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2026年7月19日 (日)

信頼性において 習/中国が トランプ/米国を抜いた(?)

Pew Research Center’,July 15, 2026付け
People in Many Countries Now View China More Positively Than the U.S.
「多くの国で,中国を米国よりも好意的に見る人が増えている」
の見出し報告を 下記,拙訳・転載します。

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More also have confidence in Xi than Trump, according to a survey in three dozen countries
30ヶ国以上を対象とした調査によると,トランプよりも習に対して信頼を寄せる人の方が多いことも明らかになった。

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ドナルド・トランプ大統領の2期目が始まった昨年,米国に対する世界的な評価は悪化したが,それでも多くの人々は中国よりも米国に対して好意的な見方(positive opinion)を抱いていた。しかし,今年は,状況が変わっている。

More international public opinion on the U.S. and China
米国と中国に関する国際的な世論について

本報告書は,米国と中国が 世界の人々にどのように見られているかを比較するものである。

002m_20260716132601 近年,中国に対する見方は改善する一方で米国に対する評価は低下しており(worsened),調査対象となった36ヶ国の大部分において,今や米国よりも中国の方が好意的に(positively)見られるようになっている。

国際情勢への対応において各国の指導者が適切な行動をとるとの信頼感についても,同様の傾向が見らる。ジョー・バイデン大統領の任期後半においては,調査対象国の多くで,中国の習近平国家主席に対する信頼感よりもバイデンに対する信頼感の方が高い水準にあった。ただし,2023年から2024年にかけて,多くの国でバイデンへの評価は低下した。

トランプの2期目の最初の2年で,米国大統領に対する評価は著しく悪化した。習に対して依然として不信感を抱く人は多いものの,彼を好意的に見る向きは広がっており,現在ではトランプよりも習を信頼できると答える人の方が全体として多くなっている。

003h_20260716132501 米国が中国よりも依然として高い評価を得ている分野の一つに,個人の自由に関するものがある: 中国政府に比べて米国政府の方が,国民の個人の自由を尊重していると考える人が多い。とはいえ,その差は縮まりつつある - これは,米国政府が個人の自由を尊重していると考える人の割合が大幅に低下したことによるものである。

中国と米国が世界中で影響力を競い合う中,我々はラテン・アメリカの6ヶ国の人々が両国の外交上の役割をどう捉えているかについても調査した。かつて これらの国の人々は,中国よりも米国を信頼できるパートナーと見なす傾向があったが,現在では意見が分かれている国もいくつかある。

以下のセクションでは,米国と中国,その指導者,外交上の役割などに関する国際的な世論を比較する。調査結果は,202628日から513日にかけて実施された,成人42,151人を対象とする調査に基づいている。

・米国と中国に対する見方
・トランプと習に対する見方
・米国政府と中国政府は国民の個人の自由を尊重しているか?
・中所得国の人々は,外交における米国と中国の役割をどう見ているか?

Views of the U.S. and China
米国と中国に対する見方

調査対象となった36ヶ国の大部分において,米国よりも中国に対して好意的な見方をする人の方が多いという結果が出た。特にアジア太平洋地域や中東の一部の国々では,その差が顕著である。

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米国に隣接するカナダやメキシコの人々もまた,米国より中国に対して好意的な見方をしている。

米国が中国よりも好意的に見られているのはわずか6ヶ国であり,そのうち4ヶ国はアジア太平洋地域(インド,日本,フィリピン,韓国)の国々である。

Views of the U.S. and China over time
米国と中国に対する見方の推移

調査対象となった多くの国において,米国よりも中国の方が好意的に評価されるようになったのは,比較的最近の変化である。こうした好感度の逆転は,両大国に対する見方の変化 ― すなわち中国への評価の向上と米国への評価の悪化 ― によってもたらされることが一般的である。

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例えば,2023年時点ではカナダ人の過半数(57%)が米国に対して好意的な見方をしていたが,中国に対して好意的だったのは 14%だった。2025年には,米国と中国に対する好感度は同水準となった。そして現在では,米国(33%)よりも中国(44%)に対して好意的な見方をするカナダ人の方が多くなっている。

他の多くの国でも,同様の傾向が見られる。

Confidence in Trump and Xi
トランプと習への信頼度

トランプと習の双方に対する信頼度は,全体的に低い水準にある。しかし,調査対象となった36ヶ国の多くでは,習の方がより好意的に見られている。

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例えば欧州諸国では,どちらの指導者も過半数から好意的な評価を得ているわけではないが,トランプに比べると習の方が好意的に受け止められる傾向がある。ドイツ,ギリシャ,イタリア,オランダ,スペイン,スウェーデン,英国では,習への評価がトランプを2桁の差で上回っている。もっとも,習に対する好意的な評価が最も高かった英国でさえ,その数値は37%にとどまっている。

一方,中国の近隣諸国であるインド,フィリピン,日本では,習よりもトランプの方が高い評価を得ている。韓国では現在,両氏に対する評価が同程度となっているが,これは昨年とは劇的に異なる状況である。昨年は,トランプ(33%)への信頼度が習(15%)の約2倍に上っていた。

More say the U.S. respects the freedoms of its people than China, but that gap is shrinking
中国よりも米国の方が国民の自由を尊重していると考える人は依然として多いものの,その差は縮まりつつある

我々は10年以上にわたり,米国と中国の政府が国民の個人的な自由を尊重していると思うかどうかを人々に尋ねてきた。そのデータは一貫してある傾向を示しており,中国政府よりも米国政府の方が国民の自由を尊重していると答える人の方が多いという結果が出ている。

007m_20260716132701 しかし,この差は縮小している。その主な要因は,2021年に前回調査を行って以来,調査対象となったほぼすべての国において,「米国政府が国民の個人的な自由を尊重している」と答える人の割合が減少したことにある。

例えばスウェーデンでは,米国が個人的な自由を尊重していると答えた人の割合が,2021年の61%から現在は27%へと低下した。カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,オランダ,韓国,スペインでも同様に,25ポイント以上の低下が見られた。

多くの国において,これと並行して,中国が個人的な自由を尊重していると答える人の割合が増加している。例えばオーストラリアでは,この見解を持つ人の割合が11%となり,2021年から6ポイント上昇した。

その結果,今年調査を行った36ヶ国全体で見ると,米国や中国の政府が国民の個人的な自由を尊重していると答える人は少数派となっている。こうした傾向は,特に欧州や中南米で顕著である。例えばメキシコでは,中国政府が国民の個人的な自由を尊重していると答える人が約3分の135%)であるのに対し,米国政府について同様に答える人は20%にとどまっている。

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米国政府と中国政府に対する認識において,際立った違いが見られる国がいくつかある。

イスラエルでは,80%が「米国は国民の自由を尊重している」と回答したのに対し,中国について同様に答えたのはわずか15%だった。日本でも同様に大きな差が見られます(米国61%に対し、中国6%)。
一方,バングラデシュ,インドネシア,マレーシア,タイ,そしてヨルダン川西岸地区や東エルサレムといった地域では,これとは対照的に,「中国の方が米国よりも個人の自由を尊重している」と考える人の割合が高くなっている。

Views on how Chinese and U.S. foreign policy affect the world
中国と米国の外交政策が世界に与える影響についての見解

近年,中国と米国の双方が,中所得国への関与を強めている。例えば中国は,ブラジルやペルーなどの国々と,経済および安全保障の面で緊密な関係を築いている。また,米国の国家安全保障戦略においても,東南アジア,中南米,中東への中国による大規模な輸出に対抗することの重要性が強調されている。

009h_20260716132501 こうした状況を踏まえ,我々は調査対象とした中所得国(ラテン・アメリカ,サブサハラ・アフリカ,中東,アジア太平洋地域に位置する国々)において,米国と中国の外交政策に対する認識について追加の質問を行った。

関連情報:高所得国と中所得国で,中国に対する見方はどう異なるか?

調査対象となった17の中所得国では,中国の外交政策よりも米国の外交政策に対して,より多くの懸念が示されている。米国が他国の問題に「大いに(great deal)」または「ある程度(fair amount)」干渉していると回答した人の割合は中央値で75%に上る一方,中国については45%にとどまった。調査したほぼすべての国において,中国よりも米国を 「干渉する国」とみなす人の方が多いという結果が出ている。

同様に,これら多くの中所得国の人々は,米国よりも中国を信頼できるパートナーとみなしており,中国が世界の平和と安定に貢献していると考える傾向が強くなっている。

例えば南アフリカでは,72%が中国を自国にとって信頼できるパートナーだと見なしているのに対し,米国については46%にとどまっている。また,国際的な政策決定において自国のような国の利益を考慮しているかという点でも,米国(42%)よりも中国(64%)を挙げる南アフリカ人がはるかに多くなっている。一方,中国が世界の平和と安定に貢献していると考える南アフリカ人の割合は,2023年の47%から2026年には 64%へと増加した。

一部の国では,世界における中国の役割に対する見方にここ数年で大きな変化は見られない。しかしインドネシアでは,米国と中国の双方が世界の平和と安定に貢献しているとする回答の割合が,前回調査時と比べていずれも低下した。

アルゼンチン,ブラジル,コロンビア,ペルーといった中南米のいくつかの国では,米国と中国を信頼できるパートナーだと見なす割合が同程度となっている。これら2ヶ国に対する認識の差が最も大きく表れるのは、アジア太平洋地域である。例えばパキスタンでは,米国(36%)よりも中国(84%)を信頼できるパートナーだと考える人が圧倒的に多くなっている。対照的にフィリピンでは,中国(42%)よりも米国(81%)を信頼できるパートナーと見なす人がはるかに多くなっている。

(転載了)
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南シナ海のほぼ全域に独自の境界線「九段線」を引き,他国の排他的経済水域(EEZ)内で威圧的な行動を続け,国際法を無視した人工島の軍事拠点化や,他国船への危険な妨害行為を行っている中国の実状は 世界的には周知されてないのかも知れませんが,トランプの傍若無人ぶりは 間違いなく世界に広まっています。

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