペインでは現在,成人の 54%が中国に対して肯定的な見方をしており,昨年から17ポイント増加しており,スペイン人の中国に対する見方が過半数で肯定的となったのは2011年以来初めてである。
コロンビア,ギリシャ,ハンガリー,インドネシア,マレーシア,メキシコ,ナイジェリア,ペルー,シンガポール,スリランカ,トルコでも,中国に対する見方は歴史的最高かそれに近い水準にあるが,これらの国で我々が質問をしてきた期間には差がある。これらの同じ国の一部では,米国に対する評価が記録的な低さ,あるいはそれに近い水準にある。
しかし,中国に対する見方がより否定的になっている国もいくつかある。例えばイスラエルでは,中国に対する見方は歴史的低水準にあり,好意的はわずか19%で,昨年の33%,2019年の66%から低下した。(センターの昨年の調査では,中国がイスラエルとパレスチナ人の間の永続的な平和に向けた取り組みに役立つと考えているイスラエル人はほとんどいないことも判明した)。
タイ(-11ポイント)と南アフリカ(-5ポイント)では中国に対する好意的な見方は低下している。しかし,これらの国では,中国に対して好意的な見方をする人よりも,非好意的な見方をする人が依然として多い。
Confidence in Xi / 習への信頼度
国際情勢において習近平・中国国家主席が適切な対応をとるとの信頼度は,中国に対する好感度と多くの点で似通っている:
・信頼度が最も高いのはパキスタン,最も低いのは日本とイスラエルである。
・富裕な国ほど,彼のリーダーシップに対する肯定的な見方は少なくなっている。
・近年,多くの地域で習への信頼感が高まっている。
・一部の国では,高齢者や保守層に比べ,若年層やリベラル層の方が習を信頼する傾向がある。
最近になって評価が上向いているとはいえ,習への支持率は依然として比較的低い水準にある: 調査対象となった37ヶ国のうち,彼を肯定的に見ている国民が半数以上に達したのは11ヶ国にとどまる。それでも,20ヶ国近くにおいて,習への信頼度はトランプへの信頼度を大きく上回っている。
Is China seen as respectful of the personal freedoms of its people?
中国は国民の個人的な自由を尊重していると見なされているだろうか?
我々は10年以上にわたり,中国政府に対する見方,とりわけ同政府が国民の個人的な自由を尊重しているかどうかという点について調査を続けてきた。
概して言えば,この点において中国は肯定的に評価されていない。調査対象となった37ヶ国のうち,国民の個人的な自由を中国政府が尊重していると回答した人が半数以上に達したのは,わずか11ヶ国にとどまる。北米,欧州のほぼすべての国,日本,韓国,オーストラリアでは,およそ4分の3以上の人々が、中国政府はこうした自由を尊重していないと回答している。
一部の地域では,高齢層に比べて若年層の方が,中国政府は個人的な自由を尊重していると考える傾向が見られる。例えば,英国では35歳未満の成人の30%がそう考えているのに対し,50歳以上の層ではその割合は13% にとどまる。
一部の国では,前回調査時と比べて,こうした見方をする人の割合がわずかに増加している。例えばスペインでは,中国が国民の個人的な自由を尊重していると答えた人の割合が,2021年の10%から現在は19%へと上昇した。
個人的な自由の尊重という点では,中国よりも米国の方が肯定的に見られている。しかし,米国政府が国民の個人的な自由を尊重していると考える人の割合は,数年前と比べて減少している。
China’s image in middle-income countries / 中所得国における中国のイメージ
近年,中国の外交政策は中所得国を重視する傾向を強めている。例えば,中国はブラジルやペルーと緊密な経済・安全保障関係を築き,パキスタン,アルゼンチン,インドネシアなどの国々に対して主要な資金提供者となっているほか,トランプ政権に対抗する形でアフリカにおいて関税ゼロ政策を推進してきた。
こうした状況を踏まえ,我々は17の中所得国を対象に,中国の外交政策上の役割や,世界的なアクター(主体)としての中国がどのように認識されているかについて追加調査を行った。その結果,中所得国における中国のイメージは概して良好であることが明らかになった:
・多くの人々が,中国を信頼できるパートナーだと述べている。
・「中国は世界の平和と安定に貢献している」と考える人の方が,「貢献していない」と考える人よりも多くなっている。
・多くの人が,中国は外交政策を決定する際,自国のような国々の利益を考慮に入れていると考えている。
一方,中国が他国の内政に干渉しているかどうかについては,見方がやや分かれている。「中国は他国に干渉している」と回答した人の割合は,スリランカの68%から トルコの19%まで幅がある。
地域によって多少のばらつきが見られる: アジア太平洋地域やサハラ以南のアフリカの成人は,ラテン・アメリカやトルコの成人と比較して,これらの指標において中国に対してより肯定的な見方をする傾向がある。例えば,パキスタン,スリランカ,ケニアでは,回答者の約4分の3以上が,中国は国際的な政策決定を行う際に自国のような国の利益を考慮に入れていると答えているが,コロンビアでは28%,トルコでは16%がそう答えるにとどまっている。
アジア太平洋地域の中で,インドとフィリピンは例外的な傾向を示している。他のアジア太平洋諸国では10人中7人以上(過半数)が中国を信頼できるパートナーだと見なしているのに対し,フィリピンでは 42%,インドでは 33%しかそう答えていない。
我々は過去にも,特定の国々でこれらの質問をいくつか実施してきた。見解の変化に目を向けると,アルゼンチン,インドネシア,ケニア,メキシコ,南アフリカなど一部の国では,近年と比べて,中国が他国の利益を考慮していると答える人の割合が増加している。ケニアや南アフリカでは,中国が世界の平和と安定に貢献していると答える人も増えている。ただし,タイ,インドネシア,フィリピンといった中国近隣諸国では,これとは逆の傾向が見られる。
ブラジル,メキシコ,ナイジェリアでは,中国が他国の内政に干渉していると答える人の割合が減少している。特筆すべきは,調査対象となったこれら17の中所得国のいずれにおいても,「中国が他国の内政に干渉している」と答える人の割合が,「米国が他国の内政に干渉している」と答える人の割合を上回る国は一つもなかったという点である。
(転載了)
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日本人が 中国・習に対して 全ての項目で,調査対象国で最も否定的な回答をしているのが象徴的です。
2026年7月21日 (火)
米国の石油生産と消費から 世界の石油実態
‘Pew Research Center’,June 7, 2026付け
“What to know about U.S. oil production and consumption in 6 charts”
「6つのグラフで見る米国の石油生産と消費に関して知るべきこと」
の見出し調査報告を 下記,拙訳・転載します。
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The military conflict in Iran led to higher gasoline prices in the United States and around the world. In a Pew Research Center survey conducted in late March, 69% of U.S. adults said they were extremely or very concerned about higher fuel prices as a result of the war.
イランにおける軍事衝突は,米国および世界各地でのガソリン価格の上昇を招いた。3月下旬に実施されたピュー・リサーチ・センターの調査では,米国の成人の 69%が,この紛争に伴う燃料価格の高騰について「極めて」または「非常に」懸念していると回答している。
ここ数ヶ月間,多くの米国人がこうしたコストを懸念する中,米エネルギー情報局(EIA:Energy Information Administration)や国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)などのデータを基に,米国の石油生産および消費の動向を詳しく見ていく。
1 米国は世界最大の原油生産国である。長年にわたり,米国はロシアやサウジアラビアと並び,世界の原油生産国トップ3の一角を占めてきた。しかし,米エネルギー情報局(EIA)のデータによると,2018年に首位の座を獲得して以来,その地位を維持している。
この変化の主な要因は,岩石から石油や天然ガスを抽出する技術である 「水圧破砕法(hydraulic fracturing, or fracking)」の普及・拡大にある。2000年代以降,米国では水圧破砕法に関連するインフラが大幅に拡充され,石油・天然ガス双方の生産量が増加した。
また,米国はガソリン,軽油,ジェット燃料,さらにはプラスチックなどの素材製造に用いられる石油化学原料といった石油製品においても,世界最大の生産国となっている。加えて,天然ガスおよび天然ガス液(NGL)の生産量でも世界一を誇る。
2 米国は世界最大の石油生産国であると同時に,世界最大の石油消費国でもある。EIA(米エネルギー情報局)のデータによると,1998年以降,米国の石油消費量は一貫して世界の総消費量の約20%以上を占めている。
米国がライバルと見なされるようになったのは,つい最近,中国に対してである。1998年以降,中国の石油消費量は日量約400万バレルから約1700万バレルへと増加し,現在では世界全体の約16%を占めるに至っている。(欧州連合[EU]のデータは個別の国として合算されていないが,その総需要量は依然として米国や中国を下回っている。)
中国の石油消費量は,電気自動車(EV)の急速な普及,高速鉄道網の拡大,天然ガスを燃料とするトラックの利用増などを背景に,2027年にピークに達すると予測されている。2025年には,中国で販売された新車の半数以上(53%)を電気自動車またはハイブリッド車が占めた。
3 米国の原油生産量は現在,世界の約16%を占めており,2000年代半ばの約7%から増加している。原油市場における米国のシェアは,1980年代以来の高水準にある。
石油政策を協調させる11ヶ国で構成される石油輸出国機構(OPEC:the Organization of the Petroleum Exporting Countries)は,2025年時点で世界の原油生産量の約35%を占めていた。
2016年には,ロシアを含む他の産油国10ヶ国がOPECと合意し,‘OPEC+’が結成された。この拡大されたグループは,昨年,世界の原油生産量の55%を生産した。
2026年5月1日,アラブ首長国連邦(UAE)はOPECを正式に脱退した。同国単独でも,2025年の世界の原油生産量の約4%を占めていた。
4 米国は世界最大の原油生産国だが,依然として他国からの石油に依存している。原油の輸出量よりも輸入量が多いため,米国は原油の純輸入国となっている。2025年には1日あたり約220万バレル(純量)を輸入しており,その大半(57%)はカナダからのものだった。
米国では,自国で生産されるものとは異なる種類の石油が必要とされることも少なくない。米国の石油生産の大部分は軽質シェール・オイル(light shale oil)だが,国内の製油所の多くは,輸入が必要な重質原油の処理に最適化されているためである。
米国が石油の純輸入国であることには,他にも要因がある。例えば,地理的・物流的な事情により,米国内の油田から調達するよりも,海外から輸入する方が製油所にとってコストを抑えられるケースがある。
米国は依然として原油の純輸入国だが,国内生産の拡大に伴い,輸入量は2000年代半ば以降,大幅に減少している。一方,米国の原油輸出量は2010年以降に急増し,1日あたり4万2,000バレルから,2025年には同約400万バレルにまで増加した。
5 近年の石油市場の混乱を受け,米国の戦略石油備蓄(Strategic Petroleum Reserve)は1980年代初頭以来の低水準にある。この備蓄は1975年から存在する原油の緊急備蓄(emergency stockpile)である(ただし,EIAのデータは1982年以降のもの)。
2
022年に原油価格が高騰した際,当時のジョー・バイデン大統領は,備蓄から過去最大規模となる原油の放出を指示した。これは約7ヶ月間で1億8000万バレルに及ぶものだった。
今年3月11日,イランでの紛争が始まって間もなく,ドナルド・トランプ大統領は2番目の規模となる放出(4ヶ月間で1億7200万バレル)を発表した。現在進行中の放出により,備蓄量は1983年以来の低水準(わずか5年前の約半分)にまで低下しており,在庫量はデータ収集開始以来の最低水準に達すると見込まれている。
歴史的に見れば,これまでの石油放出量ははるかに小規模なものだった。国際エネルギー機関(IEA)は,「史上最大の供給途絶(largest supply disruption in history)」への対応として,緊急石油備蓄の放出としては過去最大規模の世界的放出を開始したと発表している。
6 米国は,多くのアジアやアフリカの国々と比べて,中東産原油への依存度が低くなっている。
IEA(国際エネルギー機関)によると,輸入量で見れば米国は中東産原油の輸入国として世界第7位だが,その依存割合(シェア)は著しく低くなっている。2024年において,米国の石油消費量に占める中東産原油の割合はわずか 3%であり,2017年の 8%から低下した。
一方,の多くの国々,特にアジアやアフリカの国々では,2024年時点でも中東産原油への依存度がはるかに高くなっていた。例えば日本では,国内消費量の8割近くが同地域からの原油で占められていた。
(転載了)
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最後の図の縦軸単位:‘metric tons’ は ×100(or ×1,000) が抜けているのでは?
日本の中東からの年間輸入量が 120,000MT? VLCC積載量の 半分?
トランプの 愚かな発言選(その4)。
‘indy100’
“43 most stupid things Donald Trump has ever said”
「ドナルド・トランプがこれまでに発言した,最も愚かな43のこと」
を 下記,抜粋,拙訳・転載します。
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Whether you love him or hate him, Donald Trump is undoubtedly unafraid to speak his mind - even if it means getting ridiculed mercilessly by the internet.
ドナルド・トランプを好きであろうと嫌いであろうと,彼が自分の意見を臆することなく口にする人物であることは間違いない - たとえ,それがインターネット上で容赦なく嘲笑されることを意味しても。
“covfefe” (何のことか知っている人はいるだろうか?)の発明から,「欲張りすぎることはない(can't be too greedy)」(まさにその通りだ)という発言まで,大統領の口からは笑いを誘うような発言(comedy gold)は尽きない。
彼が2期目の大統領に就任してから1年以上が経った。そこで,当然ながら,ドナルド・トランプがこれまでに発言した最も愚かな発言(stupidest things)43選をまとめてみた … もちろん,あくまで主観的な判断だが。
(*ここでは 発言の新しい方から順に抜粋して示す。その4)
28. Trump responds 'who?' when asked about assassinated Democrat
殺害された民主党議員について問われ,トランプ 「誰のこと?」と反応
ドナルド・トランプは,殺害された民主党議員メリッサ・ホートマンについて質問した記者への対応をめぐり,大きな批判を浴びている(sparked huge backlash)。
6月,ミネソタ州下院議長であるホートマンと夫,そして愛犬が,警察官になりすました(impersonating)男によって殺害された。容疑者のヴァンス・ルーサー・ボエルターは,同夜,別の民主党議員とその妻も銃撃していた。
記者は次のように質問した :「チャーリー・カークに対し,このホワイト・ハウスが様々な感動的な形で敬意を表してきたことを踏まえると,ミネソタ州下院議長のメリッサ・ホートマンが同じように暗殺者に銃撃された際,半旗を掲げることは適切な対応だったとお考えでしょうか?」
驚くべきことに,トランプはこう答えた:「うーん,よく知らない。誰のこと?」
27. Trump denies Epstein birthday book letter is his
トランプ,エプスタインの誕生日アルバムの書簡は自身のものであることを否定
ドナルド・トランプ大統領は,ギレーヌ・マックスウェルがジェフリー・エプスタインのために作成した2003年の誕生日アルバムに含まれていたメッセージに,自身が署名したことを否定した。
このアルバムは,下院監視・改革委員会が先月下旬,エプスタインの遺産管理団体に対して関連文書の提出を求めたことを受け,同委員会の民主党議員らによって公開されたものである。
ワシントンD.C.で夕食会に向かう際,トランプはこの件について「ナンセンスだ」と一蹴し,「私の署名ではない」,「私の話し方ではない。」と述べた。
さらに 彼は,「私を長年取材してきた人なら誰でも,あれが私の言葉遣いではないと分かるはずだ。」と付け加えた。
26. Trump claims European leaders gave him new nickname
トランプ,欧州の指導者から新たな愛称で呼ばれていると主張
自らの「成功」を誇大に語ることであれ,自分を良く見せるためにでっち上げた突拍子もない数字(wild figures)を持ち出すことであれ,トランプが自画自賛にいそしむ(his own cheerleader)のは今に始まったことではない。
しかし,これまでで最も奇妙な主張(bizarre claims)の一つと言えるのが,8月25日(月)に大統領執務室で記者団に対し,欧州の指導者たちが彼を「欧州の大統領(the president of Europe)」という愛称で呼んでいると語ったことだろう。
「彼ら(EUの指導者たち)は,冗談めかして(jokingly)私のことを『欧州の大統領』と呼ぶ。」とトランプは主張した。
「彼らは私を 『欧州の大統領』と呼んでいる。それは名誉なことだ。私は欧州が好きだし,彼らのことも好きだ。彼らは良い人たちであり,素晴らしい指導者たちだから。」
もっとも,その話を真に受ける人はほとんどいない。
25. Not understanding how prices work
価格の仕組みへの理解不足
ドナルド・トランプが最近行った「医薬品価格の引き下げ(cutting drug prices)」に関する主張をめぐり,彼の計算の妥当性が再び疑問視されている(under scrutiny)。結論から言えば,やはりその数字はつじつまが合わない。
中間選挙を控えた連邦議会の共和党議員に対してどのような助言をするかと問われた際,大統領は「医薬品価格の劇的な低下(tremendous drop in drug prices)」という不可解な主張(bizarre claim)を持ち出した。
「我々は医薬品価格を1,200%,1,300%,1,400%,あるいは1,500%も引き下げた。」と彼は述べた。
この発言の動画がソーシャル・メディアで拡散されると,トランプの提示した数字は即座に批判を浴びた。ネット上では,その計算通りだとすれば 「米国人は薬を受け取ることで金銭を受け取ることになってしまう。」と指摘され,最高司令官であるはずの同氏が価格の仕組みを理解していないとたしなめられる事態となった。
24. This bizarre rant about grass
芝生に関する,この奇妙なまくし立て
「いいか,芝生にも人間と同じように寿命がある。そして,ここの芝生はとっくにその寿命を終えている。公園を見ればわかるが,芝生はすっかり疲れ果て,くたびれ切っている。そこで,最高品質の芝生に張り替えるつもりだ。私は芝生について,実によく知っている。
(抜粋転載了)
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2026年7月20日 (月)
ウィンブルドンの “All-White Dress Code”
英国版GQ の電子版 ‘GQ-UK’,July 6, 2026付け
“Why does everyone wear white at Wimbledon?”
「なぜウィンブルドンでは誰もが白を身につけるのか?」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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150 years on, and tennis' strictest dress code is still going strong
150年を経て,今もテニス界で最も厳しいドレス・コードは健在
一年で最も素晴らしい季節がやってきた:ウィンブルドン選手権の開幕である。今後1週間ほど,世界屈指のテニス選手たちがロンドン南西部に集結し,センター・コートでのドラマや「悪役」的(villainy)な振る舞い,そして過去の例からすれば素晴らしいメンズ・ファッションを披露してくれることだろう。テニス界には4つのグランド・スラム(四大大会)があるが,選手たちがまるで高級なガーデン・パーティーに出席するかのような装いを求められるのは,この大会だけである。
全豪オープンが大胆な色使いを全面的に取り入れ,全仏オープンが比較的リラックスしたスタイルを許容し,全米オープンに至っては選手が少々奇抜な格好(a bit mad)をすることをむしろ推奨しているのに対し,ウィンブルドンは今なお,スポーツ界で最も厳しいドレス・コードの一つである 「オール・ホワイト(全身白)」のルールを堅持している。これは大会の最も有名な伝統の一つであるが,最も誤解されているルールの一つでもある。そこで,このルールの由来や実際の内容,そしてなぜウィンブルドンがこの伝統を守り続けている(refuses to let it go)のかについて解説する。
What is Wimbledon's all-white dress code?
ウィンブルドンの「オール・ホワイト」のドレス・コードとは,何か?
簡単に言えば,ウィンブルドンに出場する選手は,ほぼ全身白のウェアを着用することが義務付けられている。その対象は多岐にわたり,シャツ,ショートパンツ,スカート,ドレス,靴下,帽子,リストバンド,そしてシューズに至るまで,目に見えるものは基本的にすべてこの規定の対象となる。新しいデザインや色使いのウェアで個性をアピールすることの多い他のテニス大会とは異なり,ウィンブルドンでは徹底してシンプルさ(super pared-back)が追求されている。
その結果,この大会は他の主要なスポーツ・イベントとは全く異なる雰囲気を醸し出している - 鮮やかなピンク色のサッカー・シューズなどが登場するワールド・カップなどと比較すると,その違いは際立っている。
But… why? / しかし,なぜ?
そのルールを理解するには,ヴィクトリア朝時代まで遡る必要がある。19世紀後半にローン・テニスが人気を博し始めた頃,この競技は主に英国の上流階級の人々に親しまれていた。当時,特に社交の場(social settings)において,目に見える形で汗をかくこと(perspiration,i.e. sweating)は「品位に欠ける(improper)」と見なされていた。濃い色の生地に比べて白い衣類の方が汗染み(sweat marks)が目立ちにくいと考えられていたため,こうした活動には白いウェアが好んで選ばれるようになった。
1877年に史上初のウィンブルドン選手権が開催された時点で,白はすでにこの競技における定番の(go-to)ウェアとなっていた。それから数十年の間に,この伝統は大会のアイデンティティと深く結びついていく(intertwined)ことになった。
Is the dress code still the same?
ドレス・コードは今も同じか?
その通り!実は,現代のルールは多くの人が想像するよりもかなり厳しいものになっている。ウィンブルドンは単に「白を基調としたウェア」を求めているわけではない。大会の公式規定では,選手は「ほぼ全身白」のウェアを着用しなければならないと定められている。では,オフ・ホワイトやクリーム色,あるいはアイボリーならどうだろうか?残念ながら,それらは認められていない。
色付きの縁取り(トリム)の使用は厳しく制限され,ロゴは目立たないもの(discreet)である必要があり,細かな部分まで厳しくチェックされる。これまでに,大会の基準を満たさないシューズやアンダーショーツ,アクセサリーの変更を求められた選手は少なくない。例えば,ニック・キリオスは赤いウェアを着用したことで,5桁(数万ドル規模)の罰金を科されたこともあった(これについては後述)。
とはいえ,時代に合わせてルールも少しずつ変化している。2023年には,快適さや実用性に関する懸念の声を受け,女子選手が濃い色のアンダーショーツを着用することが認められると発表された。
Why does Ralph Lauren outfit Wimbledon?
なぜ ラルフ・ローレンがウィンブルドンのウェアを手がけているのか?
もちろん,ウィンブルドンの「オール・ホワイト(全身白)」は 選手だけの話ではない。ラルフ・ローレンは2006年以来,同大会の公式アウトフィッター(ウェア提供者)を務め,審判員やボール・パーソン,コート上の役員たちのユニフォームを制作してきた。これは現代のスポーツ界における最も息の長いパートナーシップの一つであり,これほど相性の良い組み合わせは他に考えられないだろう。
そもそもラルフ・ローレンは,プレッピーなアメリカン・スポーツウェアや,清潔感のあるオックスフォード・シャツ,、そしてカントリー・クラブの雰囲気をベースにその名声を築いてきた。ウィンブルドンは生粋の英国の大会だが,両者の世界観は驚くほど見事に調和している。
Which players have broken Wimbledon's dress code?
ウィンブルドンのドレス・コードに違反した選手は?
「単色(白)」を基本とするルールでありながら,実際にはかなりの数の物議を醸してきた。有名な例として,アンドレ・アガシが1980年代後半から90年代初頭にかけて数年間ウィンブルドンへの出場を見送ったことが挙げられるが,その理由の一つは,同大会の伝統的な方針を好まなかったことにあった。2013年には,ロジャー・フェデラーがオレンジ色のソール(靴底)のシューズを履き替えるよう求められた。
より最近の例では,2022年にニック・キリオスが赤色のジョーダン・ブランドのキャップを着用し,約£12,000の罰金を科された。また2023年には,ヤニック・シナーが自身のために特別に制作されたグッチのダッフルバッグを携えて会場入りした。一見するとウィンブルドン側が即座に禁止しそうな代物だったが,意外なことに,事前に大会関係者から特別な承認を得ていた。
Why does Wimbledon still enforce the all-white rule?
ウィンブルドンは なぜ今もなお全身白のルールを徹底しているのだろうか?
当然の疑問は,「なぜ150年近くも続くドレス・コードを今もなお維持しているのか?」ということだろう。それは,いつしか全身白のルールが実用性から外れ,ウィンブルドンのアイデンティティの一部となったからである。アスリートがパーソナル・ブランドの構築を奨励され,派手な色(louder colours)を身にまとい,あらゆる登場シーンをファッションの瞬間に変えようとする時代にあって,ウィンブルドンは他とは一線を画している。
それがウィンブルドンの独自性である。会場の向こう側からでも,ロゴやスコアボード,選手の顔さえ見なくても,ウィンブルドンの写真だとすぐに分かる。そして,皆が同じ色調で統一されているため,視線は自然と他の部分へと移る。ポロ・シャツのカットやショーツのドレープ,スニーカーのディテールなど,色そのものよりも細部に目が行くようになる。
好き嫌いは別として,全身白のルールはプロ・スポーツ界において,数少ない真にユニークなドレス・コードの一つと言えるだろう。最初は汗染みを隠すための方法だったのかもしれないが,1世紀半後に,はるかに大きなものへと発展した。
(転載了)
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2026年7月19日 (日)
信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)
‘Pew Research Center’,July 15, 2026付け
“People in Many Countries Now View China More Positively Than the U.S.”
「多くの国で,中国を米国よりも好意的に見る人が増えている」
の見出し報告を 下記,拙訳・転載します。
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More also have confidence in Xi than Trump, according to a survey in three dozen countries
30ヶ国以上を対象とした調査によると,トランプよりも習に対して信頼を寄せる人の方が多いことも明らかになった。
ドナルド・トランプ大統領の2期目が始まった昨年,米国に対する世界的な評価は悪化したが,それでも多くの人々は中国よりも米国に対して好意的な見方(positive opinion)を抱いていた。しかし,今年は,状況が変わっている。
More international public opinion on the U.S. and China
米国と中国に関する国際的な世論について
本報告書は,米国と中国が 世界の人々にどのように見られているかを比較するものである。
近年,中国に対する見方は改善する一方で米国に対する評価は低下しており(worsened),調査対象となった36ヶ国の大部分において,今や米国よりも中国の方が好意的に(positively)見られるようになっている。
国際情勢への対応において各国の指導者が適切な行動をとるとの信頼感についても,同様の傾向が見らる。ジョー・バイデン大統領の任期後半においては,調査対象国の多くで,中国の習近平国家主席に対する信頼感よりもバイデンに対する信頼感の方が高い水準にあった。ただし,2023年から2024年にかけて,多くの国でバイデンへの評価は低下した。
トランプの2期目の最初の2年で,米国大統領に対する評価は著しく悪化した。習に対して依然として不信感を抱く人は多いものの,彼を好意的に見る向きは広がっており,現在ではトランプよりも習を信頼できると答える人の方が全体として多くなっている。
米国が中国よりも依然として高い評価を得ている分野の一つに,個人の自由に関するものがある: 中国政府に比べて米国政府の方が,国民の個人の自由を尊重していると考える人が多い。とはいえ,その差は縮まりつつある - これは,米国政府が個人の自由を尊重していると考える人の割合が大幅に低下したことによるものである。
中国と米国が世界中で影響力を競い合う中,我々はラテン・アメリカの6ヶ国の人々が両国の外交上の役割をどう捉えているかについても調査した。かつて これらの国の人々は,中国よりも米国を信頼できるパートナーと見なす傾向があったが,現在では意見が分かれている国もいくつかある。
以下のセクションでは,米国と中国,その指導者,外交上の役割などに関する国際的な世論を比較する。調査結果は,2026年2月8日から5月13日にかけて実施された,成人42,151人を対象とする調査に基づいている。
・米国と中国に対する見方
・トランプと習に対する見方
・米国政府と中国政府は国民の個人の自由を尊重しているか?
・中所得国の人々は,外交における米国と中国の役割をどう見ているか?
Views of the U.S. and China
米国と中国に対する見方
調査対象となった36ヶ国の大部分において,米国よりも中国に対して好意的な見方をする人の方が多いという結果が出た。特にアジア太平洋地域や中東の一部の国々では,その差が顕著である。
米国に隣接するカナダやメキシコの人々もまた,米国より中国に対して好意的な見方をしている。
米国が中国よりも好意的に見られているのはわずか6ヶ国であり,そのうち4ヶ国はアジア太平洋地域(インド,日本,フィリピン,韓国)の国々である。
Views of the U.S. and China over time
米国と中国に対する見方の推移
調査対象となった多くの国において,米国よりも中国の方が好意的に評価されるようになったのは,比較的最近の変化である。こうした好感度の逆転は,両大国に対する見方の変化 ― すなわち中国への評価の向上と米国への評価の悪化 ― によってもたらされることが一般的である。
例えば,2023年時点ではカナダ人の過半数(57%)が米国に対して好意的な見方をしていたが,中国に対して好意的だったのは 14%だった。2025年には,米国と中国に対する好感度は同水準となった。そして現在では,米国(33%)よりも中国(44%)に対して好意的な見方をするカナダ人の方が多くなっている。
他の多くの国でも,同様の傾向が見られる。
Confidence in Trump and Xi
トランプと習への信頼度
トランプと習の双方に対する信頼度は,全体的に低い水準にある。しかし,調査対象となった36ヶ国の多くでは,習の方がより好意的に見られている。
例えば欧州諸国では,どちらの指導者も過半数から好意的な評価を得ているわけではないが,トランプに比べると習の方が好意的に受け止められる傾向がある。ドイツ,ギリシャ,イタリア,オランダ,スペイン,スウェーデン,英国では,習への評価がトランプを2桁の差で上回っている。もっとも,習に対する好意的な評価が最も高かった英国でさえ,その数値は37%にとどまっている。
一方,中国の近隣諸国であるインド,フィリピン,日本では,習よりもトランプの方が高い評価を得ている。韓国では現在,両氏に対する評価が同程度となっているが,これは昨年とは劇的に異なる状況である。昨年は,トランプ(33%)への信頼度が習(15%)の約2倍に上っていた。
More say the U.S. respects the freedoms of its people than China, but that gap is shrinking
中国よりも米国の方が国民の自由を尊重していると考える人は依然として多いものの,その差は縮まりつつある
我々は10年以上にわたり,米国と中国の政府が国民の個人的な自由を尊重していると思うかどうかを人々に尋ねてきた。そのデータは一貫してある傾向を示しており,中国政府よりも米国政府の方が国民の自由を尊重していると答える人の方が多いという結果が出ている。
しかし,この差は縮小している。その主な要因は,2021年に前回調査を行って以来,調査対象となったほぼすべての国において,「米国政府が国民の個人的な自由を尊重している」と答える人の割合が減少したことにある。
例えばスウェーデンでは,米国が個人的な自由を尊重していると答えた人の割合が,2021年の61%から現在は27%へと低下した。カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,オランダ,韓国,スペインでも同様に,25ポイント以上の低下が見られた。
多くの国において,これと並行して,中国が個人的な自由を尊重していると答える人の割合が増加している。例えばオーストラリアでは,この見解を持つ人の割合が11%となり,2021年から6ポイント上昇した。
その結果,今年調査を行った36ヶ国全体で見ると,米国や中国の政府が国民の個人的な自由を尊重していると答える人は少数派となっている。こうした傾向は,特に欧州や中南米で顕著である。例えばメキシコでは,中国政府が国民の個人的な自由を尊重していると答える人が約3分の1(35%)であるのに対し,米国政府について同様に答える人は20%にとどまっている。
米国政府と中国政府に対する認識において,際立った違いが見られる国がいくつかある。
・イスラエルでは,80%が「米国は国民の自由を尊重している」と回答したのに対し,中国について同様に答えたのはわずか15%だった。日本でも同様に大きな差が見られます(米国61%に対し、中国6%)。
・一方,バングラデシュ,インドネシア,マレーシア,タイ,そしてヨルダン川西岸地区や東エルサレムといった地域では,これとは対照的に,「中国の方が米国よりも個人の自由を尊重している」と考える人の割合が高くなっている。
Views on how Chinese and U.S. foreign policy affect the world
中国と米国の外交政策が世界に与える影響についての見解
近年,中国と米国の双方が,中所得国への関与を強めている。例えば中国は,ブラジルやペルーなどの国々と,経済および安全保障の面で緊密な関係を築いている。また,米国の国家安全保障戦略においても,東南アジア,中南米,中東への中国による大規模な輸出に対抗することの重要性が強調されている。
こうした状況を踏まえ,我々は調査対象とした中所得国(ラテン・アメリカ,サブサハラ・アフリカ,中東,アジア太平洋地域に位置する国々)において,米国と中国の外交政策に対する認識について追加の質問を行った。
関連情報:高所得国と中所得国で,中国に対する見方はどう異なるか?
調査対象となった17の中所得国では,中国の外交政策よりも米国の外交政策に対して,より多くの懸念が示されている。米国が他国の問題に「大いに(great deal)」または「ある程度(fair amount)」干渉していると回答した人の割合は中央値で75%に上る一方,中国については45%にとどまった。調査したほぼすべての国において,中国よりも米国を 「干渉する国」とみなす人の方が多いという結果が出ている。
同様に,これら多くの中所得国の人々は,米国よりも中国を信頼できるパートナーとみなしており,中国が世界の平和と安定に貢献していると考える傾向が強くなっている。
例えば南アフリカでは,72%が中国を自国にとって信頼できるパートナーだと見なしているのに対し,米国については46%にとどまっている。また,国際的な政策決定において自国のような国の利益を考慮しているかという点でも,米国(42%)よりも中国(64%)を挙げる南アフリカ人がはるかに多くなっている。一方,中国が世界の平和と安定に貢献していると考える南アフリカ人の割合は,2023年の47%から2026年には 64%へと増加した。
一部の国では,世界における中国の役割に対する見方にここ数年で大きな変化は見られない。しかしインドネシアでは,米国と中国の双方が世界の平和と安定に貢献しているとする回答の割合が,前回調査時と比べていずれも低下した。
アルゼンチン,ブラジル,コロンビア,ペルーといった中南米のいくつかの国では,米国と中国を信頼できるパートナーだと見なす割合が同程度となっている。これら2ヶ国に対する認識の差が最も大きく表れるのは、アジア太平洋地域である。例えばパキスタンでは,米国(36%)よりも中国(84%)を信頼できるパートナーだと考える人が圧倒的に多くなっている。対照的にフィリピンでは,中国(42%)よりも米国(81%)を信頼できるパートナーと見なす人がはるかに多くなっている。
(転載了)
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南シナ海のほぼ全域に独自の境界線「九段線」を引き,他国の排他的経済水域(EEZ)内で威圧的な行動を続け,国際法を無視した人工島の軍事拠点化や,他国船への危険な妨害行為を行っている中国の実状は 世界的には周知されてないのかも知れませんが,トランプの傍若無人ぶりは 間違いなく世界に広まっています。
トランプの 愚かな発言選(その3)。
‘indy100’
“43 most stupid things Donald Trump has ever said”
「ドナルド・トランプがこれまでに発言した,最も愚かな43のこと」
を 下記,抜粋,拙訳・転載します。
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Whether you love him or hate him, Donald Trump is undoubtedly unafraid to speak his mind - even if it means getting ridiculed mercilessly by the internet.
ドナルド・トランプを好きであろうと嫌いであろうと,彼が自分の意見を臆することなく口にする人物であることは間違いない - たとえ,それがインターネット上で容赦なく嘲笑されることを意味しても。
“covfefe” (何のことか知っている人はいるだろうか?)の発明から,「欲張りすぎることはない(can't be too greedy)」(まさにその通りだ)という発言まで,大統領の口からは笑いを誘うような発言(comedy gold)は尽きない。
彼が2期目の大統領に就任してから1年以上が経った。そこで,当然ながら,ドナルド・トランプがこれまでに発言した最も愚かな発言(stupidest things)43選をまとめてみた … もちろん,あくまで主観的な判断だが。
(*ここでは 発言の新しい方から順に抜粋して示す。その3:29~33)
33. Trump claims he's lost his voice from 'shouting at stupid people'
トランプ,「愚かな連中に怒鳴った」せいで声が枯れたと主張
ドナルド・トランプはホワイト・ハウスでの記者会見で,自身の声がかすれている(rasping)ことについて,貿易摩擦をめぐるやり取りの中で「愚かな連中に怒鳴った」ことが原因だ(chalking it up)と説明した。
声はかすれていた(hoarse)ものの,本人は「体調は万全だ」と強調し、喉の不調(vocal strain)は健康上の問題ではないと主張した。
トランプは,貿易交渉の内容を理解していないと感じた相手に対して「激怒した(blew [his] stack)」ことを明かし,「本当に愚かだ。」と付け加えた。
32. Trump claims there's "not enough" talented Americans
トランプ,有能な米国人は「不足している」と主張
‘Fox News’ のインタビューで,司会者のローラ・イングラハムは大統領に対し,H-1Bビザ(高度技能外国人労働者向けビザ)は政権にとって「最優先事項ではない(will not be a big priority)」のかと問い質した。
彼女はさらに,「米国人の賃金を上げたいのであれば,何千人もの外国人労働者を国内に大量に流入させるわけにはいかないだろう。」と指摘した。これに対し トランプは「まあ,その通りだが,優秀な人材を呼び込む必要もある。」と応じたが,イングラハムは「ここには優秀な人材がたくさんいる。」と主張を譲らなかった。
「いや,そうじゃない,そうじゃないんだ……」とトランプは反論した。「特定の分野の才能が不足しているということだ。人は学ばなければならない。失業中の人を連れてきて,『君を工場に入れてミサイルを作らせる』なんてことはできないだろう。」
再選に向けた選挙戦で反移民の姿勢を掲げていたトランプに,こうした一連の発言は,彼を熱烈に支持する ‘MAGA(Make America Great Again)’ 支持者たちの間では好意的に受け止められなかった。
31. Donald Trump thanks Darth Vader in speech
ドナルド・トランプ,演説でダース・ベイダーに感謝
10月21日火曜日,ホワイト・ハウスのローズ・ガーデンで行われた共和党上院議員との昼食会で,ドナルド・トランプがラス・ヴォート(Russ Vought)予算局長を「ダース・ベイダー(Darth Vader)」と紹介するという,異様な(surreal)展開となった。
トランプはその後,民主党の優先事項を削減した予算局長に「感謝」を述べ,「皆は彼をダース・ベイダーと呼ぶが,私は彼を立派な男と呼ぶ。」と付け加えた。
この奇妙なSF風の賛辞に対し,トランプが「素晴らしい仕事ぶりだ。」と感謝を述べた後,民主党議員たちに「二度と彼らを取り戻すことはできないだろう。」と断言すると,会場からはぎこちない,遅れた拍手が起こった。
30. Trump's response to Jimmy Kimmel's return is exactly what you'd expect
ジミー・キンメルの番組復帰に対するトランプの反応は,まさに予想通り
ABC(ディズニー傘下の放送局)は火曜日,深夜のトーク番組司会者ジミー・キンメルの番組を同夜から再開すると発表し,方針を劇的に転換した。同局は以前,故保守派活動家チャーリー・カークに関するキンメルの発言を受け、番組を「無期限」に休止すると決定していた。
案の定,トランプはこの計画変更に不満を抱き,ソーシャル・メディアで次のように激怒した(fumed)。「『フェイクニュースABC』がジミー・キンメルを番組に復帰させたなんて信じられない。
ABCはホワイト・ハウスに対し,彼の番組は打ち切りになったと伝えていたはずだ!その間に何かが起きたに違いない。彼の視聴者は消え失せているし,そもそも彼に『才能』などなかったのだから。
なぜ、これほど成績が悪く、面白くもなく、民主党を99%持ち上げるような『ゴミ』を流して局を危機に陥れるような人間を呼び戻すのか。彼は民主党全国委員会(DNC)の別働隊に過ぎない。私の知る限り,それは重大な違法選挙献金に当たるはずだ。
この件でABCを試してみるつもりだ。どうなるか見ものだな。
以前 彼らを追及したときは,1600万ドルを支払わせた。今回はさらに大きな利益になりそうだ。本当にどうしようもない連中だ!ジミー・キンメルには,そのひどい視聴率の中で朽ち果ててもらおう。」
Diddums.
かわいそうにね。
29. Donald Trump claims Jimmy Kimmel suspension was due to bad ratings
ドナルド・トランプは ジミー・キンメルの番組休止は視聴率不振が原因だと主張
英国でキア・スターマーとの共同記者会見に臨んだ際,ドナルド・トランプは最近のジミー・キンメルの番組休止についてコメントを求められ,すかさずこの深夜トーク番組の司会者を批判した(throw shade)。
大統領は,「ジミー・キンメルが解雇されたのは,何よりもまず視聴率が悪かったからだ。」と主張した。
さらにトランプは,右派のインフルエンサーであるチャーリー・カークの死去に関するキンメルの発言に触れた上で,番組を失うことになったのはキンメルの「才能(talent)」の問題だったと述べた。
(抜粋転載了)
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2026年7月18日 (土)
ギャラップによる米国人の自国への誇り調査結果は ― 最低水準に
‘Gallup’,June 29, 2026付け
“American Pride Falls to 25-Year Record Low”
「米国への誇り,過去25年で最低水準に」
の見出し調査報告を 下記,拙訳・転載します。
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43% in the U.S. say they display the American flag outside their home
米国の43%が自宅の屋外に星条旗を掲げていると回答
ワシントンD.C. — 米国が建国250周年を迎える中,米国人の成人の33%が,米国人であることを「非常に強く誇りに思う(extremely proud)」と回答した。これは,ギャラップ社が2001年から続けている調査において過去最低の数値である。また,20%が「大いに誇りに思う(very proud)」と答えており,自国に対して高い誇りを抱いている米国人は全体の半数をわずかに上回る程度にとどまっている。
その他の回答としては,「ある程度誇りに思う(moderately proud)」が 22%,「少しだけ誇りに思う(only a little proud)」が 15%,「全く誇りに思わない(not at all proud)」が 9%となっている。
ギャラップ社がこの質問を初めて行った2001年当時,米国成人の 55%が,米国人であることを「非常に誇りに思う」と回答していた。9.11(同時多発テロ)を受けて誇りの念は急激に高まり,2004年にかけては 65%から 70%の米国人が「非常に誇りに思う」と表明した。その後,この「非常に誇りに思う」という回答の割合は低下したが,2017年までは過半数の水準を維持していた。しかし,2018年以降は,その割合が 47%を超えることはなくなっている。6月1日から15日にかけて実施された最新の調査結果では,前年から8ポイント低下した。この低下幅は,2004年から2005年にかけての変動と並び,同調査の推移において最大級のものである。
「非常に誇りに思う」と 「誇りに思う」という回答を合わせると,調査開始当初から2004年にかけては,およそ10人に9人の米国人が高いレベルの誇りを表明していた。この合計値は2005年に 80%台へと低下し,2019年には 70%まで落ち込み,昨年以降は 60%を下回る水準で推移している。
Pride at New Low Points Among Democrats and Independents
民主党員と無党派層の間で,米国人であることへの誇りが過去最低水準に
一連の調査期間を通じて,米国人であることに誇りを感じると回答する割合は,民主党員や無党派層よりも共和党員の方が高い傾向にある。ジョー・バイデン政権下で共和党員の誇りが低下した時期でさえ,これら3つのグループの中で「非常に強い誇り」を表明する割合が最も高いのは依然として共和党員だった。
こうした党派間の隔たりは続いており,ドナルド・トランプが大統領を務める過去2年間でその差は拡大している。現在,米国人であることに「非常に強い誇り」を感じていると回答したのは,共和党員で 70%,無党派層で 28%,民主党員で 14%だった。「非常に強い誇り」を抱く人の割合は,昨年と比べて共和党員で7ポイント,民主党員で6ポイントわずかに低下したが,無党派層においては統計的に有意な低下は見られなかった。
民主党員と無党派層における誇りの水準は,それぞれのグループにとって過去最低を記録している。民主党員に見られるこの低下傾向は,トランプの第1次政権下での変化と類似している。しかし,米国人であることに「非常に強い誇り」を持つ民主党員の割合は,第1次政権下(2019年に22%で最低を記録)よりも,今回のトランプの任期中の方が低くなっている。
「非常に強い誇り」を抱いているとする共和党員と民主党員の間の現在の差は56ポイントであり,これは過去最大となった昨年の57ポイントという差に近い水準である。
「非常に誇りに思う(extremely proud)」と「誇りに思う(very proud)」という回答を合わせると,高い誇りを示した割合は共和党員で93%に上る一方、無党派層では 51%、民主党員では 27%にとどまった。いずれのグループにおいても,これは過去最低の数値である。
Declines in Extreme Pride Steepest Among Women
女性の間で「極めて誇りに思う」との回答が大幅に減少
「極めて誇りに思う」とする割合は,昨年以降,女性の間で急激に低下し,13ポイント減の 26%となった。一方,男性では 42%と,実質的に横ばいだった。18歳から34歳の層(10ポイント減の 14%)や35歳から54歳の層(12ポイント減の 30%)でも大幅な低下が見られたが,55歳以上の層では大きな変化はなく,昨年並み(4ポイント減の 48%)だった。
また,有色人種(10ポイント減の20%)や大学の学位を持たない人々(10ポイント減の35%)の間でも,誇りの感情は今年低下している。ヒスパニック系以外の白人や大学卒業者においては,低下幅はより小幅にとどまった。
「非常に高い」レベルの誇りを抱いている人の割合を見ると,女性,35歳未満の成人,有色人種では半数に満たないのに対し,男性,35歳以上の成人,白人の成人では過半数が,米国人であることを「極めて」または「非常に」誇りに思っていると回答している。
Less Than Half in U.S. Display American Flag
米国で星条旗を掲げる人は半数未満
愛国心の最も一般的な表れの一つが星条旗の掲揚であり,米国の成人の43%が,祝日やその他の日に自宅の屋外で星条旗を掲げていると回答している。この数値は40年前の調査結果と同じである。しかし,湾岸戦争での米国の勝利を受けて星条旗を掲げたと回答した人が 59%に上った1991年当時と比べると,低い水準にある。
1991年当時は、星条旗の掲揚に関して政党間の差はほとんど見られなかったが,現在は状況が異なる。現在,星条旗を掲げていると回答する割合は,共和党支持者(69%)が,無党派層(42%)や民主党支持者(26%)に比べて圧倒的に高くなっている。なお,1986年の時点でも,星条旗を掲げる割合は共和党支持者(50%)の方が,民主党支持者(42%)や無党派層(36%)よりも高くなっていた。
支持政党による違いに加え,国旗を掲げる割合は年齢とともに着実に上昇しており,18歳から34歳の層では25%であるのに対し,55歳以上の層では57%に達している。また,有色人種(33%)に比べて,白人の成人(48%)の方が,自宅屋外に星条旗を掲げる傾向が顕著に高くなっている。
予想通り,米国人が抱く国への誇りは,国旗を掲げるかどうかに大きな影響を及ぼしている。国への誇りを最も強く抱いている人ほど,自宅に国旗を掲げる傾向が最も高く(69%),その傾向が顕著に見られる。
Bottom Line / 結論
ギャラップ社が2001年から実施している調査において,米国人の自国に対する誇りは過去最低の水準にある。誇りの低下傾向は20年にわたって続いているが,近年,そのペースは加速しており,直近の数値は前年から8ポイントも低下した。これは,同調査の推移において最大級の単年での落ち込みである。こうした状況は,米国が迎える建国250周年の記念行事に国民がどのように関わっていくのかという点に、不透明感をもたらしています。
(転載了)
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ブログへの突然のアクセス,TV番組の影響
先週土曜日(7月11日)からの1週間に 弊ブログ “「アブ・シンベル神殿」の移転工事詳細を50年ぶりに知った。” 投稿へのアクセスが 500件を超えました。何事?
7月11日 放送,『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』「エジプト最強王・ラムセス2世と出会う旅!特別編」が理由でした。
トランプの 愚かな発言選(その2)。
‘indy100’
“43 most stupid things Donald Trump has ever said”
「ドナルド・トランプがこれまでに発言した,最も愚かな43のこと」
を 下記,抜粋,拙訳・転載します。(その2)
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Whether you love him or hate him, Donald Trump is undoubtedly unafraid to speak his mind - even if it means getting ridiculed mercilessly by the internet.
ドナルド・トランプを好きであろうと嫌いであろうと,彼が自分の意見を臆することなく口にする人物であることは間違いない - たとえ,それがインターネット上で容赦なく嘲笑されることを意味しても。
“covfefe” (何のことか知っている人はいるだろうか?)の発明から,「欲張りすぎることはない(can't be too greedy)」(まさにその通りだ)という発言まで,大統領の口からは笑いを誘うような発言(comedy gold)は尽きない。
彼が2期目の大統領に就任してから1年以上が経った。そこで,当然ながら,ドナルド・トランプがこれまでに発言した最も愚かな発言(stupidest things)43選をまとめてみた … もちろん,あくまで主観的な判断だが。
(*ここでは 発言の新しい方から順に抜粋して示す。)
38. Trump brutally shuts down child who wants to be volleyball player
トランプ,バレーボール選手になりたいという子供の夢を冷酷に否定
5月5日,ホワイト・ハウスで「大統領身体能力賞(Presidential Physical Fitness Award)」の復活を記念する式典が開かれ,その際,トランプは大統領執務室で子供たちと健康や体力づくりについて語り合い,将来の夢について尋ねた。
ある少女が,将来はバレーボール選手になりたいと話したところ,トランプは彼女を励ますどころか,夢を変えて別のことに目を向けてはどうかと提案した。
少女は「バレーボールをやっていて,夏にはサッカーも始めようと思っている。」と話した。
すると トランプはこう言った : 「その身長だと,ボールを……バレーボールをスマッシュできるのかな? 高く上がれる? 高くジャンプできる?」
少女が 「あまり(高くは飛べない)」と答えると,トランプは「サッカーの方がいいかもしれないね……。見たところ,素晴らしいサッカー選手になれそうだ……。いいね。頑張って。」と返した。
次世代を鼓舞する素晴らしい方法である。
37. Trump raises eyebrows as he shares why he 'hangs out with losers'
トランプ,「負け組とつるむ」理由を明かし周囲を驚かせる
ドナルド・トランプ米大統領は3月27日,マイアミで開催された「未来投資イニシアティブ(FII:the Future Investments Initiative)」サミットで質疑に応じた際,「負け組(ルーザー)とつるむのが好きだ」と発言し,自身の知人たちを侮辱しかねない事態となった。
「実のところ,私はいつも負け組とつるむのが好きだ。そうすると気分が良くなるからね。ものすごく成功している相手は,その成功談を聞かなければならないのが大嫌いだ。」と彼は語った。
「私は,自分の成功談を聞いてくれる人が好きなんだ。」
Yikes.
……これは何とも。
36. Trump rates 'war with Iran' out of 10
トランプ,「対イラン戦争」を10段階で評価
ドナルド・トランプが,イスラエルと連携して行っている対イラン戦争を 「10段階評価で15」と評し,またしても事態の深刻さを理解していない無神経な発言で批判を浴びている。
米国がイスラエルと協力してイランへの攻撃を開始してから1週間も経たないうちに,米軍兵士6名が命を落とし,中東では数百人の民間人が犠牲となった。
トランプは次のように述べた :「今は刺激的な時期(exciting times)だ……控えめに言っても(to put it mildly I would say),我々は戦況において非常にうまくやっている。誰かに 『10段階で評価するとしたらどれくらいか?』と聞かれて,私は 『15だ』と答えた。」
この発言に対し,各方面から激しい批判が寄せられている。
35. Trump claims he wants to drive house prices up
トランプ,住宅価格を押し上げたいと発言
「住宅価格を押し上げたい」 というトランプ氏の発言が批判を招いたことで,選挙前に掲げていた「住宅の購入しやすさ(アフォーダビリティ)」の向上という公約の実現は,今週に入り,これまで以上に遠のいたように見える。
トランプは木曜日(1月29日)の閣議で発言し,その中で,住宅を初めて購入しようとする人々が市場に参入するのをこれまで以上に困難にしようとしているのではないかとの批判を浴び,波紋を広げた。
彼は次のように述べた: 「それほど懸命に働かなかった人間が家を買えるようにするために,既存の住宅所有者の資産価値を損なうようなことはしない。」
「私は住宅価格を下げたいわけではない。むしろ,住宅を所有している人々のために価格を押し上げたいと考えている。そして,実際にそうなると彼らは確信してよい。」
34. Donald Trump's free speech claim backfires spectacularly
ドナルド・トランプ,「表現の自由」に関する主張が裏目に
トランプは物議を醸す言動で知られ,気に入らない相手を攻撃したり,答えたくない厳しい質問をしてくる相手に暴言を吐いたりして,しばしばニュースの話題となってきた。
大統領執務室で報道陣の質問に応じた際,トランプは,ある人物に関する報道の大半が否定的な内容であれば,それはもはや「表現の自由」とは言えないといった趣旨の発言をした。
彼はさらにこう続けた:「繰り返すが,ある人物に関する報道の97パーセントが否定的なものだとしたら,それはもはや表現の自由ではない……それは単なる『不正行為(cheating)』だ。そして,彼らは不正を行っているのだ。」
しかし,発言の後半部分は完全に誤りであると,すぐに多くの人々(およびX/Twitterの「コミュニティ・ノート」機能)から指摘されることになった。表現の自由という権利において,否定的な内容の割合に制限が設けられているわけではないから。
(抜粋転載了)
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2026年7月17日 (金)
“Slop”とは? ‘2025 Word of the Year’ by Merriam-Webster
‘Merriam-Webster’ の ‘2025 Word of the Year’ は “Slop” でした。
“Slop” を英和辞典は 次のように示しています。
1他動詞
①〔液体を〕こぼす,まき散らす
②〔液体を~に〕こぼす
③〔乱雑に食事を〕取り分ける
④〔家畜に〕残飯をやる
1自動詞
①こぼれる,まき散らされる
②あふれ(出)る
③〔泥道などを〕のろのろ歩く
④〔感情などが〕ほとばしり出る
1名詞
①こぼした[まき散らした]液体
②ぬかるみ,泥
③水っぽい[まずい]食事
④〔ブタなどの餌にする〕残飯◆通例,slops
⑤〔アルコール蒸留後の〕かす◆通例,slops
⑥〔人の〕便,排せつ物◆通例,slops
⑦〈話〉お涙頂戴もの◆あまりに感傷的でつまらない話や読み物など。
⑧〈俗〉粗末な[低品質の]もの
⑨〈俗〉〔AI(人工知能)が生成した〕低品質[無意味]なコンテンツ
2名詞
①《slops》〈古〉〔船乗りに支給される〕衣類,寝具
②《slops》〈古〉〔16世紀のズボンの〕スロップ◆ゆったりした半ズボン。
③〔スモックなどの〕ゆったりした上着
④《slops》〈英〉〔安物の〕既製服,つるし
3名詞
〈英俗〉警官,お巡り
さて,この中のどれが 該当する “Slop” でしょうか?
‘Merriam-Webster’ の “2025 Word of the Year: Slop” の記事を読んでみました。
下記,拙訳と共に転載します。
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Merriam-Webster’s human editors have chosen slop as the 2025 Word of the Year. We define slop as “digital content of low quality that is produced usually in quantity by means of artificial intelligence.” All that stuff dumped on our screens, captured in just four letters: the English language came through again.
メリアム・ウェブスター社の編集者たちは,“slop” を2025年の 「今年の単語」に選出した。我々は “slop” を,「主に人工知能(AI)を用いて大量に生成される,低品質なデジタル・コンテンツ」と定義している。画面上に溢れかえるそれらすべての代物を,わずか4文字で表現した。英語という言語は,今回もまたその真価を発揮した。
The flood of slop in 2025 included absurd videos, off-kilter advertising images, cheesy propaganda, fake news that looks pretty real, junky AI-written books, “workslop” reports that waste coworkers’ time… and lots of talking cats. People found it annoying, and people ate it up.
2025年に押し寄せた “slop” の洪水には,不条理な動画,どこか奇妙な広告画像,安っぽいプロパガンダ,本物そっくりのフェイク・ニュース,AIが書いた粗悪な書籍,同僚の時間を無駄にするような 「workslop(仕事上の無駄なAI生成物)」の報告書,そして数え切れないほどのおしゃべり猫の動画などが含まれていた。人々はそれを鬱陶しく思いながら,同時に夢中になって消費した。
“AI Slop is Everywhere,” warned The Wall Street Journal, while admitting to enjoying some of those cats. “AI Slop Has Turned Social Media Into an Antisocial Wasteland,” reported CNET.
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は 「“AI Slop” は至る所にある」と警鐘を鳴らしつつも,例の猫の動画を楽しんでいることを認めた。また,‘CNET’は 「“AI Slop” はソーシャル・メディアを 『反社会的な荒野』に変えてしまった。」と報じた。
Like slime, sludge, and muck, slop has the wet sound of something you don’t want to touch. Slop oozes into everything. The original sense of the word, in the 1700s, was “soft mud.” In the 1800s it came to mean “food waste” (as in “pig slop”), and then more generally, “rubbish” or “a product of little or no value.”
‘slime’(スライム)や ‘sludge’(ヘドロ),‘muck’(汚泥)と同様に,“slop” という言葉には,触れたくないものを連想させる,湿り気を帯びた響きがある。“slop” はあらゆる場所にじわじわと入り込んでくる。18世紀におけるこの言葉の本来の意味は 「柔らかい泥」だった。19世紀に入ると「(豚の餌などの)残飯」を意味するようになり,やがてより一般的に「ゴミ」や 「価値がほとんど,あるいは全くない製品」を指す言葉となった。
In 2025, amid all the talk about AI threats, slop set a tone that’s less fearful, more mocking. The word sends a little message to AI: when it comes to replacing human creativity, sometimes you don’t seem too superintelligent.
2025年,AIの脅威に関する議論が飛び交う中で,“slop” という言葉は,恐怖よりもむしろ嘲笑を誘うようなトーンを決定づけた。この言葉はAIに対して,ある小さなメッセージを投げかけている :「人間の創造性に取って代わるという点において,お前は必ずしもそれほど 『超知能的』には見えない。」
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辞書的には Slang のようです。
因みに 船舶(タンカー)における ‘Slop Tank’ はー
「油汚水やタンク洗浄水などの油性混合物を一時的に貯留し,比重差を利用して油と水を分離(油水分離)させるための専用区画・タンク」のことです。
2026年7月16日 (木)
トランプに贈るトロフィーが ・・・
‘The Washington Post’,July 13, 2026付け
‘10-foot-tall “Iran War Participation Trophy” on National Mall mocks Trump’
「ナショナル・モールに高さ10フィートの 『イラン戦争参戦トロフィー』が登場,トランプを揶揄」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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The work is the latest installment by a secret group of artists that criticizes the president.
この作品は,大統領を批判する匿名のアーティスト集団による最新の制作物である。
月曜日(7月13日)の朝,ナショナル・モールにあるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念碑の近くで,ドナルド・トランプ大統領に捧げられた高さ10 ft(約3 m)の金色の「イラン戦争参戦トロフィー」を目にしたゲイル・スターバーは,それをどう受け止めるべきか戸惑った。
「あまりにも馬鹿げた出来事が多すぎて何が本当かわからない状況なので,これも本気のもの(serious)かと思った。」と,夫や愛犬のシーズー犬「ルル」(16歳)と共にフロリダから訪れていたスターバー(77歳)は語った。
このトロフィーが「シークレット・ハンドシェイク(Secret Handshake)」という風刺(satirical)アート・グループによる作品だと知ると,彼女はこの展示の意味を理解できたようだった。
「彼ならこういうものを欲しがるでしょうね。」とスターバーは大統領について述べ,「彼自身がここに来て,これと一緒に写真を撮っていないのに驚いた。」と付け加えた。
スプレーで金色に塗装され,片面に「#1」の文字が浮き彫りにされたこの像は,台座部分に ‘Participant’(参加者)という単語がブロック体で浮き出たデザインになっている。
A large plaque below the trophy reads: “We hereby award President Donald J. Trump this participation trophy for his enthusiastic involvement in the Iran War. While some concern themselves with military strategy, diplomacy, or measurable outcomes, President Trump demonstrated the courage to participate regardless of the final score.”
トロフィーの下にある大きな銘板(plaque)には,次のように記されている:「我々はここに,イラン戦争への熱心な関与を称え,ドナルド・J・トランプ大統領にこの『参加賞トロフィー』を授与する。軍事戦略や外交,あるいは目に見える成果を気にかける者もいる中,トランプ大統領は最終的なスコア(勝敗)にかかわらず参加するという勇気を示したのである。」
The message on the plaque continues: “President Trump joins the ranks of children everywhere who received recognition for simply showing up. We join you in celebrating this remarkable achievement.”
銘板のメッセージはさらにこう続く:「トランプ大統領は,単にその場に顔を出しただけで評価された世界中の子供たちの仲間入りを果たした。我々もまた,この素晴らしい功績を共に祝福するものである。」
署名は「敬意を込めて,‘the Secret Handshake Prize Committee’」となっている。
その近くにあるもう一つの銘板は,来場者に対し,この展示に自分たちのトロフィーを加えてはどうかと呼びかけている。「トランプ大統領に授与するのに,遠すぎる目標も,小さすぎる成果も,あるいは不当な功績などというものも存在しない。」と書かれている。
ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官は電子メールで次のように述べた。「こうした才能のない(untalented)『アーティスト』たちは,自分たちの醜い『芸術』に専念し,外交政策について口を挟むべきではない - 米軍が『エピック・フューリー作戦(Operation Epic Fury)』においてすべての目標を達成したという事実を見れば明らかなように,彼らは外交政策について何も知らないのだから。」
「シークレット・ハンドシェイク(The Secret Handshake)」は,ワシントン・ポスト紙の電話取材に対し,メンバーの身元を特定できる情報の提供を拒否しているものの,これまでにワシントン各地でインスタレーション(展示作品)を設置してきた。
その例としては,トランプとジェフリー・エプスタインが手をつないでいる像や,世界の独裁的指導者たちからトランプに捧げられたという体裁の皮肉を込めた作品,そして2020年大統領選の結果を覆そうとした2021年1月6日の暴徒を嘲笑する意図で,偽の排泄物(fake excrement)を山積み(pile)にしたナンシー・ペロシ元下院議長(民主党,カリフォルニア州選出)の執務机の再現などが挙げられる。
同グループによる過去の作品はすべて,国立公園局から一時的な展示許可(permit for temporary display)を得た上で,連邦議会議事堂の西側から直接見える場所など,ナショナル・モール(国立公園地区)内の主要な地点に設置されてきた。
今回新たに登場した「イラン戦争の戦利品」を模した像は,ナショナル・モールの中でも人通りの少ない場所に設置されている。そこは,朝鮮戦争戦没者記念碑や,現在改修工事中のリンカーン記念館リフレクティング・プール(記念館前の長方形の池)から歩いてすぐの場所である。月曜日には,観光客や来訪者が興味深げにこの像を眺める姿が見られた。その多くは,50 ft(約15 m)ほど離れた場所にある公衆トイレに出入りする際に,この像を目にした人々だった。
スターバーと同様,当初はこの像が何を意味し,何を表しているのか,誰もが確信を持てずにいた。
「素晴らしいと思うよ」と,ミネソタ州ビッグレイク在住のマイク・ウィッパー(70歳)は語った。しかし,この作品が風刺的なものだと気づくと,彼は考えを改めた。
「もっと他にやるべきことがあるだろうに。」と,彼はアーティストたちについて言及した。「ここでこんなものを許可しているなんて驚きだ。」
モーゼス・ツェガウさん(57歳)もまた,この像の意図に戸惑っていた。「この辺りにある他の記念碑と比べると,ずいぶん異質だ。」と,バージニア州在住の彼は言った。「皮肉だと感じる人もいれば,悲しい気持ちになる人もいるかもしれない。」
テネシー州マクミンビル在住のカイル・ベッカー(38)は,この「作品」を額面通りに(at face value)受け止め,大統領が賞を受け取ることに対して異議を唱えた。
「参加しただけでトロフィーがもらえるわけじゃない。」と彼は言った。「戦争を終わらせて初めて,トロフィーがもらえる。ガソリン代が高いのもそのせいだ。」
このトロフィーにユーモアを感じた人々でさえ,どこか不安な気持ちを抱いていた。
「ジョークとしては,もちろん面白いと思う。」と,カリフォルニア州ローダイ在住のジェニファー・ブルーム(56)は語った。「しかし,なんとなく不安にもなる。この政権下では何もかもが常軌を逸していて,不安定だから。ふと目にしたものに対して,『これって本当に現実? 本当にこんなことが起きているの?』と思ってしまう。」
「シークレット・ハンドシェイク(Secret Handshake)」のメンバーの一人は月曜日のインタビューで,トランプが望むなら,このトロフィーの像を彼に譲る用意があると述べた。
「一般の人々から寄贈されたトロフィーと共に,彼に直接手渡す準備はできている。」と彼は語った。
(転載了)
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賞やトロフィーが大好きなトランプさん,さぞかし喜ぶことでしょう。
2026年7月15日 (水)
トランプ投稿:20% 通行料を一日で 撤回してー
日本時間 7月15日 00:04AM, トランプが ‘Truth Social’ に投稿しました。
(拙訳)
Oil is flowing like never before, thanks to the awesome Power of the United States Military. A special salute to Secretary of War, Pete Hegseth, Chairman of the Joint Chiefs of Staff, Dan Caine, and Commander of the United States Central Command, Admiral Brad Cooper.
米軍の圧倒的な力のおかげで,かつてないほど大量の石油が供給されている。ピート・ヘグセス国防長官,ダン・ケイン統合参謀本部議長,そしてブラッド・クーパー米中央軍司令官に,特別な敬意を表する。
Because of them, and all members of the Most Powerful Military anywhere in the World, BY FAR, the Strait of Hormuz is open to ALL Ship traffic except for Iran — and that is because of their lying, violent, malicious leadership, which is taking them down the path of TOTAL DESTRUCTION.
彼ら,そして世界最強(それも圧倒的な強さです)の軍隊の全隊員のおかげで,ホルムズ海峡はイランを除くすべての船舶に開放されている。イランが除外されているのは,同国の指導部が嘘をつき,暴力的かつ悪意に満ちており,国を「完全な破滅」へと導いているからだ。
We will therefore have a FULL Blockade, but only on Ships coming to and from Iranian ports, or carrying anything have to do with Iranian cargo. Based on highly productive conversations with Middle East leadership, I have decided to replace the 20% United States Reimbursement Fee with Trade and Investment Deals that the various Gulf States will be making into the United States.
したがって,イランの港に出入りする船舶,あるいはイランの貨物に関連するものを積載した船舶に対してのみ,完全な封鎖を実施する。中東の指導者たちとの極めて有意義な協議に基づき,私は,米国への「20%の費用償還金」を,湾岸諸国による米国への貿易・投資協定へと切り替えることを決定した。
Those Investments will be MASSIVE but, at the same time, extraordinarily good for them, and their future. As everyone is aware, we have the largest Dollar Investment into the United States, of any Country in History, but these new Investments will make that Number even larger, and we will see Factories, Plants, and Equipment pour into the United States at Historic levels, which will create additional millions of High Paying AMERICAN Jobs!
それらの投資は巨額なものとなるが,同時に,彼ら自身とその未来にとっても極めて有益なものとなるだろう。誰もが知る通り,米国は歴史上どの国よりも多くのドル投資を受け入れているが,今回の新たな投資によってその額はさらに拡大する。工場や設備が歴史的な規模で米国に流入し,高賃金の米国人の雇用が新たに数百万人生み出されることになる!
America is WINNING again, winning like never before. The days of Iran killing hundreds of thousands of people, including 52,000 protestors, are OVER and, most importantly, IRAN WILL NEVER HAVE A NUCLEAR WEAPON! Thank you for your attention to this matter. President DONALD J. TRUMP
米国は再び勝利している。かつてないほどの勝利だ。5万2000人の抗議者を含む何十万人もの人々をイランが殺害した時代は終わった。そして何よりも重要なことだが,イランが核兵器を手にすることは決してない!本件にご注目いただき,ありがとう。ドナルド・J・トランプ大統領
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どの程度 信じるべきかー
2025年の ‘the Oxford Word of the Year’,“rage bait” とはー
‘OXFORD UNIVERSITY PRESS’,Dec.1,2026付け
“The Oxford Word of the Year 2025 is rage bait”
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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The wait is over—the official Oxford Word of the Year 2025 is rage bait.
ついに発表,オックスフォードの 「2025年 ワード・オブ・ザ・イヤー(今年の言葉)」に選ばれたのは,“rage bait” だった。
我々の言語専門家は,この1年間の人々の会話や関心(preoccupations)を反映する候補として,“rage bait”,“aura farming”,“biohack” の3語を最終候補に選出した。3万人が参加した3日間の投票を経て,専門家らは投票結果,世間の反応(sentiment)やコメントの傾向,そして言語データ(lexical data)の分析結果を総合的に検討し,最終的に “rage bait” を選定した。
Why rage bait? / なぜ “rage bait” なのか?
“rage bait” とは,「苛立ち(frustrating)や挑発(provocative),あるいは不快感を与えることで,意図的に(deliberately)怒りや憤り(anger or outrage)を引き起こす(elicit)よう設計されたオンライン・コンテンツで,通常,特定のウェブ・ページやソーシャル・メディア上のコンテンツへのトラフィック(訪問者数)やエンゲージメント(反応)を増やす目的で投稿されるもの」 と定義される。
社会不安(social unrest)やオンライン・コンテンツの規制をめぐる議論,そして ‘digital wellbeing’(デジタル機器との健全な付き合い方)への懸念が2025年のニュースを席巻する中,専門家たちは “rage bait” の使われ方に変化が生じていることに注目した。その変化は,オンラインにおける「注目(いかに注目が向けられ,いかにそれが求められるか)」や 「エンゲージメント」,「倫理」のあり方について,私たちが語る際のより根本的な変化を示唆している。実際,この言葉の使用頻度は過去12ヶ月間で3倍に増加した。
“rage bait” という言葉がオンラインで初めて使われたのは2002年のことだった。当時,‘Usenet’への投稿において,追い越しを求めてパッシングをしてきた後続車に対し,ドライバーが示す特定の反応を指す言葉として用いられ,そこには 「意図的に相手を苛立たせる」という概念が含まれていた。その後,この言葉は拡散力の高いツイート(バイラル・ツイート)を指すネット・スラングへと変化し,現在では,プラットフォームやクリエイター,トレンドといった,オンライン上の投稿内容を決定づけるコンテンツ・ネットワーク全体を批判する文脈でも使われるようになっている。
それ以来、この言葉は、苛立ちや不快感を抱かせたり、意図的に対立を煽ったりすることで怒りを引き起こすよう設計されたコンテンツを指す代名詞となり,世界中の報道機関やコンテンツ制作者の間で広く使われる一般的な用語として定着した。
また,これはエンゲージメント(関与)を高めるための実証済みの手法(proven tactic)でもあり,特に「パフォーマンスとしての政治(アピール重視の政治活動)」において頻繁に見られる。ソーシャル・メディアのアルゴリズムが刺激的な(provocative)コンテンツを優遇するようになるにつれ,この手法は「怒りの収穫(rage-farming)」と呼ばれるような実践へと発展した。これは,意図的な誤情報や陰謀論に基づく素材などを “rage bait”(怒りを誘う餌)としてコンテンツに盛り込み,人々の反応を操作しつつ、時間をかけて怒りとエンゲージメントを醸成しようとする,より組織的かつ継続的な試みである。
Isn’t rage bait two words? / “rage bait” は2語ではないのか?
オックスフォードの「今年の言葉(Word of the Year)」には,単語(singular word)だけでなく,辞書編纂者(lexicographers)が 「一つの意味の単位」とみなす表現も選ばれることがある。
“rage bait” は,「激しい怒りの爆発(a violent outburst of anger)」を意味する “rage” と,「魅力的な餌(an attractive morsel of food)」を意味する “bait” という2つの言葉から成る複合語(compound)である。どちらの語も英語において古くから定着しており,その起源は中英語(Middle English)の時代にまで遡る。
語源的に(etymologically)関連のある ‘clickbait’(クリックベイト) と非常によく似た性質を持ち - どちらもオンラインでのエンゲージメントを促し,時に不快感(annoyance)を抱かせるという目的を共有している - その一方で,“rage bait” は特に「怒り」,「不和」(discord),「分断」(polarization)を煽ること(evoking)に焦点を当てているという点で異なる。
“rage bait” という言葉が独立した用語(standalone term)として登場したことは,英語という言語の柔軟性を浮き彫りにしている。つまり,既存の2つの言葉を組み合わせて特定の文脈(この場合はオンライン空間)でより具体的な意味を持たせたり,現代社会の状況を反映し,人々の共感を呼ぶような新しい言葉を生み出したりすることができる。
今年の選出語について,‘Oxford Languages’ の社長であるキャスパー・グラースウォールは次のように述べている :
「ディープフェイクの著名人やAI生成のインフルエンサーから,バーチャルなパートナーやマッチング・アプリに至るまで,テクノロジーや人工知能が我々の日常生活にますます深く入り込んでいる。そうした中で、2025年はオンラインとオフラインの双方において,『我々は本当は何者なのか』という問いが浮き彫りになった一年であったことは否定できない。
“rage bait”(怒りを誘発して反応を引き出す手法)という言葉が存在し,その使用頻度が劇的に急増しているという事実は,我々がオンライン上で引き込まれかねない『操作の手口』に対して,ますます意識的になっていることを示している。
かつて インターネットは,クリックと引き換えに好奇心を刺激し,人々の注意を引くことに主眼を置いていた。しかし,現在では,我々の感情や反応を『乗っ取り(hijacking)』,左右しようとする動きへと劇的に変化している。
これは,テクノロジー主導の世界において『人間であるとはどういうことか』をめぐる議論や,オンライン文化の極端な側面についての対話が続く中で,自然な流れとして生じたことのように感じられる。
昨年の “brain rot”(脳の堕落)が,際限のないスクロールによる精神的な疲弊(mental drain)を捉えたのに対し,“rage bait”(怒りの餌食)は,意図的に怒りを煽り,クリック数を稼ぐために作られたコンテンツに光を当てている。
そして,この二つの言葉は,怒りがエンゲージメントを生み出し,アルゴリズムがそれを増幅させ,絶え間ない露出が我々の精神を疲弊させるという,強力なサイクルを形成している。これらの言葉は単なるトレンドを定義するだけでなく,デジタル・プラットフォームが我々の思考と行動をどのように変えている(reshaping)かを明らかにしている。
毎年,このキャンペーンが好奇心,議論,そして何よりも参加を促しているのを見るのは素晴らしいことだ。‘The Oxford Word of the Year’ は,我々の集合的な言語(collective language)を形作る力について立ち止まって考える機会を与えてくれる。来年がどんな年になるのか,今から楽しみだ。」
(転載了)
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トランプの 愚かな発言選(その1)。
‘indy100’ から
“43 most stupid things Donald Trump has ever said”
「ドナルド・トランプがこれまでに発言した,最も愚かな43のこと」
を 下記,抜粋,拙訳・転載します。
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Whether you love him or hate him, Donald Trump is undoubtedly unafraid to speak his mind - even if it means getting ridiculed mercilessly by the internet.
ドナルド・トランプを好きであろうと嫌いであろうと,彼が自分の意見を臆することなく口にする人物であることは間違いない - たとえ,それがインターネット上で容赦なく嘲笑されることを意味しても。
“covfefe” (何のことか知っている人はいるだろうか?)の発明から,「欲張りすぎることはない(can't be too greedy)」(まさにその通りだ)という発言まで,大統領の口からは笑いを誘うような発言(comedy gold)は尽きない。
彼が2期目の大統領に就任してから1年半が経った。そこで,当然ながら,ドナルド・トランプがこれまでに発言した最も愚かな発言(stupidest things)43選をまとめてみた … もちろん,あくまで主観的な判断だが。
(*ここでは 発言の新しい方から順に抜粋して示す。)
43. Explaining the spelling of the word “dumb”
“dumb”という単語の綴りについての説明
トランプが,「人々(people)」は何かを知らなかったと語る際,実は自分自身のことについて話しているのではないか,という説がよく取り沙汰される。
この説が再び浮上したのは,トランプが “dumb” という単語に “B” の文字が含まれていることを指摘した時のことだった。トランプは,対立政党に対して自ら考案したとする “Dumocrats” というあだ名について説明する中で,この点に言及した。
「“B” を取るんだ。なぜなら,ほとんどの人は知らないだろうが,“dumb” は “B” で終わるんだが,多くの人はそれを知らない……そこで “E” を “U” に入れ替えると,“Dumocrat” になる。」とトランプは説明した。
「ハキーム・ジェフリーズ(Hakeem Jeffries)を見ていて思いついた。彼は愚かな(dumb)人間だから。『本当に愚かだ』と思って,それから『待てよ、彼は “Dumocrat” だ。』と気づいた。」
「だから,うまくハマっていると思う。 ‘Pocahontas’ や ‘fake news’ ,あるいは我々がこれまで考案してきた他のあだ名と同じくらい良いものになるかどうかは分からないが。」
ところが,人々はまさにその同じ批判をトランプ自身に向けた。
ある批評家は次のように書いている:「アメリカ合衆国大統領が,世界の 99%の人が小学2年生までに知るようなことを今さら発見し,それをまるで大発見(big break through)であるかのように振る舞っている。」
42. His definition of a ceasefire
彼の考える「停戦」の定義
トランプ氏は,「停戦」に関する全く間違った定義を口にし、嘲笑を浴びた(ridiculed over)。イランをめぐる緊張状態が続き,停戦や貿易協定に関する議論が現実味を失いつつある中,トランプ氏は自らが考える「停戦」の定義を披露し,恥をさらすことになった。
記者から停戦をどう定義するかと問われた際,トランプは次のように答えた :「世界の他の地域とは状況が違う。あの地域における停戦というのは,いわば,より『穏やかな(moderate)』やり方で銃撃し合うことだと言えるね。」
「あそこでの停戦は,世界の他の地域での停戦とは全くの別物なんだよ」と彼は続けた。
言うまでもなく,この完全に誤った定義は嘲笑の的になった(ridiculed)。
「はあ?」 ― 「Republicans Against Trump(トランプに反対する共和党員)」のアカウントが,投稿した。
41. Comparing length of reflecting pool to height of skyscrapers
リフレクティング・プールの長さと超高層ビルの高さを比較
理由は本人にしか分からないが,歴史あるリンカーン記念館のリフレクティング・プール(反射池)はトランプにとってある種の執着(obsession)の対象となっており,彼の政権は数十億ドルを投じてその改修を行った。
そして,いささか奇妙な場面(bizarre moment)ながら,トランプはリフレクティング・プールの長さと 米国のいくつかの超高層ビルの高さを比較するという行動に出た - 誰も求めていなかった比較である。
「これを作らせたばかりだ。君たちが初めて目にするものだ。」とトランプは視覚資料を掲げながら言った:「これが比較したサイズだ。比較対象となっているのは,世界でも有数の高さを誇るビル群だ。エンパイア・ステート・ビル,ワールド・トレード・センター,そしてシカゴのシアーズ・タワーなどが含まれている。つまり,もしそれらを横に倒して並べたとしたら,2つか3つ分を並べてようやく埋まるくらいの長さになるということだ。幅が非常に広くて,200 ft(約60 m)近くもあるからね。」
40. Claiming he won all 50 states
全50州で勝利したと主張
トランプは,選挙が不正操作された(rigged)という根拠のない主張を繰り返し,「おそらく全50州で勝利した。」と述べた。
この発言は,6月にホワイト・ハウスのオーバル・オフィスで行われた「美しくクリーンな石炭」推進イベントでのものだ。イベント中,トランプは椅子に寄りかかり,居眠りしているように見えた。また,2024年の大統領選挙でも不正操作があったという主張を再び繰り返した。
「もし公正な集計が行われていれば,おそらく全50州で勝利していただろう。」とトランプは述べた。実際には,トランプが勝利したのは31州だった。
これに対し,テッド・リュー下院議員は「クリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)はスーパー・ボウルで全勝している。」と皮肉った。
「そしてブラウンズは,最高の選手をトレードに出したにもかかわらず,次のスーパー・ボウルでも優勝するだろう。」
39. Blaming the rain for his on-screen crashout
テレビ出演での「自滅」を雨のせいにする
6月7日(日)に放送されたNBCニュースのインタビューで,トランプは「不正」選挙だという虚偽の主張を繰り返した際,記者クリステン・ウェルカーからその証拠を問われ,激昂した(got irate)。そして,その直後にスタジオから立ち去ってしまった(stormed off)。
このインタビューは,ウィスコンシン州でのトランプの集会の後,同州内の納屋で収録されたもので,会話中には屋根を叩く雨音が聞こえていた。トランプは,自身が感情を露わにしたのは雨のせいだったと,奇妙な主張を展開した。
トランプは後に聴衆に対し,次のように語った。「これまで見た中で最も美しい納屋でインタビューを受けたんだ……本当に素晴らしい場所だったが,雨が降っていて,相手はあの『フェイク・ニュース』の NBCだった。」
「雨のせいで,彼らに対して少し腹を立ててしまった。彼らの態度には不満だった。だが,楽しい時間だった。」
(抜粋転載了)
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何を言われても,気にしない ー あるいは反撃する姿勢を貫いています。
無知を恥じません。
そもそも 自らの無知を認識していません。
2026年7月14日 (火)
トランプ投稿:「かつあげ」宣言
日本時間 7月13日 11:16PM,トランプ ‘Truth Social’ に投稿しました。
ホルムズ海峡は開かれており,イランの関与の有無にかかわらず,今後も開かれた状態が維持される。
我々は「イラン封鎖(Iranian Blockade)」を再導入し,その名称は,イランの船舶や顧客による海峡の出入りだけを阻止する措置であることに由来する。その他のすべての国は,公平かつ自由に海峡を利用できる。
米国は今後,「ホルムズ海峡の守護者(Guardian of the Hormuz Strait)」としての役割を担い,その役割を果たすにあたり,世界の極めて不安定なこの地域に安全と安定をもたらすために必要なあらゆる費用を賄うべく,公平性の観点から,輸送されるすべての貨物に対して 20%の料率で費用を徴収する。この手続きと体制の構築は直ちに開始される。本件への注目,感謝。ドナルド・J・トランプ大統領
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ついに 米国の「かつあげ」開始宣言。
トランプ政権,NYタイムズ記者に召喚状 ― 新しい「エア・フォース・ワン」の報道で
‘The Guardian’,June 11, 2026付け
“Trump administration subpoenas New York Times journalists over new Air Force One reporting”
「トランプ政権,新たな 『エア・フォース・ワン』報道をめぐりNYタイムズ記者に召喚状」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Outlet said journalists subpoenaed to testify before grand jury after story detailed security concerns with Qatar-gifted plane
カタールから寄贈された機体の安全上の懸念を詳報した記事を受け,記者が大陪審での証言を求められたと同紙が発表
ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,同紙が大統領の新しい専用機に関する安全上の懸念を報じたことを受け,トランプ政権は同紙の複数の記者に対し,召喚状を発付した。
同紙によると,記者らは金曜日,米司法省(the US justice department)から召喚状を受け取った。その内容は,5日後にマンハッタンの連邦大陪審(federal grand jury)で証言するよう求めるものだった。これは,トランプ政権が罰則をちらつかせて記者に証言(testimony)を強要しようとする動きの最新の事例となる。同紙は,捜査当局者が記者らの自宅を訪れ,召喚状(subpoenas)の一部を手渡したとも伝えている。
召喚状に関するコメントの求めに対し,米司法省は声明を発表し,「国家安全保障の侵害(breaches of national security)」に関する捜査を行っていると言及した。
声明では,「はっきりさせておきたいが,記者は捜査の対象ではない。対象となるのは機密情報を漏洩させた人物だ。」と述べられている。
「我々は……法を無視したり,国家安全保障に関わる機密情報の漏洩を容認する政権関係者への捜査を打ち切ったりすることはない。」
一方,報道の自由を擁護する団体(advocates)は,こうした召喚状の発付を非難した。
ワシントンD.C.に拠点を置く ‘National Press Club’ は声明の中で,連邦検察当局による「ニューヨーク・タイムズ紙の記者に対する召喚状の発付という決定は,独立した報道機関に対する国民の憲法上の権利を脅かすものであり,すべての米国人に警鐘を鳴らすべき事態だ。」と述べた。
同団体はさらに,「‘National Press Club’ は司法省に対し,直ちにこれらの召喚状を取り下げるとともに,米国を長年特徴づけてきた原則 ― すなわち,自由かつ独立した報道機関は政府ではなく国民に奉仕するものであるという原則 ― を再確認する(reaffirm)よう求める。」と続けた。
「報道の自由財団(Freedom of the Press Foundation)」で提言活動を統括するセス・スターンは、別の声明で次のように述べた: 「政府が国家安全保障を守るために記者を捜査する必要があると主張する場合,それは実際には,政府自身の『評判』を守ることを意味しているに過ぎない。」
スターンの声明はまた,報じられた安全保障上の懸念をめぐる「政権側の当惑(embarrassment)」が,「自由かつ独立した報道機関の必要性に優先する(supersede)ものではない。」とも指摘した。
ニューヨーク・タイムズ紙の弁護士デビッド・マックローは声明の中で,「連邦法執行機関の捜査官(federal law enforcement agents)が報道記者のもと(doorstep)を訪れるという事態は,合衆国憲法とそれが保障する報道の自由を信じるすべての米国人の良心を揺さぶるものであるはずだ。」と述べた。
一般的にトランプ寄りの姿勢をとるFOXニュースで国家安全保障担当の主任特派員を務めるジェニファー・グリフィンも,Xへの投稿で、マックローや ‘National Press Club’ と同様の見解を示した。
グリフィンは,「『エア・フォース・ワン』(大統領専用機)に関する安全保障上の懸念について正当な報道を行った記者に対し,米国政府が召喚状を発付するという今回の動きは,すべての米国人に警鐘を鳴らすものである。」と記している。
同紙の報道で焦点となった航空機は,カタールから4億ドル相当の贈り物として提供されたものである。この機体は7月1日の初飛行でドナルド・トランプをノースダコタ州へ運んだほか,最近ではトルコで開催されたNATO首脳会議への移動にも使用された。
しかし,トランプは米国への帰路の途中,旧型の「エア・フォース・ワン」に乗り換えた。この乗り換えが行われたのは,イランとの停戦が崩壊した時期と重なる。イランはトルコと国境を接しており,2月下旬には米国とイスラエルが同国に対して戦争を開始した。
カタールから提供された大統領専用機には特定の安全保障システムが欠けているのではないかとの憶測が飛び交う中,ニューヨーク・タイムズ紙は匿名の情報筋の話として,この新しい機体にはミサイル迎撃能力や,旧型機に装備されているその他の防護機能が備わっていないと報じた。さらに同紙は,トランプがトルコからの帰路の一部で、シークレット・サービス(大統領警護隊)の要請により旧型の「エア・フォース・ワン」を使用したとも伝えている。
その後,トランプは安全上の懸念を否定し,同行記者団に対し、新しい「エア・フォース・ワン」で帰国の途の全行程を飛行しなかった決定に,安全対策上の懸念は一切関与していないと語った。
さらに大統領は,イランから 「エア・フォース・ワン」に対して何らかの具体的な脅威が及んでいたのではないかという質問も一蹴した(brushed off)。
「脅威は常にある。」とトランプは答えた。「彼らの標的リストのトップに私がいるのだから。」
ホワイト・ハウスもまた,新しい「エア・フォース・ワン」に安全面での不備(shortcomings)があるとの見方を否定し,同機を「最先端(state-of-the-art)」と評した。
ホワイト・ハウスのスティーブン・チャン報道官は声明の中で,「新しい 『エア・フォース・ワン』 には,大統領とその側近の安全を確保するための高度なセキュリティ・プロトコルが装備されている。」と述べた。さらに同声明は,トランプがトルコから米国への帰国の全行程を新しい「エア・フォース・ワン」で飛行しなかった理由について,潜在的な脅威に対する 「陽動(misdirection)」の一環であったことを示唆した。
ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,同紙が安全上の懸念や当該機に関する記事を掲載する前,FBI高官が同紙に連絡を取り,国家安全保障上の理由から記事の掲載を見送るよう求めたという ― なお,その高官は詳細については明かさなかった。
同紙が当該機に関する報道に踏み切った後,ジュリアン・E・バーンズ,エリック・リプトン,タイラー・ペイジャー,エリック・シュミットといった同紙の記者らが,大陪審での証言を求める召喚状を受け取ったと報じられている。
ホワイト・ハウス記者会(WHCA:the White House Correspondents’ Association)と,ニューヨーク・タイムズ紙の記者を代表する労働組合「ニュース・ギルド・オブ・ニューヨーク」は,それぞれ声明を発表し,バーンズ,リプトン,ペイジ,シュミットの各記者への支持を表明した。
WHCAのウェイジア・ジャン会長は,「情報源の開示を迫る圧力を含め,ジャーナリストに対するいかなる威嚇行為(act of intimidation)も非難する。」と述べた。
6月の報道によると,国家安全保障に関する機密情報の漏洩を捜査していた司法省当局者が,ウォール・ストリート・ジャーナル紙やワシントン・ポスト紙の記者に対しても同様に召喚状を発付していたことが明らかになっている。しかし,これらの報道機関が非公開の裁判所文書を通じて異議を申し立てたことを受け,司法省は召喚状を取り下げた。
米国において,大陪審(grand juries)は検察官が被告を刑事訴追する際の手続きの一つである。
トランプ政権下では,報道機関だけでなく,その他のメディア関係者や組織が標的とされた事例が他にも見られた。
報道機関に関連する最近の著名な例として,トランプ政権がジャーナリストのドン・レモン(Don Lemon)とジョージア・フォート(Georgia Fort),写真家のジュン・ボルマン(Junn Bollman)を刑事訴追(criminal charges)しようとした動きが挙げられる。これは、ミネソタ州の教会 ― 同教会の牧師(pastor)は米移民税関捜査局=ICEの職員だった ― で行われた抗議活動を取材したことに関連するものだった。
また同じく1月には,メリーランド州の連邦大陪審が,機密文書を漏洩した容疑で米軍の請負業者を起訴した。この事件は,ワシントン・ポスト紙記者の自宅に対するFBIの家宅捜索につながるものだった。
(転載了)
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新しい「エア・フォース・ワン」には 赤外線追尾ミサイルから逃れる手段の 「チャフ」や「フレア」放出装置の装備がない?
2026年7月13日 (月)
6月の平均気温,西ヨーロッパで観測史上1位,世界では2位
‘The Guardian’,June 9, 2026付け
“Western Europe records hottest-ever June as heatwaves intensify”
「熱波の激化に伴い,西欧で6月として観測史上最高の気温を記録」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Temperatures across ravaged region 3C above average as scientists warn of risks for people, ecosystems and infrastructure
広範囲で気温が平均を3℃上回り,科学者らは人々の健康,生態系,インフラへのリスクを警告
英国が今年3度目の熱波に見舞われ,フランスやスペインで山火事が猛威を振るう中,科学者らは西欧が観測史上最も暑い6月を記録したと発表した。
EUの気候変動監視機関 ‘Copernicus climate monitoring service’(コペルニクス気候変動サービス)によると,炭素汚染によって激化したこの記録的な6月の熱波は,同地域の地表気温を近年の平均より3.06℃押し上げる要因となった。
同機関のデータによると,世界全体では,2026年6月の気温は1991年から2020年の平均を0.56℃,産業革命前の水準を1.39℃上回り,観測史上2番目に暑い6月となった。また,世界の海洋の温度も,科学者がこれまでに観測した中で最も高い水準に達した。
コペルニクスの気候科学者サマンサ・バージェスは,「これらの記録は,気候システムが熱を蓄積し続けていることを如実に示している。」と述べ,「その結果として,熱波はますます激甚化し,海洋の高温状態が続き,人や生態系,インフラに対するリスクが増大している。」と指摘した。
西ヨーロッパはここ6週間で3度目の熱波に見舞われており,広範囲にわたる乾燥状態が,小規模な山火事を制御不能な猛火へと拡大させる要因となっている。欧州の地球観測プログラム 「コペルニクス」は,こうした相次ぐ熱波は,悪化する極端な高温がもたらす「増大する課題」を浮き彫りにしていると指摘した。
ここ数日,南欧の広範囲で猛烈な山火事が発生し,各地で同時多発する火災への対応に追われる各国の消防当局を支援するため,EUは消防隊や消火用航空機を緊急派遣する事態となっている。火曜日(7月7日)に公表されたデータによると,EU域内での山火事による焼失面積は,平年と比べて56%増加している。
欧州森林火災情報システム(EFFIS:the European Forest Fire Information System)のデータによれば,焼失面積は,フランスでは3万5400ヘクタールに達し,この時期の平均の4倍となっており,スペインでは5万5128ヘクタールが焼失し,平均の2倍に上っている。
スペインの気象当局によると,バルセロナでは水曜日(7月8日)に気温が 40.5℃に達し,観測史上最高を記録した。一方,フランスではアルプス地方での消火活動中に22歳の消防士が死亡したと,同国内務省が発表した。
英国では,気象庁(Met Office)の専門家が海域で「極端な」海洋熱波が発生していると警告する中,木曜日(7月9日)には陸上の日中最高気温が 34℃に達すると予想されている。6月の記録的な猛暑ほどの極端な暑さではないものの,この高温状態は蒸し暑い(sweltering)10日間にわたって続く見込みである。
気象庁によると,先月の熱波の特徴は夜間の気温が「異例の高さ」だったことであり,頻繁に「熱帯夜」が発生したことが,6月の最低気温の平均値として観測史上最高を記録する要因となった。火曜日に実施された調査では,この暑さが「深刻な睡眠不足(mass sleep deprivation)」を招き,3人に2人が睡眠に問題を抱えていたことが明らかになった。
気象庁の首席科学者スティーブン・ベルチャーは,「英国で6月にこのような気温が観測されるというのは、事態の深刻さを痛感させる(sobering)ものである。」と述べ,「こうした出来事は,気候変動がもたらす影響を改めて認識させるものである。」と語った。
英国の全国消防長官会議(NFCC:National Fire Chiefs Council)は水曜日,熱波により急速に拡大する山火事のリスクが高まっているとして,屋外での活動時に十分注意するよう呼びかけた。ここ数週間,イングランド南部や東部では,消防隊が相次ぐ山火事への対応に追われている。
NFCCの戦術アドバイザー(tactical adviser)であるデイブ・スワローは,「山火事の多くは,使い捨てバーベキューセットの放置,タバコのポイ捨て(discarded cigarette),あるいは日光の下に放置されたガラス瓶など,何らかの火種が原因で発生する。」と述べ,「火災を防ぐために,我々一人ひとりが果たすべき役割がある。」と語った。
化石燃料による汚染や自然破壊が地球を過熱させる(baked)中,熱波はより激しく,強力なものとなっている。科学者たちは,クリーンな経済への迅速な移行と,ますます激甚化する異常気象への適応を強く求めている。
世界保健機関(WHO)の推計によると,過去4年間で欧州において20万人が暑さに関連して死亡しており,その死の大部分は「完全に防ぐことが可能(entirely preventable)」だったとされている。人命を守るため,専門家は,熱中症などのリスクが高い人々(vulnerable groups)へのエアコン設置,日よけや外付けシャッターによる建物の遮熱(shading),涼しい場所を提供する「クーリング・センター」の開設,そして医療体制の強化などを推奨している。
都市部の街路樹などが作る木陰は,暑い時期に地域の気温を大幅に下げる効果があるが,新たな分析によると,英国はこの点で他の欧州諸国に大きく遅れをとっている。エネルギー・気候インテリジェンス・ユニット(ECIU:the Energy and Climate Intelligence Unit)のデータによれば,欧州の都市における樹木被覆率の平均が約30%であるのに対し,英国の都市部では平均わずか18%にとどまっている。調査対象となった英国の47の都市・都市圏のうち,45ヶ所が欧州平均を下回る結果となった。
ロンドンの樹木被覆率は英国平均と同じ18%で,最も低いのはバーンリー(Burnley)の11%,最も高いのはギルフォード(Guildford)の37%だった。これに対し,バルセロナは 31%,ニースは 39%となっている。2018年のデータに基づく全体ランキングでは,英国は調査対象の38ヶ国中31位だった。
英国の過去の調査によると,樹木による日陰が最も少ないのは経済的に恵まれない地域であり,一方で樹木(キャノピー)の多い地域は,熱波の際に気温が最大で 4℃低くなることが明らかになっている。
ECIUのアナリスト,トム・カンティロンは次のように述べている。「植樹を行うことで,長い時間をかけて木陰にある建物の気温を下げることができる。また,暑さに対して脆弱な人々にとっても,気温が危険な水準に達していない時間帯に外出して買い物や通院などができるようになるという希望につながる。英国はこの分野で大きく遅れをとっている。」
(転載了)
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そして7月はー
2026年7月12日 (日)
マツダ ‘MX-5 Miata’(ロードスター)の ‘Pure Sport’モデル
‘GEAR PATROL’,June 30,2026付け
“Japan’s Enthusiast Droptop Gets a Tempting Driver’s-Grade Overhaul”
「日本のオープン・カー愛好家を唸らせる,走り重視の魅力的な改良」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Mazda’s new JDM MX-5 Miata benefits from some choice upgrades that make it especially enticing.
マツダの新型日本仕様(JDM:Japanese Domestic Market) “MX-5 Miata”(ロードスター)は,その魅力を一層高める厳選された改良が施されている。
マツダの第 4 世代 “MX-5 Miata” は,現時点でかなり年数を経ているが(getting pretty long in the tooth),市場に出ている間,停滞(stagnant)していたわけではない。
長年にわたり,自動車メーカーは小さなドロップトップを関連性のあるものに保ち続けてきた。
小規模な改良(incremental updates)や,昨年の「35周年記念車」のような限定モデルの投入など、マツダは精力的に活動を続けている。
最新の “Miata” の魅力の一環として,マツダは 熱心なファンに向けた特別な新型モデル(enthusiast special)が準備中であると発表した。今のところ日本限定だが,今後,米国でもさらに多くのものが登場する可能性がある。
A pure driver’s car / 真のドライバーズ・カー
ここで取り上げるのは,マツダが新色「ジンク・グリーン・メタリック(Zinc Green Metallic)」の発表に続いて公開した ‘PS(Pure Sport)’モデルである。“MX-5” はすでに ドライバーズ・カーとしての確固たる評価を確立しているが,このモデルはハンドリング(そしてルックス)をさらにシャープに磨き上げることを目指している。
そのために,‘MSR Roadster’ から着想を得た選りすぐりのアップグレードが施されている。入念にチューニングされたサスペンションに加え,‘cup cars’(市販車ベースのレース仕様車)と同様の専用 ‘Bilstein dampers’ も採用されている。
さらに,熱心なドライバー向けのモデルという位置づけにふさわしく,“MX-5 PS” には6速マニュアル・トランスミッションのみが設定されている。嬉しいことに,マツダは ‘heel-and-toe assist’機能を追加し,スロットル・レスポンスにも改良を加えた。
制動系にはブレンボ製(Brembo)のベンチレーテッド・ディスクとシルバーの4ピストン・キャリパーを採用し,ブラックのレイズ製スポーク・ホイールやグレーのソフト・トップが,その魅力をさらに引き立てている。これらすべての要素が,新緑(verdant)の色合い(hue)と見事に調和している。
Pipe down (up) / 騒音規制への対応
興味深いことに,日本仕様の “MX-5” は米国で販売されているモデルよりも排気量の小さい1.5リッター4気筒(four-pot)エンジンを搭載しているにもかかわらず,それでもなお,新たな騒音規制の基準値を超えてしまっていた。
その結果,マツダはこのオープン・カーを規制に適合させ続けるために,いくつかの改良を施す必要に迫られた。現在では工場出荷時に静粛性の高いタイヤ(quieter tires)が装着されているほか,大型化されたマフラーや,吸排気系(intake and exhaust system)への新たなレゾネーター(共鳴器)およびリブ(補強用突起)の追加といった変更が加えられている。
そこで,その差を補うために,マツダは ‘induction sound enhancer’ を標準装備として採用する。
特筆すべきは,これが擬似的なエンジン音とは異なり,物理的なチューブを使って吸気音を直接キャビンへと導く仕組みである点である。そのため,音を「再現」するのではなく,あくまで「増幅」させるものとなっている。
Availability and pricing / 展開状況と価格について
現時点では,マツダはこの ‘PS’仕様車を 日本国内市場向けの発表のみを行っている。
しかし,‘Zinc Green Metallic’ というボディ・カラーが米国でも展開されていたことを踏まえると,今後さらなる改良や追加仕様が登場する可能性も考えられる。第5世代モデルの登場や,それに続くEV(電気自動車)化の噂も囁かれているだけに,そろそろ何らかの動きがあっても不思議ではない。

(転載了)
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上述の内容とは関係ありませんがー
米国のスラングで “dead dinosaur juice” という言葉があります。
直訳すれば 「死んだ恐竜のジュース」です。
由来はー 石油が「化石燃料」と呼ばれることと,1930年代の石油会社の恐竜キャラクターのCMが大流行したこと が合わさって,米国などで定着したそうです。
「トランプは私的利益に大統領職を利用」と考える米国民は 60%
‘USA TODAY’,July 8, 2026付け
“Poll: 60% Americans say Trump uses office for personal gain”
「世論調査:米国民の60%が,トランプは私的利益のために職務を利用していると回答」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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A majority of Americans believe President Donald Trump is using the presidency for personal gain, according to a new Economist/YouGov poll, as the president continues to post deeply negative approval ratings during his second term.
‘Economist/YouGov’ による新たな世論調査によると,ドナルド・トランプ大統領が私的な利益のために大統領職を利用していると考える米国人が多数派を占めていることが明らかになった。同大統領の支持率は,任期を通じて極めて低い水準で推移している。
調査の結果,トランプが大統領職を私的な利益のために利用していると考える人は全体の60%に上り,その内訳は無党派層の69%,民主党支持者の94%,共和党支持者の16%だった。こうした見方は,トランプの金銭的利害関係に対する監視の目が厳しくなる中で強まっている。その背景には,今年明らかになった14億ドル(約2100億円)を超える暗号資産関連(cryptocurrency-related)の収入や,カタールから提供された豪華ジェット機の受領といった問題がある。
Most Americans say Trump is using presidency for personal gain
米国民の多くが,トランプが大統領職を個人的利益のために利用していると認識
7月7日に発表された世論調査によると,米国民の10人に6人が,トランプが大統領職を私利私欲のために利用していると考えていることが明らかになった。
この問題に対する見解は,支持政党によって大きく分かれた。調査対象となった民主党員の94%がトランプ氏は職務を個人的な利益のために利用していると回答したのに対し,無党派層では69%,共和党員では16%にとどまった。
また,同調査におけるトランプの支持率(支持と不支持の差)はマイナス25ポイントとなり,同氏の在任期間中における最低水準の一つを記録した。
‘YouGov’ によると,この調査は7月3日から6日にかけて米国の成人1,603人を対象に実施され,誤差の範囲はプラスマイナス3.3ポイントとなっている。
ホワイト・ハウスのデービス・イングル報道官は ‘USA TODAY’ 紙への声明の中で,トランプのビジネス上の利害関係が大統領としての決定に影響を及ぼしているとする見方を否定した。
イングルは,「トランプ大統領は常に米国民の最善の利益のために行動している。彼やその事業に対する長年にわたる嘘や根拠のない非難にもかかわらず,国民が圧倒的多数で彼を再選させたのはそのためである。」と述べ,さらに「トランプ大統領の資産は,子供たちが管理する信託に預けられている。」と付け加えた。
Crypto gains and Qatar jet draw scrutiny
暗号資産による利益とカタールからのジェット機提供に注目
この世論調査は,トランプの最新の資産公開によって,2025年に暗号資産関連の事業から14億ドル以上の利益を得ていたことが明らかになった数日後に行われたものである。
ロイター通信によると,その利益には,トランプの息子たちが共同設立した企業 ‘World Liberty Financial’ からの約8億ドルや,自身の ‘meme coin’,‘$TRUMP’の販売による約6億3500万ドルが含まれていた。
トランプは,こうした投資によって一般の米国人も利益を得ていると主張し,自身の収益を正当化している。
「私は素晴らしいキャリアを築いてきた。」と,トランプは7月1日に記者団に語った。「政治とビジネスのどちらでより良いキャリアを築けたかは分からないが,ビジネスの世界では素晴らしいキャリアを歩んできたし,承知の通り,あの(莫大な)資金を目にしたはずだ。」
また,トランプは今年初め,カタールから豪華なボーイング747型機を受け入れた。この機体は現在,大統領専用機(Air Force One)として使用されている。トランプは,退任後にはこの機体を自身の「大統領図書館」に移管する意向を明らかにしている。
「トランプ大統領は常に米国国民の最善の利益のために行動している。彼やその事業に対する長年にわたる嘘や不当な非難にもかかわらず,国民が圧倒的多数で彼を再選させたのはそのためだ。」 とイングルは述べた。「トランプ大統領の資産は,子供たちが管理する信託によって運用されている。」
What is Trump’s approval average?
トランプの支持率の平均は?
トランプの支持率は1年以上にわたって「支持」を「不支持」が上回る状態が続いており,ここ数ヶ月は変動しつつも,より不支持に傾く傾向にある。各集計サイトによるトランプの支持率平均は以下の通り。
・‘RealClearPolitics’(世論調査平均,7月8日時点):支持 40.7%,不支持 56.6%
・‘New York Times’(7月8日時点):支持 39%,不支持 58%
・‘Silver Bulletin’(7月8日時点):支持 39.3%,不支持 56.8%
(転載了)
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2026年7月11日 (土)
トランプ投稿:Threat
日本時間 7月11日 00:18PM,トランプは ‘Truth Social’ に投稿しました。
すでに命令は下されており,米軍は準備を整え,その意思と能力を有しており,今後1年間で(延長の可能性あり),イランの全地域を完全に壊滅・破壊する態勢にある―アラーを称えよ! ドナルド・J・トランプ大統領
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Threats should be met with threats.
NATO,ロシア,ウクライナなどに対する世界の見方
‘Pew Research Center’,June 6, 2026付け
“NATO Gets High Marks From Member States”
「NATOは加盟国から高い評価を獲得」
の見出し調査結果を 下記,拙訳・転載します。
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Russia and Putin get negative ratings globally, as does Zelenskyy
ロシアとプーチンは世界的に否定的な評価,そしてゼレンスキーも同様
ロシア・ウクライナ戦争が4年以上に及ぶ中,NATO加盟国がトルコのアンカラで重要な首脳会議を控えているが,世界の人々は,ロシアおよびその指導者であるウラジーミル・プーチンに対して概して否定的な印象を抱き続けている。
一方で,ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対しても,各国の国民からあまり信頼が寄せられていない。
調査対象となった13の加盟国の多くで,NATOは好意的に受け止められており,特にドイツ,ハンガリー,ポーランド,スウェーデンでの評価が高い。
米国人の間では,依然として過半数がこの軍事同盟に対して好意的な見方をしており,半数が国際情勢に関してゼレンスキーが適切な行動をとると信頼している。一方,プーチンやロシアに対する見方は依然として過去最低水準にあり,プーチンを信頼すると答えたのは 10%,ロシアに対して好意的な印象を抱いているのは 14%にとどまっている。
ロシア,プーチン,ゼレンスキーに対する見方は,世界中で一様ではない。主に南アジアや東南アジアにはロシアやプーチンを支持する層が一定数存在する一方,西欧やオーストラリア,カナダ,日本の一部の国民からは,ゼレンスキーがより高い支持を集めている。ケニアやフィリピンでは,成人の半数以上が両指導者に対して信頼を寄せている。
こうした見解には政治的イデオロギーが関与しており,特に欧州においてその傾向が顕著である。欧州のいくつかの国では,自らをイデオロギー的に「右派」と位置づける人々,とりわけ右派ポピュリスト政党の支持者は,ロシアやプーチンに対して好意的な見方を,ゼレンスキーに対しては否定的な見方を抱く傾向がある。一方,NATOに対する見方は,イデオロギーや右派政党への支持の有無によって,より意見が分かれる傾向にある。
米国でも同様の党派の分断が見られる。
・民主党支持者および民主党寄りの無党派層の 75%がNATOに好意的であるのに対し,共和党支持者および共和党寄りの無党派層では42%にとどまっている。
・民主党支持者の 69%がゼレンスキー大統領に信頼を寄せているのに対し,共和党支持者では 34%である。
・民主党支持者の 12%がロシアに好意的であるのに対し,共和党支持者では 16%である。また,民主党支持者の 7%がプーチン大統領に信頼を寄せているのに対し,共和党支持者では 14%である。
この調査では,18歳から34歳の若年層は,50歳以上の層よりもロシアとプーチン大統領の両方に好意的な見方をする傾向があることも明らかになった。(多くの中所得国では,若年層の方がこの質問に回答する傾向が強いことも分かっている。)
本報告書は,2026年2月8日から5月13日にかけて,37ヶ国で45,658人の成人を対象に調査を実施した。
What do people in 13 member states think of NATO?
NATO加盟13カ国の国民は,NATOをどう見ているのだろうか?
2026年に調査対象となったNATO加盟13ヶ国において,NATOに対する見方は国によって異なるが,全体としては肯定的な意見が優勢である。
これら諸国では,この安全保障同盟に対して好意的な見方をする人の割合は中央値で 65%に上る一方,否定的な見方をする人は 30%だった。
ポーランドでは成人の約10人に8人(78%)がNATOを肯定的に捉えており,スウェーデン(2024年加盟),ドイツ,ハンガリー,英国,カナダでも,およそ10人に7人以上が同様の見方を示している。
米国,オランダ,イタリアでも,過半数が NATOに対して好意的な見方をしている。
米国では党派による意見の対立が鮮明で,NATOに対して好意的な見方をする人の割合は,民主党支持者では 75%であるのに対し,共和党支持者では 42%にとどまっている。
関連情報:NATOへの加盟が米国に利益をもたらすと考える共和党支持者の割合は減少傾向にある。
フランスではNATOに対する好意的な見方が否定的な見方をわずかに上回っており,スペインでは意見がほぼ二分されている。こうした評価は,共同軍事基地の利用やその他の問題をめぐり,米国とスペインの間に緊張が生じている中でなされたものである。
ギリシャとトルコの国民は,今回の調査においてNATOに対して最も否定的な見方を示しており,両国とも過半数にあたる 59%が否定的な評価を下している。
昨年以降,NATOに対する全体的な見方にいくつかの変化が見られる:
・フランス(7ポイント減),イタリア(6ポイント減),米国(3ポイント減)では,NATOに対する好意的な見方が昨年から大幅に減少した。
・一方,ギリシャでは,好意的な見方をする人の割合が8ポイント上昇した。
その他の国々では,2025年から2026年にかけて,こうした見方に大きな変化はなかった。しかし,カナダ,ドイツ,ギリシャ,ハンガリーにおけるNATOへの好感度は,ピュー・リサーチ・センターによる過去20年間の調査において,最高水準またはそれに近いレベルにある。
NATOに対する見方において,人口統計学的な属性による大きな違いは比較的少数にとどまっている。
ただしハンガリーでは,18歳から34歳の若年層の 87%がNATOに対して好意的な見方をしているのに対し,50歳以上の層ではその割合が64%となっている。こうした年齢層による傾向は,ドイツ,イタリア,オランダ,米国でも見られる。
What do people around the world think of Russia?
世界の人々はロシアに対してどのような印象を抱いているのだろうか。
調査対象となった37ヶ国全体で見ると,ロシアに対して否定的な見方をする成人は中央値で 59%に上る一方,肯定的な見方をする人は34%にとどまっている。
ロシアはヨーロッパにおいて一貫して不人気である(unpopular)。調査対象となったヨーロッパの各国のいずれにおいても,少なくとも10人中6人の成人がロシアに対して否定的な見解を示している。特にオランダ,ポーランド,スウェーデンでは,「非常に否定的な」見方をする人が明確な過半数を占めている。
カナダ,米国,韓国,オーストラリア,日本,イスラエルでも,およそ4分の3以上の人々がロシアに対して否定的な姿勢を示している。
ロシアに対して最も肯定的な見方が見られるのは南アジアおよび東南アジアである。インドネシア,マレーシア,インド,スリランカ,タイ,バングラデシュでは,過半数の人々がロシアに対して好意的な見解を抱いている。
Views over time / 時系列での見解の変化
昨年以降,ロシアに対する全体的な見方に大きな変化は見られないが,調査対象となったいくつかの国では,ロシアに対する印象が幾分好転している。カナダと英国ではロシアに対する好意的な見方が6ポイント上昇したが,それでも両国において好意的な意見を持つ人の割合は20%にとどまっている。
スリランカとインドでは,好意的な見方が2024年以降12ポイント上昇した。インドにおけるロシアへの好意的な見方は,同国でこの質問を初めて行った2013年以来,最も高い水準に達している。
Views by age / 年齢層別の見解
調査対象となった多くの国において,18歳から34歳の成人は,50歳以上の成人に比べて,ロシアに対して好意的な見解を抱く傾向がある。例えば,ブラジルでは若年層の35%がロシアを肯定的に評価しているのに対し,年長者層ではその割合は14%にとどまる。若年層よりも年長者層の方がロシアに対して好意的な見解を持つ国は,ハンガリーのみである(年長者層 44%に対し,若年層は 19%)。
What do people around the world think of Putin?
世界の人々はプーチンをどう見ているのだろうか?
ロシアに対する全体的な好感度と同様に,調査対象となった37ヶ国において,ロシアのウラジーミル・プーチン大統領への信頼度は低い水準にある。国際情勢においてプーチンが適切な対応をとると信頼していない人の割合は,中央値で 65%に上る。
欧州や米州,さらにはイスラエルやアジア太平洋地域のいくつかの国々では,過半数の人々がプーチンを信頼していない。彼に対して信頼を寄せている人々が過半数を占めるのは,インドネシア,マレーシア,バングラデシュの3ヶ国のみである。
ラテン・アメリカでは,ロシアという国そのものに対する見方よりも,プーチン大統領に対する見方の方がより批判的である。調査対象となったラテン・アメリカの各国のいずれにおいても,プーチンに対する否定的な見方は,ロシアに対する否定的な見方よりも10ポイント以上高くなっている。例えば,ペルーではロシアに対して好ましくない印象を抱いている人が 40%であるのに対し,国際情勢においてプーチンが適切な対応をとると信頼していない人は 57%に達している。
Views over time / 時系列での見解の変化
2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降,調査対象となった多くの国において,プーチンに対する信頼度は低い水準にとどまっている。しかし,前回調査時と比較すると,一部の国では同氏に対する見方が幾分好転している。最も大きな変化が見られた国の一つがガーナで,2024年時点では成人の3分の1が彼を信頼していると回答したが,2026年の数値は 42%だった)。
インドやスリランカの成人においても,ロシアに対する全体的な好感度の上昇と並行して,プーチンへの信頼度が高まっている。
Views by age / 年齢層別の見解
ロシアに対する見方と同様に,調査対象国の約半数において,年配層よりも若年層の方がプーチンに対して好意的な見方をしている。この年齢層による見解の差が最も顕著なのはフィリピンである。同国では,18歳から34歳の層の約3分の2が,国際情勢においてプーチンが正しい行動をとると信頼しているのに対し,50歳以上の層ではその割合は約3分の1にとどまっている。
What do people around the world think of Zelenskyy?
世界の人々はゼレンスキーをどう見ているか?
全体として,ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対する見方は,好意的なものよりも否定的なものが優勢である。調査対象37ヶ国における中央値を見ると,国際情勢において彼が正しい行動をとるとは信頼していないとする回答が 52%である一方,信頼しているとする回答は 35%だった。15ヶ国において,成人の過半数がゼレンスキー氏を信頼していない。
NATO加盟国の人々の間では,ゼレンスキーに対する評価が特に分かれている。スウェーデン,英国,オランダでは約7割以上が同氏に信頼を寄せている一方,ギリシャ,ハンガリー,トルコでは同程度の割合の人々が信頼を寄せていない。
一部の国では,このウクライナの指導者について特に意見を持たない人の割合も大きくなっている。例えば,インドでは 43%,スリランカでは 31%が回答を控えている。
Views over time / 時系列での変化
一部の国では,前回調査時と比べてゼレンスキーへの信頼度が低下している。例えば,タイの成人における彼への信頼度は,2024年には 40%だったが,今年は 30%となっている。
(転載了)
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世界的には ロシアに対して 肯定的な考えを持つ人が 3割を超えていることが不思議です。
2026年7月10日 (金)
トランプ投稿:A very big day in Palm Beach, Florida
日本時間 7月10日 09:07AM, トランプは ‘Truth Social’ に投稿しました。
フロリダ州パーム・ビーチにとって,極めて重要な一日となった。圧倒的な賛成多数の投票により,パーム・ビーチ国際空港が「ドナルド・J・トランプ大統領国際空港」へと改称されることになり,大変光栄だ。
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It looks like cleaning up the aftermath of his departure is going to be a major undertaking.
大谷翔平,MLB 300本塁打 達成
大谷は 7月7日,MLB移籍後 300本となる本塁打を打ちました。
MLB公式サイト(MLB.com)は July 8th, 2026付けで 次のように伝えています。
下記 拙訳・転載します。
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“Shohei hits another milestone with 300th HR, but there are loftier goals in mind”
「大谷翔平 通算300本塁打の節目に到達,しかし視線はさらに高い目標へ」
ロサンゼルス発 ― 大谷翔平という存在は,まさに別格である(in rarefied air)。キャリアの節目を迎えるたびに,この投打の二刀流スーパースターは,野球界において過去に類を見ない選手であることを証明し続けている。
火曜日(7月7日)の夜,ドジャー・スタジアムで行われたロッキーズ戦(試合は4対3で敗戦)で,大谷は通算300本塁打を達成し,「300本塁打クラブ」の170人目のメンバーとなった。日本人選手としてこの記録に到達したのは彼が初めてであり,すでに2年前には日本人選手としての最多本塁打記録を塗り替えている。
大谷は 既に,投手として510奪三振以上を記録した選手の中で最多の本塁打数を誇っていた。今回の達成により,通算奪三振数は765で,300本塁打達成者の中で最多の奪三振数を記録する選手となった(2位はベーブ・ルースの501奪三振だが,本塁打数ではルースの方が414本多く放っている)。
この記念すべき一発は,ロッキーズの先発投手マイケル・ローレンゼンが投じたシンカーが,ストライクゾーンの真ん中(the heart of the plate)に入ってきたところを捉えたものだった。大谷が放った打球の初速は時速112.2 mph(約180.6 km/h)を計測し,左中間フェンスを越えた瞬間,彼はMLB史上2人目となる「先頭打者本塁打での300本塁打達成」を果たした(1人目は2006年のスティーブ・フィンリー)。
「見事なホームランだった。」とデーブ・ロバーツ監督は語った。「完璧に捉えた当たり(squared up)で,あっという間にスタンドへ飛び込んでいった。通算300本という数字にも,驚くべき速さで到達した。毎日,彼には感嘆させられるよ。」
大谷は,現役のドジャース選手として通算300本塁打を達成した3人目の選手となった。同僚のムーキー・ベッツはつい最近の6月24日(ミネソタでの試合)にこの記録に到達しており,フレディ・フリーマンは2023年に達成している。
‘the Elias Sports Bureau’ によると,大谷が通算300本塁打に到達するまでに要した試合数(打席に立った試合数)は1,101試合で,これはMLB史上5番目の少なさである。彼より少ない試合数で達成したのは,アーロン・ジャッジ(953試合),ラルフ・カイナー(1,086試合),ライアン・ハワード(1,091試合),フアン・ゴンザレス(1,093試合)の4人だけだ。
32歳になったばかりの大谷が,この通算300本塁打という節目に到達するまでにかかった期間は,メジャーリーグでの9シーズンだった。以前から驚異的な(prodigious)パワーの持ち主だったが,ロサンゼルスでの3シーズンで,その力を真に発揮するようになったと言えるだろう。
大谷は,キャリア通算200本塁打を達成した2024年に54本塁打を放ち,翌2025年には自己最多となる55本塁打を記録してその数字を上回った。今年は長打のペースこそ落ちているが,それでもチーム最多の20本塁打を放ち,リードオフ・マンとして十分な長打力を発揮している。
大谷が通算300本塁打を達成する前から,ドジャースは彼がさらに高い境地に達することを思い描いていた。ロバーツ監督も 「我々は常に『500本塁打クラブ』入りについて話している」と語っている。
「彼はつい先日誕生日を迎えたばかりだからね。」とロバーツ監督は言った。「まだ若く,力強さもある。だから,500本塁打という数字も間違いなく彼の将来の射程圏内にあると思う。」
それこそが大谷という選手の特徴である。(That's the thing about Ohtani):彼は一つの偉業(career accolade)を成し遂げたからといって立ち止まることはなく,常に次の目標に向かって突き進むタイプの選手なのである。
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“Remarkable facts and figures about Ohtani's 300th home run”
「大谷の通算300号本塁打に関する驚くべき事実とデータ」
過去9年間が証明してきたように,大谷翔平が野球のグラウンドに立つ(sets foot on)日はいつでも,歴史的な出来事が起こる可能性がある。火曜日の夜,ドジャー・スタジアムでまさにそれが現実となった。大谷が先頭打者(in leadoff fashion)ホームランを放ち,キャリア通算300号本塁打を達成したのだ。
彼は,我々がこれまでに目にしてきたどの選手とも異なる存在である。だからこそ,この偉業を正しく理解するための背景となる情報も数多く存在する。
ここでは,大谷の通算300号達成にまつわる7つのデータ(stats)と事実を紹介する。
1. 大谷は驚異的なスピードでこの記録に到達した。打席に立った試合数で数えると,キャリア通算1,101試合目での300本塁打達成となる。‘the Elias Sports Bureau’ によると,これはMLB史上5番目の少なさである。
大谷より少ない試合数でこの記録に到達したのは,アーロン・ジャッジ(953試合),ラルフ・カイナー(1,086試合),ライアン・ハワード(1,091試合),フアン・ゴンザレス(1,093試合)の4選手だけである。大谷より上位のこれら4選手は,キャリアを通じて投手として一度も登板していない。一方,大谷は投手として114試合に登板しており,そのうち95試合では投球と打撃の両方を行っている。
2. 投球に話を移すと,大谷はすでに 「通算510奪三振以上を記録したMLB史上最多本塁打者」だったが,今回ついに通算300本塁打という節目の数字に到達した。別の視点から見てみよう。現在,通算300本塁打以上を記録している選手は170人いる。
そのうち,投手として少なくとも1つの三振を奪ったことのある選手は8人おり,大谷の765奪三振が最多である。他の選手は以下の通り:ベーブ・ルース(501奪三振/714本塁打),ジミー・フォックス(11奪三振/534本塁打),デーブ・キングマン(4奪三振/442本塁打),ロッキー・コラビト(2奪三振/374本塁打),テッド・ウィリアムズ(1奪三振/521本塁打),ゲーリー・ガエッティ(1奪三振/360本塁打),そしてアンソニー・リゾ(1奪三振/303本塁打)。
3. 大谷が放った通算300本塁打のうち,19本は自身が投手として登板した試合でのものだ。これには,今年5月20日と27日に記録した,投手としての先頭打者本塁打2本も含まれる。2025年のナショナル・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦での先頭打者本塁打と合わせ,これらはMLB史上,投手による唯一の先頭打者本塁打となっている。
4. 通算300号本塁打は,自身が登板した試合での一発ではないが,「先頭打者本塁打」という形での達成だった。キャリア通算300号を先頭打者本塁打で飾ったのは,2006年6月14日のスティーブ・フィンリーに次いで,MLB史上2人目の快挙である。また,これは大谷にとってドジャース移籍後25本目の先頭打者本塁打となった。この数字はすでに,ムーキー・ベッツ(32本)とデイビー・ロープス(28本)に次ぐ,ドジャースの球団史上3番目に多い記録である。
5. 今シーズン,ドジャースで通算300本塁打を達成したのは大谷だけではない。ベッツも6月24日に同記録を達成した。‘the Elias Sports Bureau’ によると,同一シーズンに複数の選手が通算300本塁打を達成したチームは,2026年のドジャースで史上14例目となる。ドジャースの球団史上では,2023年の J.D.マルティネスとフレディ・フリーマンに次いで2度目の出来事である。このリストに2度名を連ねている他の球団はカブスのみで,同球団は2010年(デレク・リー,アルフォンソ・ソリアーノ)と1971年(ビリー・ウィリアムズ,ロン・サント)にこれを達成している。
6. 大谷は単に本塁打を打つだけでなく,凄まじい打球を放つ(crushes them)。火曜日に放った一発の打球初速は時速112.2 mph(約180.6 km/h)を記録した。大谷にとって通算300号となるこの本塁打は,打球初速が時速112 mph以上に達した77本目の本塁打でもあった。この数字は,大谷がメジャー・デビューした2018年以降,ジャッジ(81本)に次ぐMLB 2位の多さである。
7. 結局のところ(at the end of the day),「300」という数字は,大谷が次に成し遂げる偉業(feat)への単なる通過点(stepping stone)に過ぎない。注目すべき数字を挙げるなら,今回の本塁打が大谷にとってドジャースでの通算129本目だったという点である。ある一つのチームに加入してから最初の3シーズンで,これ以上の本塁打を放った選手はわずか7人しかいない。その顔ぶれは,マーク・マグワイア(STL:159本),アレックス・ロドリゲス(TEX:156本),ベーブ・ルース(NYY:148本),クリス・デービス(OAK:133本),ロジャー・マリス(NYY:133本),カイル・シュワーバー(PHI:131本),そしてセシル・フィルダー(DET:130本)である。しかも,今シーズンはまだ多くの試合が残されている。
(転載了)
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下図は ドジャーズのサイトからー
時を知るためのみにデザインされた “Watch”
‘GEAR PATROL’,Apr.23, 2026付け
“Citizen’s New Watch Is Unexpected, Collectible and Shockingly Cheap”
「シチズンの新作腕時計は,意外性があり,コレクターズ・アイテムとしても価値が高く,しかも驚くほどお手頃価格」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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One of the most respected names in all of watchmaking teams up with an unlikely partner for a small timepiece that’s big on charm.
時計製造界で最も尊敬されるブランドの一つが,意外なパートナーとタッグを組み,魅力あふれる小型腕時計を生み出した。
まさかこんなコラボレーションが実現するとは!
時計業界で最も尊敬され,革新的なブランドの一つであるシチズンが,なんと日本のコンビニエンス・ストアとタッグを組むとは?
そうなんです。
その結果生まれたのが,超お手頃価格の(ultra-affordable)腕時計(timepiece),名前はシンプルに “Watch”。これは,‘Facetasm’で有名な落合宏理(おちあい ひろみち)氏が監修するファミリーマートのアパレル&アクセサリー・ブランドの最新作である。
All in good time / すべては時が来ればわかる
確かに,この時計は細部が消費者の購買意欲を左右するようなものではないが,刻印されたケースバックには注目すべき点がいくつかある。
まず,シチズンの子会社であるミヨタ(Miyota)が製造する,非常に人気の高い日付表示なしのクォーツ・ムーブメント(quartz caliber)‘2035’を搭載している。また,100m防水という申し分のない性能も備えている。
それ以外は,シンプルな3針レイアウト(three-hand layout),アクリル風防,プラスチック・ケースといったデザインは,日付表示のないスウォッチやカシオを彷彿とさせるが,リーフ型の針を採用している点が,一般的な低価格帯のデパートなどで見かける腕時計(low-cost mall watch)とは一線を画している。
また,ファミリーマートのブランドロゴがさりげなくあしらわれており,ストラップ・ホールのカラーリングや,店舗のコーポレート・アイデンティティに沿った装飾が施された秒針などが挙げられる。
It’s designed for one thing and one thing only: telling the time.
この時計はただ一つの目的のために設計されている: それは時間を知ることだ。
Perhaps that’s all you can ask of an $11 timepiece that goes by the name “Watch.”
“Watch” という名の $11の時計に,それ以上何を求めるというのだろうか。
Availability and pricing / 販売状況と価格
“the Citizen x FamilyMart Watch” は,日本全国のファミリーマート店舗にて販売中。
文字盤カラーはホワイトとブラックの2色展開で,価格は ¥1,817(約 $11)。在庫があればぜひお買い求めください。
(転載了)
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既に 完売?
2026年7月 9日 (木)
“Gustin x Vidalia Superlight Selvedge Denim Jeans” とは ―
‘GEAR PATROL’,June 25,2026付け
“These Summer Weight Selvedge Jeans Are Steeped in American Denim Heritage”
「米国のデニムの伝統が息づく,夏仕様のセルビッジ・ジーンズ」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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RIP Vidalia … and White Oak. Long live American Denim!
さらば,ヴィダリア……そしてホワイト・オーク。アメリカン・デニムよ、永遠なれ!
2024年10月,‘Vidalia Mills’ は閉鎖に追い込まれた。80年間使用してきた ドレーパーX3シャトル織機(Draper X3 shuttle looms)では到底賄いきれない(never dig it out of)巨額の負債に押しつぶされたのだ。これらの織機(looms)は,2017年に倒産した(folded)米国史上最も歴史があり,生産量も多かったデニム工場(denim mill),コーン・ホワイト・オーク(Cone White Oak)から購入したものだった。
幸運なことに,‘Gustin’は ヴィダリア・ミルズ(Vidalia)のデニム生地を所有している。これらの生地は,‘Levi’s’や ‘Wrangler’ をはじめとする数え切れないほどの米国ブランドのために,生産拠点が海外に移る以前に何マイルもの生地を生産していたのと同じ織機で織られたものだ。さらに嬉しいことに(Better still),‘Gustin’ のデニムは最高品質の米国製ジーンズの一つでありながら,市場価格をはるかに下回る価格で販売されている。
生産費用を実質的にクラウド・ファンディングで賄うことで割引価格を実現するという,このカリフォルニア発ブランドの先進的なビジネスモデルのおかげで,“Gustin x Vidalia Superlight Selvedge Denim Jeans” はわずか $149 という価格になっている。
Amazonで販売されている ‘Levi’s’ と比べれば高く感じるかもしれないが,それは「リンゴ」と「和牛(wagyu beef)」を比較するようなものだ。‘Gustin’ が提供しているのは,ルイジアナ産コットンを使用し,米国製の織機で国内生産された,最高品質の(top-shelf)米国製ジーンズなのである。
私自身,‘Gustin’の ‘#75 Okayama Standard’ を所有しているが,その作り込みの確かさ(craftsmanship)は,$300〜400帯の日本ブランドの製品に引けを取らない。今回の ‘Vidalia Superlight Selvedge Denim Jeans’ も,同様の技術と,それに匹敵する品質の金具(ハードウェア)を用いて製造されている。
‘Vidalia’の ‘Superlight Selvedge Denim’ は,その希少性に加え,独特の「軽さ」も大きな魅力である。10 ozという軽さは,市場の主流であるヘビーウェイト・デニム(通常15〜18 oz程度)に比べて通気性に優れている。
この軽さのおかげで,綿100%のシャトル織りセルビッジ・デニム(shuttle-loomed selvedge denim)ならではの風合いを楽しみつつ,より短期間で体に馴染ませることができ,暖かい季節でも快適に着用できる。もちろん,その引き換えとして,長期的な耐久性(long-term durability)という点ではヘビーウェイト・デニムに一歩譲ることになる。
It’s the little things that count / 細部へのこだわりが重要
私が ‘Gustin’ のジーンズを愛用しているのは,このブランドが細部にまで徹底的にこだわっているからである。どのジーンズもカリフォルニアで,一切の妥協なく(with zero corners cut)裁断・縫製されている。
全体にチェーン・ステッチが施され,負荷のかかりやすい重要な箇所にはダブル・ニードル(二本針)縫製が採用されている。金属製のリベットはすべて特注品で,4枚の主要な生地パーツが交差するヒップ部分(seat)にはバー・タック(補強縫い)が施されている。
‘Vidalia Superlight Selvedge Jeans’ は現在まだ資金調達の段階にあるため,4種類のフィットと11種類のサイズから選ぶことができる。ただし,股下の長さは共通の仕様となっているため、身長が6 ft 4 in(約193cm)未満の方は,裾上げが必要になる。
アメリカのデニム愛好家にとって朗報である。‘Cone White Oak’ で使われていた往年の ‘Draper X3 shuttle’ 織機がジョージア州に新たな拠点を構え,そこで再び米国製デニムを生産し続けることになった。願わくは,今後さらに80年にわたって稼働し続けてほしいものである。ジェレミー・フリード(Jeremy Freed)が,この一連の移設の旅路を 『GQ』誌のために見事に記録している。
奥深く,豊かな歴史を持つアメリカン・デニムの世界に足を踏み入れて(dip their toes)みたいと考えている方にとって,“Gustin x Vidalia Superlight Selvedge Denim Jeans” は,これ以上ないほど最適かつ手頃な入門アイテムだと言えるだろう。
Availability and pricing / 販売状況と価格
“Gustin x Vidalia Superlight Selvedge Denim Jeans” は,現在も ‘Gustin’ にてプレオーダー価格の $149で購入可能(達成率は98%)。商品の発送は9月に開始される予定。
重要な点として,‘Gustin’は ‘true sizing’(実寸表記)を採用しているため,表記されているウエスト・サイズは実際のウエスト周りの寸法を指す。そのため,普段着用しているサイズよりも大きめのサイズを選ぶ必要があるケースがほとんどである。私自身,普段は34 inを着用しているが,今回は36 inを注文した。詳細については,ブランドのサイズ・ガイドを確認のこと。
(転載了)
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2026年7月 8日 (水)
UEFA Statement:“FIFA crossed a Red Line”
ワールド・カップ,決勝トーナメント1回戦の米国対ボスニア・ヘルツェゴヴィナの試合で,米国FWフォラリン・バログンがレッド・カードを受けて1試合の出場停止処分となりましたが,その後,FIFAは5日,処分を1年間猶予すると発表しました。トランプ米大統領が,処分を再考するよう介入したとされ,これにより,バログンは6日にあった決勝トーナメント2回戦のベルギー戦への出場が可能になりました。
この決定について 欧州サッカー連盟(UEFA : Union of European Football Associations)が 6日に出した明を 拙訳と共に 下記に転載します。
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UEFA statement on the Balogun case / バログン選手に関するUEFAの声明
Monday, July 6, 2026
“Statement on decision related to Folarin Balogun”
「フォラリン・バログン選手に関する決定についての声明」
***001
Yesterday’s decision to suspend for a probationary period of a year the implementation of the one-match automatic suspension following the red card issued to the player Folarin Balogun crossed a red line.
昨日,フォラリン・バログン選手にレッド・カードが発行されたことを受け,1試合の自動出場停止処分を1年間の猶予期間で停止するという決定は,一線を越えたと言える。
Football, like any other sports, relies on rules, which are the basis for fair, honest and transparent competition. Sometimes rules are open to interpretation. In this case not. A minimum automatic suspension of one match following a red card is not a discretionary option and does not require the decision of a competent body to be enacted.
サッカーは 他のスポーツと同様に,公正で誠実かつ透明な競技の基盤となるルールに基づいている。時にはルールは解釈の余地がある。今回のケースはそうではない。レッド・カード後の最低1試合の自動出場停止処分は,裁量権に基づくものではなく,権限のある機関の決定を必要とするものでもない。
It is a principle embedded in regulations, which cannot be made subject to exceptions, let alone in the middle of a tournament where several other players have been in the same situation and regularly served their suspension.
これは規則に明記された原則であり,例外を設けることはできない。ましてや,他の多くの選手が同様の状況に置かれ,出場停止処分をきちんと消化している大会の最中には 言うまでもない。
When the certainty of rules is no longer guaranteed by its guardians, the integrity of the game is at stake and the credibility of a competition is undermined. Equally, such decision creates a precedent in the ongoing tournament, where similar situations will now require an equal treatment, to the detriment of the competition.
ルールの確実性がその守護者によって保証されなくなった時,試合の公平性が損なわれ,大会の信頼性が揺らぐ。同様に,今回の決定は,現在開催中の大会において,同様の状況が発生した場合に同様の扱いが求められるという前例を作り,大会の健全性を損なうことになる。
Football is the most loved sport in the world because it is a beautiful game and is trusted because it is played everywhere with the same laws. A tournament is never a pure standalone and, if the tournament in question is the World Cup, it has the power to drive positive or negative consequences on the game as a whole.
サッカーは,その美しさと,世界中で同じルールでプレーされていることから,世界で最も愛されているスポーツである。大会は決して単独で存在するものではなく,ワール・ドカップのような大会であれば,サッカー全体に良い影響も悪い影響も及ぼす力を持っている。
We express our disbelief at such an unprecedented, incomprehensible and unjustifiable decision.
このような前代未聞で,理解しがたく,正当化できない決定に対し,我々は強い憤りを表明する。
(転載了)
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It seems Trump's “I am the rule” attitude applies to soccer as well.
UEFA Statement:“FIFA crossed a Red Line”
ワールド・カップ,決勝トーナメント1回戦の米国対ボスニア・ヘルツェゴヴィナの試合で,米国FWフォラリン・バログンがレッド・カードを受けて1試合の出場停止処分となりましたが,その後,FIFAは5日,処分を1年間猶予すると発表しました。トランプ米大統領が,処分を再考するよう介入したとされ,これにより,バログンは6日にあった決勝トーナメント2回戦のベルギー戦への出場が可能になりました。
この決定について 欧州サッカー連盟(UEFA : Union of European Football Associations)が 6日,声明を出しました。
その声明を 拙訳と共に転載します。
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UEFA statement on the Balogun case / バログン選手に関するUEFAの声明
Monday, July 6, 2026
“Statement on decision related to Folarin Balogun”
「フォラリン・バログン選手に関する決定についての声明」
Yesterday’s decision to suspend for a probationary period of a year the implementation of the one-match automatic suspension following the red card issued to the player Folarin Balogun crossed a red line.
昨日,フォラリン・バログン選手にレッド・カードが発行されたことを受け,1試合の自動出場停止処分を1年間の猶予期間で停止するという決定は,一線を越えたと言える。
Football, like any other sports, relies on rules, which are the basis for fair, honest and transparent competition. Sometimes rules are open to interpretation. In this case not. A minimum automatic suspension of one match following a red card is not a discretionary option and does not require the decision of a competent body to be enacted.
サッカーは 他のスポーツと同様に,公正で誠実かつ透明な競技の基盤となるルールに基づいている。時にはルールは解釈の余地がある。今回のケースはそうではない。レッド・カード後の最低1試合の自動出場停止処分は,裁量権に基づくものではなく,権限のある機関の決定を必要とするものでもない。
It is a principle embedded in regulations, which cannot be made subject to exceptions, let alone in the middle of a tournament where several other players have been in the same situation and regularly served their suspension.
これは規則に明記された原則であり,例外を設けることはできない。ましてや,他の多くの選手が同様の状況に置かれ,出場停止処分をきちんと消化している大会の最中には 言うまでもない。
When the certainty of rules is no longer guaranteed by its guardians, the integrity of the game is at stake and the credibility of a competition is undermined. Equally, such decision creates a precedent in the ongoing tournament, where similar situations will now require an equal treatment, to the detriment of the competition.
ルールの確実性がその守護者によって保証されなくなった時,試合の公平性が損なわれ,大会の信頼性が揺らぐ。同様に,今回の決定は,現在開催中の大会において,同様の状況が発生した場合に同様の扱いが求められるという前例を作り,大会の健全性を損なうことになる。
Football is the most loved sport in the world because it is a beautiful game and is trusted because it is played everywhere with the same laws. A tournament is never a pure standalone and, if the tournament in question is the World Cup, it has the power to drive positive or negative consequences on the game as a whole.
サッカーは,その美しさと,世界中で同じルールでプレーされていることから,世界で最も愛されているスポーツである。大会は決して単独で存在するものではなく,ワール・ドカップのような大会であれば,サッカー全体に良い影響も悪い影響も及ぼす力を持っている。
We express our disbelief at such an unprecedented, incomprehensible and unjustifiable decision.
このような前代未聞で,理解しがたく,正当化できない決定に対し,我々は強い憤りを表明する。
(転載了)
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It seems Trump's “I am the rule” attitude applies to soccer as well.
9年前に調査した,米国人がトランプを表す言葉 ― 現在も同じ?
‘ABC NEWS’,September 30, 2017付け
“10 most common words Americans use to describe Trump (POLL)”
「米国人がトランプを表現する際に最もよく使う言葉トップ10(世論調査)」
の見出し調査結果を 下記,拙訳・転載します。
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Respondents were asked what one word best describes their impression of Trump.
回答者には,トランプに対する印象を最もよく表す言葉を1つ選んでもらった。
ドナルド・トランプ大統領に対する世論は,彼が大統領選への出馬を表明した時から,そして就任後最初の8ヶ月間,綿密に追跡調査されてきた。支持率や職務遂行能力に関する客観的な指標は,政治的立場を問わず,米国民から激しい感情や反応を引き起こす、賛否両論を巻き起こす大統領像を明らかにしている。
こうした感情の本質をより深く理解し,米国民に大統領を自らの言葉で表現する機会を与えるため,ABCニュース/ワシントン・ポストの最新世論調査では,回答者に「トランプ大統領に対するあなたの印象を最もよく表す一言(ONE WORD)は? 一言だけ答えてください。」という質問を行った。
この調査には1,002人の回答者が参加し,そのうち942人(94%)がトランプ大統領に対する印象を最もよく表す言葉を自由記述式で回答した。
トランプ大統領がほぼ あらゆる政治的・文化的問題について臆することなく意見を述べるのと同様に,回答者もまた、トランプ大統領に対する自身の感情を率直に表明することをためらわなかったようだ。
この質問に対して寄せられた384件の回答から得られた主なポイントをいくつか紹介する。
The words we saw most often
最も多く見られた言葉
トランプ大統領に対する印象を最もよく表す言葉は何かという質問に対し、最も多かった回答は “incompetent”(無能)(4%)だった。
回答者が挙げた上位10語は,“incompetent”(無能),“arrogant”(傲慢),“strong”(強気),“idiot”(愚か),“egotistical”(自己中心的),“ignorant”(無知),“great”(偉大),“racist”(人種差別主義者),“a------”(最低),“narcissistic”(ナルシスト) だった。
大統領を肯定的に表現した言葉の中で最も多かったのは “strong”(強気)(3%)だった。これは,多くの回答者がトランプ大統領の職務遂行能力に疑問を抱いている一方で,依然として彼を力強い人物(powerful figure)と見なしていることを示している。その他の肯定的な言葉としては,“determined”(決意が固い)(1%),“American”(米国人)(1%),“patriotic”(愛国的)(1%)などが挙げられる。
全体として,回答者の9%が,大統領の職務遂行能力を評価する言葉を用いた。これには,“unqualified”(資格のない)(2%),“ignorant”(無知な)(2%),“unfit”(不適格な)(1%)といった単語が含まれていた。
これらの単語の頻度を算出する際には,“egotist”(利己主義者) と “egotistical”(利己的な),“great”(偉大な) と “greatness”(偉大さ),“idiot”(愚か者) と “idiotic”(愚かな)といった同義語を組み合わせた。
It’s not policy, it’s personal / 政策ではなく、個人的な感情
全米を対象とした国民調査で明らかになった主要なテーマの一つは,トランプに対する人々の態度が,政策やイデオロギーではなく,主に彼の性格によって左右されている(driven)ように見えるということだった。
肯定的な意見としては,“strong”(強い)(3%),“great”(偉大)(2%),“determined”(決断力がある)(1%),“leader”(リーダー)(1%)といった言葉が多くの人によって使われた。
一方,否定的な意見として多く見られたのは,“arrogant”(傲慢)(3%),“egotistical”(自己中心的)(2%),“idiot”(愚か者)(2%),“narcissistic”(ナルシスト)(2%)といった言葉だった。
中には,あまりにも過激な表現(too heated)で公表できないものもあった。大統領を形容するために使われた言葉のうち6つは,掲載にふさわしくない表現だったため,省略せざるを得なかった。
しかし全体的に見ると,回答には政策に関する記述はほとんど見られなかった(devoid)。大統領を “conservative”(保守的) あるいは “Republican”(共和党員) と表現した人は一人もいなかった。
A consultant’s view / コンサルタントの見解
ABCニュースは,自由回答形式の質問に対する回答結果を,共和党の政治コンサルタントでありABCニュースのコメンテーターでもあるアレックス・カステリャノスに伝え,彼がこのような表現で評される候補者にどのような助言をするかについて意見を述べた。
「このようなワード・クラウドを持つ候補者は,誰の意見にも耳を傾けない。」とカステリャノスは述べた。
カステリャノスはまた,「強さ」という概念に焦点を当て(zeroed),多くの人が大統領を強いと評しているものの,全体として見ると,より広い視野で捉える必要があると指摘した。
「予測不可能な強さ,それはプルトニウムのようなものだ。プルトニウムがあなたの家を暖めるのか,それとも町を爆破するのか,誰にも分からない。」とカステリャノスは述べ,「人々は彼を個人的に危険な人物と見ている。」と付け加えた。
カステリャノスはまた,大統領には自身の予測不可能性(unpredictability)を受け入れるよう助言すると述べた。
「人々はあなたを特定のイデオロギーに縛られているとは見ていないが,あなたは結局そのイデオロギーの代償を払っている。共和党員であること,そして予測不可能な人物であることで,あなたは激しく非難されている(hammered)。トランプがナンシー(ペロシ)やチャック(シューマー)と会談した1週間ほど前に,このワードクラウドを目にした兆候が見られると思う。」とカステラノスは述べた。
Methodology / 調査方法
このABCニュース/ワシントン・ポストの世論調査は,2017年9月18日から21日にかけて,固定電話(landline)と携帯電話を用いて英語とスペイン語で実施された。調査対象は,全国の成人1,002人を無作為に抽出したサンプルである。結果の標本誤差は,デザイン影響を含めて3.5ポイントである。政党支持率は,民主党31%,共和党23%,無党派層36%である。
ABCニュースのすべての世論調査方法と同様に,本調査の結果は,人口統計データに基づいて米国民の正確な代表性を確保するために加重処理されている。
(転載了)
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現在 実施しても それほど変化はないでしょう。
“irresponsible”(無責任),“rude”(無作法な),“liar”(うそつき) は?
2026年7月 7日 (火)
Trump posted : Thank you to FIFA
日本時間 7月6日 02:14AM,トランプが ‘Truth Social’ に投稿していました。
正しい行動をとって,大きな不正を覆してくれたFIFAに感謝する! ドナルド・J・トランプ大統領
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何のこと?
本件に関して ‘BBC’ が July 6, 2026付けで
「トランプ,FIFA,バログン選手をめぐる決定で,レッド・カード制度が混乱に陥る」
の見出しで 報じています。
それは,ワールド・カップにおける絶対的なルールの一つとなっていた。ワールド・カップで退場処分(sent off)を受けた選手は,次の試合に出場できない。
例外も,異議申し立ても,一切認められない。
米国のスター・フォワード,フォラリン・バログン(Folarin Balogun)に提示されたレッド・カードを事実上覆す(effectively overturn)決定は,多くの疑問を残している。
ボスニア・ヘルツェゴビナとの決勝トーナメント3回戦で退場処分を受けたバログンは,月曜日のベルギーとの決勝トーナメント1回戦に出場可能となった。彼は今大会,米国代表の得点王で,3ゴールを挙げている。
ワールドカップの歴史上,レッド・カードは189枚出されているが,出場停止処分を受けなかった選手はわずか2人しかいない。
もう1人は1962年,ブラジルのガリンシャが準決勝のチリ戦で退場処分を受けたものの,決勝のチェコスロバキア戦に出場したケースだ。
しかし当時は,自動的に出場停止処分となるルールは存在しなかった。審判員が提出した証拠に基づき,委員会が判断を下していた。
1962年のFIFA懲戒委員会(disciplinary committee)の決定は,外部からの政治的干渉疑惑に包まれていた(shrouded in allegations)。今回も同様の状況になる可能性は十分にある。
ホワイト・ハウスとFIFAの長年にわたる緊密な関係を考えると,共同開催国に有利な極めて異例の決定に対して,疑問の声が上がるのは当然だろう。
複数の報道によると,ドナルド・トランプ米大統領は今週初め,FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に電話をかけ,レッド・カードの見直しを求めたとのことである。BBCはこれらの報道をまだ確認していない。
これはサッカー界における前例となるのだろうか?
なぜバログン選手は処分を免れたのに,今大会で退場処分を受けた他の11選手は全員出場停止処分を受けたのだろうか?
レッド・カードがルール上正当なものであった場合でも,出場停止処分を軽減するために,サッカー界で異議申し立てが増えることになるのだろうか?
ワールド・カップで次のレッド・カードが出た後,テレビ中継で「次の試合を欠場」と表示されたとしても,本当に出場停止になるとは限らない。
ここでは,今回の決定内容,既知の事実,そして起こりうる影響について詳しく解説する。
Fifa offered no reason or explanation
FIFAは理由や説明を一切示さなかった
今,多くの人が抱いている最大の疑問は「なぜなのか」という点だ。
FIFAの規律規定では,バログン選手のような「重大な反則(serious foul play)」に対しては、「少なくとも2試合の出場停止処分」を科すと定められている。
実際,ワールド・カップの規定では,レッド・カードに対するチームの異議申し立ては認められていない。
FIFAの声明には,バログン選手の出場停止処分を猶予した理由や説明は一切なく,単に 「FIFA規律規定第27条」が引用されただけだった。
第27条は,FIFAが「懲戒処分の執行を全面的または部分的に猶予すること」を認める規定である。
これは非常に広範な適用が可能なルールであり,他のいかなる基準も満たすことなく,事実上FIFAが望む通りの決定を下すことを可能にしている。
なお,ワールド・カップにおいて第27条が適用された例は,これまで一度もない。
「BBCスポーツ」は,なぜこのような決定がなされたのかを問い合わせた。
しかし,具体的な理由は示されなかった。ただ,今大会前にクリスティアーノ・ロナウド選手に対して行われた出場停止処分の猶予措置が例として挙げられただけだった。
FIFAの規律規定に基づけば,ロナウド選手は11月のワールド・カップ予選(対アイルランド共和国戦,0-2で敗戦)でダラ・オシェイ選手に肘打ち(elbowing)をした行為に対し,3試合の出場停止処分を受けるべきだった。
彼は予選最終戦(対アルメニア戦)で1試合の出場停止を消化したが,残りの2試合分については処分が猶予された。
ただし、ロナウド選手がレッド・カードを受けたのは予選でのことであり,ワールドカップ本大会でのレッド・カードではなかった。
大会前に選手に対して何らかの寛大な措置がとられた例は,ロナウド選手以外にも数多く存在する。
2014年大会のフランス代表ローラン・コシールニー選手や,今大会前のエクアドル代表モイセス・カイセド選手,アルゼンチン代表ニコラス・オタメンディ選手の例などが挙げられる。
少なくともロナウド選手の件については,「それまでの国際試合225試合においてレッド・カードを受けたことがなかった。」という点が考慮されたとFIFAが説明しており,一定の根拠が示されていた。
しかし,バログン選手の件に関しては、そうした説明さえもなかった。
情報が欠落しているため,憶測を呼ぶ事態となっている。
なぜこれが特別なケースだったのか?どのような要素が考慮されたのか?誰が決定を下したのか?
BBCスポーツが得た情報によると,主審が出場停止処分の取り消しを求めたという事実や,VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の運用手順が守られなかったといった事実は確認されていないという。
イングランドであれば,サッカー協会(FA)が処分の詳細な理由を全面的に公表するところだろう。
米国にはFIFAに対してその公表を求める権利があるが,ベルギーにはその権利がない。
BBCスポーツの解説者であり,元イングランド代表DFでもあるマイカ・リチャーズは、この状況を「茶番(farce)」だと評した。
「1年間の出場停止処分を(事実上)保留にするなんて,大会全体を愚弄するようなものだ。」と彼は語った。
「大物スター選手を大会に残すための措置だろうが,どうしてそんなことが許されるのか。FIFAはもっとまともな対応をすべきだ。」
「多くの人々に後味の悪さを残す結果となった。」
当然ながら,ベルギー側は激怒している。彼らは日曜日に声明を発表し,バログンに出場許可が下りたことに「驚愕した(astonished)」と述べた。
ベルギー・サッカー協会は,いくつかの規定やワークショップでの説明資料,大会前の調整会議の内容などを根拠に挙げている。
彼らは,今回の決定が大会規定に矛盾していると強く主張している。その規定には,選手は「所属チームの次戦に自動的に出場停止となる」と定められているからだ。
実質的に,FIFAは大会規定を無視し,独自の規律規定を優先させたのだと彼らは訴えている。
ベルギー代表のルディ・ガルシア監督は,記者会見でさらに踏み込んだ発言をした。「FIFAワールド・カップにおいて,7月5日が 4月1日,つまりエイプリル・フールになっていたとは知らなかったよ。」
「我々が守ろうとしているのは代表チームや協会ではない。サッカーそのものだ。」
今大会で退場処分を受けた他の選手たちは,この状況をどう思っているだろうか。
例えば,カナダ代表MFイスマエル・コネの脚を骨折させるという不運な事態に関与した,カタール代表のアシム・マディボのケースを見てみよう。
マディボは相手にチャージ(タックル)さえしておらず,負傷はタックルの性質によるものではなく偶然に起きたものだという明白な事実がある。
それにもかかわらず,FIFAはマ ディボに 5試合の出場停止処分を科した。これは,重大な反則行為に対する通常の処分に加え,さらに3試合分が上乗せされたものだった。
Does the Balogun decision create precedent?
バログン(Balogun)判決は先例となるのだろうか?
バログンのレッド・カードは厳しすぎたのだろうか?確かにそうだ。
このストライカーはタリク・ムハレモビッチに挑みかかり,誤ってボスニア人選手の足首に足を乗せてしまった。
厳しすぎるというのは,判定が間違っていたとか,FIFAが介入せざるを得ないほどひどいプレーだったという意味ではない。
FIFAは今後,偶発的なプレーによるレッド・カード後の出場停止処分を取り消すべきだろうか?
監督たちは「前例ができたのだから,一貫性を保つべきだ。」と主張するだろう。
意図はルールから何年も前に削除され,プレーの結果のみが考慮されるべきものとなっている。
昨年12月のリバプール戦でのシャビ・シモンズ(Xavi Simons)のレッド・カードを例にとってみよう。トッテナム(Tottenham)のフォワードはフィルジル・ファン・ダイク(Virgil van Dijk)の足の裏を踏むつもりはなかったものの,結果的に相手の安全を脅かしたと判断された。
当時トッテナムの監督だったトーマス・フランクは,自動的に科せられた3試合出場停止処分を嘆いたが,クラブは成功の見込みがないと判断し,訴えを断念した。
バログン選手の処分は,今回のワールド・カップでの判定を巡る国内リーグの懸念をさらに強めるものとなった。
イエローカードの少なさ,VARの導入方法,そして新ルールの解釈などは,リーグ・レベルでは再現不可能だと考えられている。
そしてファンは,リーグでも同様の対応を期待している。
バログン選手の出場停止処分を撤回(repealing)すれば,リーグにとって状況はさらに悪化するだけだ。
なぜイングランド・サッカー協会(FA)は,FIFAのように寛大な措置(clemency)を取らないのだろうか?
シモンズ選手のような過剰な出場停止処分は、見直されるべきではないだろうか?
Was Trump involved in the decision?
その決定にトランプ氏は関与していたのだろうか?
FIFAのワールド・カップにおける懲戒手続きの原則の一つは,不服申し立て(上訴)が認められないことである。
なぜFIFAは開催国のスター選手のために特例を設けたのか?
レッド・カードと出場停止処分は,米国で大きな波紋を呼んだ。
米国では,このストライカーが「二重の罰」を受けたという主張がなされていた。ボスニア戦の終盤27分間とベルギー戦を欠場することになり,実質的に1試合とさらに別の試合の3分の1近くを逃すことになったからだ。米国のメディア解説者らは、これを極めて不公平だと評していた。
メディアや米政府からの圧力もあった。マルコ・ルビオ国務長官は金曜日,米国は「あのレッド・カードでひどい目に遭わされた。」と述べ,「不服申し立てのプロセスが必要だ。」と語った。
しかし,元アーセナルのストライカーである同選手の出場を可能にするような特例措置(special dispensation)を,FIFAが突然打ち出す(produce)とは誰も予想していなかった。
事実上,バログンはボスニア戦で一時的な退場処分(sin-bin)を受けたような形となり,再びプレーすることが可能になった。
ロイター,AFP,ニューヨーク・タイムズは,ボスニア戦の翌日である水曜日にトランプがインファンティノ会長に電話をかけ,バログンの出場停止処分の見直しを求めたと報じている。
BBCスポーツはこれらの報道を確認していない。
日曜日の夜,トランプは「大きな不正を正した(reversing a great injustice)」として,SNS ‘Truth Social’ でFIFAに感謝の意を表した。
もし事実であれば,これはガリンシャ(Garrincha)の事例と重なる。当時も,ブラジル代表のウィンガーが出場停止処分を受けないよう,大統領が介入した経緯があるからだ。
FIFAの倫理委員会にはすでに,インファンティノ会長に対する調査の要請が出されていた。トランプへの「FIFA平和賞」授与に関連し,同会長が政治的中立性に関する規定に違反したと主張されていたためである。
FIFAの規約では,サッカーへの政治的介入が禁じられている
もし米政府が何らかの役割を果たしていたことが明らかになれば,さらなる説明が求められることになるだろう。
しかし,その前に,月曜日に行われるベルギー戦でのバログンと米国代表のプレーに,すべての注目が集まることになる。
(転載了)
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Did Trump threaten Gianni Infantino - FIFA President, or make a request?
ワシントン・ポストによればー
「トランプはFIFA会長に対し,レッドカードの判定を見直すよう求めたものの,『どうすべきかまでは指示しなかった』と述べた。一方,FIFA会長は,月曜夜に行われる米国対ベルギー戦を前にフォラリン・バログンの出場資格を回復させた決定において,その会話は一切影響しなかったと語った。ベルギー・サッカー連盟は,キック・オフの直前まで米国のスター選手の出場資格について異議を唱え続ける姿勢を示している。」
2026年7月 6日 (月)
米国民の7割が自国の民主主義に不満
‘Pew Research Center’,June 10, 2026付け
“Americans are more dissatisfied with how their democracy is working than people in other high-income countries”
「米国民は,他の高所得国の人々よりも,自国の民主主義の現状に不満を抱いている」
の見出し調査結果を 下記,拙訳・転載します。
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Around seven-in-ten U.S. adults (69%) say they are dissatisfied with the way democracy is working in their country. This share is higher than in most other high-income countries surveyed by Pew Research Center this spring.
米国の成人の約7割(69%)が,自国の民主主義のあり方に不満を抱いていると回答した。この割合は,ピュー・リサーチ・センターがこの春に調査した他のほとんどの高所得国よりも高い。
民主党支持者および民主党寄りの無党派層の大多数(86%)は,米国の民主主義の現状に不満を抱いている。共和党支持者および共和党寄りの無党派層でも,約半数(51%)が同様の意見を示している。
調査対象となった16ヶ国全体では,成人の54%が自国の民主主義の現状に不満を抱いており,45%が満足していると回答している。
しかし,国によって意見は大きく異なる。例えば,ギリシャでは約4人に3人が自国の民主主義の現状に不満を抱いている一方,スウェーデンではほぼ同程度の割合で満足していると回答している。
調査対象となったほとんどの国では,民主主義のあり方に対する満足度は2025年以降,大きく変化していない。しかし,韓国と日本では満足度が大幅に上昇した一方,オーストラリアと米国では低下した。
韓国:尹錫烈大統領の弾劾後,韓国では2025年と2026年の調査期間の間に大統領選挙が早期に実施され,元野党指導者の李在明が当選した。民主主義のあり方に満足している韓国成人の割合は,2025年の28%から2026年には61%へと1年間で倍増した。これは,調査対象国の中で最大の増加率だった。
日本:石破茂首相は2025年と2026年の調査期間の間に辞任し,高市早苗氏が後任となった。2026年2月,日本での調査実施のわずか数日前に,高市率いる政党は解散総選挙で圧勝した。日本の民主主義に対する満足度は,2025年の24%から2026年には44%に上昇した。
2025年時点では,民主主義の機能に満足している割合は女性よりも男性の方が高かったものの,高市が日本初の女性首相に就任した2026年には男女差は解消された。
オーストラリア:オーストラリアにおける民主主義への満足度は,過去1年間で61%から51%に低下した。同時期に,オーストラリア国民の経済状況に対する見方も大きく悪化し,経済状況を「良い」と評価する人の割合は,2025年の37%から2026年には20%に減少した。
アメリカ合衆国:アメリカ合衆国では,民主主義への満足度は2025年の37%から2026年には30%へとやや低下した。この低下は主に共和党支持者によるものである。 2025年には共和党支持者の10人中6人が民主主義に満足していたのに対し,現在は48%にとどまっている。民主党支持者の民主主義に対する満足度に,大きな変化は見られない。
また,両党の米国人の大多数は,かつて米国の民主主義は他国にとって模範となるものであったが,近年はそうではなくなったと考えており,この見解を持つ米国人は全体の68%に上る。
(転載了)
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具体的に どのような状態を不満に思っているのかを知りたい。
Multi-Tool “K-Smart X”,使用頻度は?
‘GEAR PATROL’,June 22, 2026付け
“This Uniquely Sleek New Multi-Tool Packs 10 Handy Functions for Cheap”
「この他に類を見ない洗練された新型マルチ・ツールは,10種類の便利な機能を低価格で提供」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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In an intriguing twist, the small wonder’s most innovative and indispensable feature may be its accessibility.
驚くべきことに,この小型ツールの最も革新的で不可欠な特徴は,その使いやすさにあるのかもしれない。
“The best ability is availability.”
「最高の能力とは,いつでも使えることだ。」
NFL殿堂入りコーチ,ビル・パーセルズの言葉とされるこの格言(adage)は,どんなに優れたアスリートであっても,怪我などでプレーできない状態が続いていては意味がない,という考え方を力強く説いている(extolls)。
同様に、最高のマルチ・ツールとは,83もの機能を備えたものではなく,実際に持ち運びやすいシンプルなものである。
この考え方を体現しているのが,‘Ideaspark’社の最新製品,“K-Smart X” である。ベルトやバックパック,ポケットに軽く簡単に装着でき,必要な時にすぐに使えるように設計されている。
K-Smart me up / K-Smartに注目!
‘Kickstarter’で現在1400%以上の資金調達を達成し,残り数週間となった “K-Smart X” は,‘Ideaspark’が2022年に発売したマルチ・ツールの第5世代モデルである。
これは非常に有望な結果と言えるだろう。長年愛され続ける人気商品であるだけでなく,これまでで最も進化した製品へと生まれ変わったこと(revamped)を示している。
ベルトに装着できるだけでなく、バックパックにクリップで留めたり,ポケットに入れたり,EDC(everyday carry)スリングに収納したりと,様々な使い方が可能な “K-Smart X” は,わずか4 inのスリムなマルチ・ツールで,約10種類の便利な機能を備えている。
これには,バール(pry bar)/カッター・ナイフ(box cutter)/釘抜き(nail puller)一体型ツール,栓抜き,1/4 inと1/6 inのビット・ドライバー,メートル/インチ定規(ruler),六角レンチ(hex wrench),ファイヤー・スターター,そして360度回転・着脱可能なキーリングが含まれており,ツール使用時に実際の鍵を簡単に取り外すことができる。
いつものように,キャンペーン・ページでは機能が誇張されている(function-flation)部分がある。‘Ideaspark’さん,申し訳ないが,トリチウム・スロットやキーリング穴を「機能」として数えるのは拒否する。
良い点としては,グレード5チタン製で,重量に対して非常に高い強度(a ton of strength)を誇る。つまり,約1.1 oz(約31 g)という軽量ながら,長年の酷使(abuse)にも耐えうる耐久性を備えている。
‘Ideaspark’は,この新世代モデルが,よりスリムな形状,スムーズな動作,リーチの向上,片手で操作できるビット・ドライバー,そして滑りにくい(textured)サイド・グリップなど,以前のバージョンから大幅に改良されている点も指摘している。
さらに,背面クリップのバネが廃止されたことで,操作性が格段に向上し,耐久性も大幅に向上している。
加えて,現在 $60以下で購入できることを考えると,“K-Smart X” は「最良の」シナリオにおいて,かなり魅力的な選択肢と言えるのではないだろうか?
Availability and pricing / 入手方法と価格
‘Ideaspark’の “K-Smart X” は,‘Kickstarter’ にて現在,‘Super Early Bird’ 価格 $55 で入手可能,お届け予定は9月。
(転載了)
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下は ‘Kickstarter’ のサイトから ー
2026年7月 5日 (日)
トランプ投稿:建国250年で ラシュモア山?
日本時間 7月4日 10:50AM,トランプが ‘Truth Social’ に投稿していました,映像です。
そして なぜか ラシュモア山に彫られた大統領ー ジョージ・ワシントン,トマス・ジェファーソン,エイブラハム・リンカーン,セオドア・ルーズベルト の4人に自身を並べた黄金の彫刻の映像を投稿しました。
その 自惚れぶりは 流石です。
Worst President として 歴史には残るかも知れませんが ー
ケネディー・センター名称部を隠す覆いの真意は?
ケネディー・センターに トランプの名前を付けるのは違法との連邦地裁の判決で6月に建物からトランプの名前を撤去したはずですが,工事後もタープで前面が覆われています。
何が起こっているのでしょうか?
予想してなかったことが 起こっているようです。
‘Forbes’,June 30, 2026付け
‘Kennedy Center Claims It Will Lose “Hundreds Of Millions” In Donations After Removing Trump Name’
「ケネディ・センター,トランプの名前削除で 『数億ドル』 の寄付を失う見通しと発表」
の見出し記事を 下記 拙訳・転載 します。
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Topline
The Kennedy Center claimed in a court filing it stands to lose “hundreds of millions” of dollars in donations that were pledged while the center included President Donald Trump’s name, saying its bylaws will mandate these donations be returned as it seeks to reverse a judge’s order that required it to revert to its original name.
ケネディ・センターは裁判所への提出書類の中で,ドナルド・トランプ大統領の名を冠していた時期に約束された「数億ドル」規模の寄付を失う恐れがあると主張した。同センターは,元の名称に戻すよう命じた裁判官の決定を覆そうとする一方で,内規によりそれらの寄付を返還することが義務付けられるとしている。
要点
・ケネディ・センターは月曜(6月29日)夜,トランプの名称削除を命じた連邦地裁の決定の執行停止(halt)を求める書面を裁判所に提出した。同センターはこの決定により「決して取り戻せない金銭的損害」を被り,将来的な建設計画が脅かされると主張している。
・提出書類によると,‘the Trump Kennedy Center for the Performing Arts Foundation’の定款(bylaws)では,トランプの名称が削除された場合,寄付金を返還することが義務付けられている。また,同センターは,名称にトランプの名が含まれていたからこそ寄付に応じた支援者もいたと主張している。
・同書類は,トランプが 「連邦議会から2億5800万ドルを調達した」とし(これは「One Big Beautiful Bill(巨大で素晴らしい法案)」にケネディ・センター向けの2億5700万ドルが盛り込まれたことを指しているとみられる),さらに民間寄付者からも「数億ドル」を集めたと述べている。
・ケネディ・センターは月曜の提出書類の中で,連邦控訴裁判所(コロンビア特別区巡回区)への控訴手続きが進められている間,トランプの名称削除を命じた裁判所命令の執行を一時停止するよう,連邦地裁に求めた。
KENNEDY CENTER LAUDS TRUMP‘S ‘TREMENDOUS CONSTRUCTION ABILIITES’
ケネディ・センターは トランプの「卓越した建設手腕」を称賛
ケネディ・センターの弁護団は月曜夜に提出した書面の中で,同センターが寄付金として確保したとされる数億ドル規模の資金が失われない限り,「大統領の卓越した建設手腕によって同施設は修復され,ワシントンD.C.の至宝(crown jewel)として,また世界中の羨望の的として蘇る(restore)だろう」と述べた。
トランプは2期目に入り,ホワイト・ハウスのボールルーム(舞踏会場)やアーチの建設など,ワシントンD.C.の景観美化に取り組んできた。しかし,最近行われたリンカーン記念堂のリフレクティング・プール(記念堂前の長方形の池)の改修工事は,すぐに藻が繁殖して水が濁るという失態を招いた。トランプは,この事態の原因は破壊行為(vandals)にあるとしている。
ARE THE TARPS STILL UP AT THE KENNEDY CENTER?
ケネディ・センターの覆い(タープ)はまだ設置されたままか?
はい。6月13日の早朝以来,ケネディ・センターの建物の前には大きな覆いが設置されており,トランプの名前が取り外された後の看板を隠している。
ケネディ・センターの広報担当者ローマ・ダラヴィ氏は以前,ワシントン・ポスト紙に対し,この覆いは大理石の外壁を補修するために設置されたものだと説明したが,同センターはいつ撤去されるかについては明らかにしていない。
この覆いは,民主党員から反発を招いている。その中には,昨年12月にトランプの名前を追加することに異議を唱える訴訟を起こしたオハイオ州選出のジョイス・ビーティ下院議員も含まれている。
今月初めに提出された裁判資料の中で,ビーティ議員は同センターが 「不機嫌な反抗心(petulant defiance)」から覆いを設置し続けていると非難し,それらが「傷ついた自尊心を癒すため(massage broken egos)」に残されているのではないかと指摘した。
先週,連邦判事はケネディ・センターに対し,なぜ覆いがまだ設置されたままなのか説明を求める命令を下した。報告書の提出期限は,7月末か,あるいは7月に予定されている同センター理事会の開催から7日以内のいずれか早い方とされており,その時点で覆いが残っている場合に限り,それに関する情報の提供が求められている。
TANGENT / 余談
コメディアンのビル・マー(Bill Maher)は日曜の夜,ケネディ・センターで「マーク・トウェイン賞(アメリカン・ユーモア賞)」を受賞した。トランプの名前をめぐる法廷闘争が繰り広げられる中,同賞の授賞式は同センターにとって最も注目度の高い(highest-profile events)イベントの一つとなった。
トランプ本人は出席しなかったが,マーや一部の出席者はイベントの中でこの法廷闘争に言及した。登壇した俳優のウディ・ハレルソン(Woody Harrelson)は,会場を 「トランプ・ケネディ・センター」と呼んだ後,「ああ,そうか,あれは直したんだったね。もっとも,見た目には分からないだろうけど。」と付け加えた。
マーはレッドカーペットでのインタビューで,あの「タープ(覆い)騒動(debacle)」について「見事だ(brilliant)」と評し,次のように語った。「彼が次に何をするかあれこれ予想しようとしても,決して当てることはできないだろう。彼にしか思いつかないことだから。そのおかげで,事態はより面白く,より愉快なものになっている。」
KEY BACKGROUND / 主な経緯
米連邦地方裁判所のクリストファー・R・クーパー(Christopher R. Cooper)判事は5月,同センターに対し名称を元に戻すよう命じるとともに,改修工事に伴う2年間の閉鎖を一時的に差し止める決定を下した。
クーパー判事は,同センターを設立した1964年の法律において「同センターがケネディ大統領の名を冠するものであることは明白」であり,名称変更には議会の承認が必要であると指摘した。
トランプは自身の任期後半に入って同センターの掌握に乗り出し,理事会を刷新して解任したメンバーの代わりに自身の支持者を送り込んだ。これらの新たな理事らは12月,同施設の名称にトランプの名を冠することを決議した。
(転載了)
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さて 結末は?
トランプの名前は 本当に消しているのか?
(英語の勉強)
“tangent” は 数学の「タンジェント」しか思い浮かびませんが 辞書を引くとー
【形容詞】
1.《数学》接線の,接平面の
2.《数学》正接の,タンジェントの
3.〔一点で〕接した,〔接触しているが〕交差しない
4.〔話題などが〕ずれた,無関係の
【名詞】
1.《数学》接線,接平面◆可算
2.《数学》正接,タンジェント◆【略】tan
3.〔議論などの突然の〕逸脱,脱線
4.〔測量の測線の〕直線区間
5.《音楽》〔クラビコードなどの〕タンジェント◆弦をたたいて音を出すための小さな棒状の金属片。
2026年7月 4日 (土)
トランプ投稿:「トランプ錯乱症候群」から抜け出た著名人たちの告白
日本時間 7月2日 00:53PM,トランプが ‘Truth Social’ に投稿していました。
内容は AI作成の映像で,トランプ陣営が唱える「トランプ錯乱症候群」からの快復方法と,快復した著名人の語りで構成されています。
この投稿に関する ‘Newsweek’,July 2, 2026付け
‘Donald Trump Posts AI Video of Himself Treating Celebrities For “TDS”’
「ドナルド・トランプ,有名人を 『TDS(トランプ錯乱症候群)』の治療する自身のAI動画を投稿」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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President Donald Trump has posted an AI-generated video to Truth Social, where he, as a doctor, discusses treating various celebrities who have been critical of him for "TDS," shorthand for Trump derangement syndrome.
ドナルド・トランプ大統領は,AIが生成した動画を ‘Truth Social’ に投稿した。その中で彼は医師として,自身を批判してきた様々な著名人を 「TDS」(Trump Derangement Syndrome:トランプ錯乱症候群)として治療することについて語っている。
動画は,聴診器を身につけ医師の白衣を着たトランプのAI生成映像で幕を開ける。「あなたやあなたの知り合いは,TDSと診断された(diagnosed)ことはありますか?その症状は容赦なく続くものです。幸いなことに,私,トランプ医師には治療法があります。では,私の患者たちの声を聞いてみましょう。」
続いて,俳優やコメディアンを模したAI生成映像が登場し,彼らがTDSに苦しみ,治療を受けたかのように語る。‘Rosie O’Donnell’(ロージー・オドネル),‘John Leguizamo’(ジョン・レグイザモ),‘Whoopi Goldberg’(ウーピー・ゴールドバーグ),‘Edward Norton’(エドワード・ノートン),‘Robert De Niro’(ロバート・デ・ニーロ),‘Julia Roberts’(ジュリア・ロバーツ)といった著名人のAI生成映像が使われている。
‘Newsweek’誌は,オドネル,レグイザモ,ゴールドバーグ,デ・ニーロ,ロバーツ,ノートンの各氏の代理人に対し,コメントを求めて連絡を取った。
“Trump derangement syndrome”(トランプ錯乱症候群)」という言葉は,トランプに対する否定的な反応を指す際に使われる蔑称(pejorative)であり,大統領本人や政権,支持者らによって使われている。
この動画は医療系インフォマーシャル(テレビ通販番組)のようなスタイルで制作されており,ホワイト・ハウスのダン・スカビーノ・ジュニア(Dan Scavino Jr.)副首席補佐官(Deputy Chief of Staff)によって X(旧Twitter)で共有された。
動画の終盤では,AIで再現された大統領が 「簡単な」治療法を提案している。それは,「フェイク・ニュースを見るのをやめ,祈りを捧げ,不安を感じたら私のようにダイエット・コークを飲むこと。そうすれば,人生に驚くほどの変化が訪れるだろう。」というものである。
大統領が,AI生成コンテンツを投稿することは珍しくない。しかし,今回の動画は,出演者の許可なく音声や映像を使用することを含む ‘AI deepfake’ を規制する法整備を,エンターテインメント業界が推進している中で公開された。
The Relationship Between Trump and These Celebrities
トランプとこれらの著名人との関係
動画に登場する著名人たちは,過去にトランプを批判しており,彼もまた 彼らを批判してきた。
‘Newsweek’ は,これらの著名人がトランプについてどのような発言をしてきたか,そしてトランプが彼らについてどのような発言をしてきたかを解説する。
Rosie O’Donnell(ロージー・オドネル)
オドネルと トランプは,20年近くにわたり対立関係にある(feuding)。この確執は2006年,オドネルがトーク番組『ザ・ビュー(The View)』に出演した際,ミス・USAコンテストのオーナーを務めていたトランプの人間性(moral character)を厳しく批判した(called out)ことから始まった。彼女はトランプを「インチキ商品売り(snake-oil salesman)」と呼び,その実業家としての経歴に疑問を呈したのである。それ以来,彼女はトランプを国家への脅威であると断じ,繰り返し非難してきた。
一方のトランプも,オドネルを「負け犬(loser)」,「制御不能な女(woman out of control)」,「人類への脅威」などと呼び。繰り返し批判している。2025年には,彼女の米国市民権の剥奪を検討していると発言した。
John Leguizamo(ジョン・レグイザモ)
レグイザモは,トランプを最も声高に(outspoken)批判するラテン系著名人の一人である。彼は,トランプがラテン系の人々や移民を「悪魔のような存在」として描いてきた(demonized)と主張し,トランプの移民政策や言動を非難してきた。彼は,トランプについて「我々のことが嫌いで,我々にここにいてほしくないのだ。」と述べ,政権による移民取り締まりの強化や,多様性推進の取り組みへの反対姿勢を批判している。
トランプが一部の著名人と行ってきたような,公の場での個人的な応酬(public personal remarks)は,レグイザモとの間では最近見られていない。
Whoopi Goldberg(ウーピー・ゴールドバーグ)
トーク番組 ‘The View’ の共同司会者であるウーピー・ゴールドバーグは,トランプの政策,発言,そして執務中の行動を攻撃し,定期的に彼を非難してきた。彼女はトランプの分断的な政治姿勢を非難し,“Trump derangement syndrome”(トランプ錯乱症候群)という表現を揶揄し,トランプはむしろ “Obama and Biden derangement syndrome”(オバマ・バイデン錯乱症候群)にかかっていると主張した。
2024年の大統領選期間中,ペンシルベニア州での集会で演説した際,トランプはゴールドバーグを批判し,かつて彼女をコメディアンとしてイベントに雇ったことがあると述べた。
「彼女の口から出る言葉はどれもこれも ‘f-word’ のようだった … 私は何人かの,まあまあ まともな人たちと一緒にいたのだが,彼女は本当に下品で(filthy),汚くて(dirty),不快だった(disgusting)。」
トランプはさらに,‘The View’ の司会者たちを「堕落者(degenerates)」,「愚かな女(dumb women)」と広く(more broadly)批判している。
Robert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)
デ・ニーロは,トランプを批判する著名人の中でも最も際立った(most prominent)存在の一人となっている。彼はトランプを「暴君(tyrant)」,「道化(buffoon)」,「この国の敵(enemy of this country)」,さらには「人種差別主義者(racist)で女性蔑視(misogynist),外国人嫌悪の暴君(xenophobic tyrant)」などと呼んできた。また,政治的に トランプに反対するよう繰り返し米国民に呼びかけ,トランプの行動は米国の民主主義を脅かすものだと主張している。
一方,トランプもデ・ニーロについて,「トランプに狂っている(Trump deranged)」,「病気で正気ではない(sick and demented)」,「IQが低い(low IQ)」などと評している。
Julia Roberts(ジュリア・ロバーツ)
ロバーツは2024年の選挙戦においてカマラ・ハリス前副大統領を公に支持し,たとえ夫の政治的志向と異なっていたとしても,女性が自身の信念に基づいて投票するよう促す広告のナレーションを務めた。
トランプは,この選挙広告をめぐってロバーツを批判し,彼女に対して「非常に失望した」と述べたほか,広告を「ばかげている(ridiculous)」,「愚かだ(stupid)」,そして後になって彼女自身が「恥ずかしく思う(顔から火が出るような思いをする)(cringe)」ようなものだと評した。また彼は,妻が夫に対して自身の投票先を隠すという広告のメッセージについても疑問を呈した。
Edward Norton(エドワード・ノートン)
ノートンは以前からトランプを声高に批判してきた。特に2020年の大統領選では,ジョー・バイデンの勝利が確定した後もトランプが敗北を認めず,大規模な不正投票があったと主張した(後にその主張は否定された)際にも,彼は批判の声を上げている。
映画 ‘The Fight Club’(ファイト・クラブ) で知られるノートンは,X(旧Twitter)への一連の投稿の中で,トランプの行動を「軽蔑すべき(contemptible),国への反逆的(treasonous)かつ重大な攻撃(serious assault)」と評した。また最近では,6月にテッド・ダンソン(Ted Danson)の番組 ‘Where Everybody Knows Your Name’ に出演した際,「我々は今,この国の歴史上かつてないほどの無能さ(incompetency),詐欺的行為(grift),そして腐敗(corruption)の只中にいる。」と語っている。
トランプが最近,ノートンについて公の場で言及したことはない。
Trump Continues to Cause Controversy with AI Imagery
トランプ,AI画像で再び物議を醸す
“Doctor Trump” の動画がネット上で急速に拡散しているが,トランプが自身を描いた AI画像で 眉をひそめさせる(raised eyebrows)のは,今回が初めてではない。
4月には,自身をキリストのような姿で描いたAI生成画像を投稿して大きな批判を浴び,後にその投稿を削除したこともあった。
トランプはその後,その画像はイエス・キリストではなく,医師としての自分を描いたものだったと説明している。
「あれは(特定の状況を)描写したものではない。私が投稿したのは事実だが,医師としての自分を表現したものだと考えていた。我々が支援している赤十字の活動の一環として,赤十字のスタッフという立場で関わったものだ。あのような解釈ができるのは,フェイク・ニュース(の作り手)だけだろう。」と,彼は大統領執務室の外で記者団に語った。
(転載了)
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AI映像で 語るはずがないことを語らせるのは 法に触れる? 大丈夫です。
トランプ自身が 法なのです。
2026年7月 3日 (金)
韓国サッカーの惨状を BBCが報じた。
‘BBC’,June 29, 2026付け
“World Cup exit leaves South Korean football in crisis”
「W杯敗退,韓国サッカー界が危機的状況に」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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"I am genuinely very sorry," Hong Myung-bo said on Sunday as he resigned as head coach of South Korea, just hours after the team's elimination from the 2026 World Cup was confirmed.
2026年ワールド・カップ,決勝トーナメントへの出場権を逃すことが確定してから わずか数時間後,韓国代表のホン・ミョンボ(洪明甫)監督は日曜日(6月28日)に辞任を表明し,「心から深くお詫び申し上げます」と述べた。
2002年大会で主将としてチームを準決勝進出に導いた伝説的な名選手であった同監督の更迭は,これが最初でも最後でもないだろう。国内では激しい批判が巻き起こっており(up in arms),元マンチェスター・ユナイテッドのスター選手パク・チソン(朴智星)も「なぜこのような事態に陥ったのかを振り返り,自問しなければならない状況にあることは,無念だ。」と語った。
こうした怒りは監督への殺害予告(death threats)にまで発展し,選手やスタッフの帰国時の到着場所も極秘扱いとされる事態となっている。
しかし,この反応は単にメキシコでの悲惨な2週間(dismal fortnight)が招いたものではない。こうした不満は,以前からくすぶり続けていた(brewing)ものだ。
'Hard to explain' / 「説明がつかない」
グループAでの敗退により,ファンの怒りは頂点(boiling point)に達した。
チェコ戦での2対1の勝利という好スタートを切ったものの,ソン・フンミン,パリ・サンジェルマンのイ・ガンイン,バイエルン・ミュンヘンのキム・ミンジェを擁するチームは,続くメキシコ戦に0対1で敗れた。これにより,「太極戦士(Taeguk Warriors:韓国代表の愛称)」はグループ2位を確保するために,南アフリカ戦で勝ち点1以上を獲得する必要に迫られた。
2014年ワールド・カップでもチームをグループ・ステージ敗退に導いたホン監督は,主将でありチームの精神的支柱でもあるソンをベンチに置いたまま試合に臨み,チームは敗北を喫した。元トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のDFイ・ヨンピョはテレビ解説で,この試合を 「21世紀における韓国サッカー代表チームの最悪の試合」。と評した。
試合後,ある記者がホン監督に対し,あまりにも説明不能なパフォーマンスの原因として,チーム内で食中毒などの集団的な体調不良が発生していたのではないかと尋ねる場面もあった。
さらに悪いことに,韓国代表は,各グループ3位チームの中で成績上位に入り決勝トーナメント(ベスト32)へ滑り込めるのか,それとも帰国することになるのか,その結果が判明するまでトレーニング・キャンプ地で3日以上も待機しなければならなかった。
チームの雰囲気は必ずしも良好とは言えませんでした。6月上旬,カメラが回っている最中にメディア関係者がソン選手の兵役歴を揶揄する発言をしていた(mocking)のが耳に入ったためである。トッテナム(Tottenham)の元スター選手である彼は,2018年のアジア大会で金メダルを獲得したチームの一員として,21ヶ月間の義務的な兵役を免除されていた。この一件を受け,選手たちは数日間にわたり国内メディアへの対応をボイコットした。
ソン選手は7月に34歳を迎えるため,近いうちに代表キャリアに終止符を打った(calls time on)としても不思議ではない。仁川国際空港で予定されていた歓迎式典が中止されたため,韓国への帰国時に公の場に姿を見せることはなかった。しかし,国内におけるスポーツ運営のあり方に世間の関心が集まっていることもあり,キャプテンや選手たちが激しい批判を浴びる(public ire)事態は免れている。
Presidential intervention / 大統領の介入
ガバナンス(組織統治)の問題は,日曜日に李在明(イ・ジェミョン)大統領がソーシャル・メディアに投稿した異例の声明(extraordinary statement)によって浮き彫りになった。
大統領は,「予期せぬ結果に対し 単なる困惑(confusion)ではなく,深い(utter)当惑(bewilderment)」を覚えたと述べ,今回の早期敗退は「組織および人事の失敗(failure of organisation and personnel)」であるとの見解を示した。
声明はさらに続き:「指揮官の選任において,能力(competence)よりも偏愛(favouritism)や縁故主義(cronyism)が優先されれば,その結末は火が紙を燃やすのと同様 予想通りだ(predictable)。」
2013年から大韓サッカー協会(KFA)の会長を務める鄭夢奎(チョン・モンギュ)は,2024年7月に通常の採用手続きを経ずに洪明甫(ホン・ミョンボ)を監督に任命したことで批判を浴びた(これは1年余り前にユルゲン・クリンスマンを任命した際と同様の手法だった)。この選任プロセスをめぐって,その公平性や透明性を疑問視する声が上がっている。
2024年9月にソウルで行われたパレスチナ戦で,ホン監督は初陣ながらファンから激しい反発とブーイングを浴びた。その否定的な空気は,その後も消えることはなかった。
反発していたのはサポーターだけではなかった。スポーツ省が韓国サッカー協会(KFA)に対する調査を行い,2024年11月にはチョン会長やその他の役員の職務停止を勧告する事態となった。しかし,KFAは裁判所から差し止め命令を取り付けることで,チョン会長は2025年2月の選挙に出馬し,4期目の当選を果たすことを可能にした。
KFAと長年にわたり深い関係を築いてきた巨大企業グループ,現代(ヒョンデ)の創業一族の一員であるチョン会長は,5月の時点で,ワールド・カップ終了後に退任する意向を表明していた。
「サッカー協会の運営に携わった任期中,様々な論争や批判があったことは十分に承知している。」と彼は述べ,「それらすべては,私自身の至らなさ(shortcomings)故だと考えている。」と語った。
Japan race ahead / 日本が先行
自身の力不足を認めたチョンの発言に異論を唱える者はほとんどいないだろう。彼が指揮を執る間,ワールド・カップに11大会連続出場を果たし,アジアで最も輝かしい実績を誇る韓国は,明らかに日本に後れを取るようになった。
かつては長らく,「日出ずる国(the Land of the Rising Sun)」が 「静かな朝の国(the Land of the Morning Calm)」の後を追う立場にあった。Kリーグは Jリーグより10年も早い1983年にアジア初のプロ・リーグとして発足し,クラブ・チームもアジアの大会で圧倒的な強さを誇っていた。
その勢力図の変化は,10月の出来事によって痛烈に(painfully)浮き彫りとなった(exposed)。ブラジル代表がソウルで5-0と大勝した数日後,東京では 3-2で敗れたのだ。また3月には,韓国がコートジボワールに 0-4で敗れた一方で,日本はウェンブリー(Wembley)・スタジアムでイングランドを1-0で下し,アジア勢として初めて同国代表に勝利するという快挙を成し遂げた。
現在,Jリーグのクラブはアジアの大会でKリーグのライバル勢を常に凌駕しており(outperform),欧州へ送り出す選手の数も多い。日本代表に至っては,欧州でプレーするスター選手のみで構成されるチームとなっている。
ソウルの混乱ぶりは,東京がとってきた長期的かつ組織的なアプローチとは対照的である。あるファンは SNSにこう書き込んでいる:「日本には全員が協力して取り組む 『100年ビジョン』がある。一方の韓国は,サッカーについて何も知らない一人の人物の気まぐれ(whim)で,監督が次々と代わっている」。
宿敵のモデルに倣うことは,韓国にとって苦渋の決断かもしれない。しかし,監督も協会会長も不在で,怒りと変革への渇望が高まっている今こそ,2026年ワールド・カップの この痛みを,低迷するアジアの強豪国(powerhouse)が再起を図る転換点とする絶好の機会と言えるだろう。
(転載了)
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大統領が コメントするほどの問題ではなさそうですが ・・・。
2026年7月 2日 (木)
トランプ投稿:習主席・中国を祝福?
日本時間 7月1日 02:30AM, トランプが ‘Truth Social’ に投稿していました。
習主席,そして偉大なる国・中国に対し,出生地主義(による市民権付与)をめぐる大きな勝利を祝福したい! ドナルド・J・トランプ大統領
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「米国で生まれた子どもにほぼ無条件で米国籍を与えると憲法が保障する『出生地主義』をめぐり,これを大幅に制限しようと トランプが出した大統領令について,連邦最高裁は6月30日,違憲で無効だとする判決を下した。
米国で約150年前から続く国籍の 『出生地主義』について最高裁は,賛成6,反対3で,『不法または一時的』に米国にいる親のもと,米国で生まれた子どもは,合衆国憲法修正第14条に基づき 『出生の時点で市民』だとの判断を示した。
トランプ氏は自分のソーシャルメディア『トゥルース・ソーシャル』で,裁判所の判決は『残念だ』と書き,国籍の出生地主義に対して立法措置で戦い続けると約束した。」
の報道に基づくものです。
投稿は,中国人の富裕層が 米国で出産して 子供に米国籍を持たせる動きに対する皮肉です。
ワールド・カップ,日本-ブラジル戦を ガーディアン紙は こう報じた。
‘The Guardian’,June 29, 2029付け
“Brazil into last 16 as Martinelli strikes in stoppage time to break Japan hearts”
「マルティネッリが アディショナル・タイムのゴールで日本を破り,ブラジルはベスト16進出」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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Not for the first time in this tournament, there were long periods when Brazil did not impress. And not for the first time in this tournament, they got away with it. It may be inexplicable but the Carlo Ancelotti method that worked at Real Madrid is working again: stay in games and eventually either opponents will make a mistake or brilliant players will do something brilliant.
この大会でブラジルが精彩を欠く時間帯が続いたのは,これが初めてではない。そして,そうした状況を切り抜けてきたのも,これが初めてではない。説明がつかない(inexplicable)ことかもしれないが,レアル・マドリードで成功を収めたカルロ・アンチェロッティ流の手法(the Carlo Ancelotti method)が,ここでも再び機能しているようだ:それは,粘り強く試合を続け,やがて相手がミスをするか,あるいは傑出した選手が素晴らしいプレー(something brilliant)を見せるのを待つ,というものだ。
ブラジルは前半を0対1で折り返し,苦戦を強いられていた(struggling)。ワールド・カップ史上最も早い段階での敗退(earliest exit)も十分にあり得る状況だった。ブラジルの先発メンバーのうち5人が30歳を超えており,守備陣6人のうち5人がその年齢層に該当していたが,彼らの動きには実際にその「年齢」が表れていた。一方の日本は,より速く(quicker),より滑らかで(slicker),より鋭く(sharper)、そしてより創造的な(imaginative)プレーを見せていた。
しかし,エンドリッキ(Endrick)の投入と,ハーフタイムでの布陣および戦術の変更がすべてを変えた。ブラジルがボックス内へクロスを放り込み(slinging)始めると,日本守備陣に動揺が走った(wobbled)。前半は動きが鈍く,まるで歩いている(pedestrian)かのような状態だったカゼミーロ(Casemiro)が同点ゴール(equaliser)となるヘディング・シュートを決め,さらにアディショナル・タイム(stoppage time)の終盤には,ガブリエル・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)が勝ち越しゴールをねじ込んだ(squeezed)。
日本はこれまでワールド・カップの決勝トーナメント(knockout match)で勝利したことがない。森保一監督も,それが心理的な壁になっていることを認めており,大会前に「優勝」を意識すべきだと強調したのも,多くの人にはその壁を打ち破るための「ショック療法」のように映っていたほどだ。結局,今回も勝利には届かなかったが,ワールド・カップにおける彼らのパフォーマンスとしては,間違いなく過去最高のものだったと言えるだろう。
しかも相手はブラジルだ。全大会に出場している唯一のチームであり,大会史上最も多くの成功を収めてきた強豪である。彼らはこれまで一度もベスト16進出を逃したことがなく,ベスト8入りを逃したのも過去にわずか2回しかなかったのだから。
しかし,後半の日本が硬直した(froze)とか,勝利を目前にして(with the line in sight)萎縮してしまった(tightened up)と言うのは公平ではないだろう。単に,相手の監督に戦術を見抜かれていた(worked them out)という状況に直面したに過ぎない。
決勝トーナメント1回戦(the first knockout round)での敗退(exit)はこれで5度目となり,今大会での勝利も1試合にとどまったかもしれない。だが,攻撃の要である主力3選手(three of their most effective creators)を負傷で欠きながらも,この日本代表が極めて高い才能を秘めたチームであること(very gifted)は明白だ。
どのラウンドであれ,強豪相手に激闘の末に(hard-fought knockout tie)敗れることは,決して恥ずべきことではない。
チュニジアやスウェーデン戦では積極的に攻めに出た(taken the game)日本だったが,この試合ではむしろオランダ戦のような戦い方を見せた - つまり,守備ブロックを低く構えて相手の攻撃を受け止めつつ,断続的に鋭いプレスをかけるというスタイルだ(content to sit deep and absorb, pressing in staccato bursts)。
守備時の日本は非常にコンパクトな陣形を保ち,ヴィニシウス・ジュニオール(Vinícius Júnior)をほとんどプレーに関与させなかった。これは,彼が好んでプレーするエリア(the channel in which he likes to operate)を封じ込めた右センターバックの冨安健洋と右ウイングバックの堂安律の働きによるものだ。
前半は,日本の狙い通りの展開となった。立ち上がりはブラジルがボールを支配したが,マテウス・クーニャ(Matheus Cunha)が放った低い弾道のシュートを鈴木彩艶が外へ弾き出した場面を除けば,決定機をなかなか作り出せずにいた。一方,日本は時間が経つにつれて攻勢を強めていった。
上田綺世がコーナーキックからヘディング・シュートを放つも,ボールはわずかに枠を越える。そして29分,ついに先制点が生まれた。ダニーロ(Danilo)が左サイドへボールを展開しようとしたところを佐野海舟がカット,佐野はそのままカゼミーロ(Casemiro)をかわして(surged past)(カゼミーロは直前に警告を受けていたこともあり,守備で慎重になっていたかもしれない),ペナルティ・エリア(the box)の外からゴール隅を狙った低いシュートを突き刺した(fired a low shot)。
しかし、アンチェロッティ監督が選手交代を行うと,試合展開は一変した(completely transformed)。エンドリッキ(Endrick)の投入と 「4-2-3-1」へのシステム変更により,主にクロスを起点としたブラジルの猛攻が始まった(brought a Brazilian surge)。
ブルーノ・ギマランイス(Bruno Guimarães)のヘディング・シュートは好セーブに阻まれ,カゼミーロ(Casemiro)のシュートはゴールライン上でクリアされたものの,そのボールが GK鈴木に当たってゴールに入りそうになる場面もあった(almost cannoned back in off Suzuki)。
それでも同点ゴール(equaliser)は時間の問題であり,56分,ガブリエウ・マガリャンイス(Gabriel Magalhães)の浮き球のパス(chip)にカゼミーロが力強いヘディングで合わせ,ついにネットを揺らした。ヴィニシウス(Vinícius)は左サイドから巧みな動きで切り込んだ(shimmied)が,放ったシュートをGK鈴木の左手に弾かれ,ボールはポストを叩いて得点には至らなかった。
森保監督は両ウイングバックを交代させることで対応し,相手に次々とチャンスを作られていた流れを少なくともある程度は食い止めた(staunched)。しかし,前半に見せていた日本の脅威は消え失せていた(gone)。ブラジルの決勝点は時間の問題と思われたが,果たして95分にその瞬間が訪れた。
自陣ペナルティ・エリアの際で田中碧がボールを奪われる(dispossessed)と,ボールはエリア内を横切るように展開され,ギマランイス(Guimarães)が落ち着いて(composure to wait)タイミングを計り、左にいたマルティネッリへとボールを預けた(left)。
ブラジルは次ラウンド進出を決め,火曜日に行われるコート・ジボワール対ノルウェー戦の勝者と対戦することになる。ここでもまた,いくつかの課題が浮き彫りになったと言えるだろう。前半のプレーは,特に中盤(midfield)において彼らの弱点を露呈するものだった。しかし,後半の変貌ぶりは劇的であり(profound),一度リズムに乗れば(hit their rhythm),その攻撃の質の高さ(attacking quality)に疑いの余地はない。
こうした綱渡りのような戦い方をいつまでも続けられるはずがない,危険な状況を招き続けるわけにはいかない,と考えたくなるものだ。だが,かつてのアンチェロッティ(Ancelotti)率いるレアル・マドリードも同様の戦い方をしながら,チャンピオンズ・リーグで勝利を重ねていた。もしかすると,6度目のワールド・カップ制覇も現実味を帯びているのかもしれない(Perhaps a sixth World Cup really is on)。
(転載了)
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4試合とも TV live中継で観ました。
それも チュニジア戦のみ日本TV系で 残り3試合は NHK, すなわち 解説は 全て 話題になった本田圭佑氏で,彼の反応を試合と同様に 楽しみました。
2026年7月 1日 (水)
トランプは 常軌を逸した絵を投稿する
‘DAILY BEAST’,June 29, 2026付
“Trump Unveils Deranged Painting in Late-Night Posting Spree”
「トランプ,深夜の連続投稿で常軌を逸した絵画を公開」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。
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The president mixed iconic moments in American history with bizarre nods to the future.
大統領は,米国の歴史における象徴的な瞬間と,未来への奇妙な示唆を織り交ぜた絵画を披露した。
ドナルド・トランプ大統領は,恒例となっている深夜の ‘Truth Social’ への連続投稿の中で,ある奇妙な「絵画」をシェアした。
80歳のトランプは日曜日の深夜,一連の投稿を締めくくる形で,ある画像を公開した。それは,米国の歴史的な名場面と自身の画像,さらにはロボットの姿までを組み合わせた,デジタル合成による愛国的なモンタージュ画像のように見えるものだった。
彼は,金色の額縁に入ったその画像の写真に,「素晴らしい絵だ!!(Great painting!!)」という言葉を添えて投稿した。
その「絵画(painting)」の左側にはジョージ・ワシントンの大きな肖像画が描かれており,左下には独立宣言の署名場面を思わせる光景が配されている。
植民地時代の開拓者,幌馬車,そして開拓時代の風景が,小さな白い教会に向かって歩く家族の姿と融合している。
中央には自由の女神像があり,その背後にはセントルイスのゲートウェイ・アーチが見える。
頭上にはライト兄弟の初期の飛行機が飛び,背景にはラシュモア山が描かれている。
そして,さらに奇妙な展開となる。この画像の制作者は,右側にトランプを大きな肖像画で無理やり押し込んでいる(shoehorns)。
トランプの盟友でありながら,時に疎遠になる(on-again, off-again ally)イーロン・マスクは,技術革新を象徴するイメージで登場する。
スペースXのようなロケット打ち上げ,宇宙飛行士,そして前景には植民地時代の人物と子供が,テスラの「オプティマス(Optimus)」に酷似した人型ロボットの隣に座っている。
また,第二次世界大戦中の硫黄島での星条旗掲揚を思わせる場面,煙突が立ち並ぶ工業地帯のスカイライン,そして水面に浮かぶ帆船も描かれており,初期のアメリカの探検や交易を暗示している。
この画像には,合成された「夢のような風景」スタイル,一貫性のない照明と遠近法,そして奇妙な象徴性など,AI生成アートの特徴が数多く見られる。
トランプ政権は,いわゆる「スロポガンダ(Slopoganda)」を積極的に取り入れており,最高司令官であるトランプ自身がその先頭に立っている。
4月,彼は自身をイエス・キリストのような姿で描き,病人を癒やしている様子を表現したAI生成画像を投稿して物議を醸した。一部の宗教的盟友を含む人々からの批判を受け,その画像を削除するに至った。
彼はその画像について,自身を「医師」として描いたものだと主張したが,数日後にはイエスが彼を抱きしめる別のAI画像を再投稿し,「とても素晴らしいと思う!!!」と述べて,自身の姿勢を改めて強調した。
それより前には,ローマ教皇フランシスコの死去に際し,自身が教皇の装束をまとったAI生成画像を投稿し,カトリック教会の指導者たちから非難を浴びたこともあった。
それ以降も彼は,自身の ‘Truth Social’ のアカウントに,AIで生成された画像を次々と投稿し続けている。そこには,ラシュモア山と並ぶ姿や,神話の英雄アトラスのように世界を肩に担ぐ姿,ジェームズ・ボンド(007)に扮した姿,さらには戦時の最高司令官としての姿などが描かれている。
また,月面に旗を立てたり,ラクダに乗ったり,あるいは「トランプ・ガザ」という豪華な空想の世界の主役になったりする様子を描いた,精巧なAI動画もシェアしている。
(転載了)
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めんどうな男です。























































































































































































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