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2020年7月14日 (火)

見出しに見る「勘違い」(その601)

「『日本は二度と大きな野望を抱けない』…消えたアジア先導国家の夢」 2020/7/12 朝鮮日報・日本語版
Peak-japan    ‘【新刊】ブラッド・グロッサーマン著,キム・ソンフン訳『ピーク・ジャパン』(キムヨン社刊) 1980年代末にバブルがはじけたことで始まった日本の長期不況は,21世紀に入って回復の兆しを見せた。しかし「失われた10年」では終わらず,現在まで続いている。米国の東アジア国際戦略アナリストの著者は,その理由として米国発金融危機,民主党政権,中国との領土対立,東日本巨大地震の「4大ショック」を挙げている。
   世界の富の16%を占めていた巨大な経済,組織化された既得権,日本特有の政治リーダーシップと資本主義メカニズムは,一時は日本の発展の原動力だったが,金融危機へ対応する際には足を引っ張った。折しも発足した民主党政権は経験不足をあらわにし,わずか3年で退陣した。中国との間で起こった領土対立に敗北したことで,もはやアジアの先導国家ではないという事実が明白になり,東日本巨大地震の後,日本国民は政府を信頼しなくなった。著者は,日本の全盛期は過ぎ去り,二度と大きな野望を抱くことはできないという見解を示す。韓国も「失われた30年」の入り口に立ったという警告を耳にする。失敗の轍を踏まないため目を通すべき一冊。428ページ,1万9800ウォン(約1760円)。’ とのことです。
   原著 “Peak Japan: The End of Great Ambitionsby Brad GlossermanCopyright Date: 2019Published by: Georgetown University Press
   面白いことに テーマの対象である日本では 翻訳本が出版されず,韓国で出版されました。著者 ブラッド・グロッサーマン氏は 多摩大学ルール形成戦略研究所 客員教授,パシフィックフォーラムCSISシニアアドバイザー,ソウル発行の研究雑誌『New Asia Research Institute』の編集委員,1991年から2001年にかけて The Japan Times編集委員- など数々の肩書を有する方のようですが,日本では それほど注目されてない,ということでしょうか。
   あたかも 「戦前の『大東亜共栄圏』構築の野望を 二度と抱けなくなった日本」と言う書き方ですが,中国人や 韓国人(朝鮮人)の本性・民族性をよく理解した日本は,大きな野望な抱くことなど二度とありません。

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2020年7月13日 (月)

新型コロナウイルス,感染者数状況,世界と日本。

‘Johns Hopkins University & Medicine’ による7月12日時点の感染者状況を観ました。

世界の日毎感染者数,累積感染者数 および
日本の日毎感染者数,累積観戦者数 です。

World-002
World-001
Japan-002
Japan-001
世界は一定の増加傾向です。
日本は第2波というのが適当な増加傾向に見えます。

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2020年7月12日 (日)

コロナ禍を うまく乗り切っている国は?コロナ被害と経済被害を考慮してー

東京では 依然 3桁の陽性者が検出される日が続いており,新型コロナウイルス流行が鎮静化に向かっているとは言えず,今後の見通しも不明ですが,「ニッセイ基礎研究所」が 73日付で 「新型コロナウイルスと各国経済-コロナ禍を上手く乗り切っているのはどの国か?49か国ランキング」を発表しています。

最終的な評価がどうなるか分からず,評価は変化するかもしれませんが,6月末までの状況評価として 抜粋して 眺めてみましょう。

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感染防止と経済維持にトレードオフの関係がある中で,感染を抑制しかつ経済活動も維持できている国,つまり上手くコロナ禍を乗り切っている国がどこなのかをランキング付けして評価した。「コロナ被害」(感染拡大)と「経済被害」をいずれも小さく抑えている国という観点で評価する。

「コロナ被害」は, (1)累積感染者数,(2)感染拡大率,(3)致死率
「経済被害」は,コロナ禍によって失われたGDPの推定損失

【評価結果と上位国の特徴】

 ・総合順位では,台湾,マレーシア,香港,タイ,中国,韓国の順に高評価となった。
 ・上位国に東南アジアの国が多いが,これらの国では比較的早期に「謎の肺炎」に対する注意を払っており,早期の水際対策を講じたことが結果的に最も効果的だった可能性がある。
 ・今回のランキングでも先行きの被害を一定織り込んではいるが、実際の「コロナ禍被害」と「経済被害」の動向はこれからのコロナ対応への巧拙で変動しうる。
 
・そして今後は,各国の財政出動余地の縮小などから,強固な行動制限に対する反発も強くなっており,コロナ対応ではこれまで以上に難しい舵取りが求められている状況でもある。

この方法で49ヶ国のコロナ対応を評価してランク順に並べると,下表のようになる。

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総合順位では,台湾,マレーシア,香港,タイ,中国,韓国といった順に高評価となった。「コロナ被害」のウエイトが高いということもあり,感染者数や感染拡大率が低い国が上位を占めている。しかしながら,興味深い点として,上位国のこれらのコロナ被害が小さい国は,GDP損失も小さい傾向にあり、「経済被害」のウエイトを少し高めても順位の変動がほとんどないことを補足しておく。

中国は、本稿でも「経済被害」で高得点を取っているが、致死率の高さが順位を低下させる要因となった。

「コロナ被害」と「経済被害」をそれぞれプロットしてみると、全体的に見ると、必ずしも「コロナ被害」と「経済被害」が トレードオフの関係になかった。現在入手できる情報からは、コロナ被害を抑えたからといって,経済損失が大きいわけでも,その逆に経済損失を抑えたからといってコロナ被害が大きいわけでもないことを示している。

こうしたトレードオフの関係が見られた国(経済を犠牲にして感染抑制を重視した国,後者は経済成長を重視し感染抑制を緩くしている国)は,例えば,足もとの新規感染者が最も少ないニュージーランド(8位)やタイ(4位),フィンランド(16位)(コロナ被害が小さく、経済被害は大きい)やスウェーデン(41位)(コロナ被害は大きいが経済被害は小さい)など一部のみだった。ただし,経済被害を小さいとしているスウェーデンの場合でもランキング上位国よりはGDP損失が大きいため総合順位は低くなっている。

下図は「先進国」と「新興国」に分けて,『コロナ被害』 と 『経済被害』 の位置づけを示している。

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日本は G7 の中では 「コロナ」,「経済」 いずれでも,もっとも「被害小」である。

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2020年7月 5日 (日)

Ranking The 19 Fastest Supercars In 2020 (0-60 Times)


ポップ・カルチャーを対象とするカナダのサイト,“The THINGS.com” の Feb.15,2020付で “Ranking The 19 Fastest Supercars In 2020 (0-60 Times)” (2020年,最速スーパーカーのランキング トップ19 (0-60mph加速))の記事がありました。
市販車を対象にしています。

下記,拙訳・転載します。
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Supercars are crazy fast these days, with some reaching close to 2,000 hp. Here are the fastest in 2020, ranked by their 0-60 mph times.

最近のスーパーカーは驚異的に速く,2,000馬力に達する車もある。ここに,2020年で最速で,時速060マイル加速でランク付けされた車を紹介する。

・・・

Electric and hybrid cars have pushed the boundaries of possibility to a whole new level. Combustion engines also, with some ultra-high-performing-supercars, are not out of the game, yet.

電気自動車とハイブリッド車は,可能性の境界をまったく新しいレベルに押し上げた。 いくつかの,燃焼エンジンの超高性能スーパーカーも,まだゲームから降りてない。

New feats of technology have broadened the supercar selection menu by a considerable amount.

新しい技術の偉業により,スーパーカーの選択メニューが大幅に広がった。

The stupendous number of brands competing for the throne of the fastest car on the planet is a welcoming new sight.

地球上で最速の車の王座をめぐって競合する膨大な数のブランドは,歓迎されるべき新しい光景である。

Without further ado, here's our list of the 19 fastest supercars in 2020.

ここで,2020年の最速スーパーカー19台のランキングを示す。

(各車の解説部分は省略しますが,1位になった 日本のブランドである “Aspark Owl” の解説のみ,下記に示します。)

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After years of testing, Japanese brand Aspark has finally decided to display their incredible achievement, Owl, to the world.

長年のテストの後,日本のブランド“Aspark”は,ついに彼らの驚くべき成果である “Owl” を世界に向けて発表することを決定した。

The electric hypercar is the fastest car on the planet with a mind-boggling 0 to 60 mph acceleration time of just 1.7 seconds.

この電気ハイパーカーは,0から60 mph の加速時間が驚異的な1.7秒という,地球上で最速(加速性能)の自動車である。

Aspark Owl’s engine output of 1985 horsepower is only second to Lotus Evija’s with a margin of only 15-hp.

Aspark Owl” のエンジン出力は1985馬力で,“Lotus Evija”(同じく電気ハイパーカー)に次ぎ,わずか15馬力劣るだけである。

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日本ブランドが 3車種 ランクインしていました。
因みに 「(株)アスパーク」 は 本社が大阪,設立 2014年の会社で,事業内容の一つに「電気自動車開発」があり,“Owl” の製造はイタリアの「マニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノ(Manifattura Automobili Torino)」で行われます。
販売は 50台限定,価格は €2,900,000(≒3億5千万円)とありました。
Top Speed 400km/h(249 mph)Spec. は次の通りです。

Body and chassis
ClassSports car (S)
Body style2-door coupé
LayoutDouble motor, all-wheel drive

Powertrain
Electric motor4 electric motors (two rear, two front)
Power output2,012 PS (1,480 kW; 1,984 hp) 2,000 Nm (1,475 lbft)
Battery64 kWh (230 MJ) lithium-ion
Electric range451 km (280 mi)[1]

Dimensions
Length4,830 mm (190.2 in)
Width1,935 mm (76.2 in)
Height39.0 in (990 mm)
Kerb weight1,900 kg (4,189 lb)

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2020年7月 4日 (土)

世界各国の ‘COVID-19’ の感染状況。

新型コロナウイルスの流行状況で 報道でよく使われる ‘JOHNS HOPKINS UNIVERSITY & MEDICINES/CORONAVIRUS RESOURCE CENTER’ の ‘MAPS & TRENDS’ に,June 30,2020 付けで  “New Cases of COVID-19 In World Countries” (世界各国の CORONA-19 最新の感染状況)のタイトルの報告がありました。

下記,拙訳・転載します。

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各国は曲線が平坦化されたか(flattened)?

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世界中の国々が,コロナウイルスのパンデミックで「曲線を平らにする」ために取り組んでいる。曲線を平坦化するには,COVID-19の新しい感染の数を前日から減らす必要がある。これは,医療システムが崩壊するのを防ぐのに役立つ。その日 発生する新しいCOVID-19感染が前日よりも少ない国は,その国が曲線を平坦化していることを示している。

ここに示すグラフでは,1日あたりの新しい感染数が示されているが,平坦化された曲線は,毎日の新しい感染数の減少傾向を示している。この分析では,5日間の移動平均を使用して,新しいCOVID-19感染数を視覚化し,変化率を計算する。これは,その日の値,前の2日の値,後の2日の値を平均することにより,毎日計算される。

このアプローチは,主要なイベント(報告方法の変更など)がデータを歪ませるのを防ぐのに役立つ。

以下のインタラクティブなグラフは,人口100万人以上の国の,人口10万人あたりのCOVID-19による死亡数の報告に基づいて,最も影響を受けた10ヶ国の1日あたりの新しい感染数を示している。

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BRAZIL
最初の感染例:124日前 2020/2/26,感染者:1,368,195人,死亡者:58,314人

US
最初の感染例:158日前 2020/1/23,感染者:2,590,552人,死亡者:126,140

03-mexico-india

MEXICO
最初の感染例:122日前 2020/2/28,感染者:220,657人,死亡者:27,121

INDIA
最初の感染例:151日前 2020/1/30感染者:566,840人,死亡者:16,893

04-peru-chile

PERU
最初の感染例:115日前 2020/3/6,感染者:282,365人,死亡者:9,504

CHILE
最初の感染例:118日前 2020/3/3,感染者:275,999人,死亡者:5,575

05-russia-uk

RUSSIA
最初の感染例:150日前 2020/1/31,感染者:640,246人,死亡者:9,152

UNITED KINGDOM
最初の感染例:150日前 2020/1/31,感染者:313,470人,死亡者:43,659

06-iran-clombia

IRAN
最初の感染例:131日前 2020/2/19,感染者:225,205件,死亡者:10,670

COLOMBIA
最初の感染例:115日前 2020/3/6,感染者:91,995人,死亡者:3,256

(転載了)
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ここで挙げた国の中では 「ブラジル」,「米国」,「インド」,「コロンビア」が 感染拡大傾向にあるようです。

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2020年7月 3日 (金)

新型コロナウイルス流行の傾向。

6月末に 世界の感染者数が 1千万人を超えたと報道されました。

世界中の感染状況を示しているDataは ‘Johns Hopkins Univ. & Medicine’ が最も権威があるようです。 

6月末の状況を眺めてみました。

World_20200701125601
6月30日の 世界の感染者数:10,302,867人,死者数:505,518人 となっています。
世界に加えて,現在 もっとも感染者数の多い米国 と,2番目のブラジル,そして日本の感染の傾向を「累積感染者数」と「日毎感染者数」から 眺めてみます。

世界
World_20200701125602
World-daily
一旦 日々の感染者数が一定数に収まったかに見えましたが 5月下旬から 日々 増加しています。

米国
Usa
Usa-daily
6月中旬までは日々の感染者数は減少傾向にあって 明るい兆しだと思われましたが 以後 急激に日々の感染者数が増加傾向にあります。
先日のTVニュースで マスク賛否それぞれの人々がスピーチしていましたが,マスク反対の女性が「神は人間に呼吸する権利をお与えになった。」とマスク装着反対の理由を述べていました。ほとんど 進化論に対する創造論の世界に持ち込もうとしています。
そういう愚論の発言が許される社会なので 将来は明るくありません。
ブラジル
Brazil
Brazil-daily
ここ数日,1週間は 日々感染者数が減ったようなグラフですが,「感染者数を発表しない」という通達がある国であり,あの大統領なのでしばらくは収まらないでしょう。
米国にしても ブラジルにしても 大統領の影響は予想より大きいことが分かります。

日本
Japan_20200701125701
Japan-daily
累積感染者数グラフの先端の2次微係数がマイナスからプラスに転じています,日々感染者数が増加傾向です。
7月2日,東京の新感染者が 107人と報告されました。
今が 正念場というところでしょう。

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2020年6月30日 (火)

見出しに見る「勘違い」(その600)

「日本の『独島領有権主張映像』に断固対応 韓国外交当局」 2020/6/26 聯合ニュース・日本語版
   ‘韓国外交部の当局者は6月26日,日本の政策シンクタンクが韓国領土,独島で20世紀はじめからアシカ漁を行っていたと証言する動画を公開したことについて,独島は明白な韓国固有の領土としながら「日本の不当な主張に対し断固対応する」と述べた。
  動画には日本が独島を自国に編入したと主張する1905年以前に,島根・隠岐の島の住民が独島でアシカ漁を行っていたとの証言が含まれている。
  外交部の当局者はこの動画について,「民間人が経済的な利益のため操業(漁)を行っていたとしても,そのことが一国の領有権主張の根拠とはなり得ない」と強調。日本の試みが韓国の確固たる領有権に影響を及ぼすことはないとした。’
との報道です。
   日本の領有権の主張を否定するには,あるいは 韓国の領有権主張を正当化するためには,1905年以前に 韓国人(朝鮮人)が 竹島を行き来していた,あるいは,最小限 韓国人(朝鮮人)が竹島の存在(位置 および 島の形状)を知っていた証拠(史料)を示すしかないと思いますが 如何でしょう。
過去,そのような証拠(史料)が示されたことは一度もなく,そもそも19世紀以前の朝鮮(韓国)に竹島を示した地図は存在せず,何の根拠も示さずして 歴史的・地理的・国際法的に韓国の領土やら 領有権と言われても何のことやら,議論の土俵に上がる前の話です。
   他国の主張を否定することは,自国の主張の正当性とは無関係です。

 

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2020年6月29日 (月)

米国の最も若い『Z 世代』とはー

先日 米国の最高齢世代「サイレント世代」(Silent Generation)に触れましたが,最も若い世代は 1996年以降に生まれた「Z世代」(Generation Z)で既に 成人になった者もいます。
どのような世代と米国では捉えられているのか,Pew Research CenterMay 142020付けで “On the Cusp of Adulthood and Facing an Uncertain Future: What We Know About Gen Z So Far“(成人期の入り口で 不確実な未来に直面して:これまでのZ世代について我々が知っていること)の見出しの報告があったので読んでみました。

下記,拙訳・転載します。

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2020年の有権者の10分の1は,新世代のアメリカ人の一部 Z世代になる。1996年以降に生まれたこの世代のほとんどのメンバーは,まだ投票するのに十分な年齢ではないが,その中で最も古いメンバーが今年23歳になるので,およそ2400万人に11月に投票する機会がある。そして,彼らの政治的影響力は,彼らが投票年齢に達するにつれて,今後数年間,着実に成長し続けることになる。

001h 大不況(the Great Recession)の時期に成人したミレニアル世代とは異なり,この新世代は,記録的に低い失業率で,強い経済を継承するように並んでいる。

COVID-19により,国の社会的,政治的,経済的展望が新しい形になったので,今すべて変わった。この世界でチャンスを先取りするのではなく,Z世代は不確実な未来に目を向けている。最も古い世代のZ世代(Gen Zers)がコロナウイルス危機の最初の数週間と数か月で特に大きな打撃を受けているという兆候はすでにある。

2020年3月のピュー・リサーチ・センターの調査では,最も古いZ世代(18歳から23歳)の半分が,コロナウイルス発生のために彼らまたは家族の誰かが仕事を失ったか,給与が削減されたと報告された。これは,同じように言われたミレニアル世代(40),X世代(36),ベビーブーマー世代(25)のシェアよりもかなり高かった。
さらに,雇用データの分析によると,若年労働者は,リスクの高いサービス部門の産業で多く雇用されていたため,コロナウイルスが発生する前に,雇用喪失に対して特に脆弱(vulnerable)だった。

Z世代が成人期に近づいている特別な状況の他に,この新しい世代について我々は何を知っているだろうか?
以前の世代とはいくつかの重要な点で異なるが,それ以前のミレニアル世代と多くの点で類似している。
Z世代のメンバーは,以前のどの世代よりも人種的(racially)および民族的(ethnically)に多様であり,彼らは最も教育水準の高い(the most well-educated)世代になる途上にある。

彼らはまた,スマートフォンの前に存在していた世界の記憶をほとんど,または全く持たないデジタル・ネイティブである。それでも,重要な社会問題や政策問題についての彼らの見方は,ミレニアル世代に非常によく似ている。

2018年秋,コロナウイルスが発生する1年以上前に実施された13歳以上のアメリカ人を対象としたピュー・リサーチ・センターの調査によると,ミレニアル世代と同様に,Z世代は進歩的で親政府(pro-government)であり,ほとんどが 米国で人種や民族の多様化が進むことを良いこととしており,米国が他の国よりも優れていると考える可能性は,古い世代よりも低い。

Z世代の有権者がトランプ大統領をどう見ているか知ると,彼らの政治的信念に対するさらなる洞察が得られる。今年1月に実施されたピュー・リサーチ・センターの調査によると,18歳から23歳までの登録有権者の約4分の122%)が,ドナルド・トランプが大統領としての仕事の処理方法を承認し,約4分の377)が承認してない。ミレニアル世代の有権者はトランプ氏を承認する可能性がわずかに高い(32)が,X世代有権者の42,ベビーブーマー世代の48,サイレント世代の有権者の57がトランプ氏の大統領としての職務を承認している。

Gen Z is more racially and ethnically diverse than previous generations
Z世代は前世代よりも人種的および民族的に多様

Z世代は,国の変化する人種的および民族的構成の最先端を表している。大半(52)は非ヒスパニック系白人で,2002年にミレニアル世代の非ヒスパニック系白人の割合(61)よりも大幅に少ない。4人に1人のZ世代はヒスパニック,14は黒人,6はアジア人,5は他の人種または混血である。

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Z世代は,ミレニアル世代よりも移民の割合がわずかに低く,6は米国外で生まれているが,同じ年齢のミレニアル世代では7である。しかし,彼らは移民の子供である可能性が高くなる:Z世代の22は少なくともどちらかの親が移民である(ミレニアル世代は14)。米国への移民の流入が近年減少しているにもかかわらず,新しい移民は今後数年間でZ世代の仲間入りをするだろう。
その結果,国勢調査局(Census Bureau)の予測によると,この世代は2026年までに過半数が非白人になると予測されている。

米国の一部の地域では,Z世代はすでにこの基準を超えている。西部では,Z世代の40だけが非ヒスパニック系白人である。多くがヒスパニック系であるのに対して,4は黒人,10はアジア人で,6は他の人種である。
南部では,Z世代の46が非ヒスパニック系白人である。マイノリティの割合は中西部で最も低く,Z世代の3分の2以上(68)は非ヒスパニック系の白人である。

Gen Z on track to be the best-educated generation yet
Z世代は,最高の教育を受けた世代になる

Z世代の古いメンバーを見ると,以前の世代とはやや異なる教育軌道(trajectory)にあることがわかる。彼らは高校を中退する可能性が低く,大学に在籍する可能性が高い。
2018年,高校生ではない18歳から21歳のうち,572年制または4年制の大学に在籍していた。
これに相当するのは,2003年 ミレニアル世代の521987X世代の43である。

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これらの変化する教育パターンは,特にヒスパニックの間での移民の変化に結びついている。

Z世代のヒスパニックは,ミレニアル世代のヒスパニックよりも移民である可能性が低く,以前の調査では,第2世代のヒスパニック系の若者は,外国で生まれたヒスパニック系の若者よりも高校を中退する可能性が低く,大学に通う可能性が高いことが示されている。Z世代は,前の世代の若者よりも,大学教育を受けた親を持つ可能性が高い。

2019年,7歳から17歳までのZ世代の44は学士号以上の教育を受けた親と同居していたが,同じ年齢のミレニアル世代は33だった。これらの両傾向は,高等教育を追求するより多くの米国人の全体的な傾向を反映している。
おそらく,教育活動(educational endeavors)に専念する可能性が高いため,Z世代は,10代や若い大人の前世代に比べて 働く可能性が低くなる。2018年には,Z世代の10代(15歳から17歳)の18しか雇用されていなかった。これに対し,2002年にはミレニアル世代の10代の271986年にはX世代の41が労働に従事していた。

18歳から22歳までの若い成人では,Z世代の622018年に雇用されたが,ミレニアル世代(71)とX世代(79)は高いシェアで,同じ年齢で働いていた。

Gen Zers and Millennials have similar viewpoints on many major issues of the day
Z世代とミレニアル世代は,今日の多くの主要な問題について同様の見解を持っている

004h_20200519162901 Z世代の見解は,ミレニアル世代の見解を多くの点で反映している。
それでも,2018年に収集された調査データ(コロナウイルスの発生のかなり前)は,この若い世代がやや異なる見通しを持っていることで際立っている場所があることを示している。

たとえば,Z世代のメンバーは,問題を解決するために,古い世代よりも 企業や個人ではなく,政府に目を向ける傾向がある。
充分な10人中7人のZ世代は,政府は問題を解決するためにより多くのことをすべきだと言い,29は政府が企業や個人に残された多くのことをやりすぎていると言う。ミレニアル世代のやや少ない割合(64)は,政府が問題を解決するためにより多くのことをすべきであると言っており,この見方は古い世代(G世代の53,ブーマー世代の49,サイレント世代の39)の間ではさらに一般的ではない。

005h しかし,ほとんどの場合,Z世代とミレニアル世代は,国が直面している問題について同様の見解を共有している。
これらの若い世代は,人間の活動によって地球が暖かくなっていると言う可能性は,古い世代よりも高くなっている :Z世代の54%とミレニアル世代の56がこれを言っており,X世代,ブーマー世代,サイレント世代はそれぞれ484538と小さい。人種関係について言えば,この国では,Z世代とミレニアル世代が,黒人は白人に比べて公平に扱われていないと言っている可能性はほぼ同じである。

Z世代とミレニアル世代のおよそ3分の2がこれを言っているが,X世代とブーマー世代の約半数と,サイレント世代のシェアは小さい。若い世代はまた,世界の他の国と比較して,米国に対する異なる見方を共有している。 Z世代(14)とミレニアルズ(13)は,X世代(20),ブーマー世代(30)またはサイレント世代(45)よりも米国が他のすべての国よりも優れていると言う可能性は低い。

それでも、サイレント世代を除くすべての世代の大多数(pluralities)は,米国は他のいくつかの国とともに世界で最も優れた国の1つであると述べている。

Within the GOP, Gen Zers have sharp differences with their elders
共和党内では,Z世代は年長者との鋭い違いがある

共和党と共和党の支持者の間で,社会問題と政治問題に関して,Z世代とそれより前の世代との間には著しい違いがある。人種に関する彼らの見解では,Z世代の共和党員は,共和党の古い世代よりも,今日の米国では黒人は白人よりも公平に扱われていないと言う可能性が高い。共和党のミレニアル世代の30とジェネレーションX世代,ブーマー世代,サイレント世代の共和党員 10人中2人と比較して,共和党のZ世代の43%が そう言っている。

民主党と民主党支持者の間では,世代間でも見解がずっと一貫している。

006h_20200519162901 同様に,最年少の共和党員は,政府の役割と気候変動の原因に関する見解で際立っている。Z世代の共和党員は,共和党の旧世代よりも 問題を解決する上で政府の役割の拡大を望んでいる可能性がはるかに高い。

共和党のZ世代の約半分(52)は,ミレニアル世代の38X世代の29,そしてより古い世代の間のより小さなシェアと比較して,政府はもっと気候変動への対策をすべきであると言う。そして,最年少の共和党員は,年長者よりも,人間の活動とは対照的に,地球の温暖化温度を自然のパターンに帰する可能性が低い(年長の共和党員の3人中10人以上がそう言っているのに対して,Z世代の共和党員は18である )。

全体として,Z世代のメンバーは,特に次の2020年の選挙に関しては,政治的志向においてミレニアル世代に似ている。

登録有権者の間で,1月のピュー・リサーチ・センターの調査によると,Z世代の有権者(18歳から23歳)の61は,2020年の選挙で民主党の大統領候補に間違いなくまたはおそらく投票するつもりであると答え,約1/422)はトランプに投票するつもりだと述べた。同様に,ミレニアル世代の有権者は,11月にトランプよりも民主党を支持する予定であると言う可能性がはるかに高く(5825), 第X世代の有権者(37),ブーマー世代(44),サイレント世代(53)のより大きなシェアは,トランプ大統領の支持を計画していると述べた。

Younger generations see family, societal change as a good thing
若い世代は家族,社会の変化を良いものと見ている

007h Z世代とミレニアル世代は,家族や社会の変化に対する見方において,いくつかの手段を通じて,高齢世代から際立っている。Z世代(48)とミレニアル世代(47)の約半数は,ゲイとレズビアンのカップルが結婚を許可されることは我々の社会にとって良いことだと述べている。

比較すると,X世代の3分の1とブーマーの約4分の127)のみが,これを良いことだと言っている。多数のブーマー世代とジェネレーション世代は,それは良くないと言っている。サイレント世代のメンバーは,これを社会にとって悪いことだと見做す可能性が最も高い。

異なった人種の人々が結婚することについての見方にも同様のパターンがあり,ミレニアル世代とZ世代の大きな割合が古い世代と比較して,これを我々の社会にとって良いことだと言っている。これは社会にとって悪いことであるというのは,世代を通じてごくわずかである。
Z世代とミレニアル世代は,独身の女性が一人で子供を育てることは社会にとって悪いことであると年配の世代が言うのに対して,より少ない。それでも,両方の世代でこれが社会にとって良いことであると言う人は比較的少なく,約半分はそれほど大きな違いはない(古い世代のシェアとほぼ同じ)と答えている。

彼ら自身の家庭生活となると,Z世代の経験は,部分的には,ここ数十年でアメリカの家族を再形成した幅広い傾向を反映している。ピュー・リサーチ・センターによる国勢調査局のデータの分析によると,約10人に3人(29)が未婚の親の世帯に住んでいるのに対し,66は既婚の両親がいる。ミレニアル世代のほぼ同等のシェア(69)は,同じ年齢で2人の既婚の両親と暮らしていたが,X世代とブーマー世代におけるシェアは大幅に大きかった(7286)。既婚の両親がいるZ世代のほとんどの場合,両親は共稼ぎが多い(64)。

これは,同じ年齢で両親と一緒に暮らしていたミレニアル世代のわずかに高いシェア(66は共稼ぎ)とX世代のわずかに低いシェア(61)とほぼ同等である。

Generations differ in their familiarity and comfort with using gender-neutral pronouns
世代は,ジェンダーに依存しない代名詞を使用することの親しみやすさと快適さで異なる

米国ではジェンダー・アイデンティティに関する考え方が急速に変化しており,Z世代はその変化の前線にある。Z世代は,より高齢の世代に比べ,性的に中立な代名詞(gender-neutral pronouns)を使うのを好む人を個人的に知っていると 35%が言っており,これに比べるとミレニアル世代は25X世代は16,ブーマー世代は12,サイレント世代はわずか7である。この世代パターンは,民主党と共和党の両方の間で明白である。

ジェンダーの選択肢が公式文書にどのように提示されるかについての見解には,世代間での明確な違いもある。Z世代は,フォームまたはオンライン・プロフィールで人物の性別を尋ねる場合,「男性」と「女性」以外のオプションを含めるべきと言う可能性が最も高い。
10人中6人のZ世代(59)は,フォームまたはオンライン・プロファイルに追加の性別オプションを含める必要があると述べている。これに比べると,ミレニアル世代は半分,約10人中4人のX世代,およびブーマー世代(それぞれ40および37) サイレント世代の3分の132)である。

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これらの見解は党派の境界線に沿って大きく異なり,各党連合(party coalition)内には世代差がある。しかし,それらの違いは共和党内で最も鋭敏である:共和党のミレニアル世代の27X世代とブーマー世代の17,サイレント世代の16と比較して,約10分の4の共和党のZ世代(41)は追加の性別オプションを含める必要があると考えている。民主党の間では,全世代の半分以上がそう言っている。

Z世代は,ジェンダーに中立な代名詞を使用することで,ミレニアル世代に似ている。どちらのグループも,他の世代よりも多少高いレベルの満足感を表現しているが,この質問に関する世代間の違いはかなり控えめである。
Z世代とミレニアル世代の過半数は,性別に依存しない代名詞を使用して誰かに言及するように求められた場合,「非常に」(very)または「やや」(somewhat)快適に感じると述べている。

比較すると,X世代とブーマー世代はほぼ均等に分割されている。不快であると言うより,少なくともいくらかは快適であると感じる人(それぞれ4950)についてである。Z世代のメンバーも,男性または女性であると認められない人々の社会の受け入れに関する見解はミレニアル世代と同様である。Z世代(50)とミレニアル世代(47)のおよそ半分は,社会がこれらの個人を十分に受け入れていないと考えている。X世代(39),ブーマー世代(36),およびサイレント世代(32)のシェアは小さいが,同じことを言っている。

ここでも大きな党派内のギャップがあり,Z世代の共和党員は他の世代の共和党員とは一線を画している。
共和党の103人のZ世代(28)は,男性か女性であると認められない人々を社会が十分に受け入れていないと述べている。同様に他の世代では,10人中2人のミレニアル世代,X世代の1513のブーマー世代と11のサイレント世代。

社会が男性または女性であると認められない人々を十分に受け入れていないと言っているという点で,民主党の見解は世代を超えてほぼ同じである。

(転載了)
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2020年6月26日 (金)

“MAZDA 3” が ‘2020 World Car Design of the Year’ にー

4月に発表された ‘The World Car Awards 2020’ の ‘World Car Design of the Year’ に “MAZADA 3” (旧 アテンザ)が選ばれました。

ワールド・カー・アワード(WCOTY:World Car Design of the Year)は,24ヶ国から 82名の国際自動車ジャーナリストの審査員が選出する自動車賞(automobile award)で,対象となる車は,受賞年の11日より前に,少なくとも5つの国と,少なくとも2つの大陸で販売されていることが条件です。
このコンテストは2003年に開設され(inaugurated),20041月に正式に開始されました(launched)。

これは,各国に存在した “Car of the Year awards” を統一したものです。

2006年以降,パフォーマンス,環境に優しい車(green cars),カーデザインの賞も授与されており,2013年に 豪華デザイン賞(award for luxury design)が,2017年に ワールド・アーバン・カー(award for urban car)が開設され,現在は 6部門に対して受賞車を選んでいます。

下表に 開設以来の各部門の受賞車を示します。

Inners-list

下表に メーカー毎の開設からの受賞実績を示します。

Wins-no-of-makers

MAZDA は 今回の “MAZDA 3” を含んで 過去4回選出されています。

・2008年:“MAZDA 2”(当時は “Demio”)が “World Car of the Year
2016年:“MAZDA MX-5Miata)”(日本名:ロードスター)が World Car of the Yearおよび “World Car Design of the Year
・2020
年:“MAZDA 3” が “World Car Design of the Year

下は “MAZDA 3 FASTBACK”。

Mazada-3

おもしろいところでは 去年(2019年) “Suzuki Jimny” が  “World Urban Car” に選ばれています。

Jimny

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2020年6月24日 (水)

N.Y.T. に載った 日本のウイスキー事情,「一部はウイスキーでさえない!」

The New York Times’,May 302020付け電子版に,ウイスキー評論家の土屋守氏の話を中心とする “Some Japanese Whiskies Aren’t From Japan. Some Aren’t Even Whisky.” (一部の日本のウイスキーは日本産ではなく,一部は ウイスキーでさえない。)というタイトル記事がありました。

下記 拙訳・転載します。
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日本のスピリッツは賞賛(praise)と高値(high prices)を獲得したが,日本にはそれらのボトルが何を含むべきかについてのルールはほとんどない。
土屋守は日本のウイスキーの将来を心配している。売れ行きは好調だが,問題がある。実際には大量の酒(liquor)が日本で作られているわけではない,と日本を代表するウイスキー専門家の1人である土屋さんは言った。一部は 全くウイスキーでもない。「日本のウイスキーと呼んでいる場面はたくさんあるが,それらは輸入したスコッチやカナディアンウイスキーを使っている」と彼は言った。

日本のウイスキーに対する世界的な需要は過去10年間で爆発的に増加している。かつて $100でほこりを被っていた “Yamazaki 18 Year Old” のようなボトルが,5倍の価格で販売され,今ではほとんど見つけることさえできない。米国の蒸留酒協会によると,米国への輸出量のドル価格は,2019年の前年比でほぼ50%増加した。

しかし,ほとんどのウイスキー生産国とは異なり,日本にはウイスキーを構成するものについてのルールがほとんどなく,それが日本製となる所以である。ウイスキー会社は海外からスピリッツをまとめて購入し,瓶詰めして「ジャパニーズ・ウイスキー」とラベルを貼り,送り返すことができる。米や大麦などの穀物で作った熟成焼酎(aged shochu)を,ウイスキーとして米国に輸出できる。一部のいわゆる蒸留所(distilleries)は蒸留さえしない:彼らはウイスキーを大量に輸入し,それを瓶詰めするために別の会社に契約している。
確立された蒸留所と新興企業の両方が、増大する世界的な需要に応えるために利用しているのは,規制のワイルド・ウエスト(regulatory Wild West)である。これは,潜在的な広報関連(public-relations)の災害でもある:インターネットは,日本のウイスキーの神話の幕を後退させると主張する記事ですでに蔓延している(rife)。

Yamazaki”や,その “18 Year Old” などの多くの主要ブランドは,日本でのみ製造されていると指摘しているが,言うのを拒む人もいる。「日本のウイスキーの評判を危険にさらしている」とオンライン小売業者のデカンタ(Dekanta)の創設者,マキヨ・マサ氏は語った。

日本ウイスキー研究センターと呼ばれる擁護(advocacy)団体を運営している土屋さんは,9月に,日本で蒸留することを条件にした,日本のウイスキーに対する一連の規則を提案した。ルールは任意(voluntary)だが,彼は2020年に東京ウイスキー・アンド・スピリッツ競技会開催,褒美(carrot)として使用することを計画した:彼の基準を満たす製品のみが「ジャパニーズ・ウイスキー」として応募できる。土屋氏は,ほとんどの蒸留業界や日本酒,リキュール業界 -全国的な規制の設定を支援する業界出資の政府公認機関であるメーカー協会 -からの支援を受けていると述べた

しかし,コロナウイルスの大流行のため,競技会と土屋氏の提案した規則は保留されている。
業界と消費者が次に何が起こるかを待つ間,新しい議論が進行中である :とにかく,日本のウイスキーとは何か?日本の自由放任規制(laissez-faire regulatory)のアプローチは,少なくとも部分的には,西側諸国との複雑な歴史に根ざしている。

最初に記録されたウイスキーとの出会いは,1853年にマシュー・ペリー提督(Commodore Matthew Perry)が初来日した際に,70ガロンのスコッチとアメリカンウイスキーをホストに提供したときだった。それは宮中(the imperial court)でヒットし,贈り物は異文化の出会いのランドマークとなる決定的な記憶となった。

その後の西洋を真似る(emulate)ための取り組みの一環として,明治時代の日本は同じウイスキーの国内バージョンの製造を奨励した。日本の蒸留酒製造業者は,豊富なサツマイモをよく使用していたが,スコットランドや米国で使用されていた大麦,トウモロコシ,ライ麦とはかなり異なるスピリットを生み出した。
「最初(the get-go)から,日本のウイスキーは世界の他の国々が理解しているウイスキーではなかった。」と東京を拠点とするウイスキー作家,リアム・マクナルティ(Liam McNulty)氏は語った。それは完全に国内消費のためだったので,誰もそれを定義することについてあまり考えなかったと彼は言った。自家製のウイスキー産業を持つことで生まれた自慢の(bragging)権利,およびそれが生み出した税収は,最終製品の精度(precision)よりも重要だった。

山崎をはじめとする現代の日本のウイスキー蒸留所は、1920年代まで開いてなかった。彼らはスコットランドの製法をモデルにしており,しばしば高品質のスピリッツを生産していたが,特に第二次世界大戦後,仕事の後に手近な飲み物を探している日常のサラリーマンを対象とした日本のウイスキーの全体的な特徴をほとんど変えなかった。
日本政府は1989年に国産ウイスキーの正式な定義を導入したが,それまでは規則を緩いままにしたいと考えていたいくつかの大手蒸留会社が業界を支配していた。たとえば,1989年以降,国内で販売されているウイスキーには,少なくとも10%の熟成モルトウイスキーが含まれている必要があった。残りは,通常輸入された糖蜜(molasses)から作られた熟成されていないアルコールである可能性がある。

「規制の欠如は主要な生産者に恩恵をもたらす」と語るのは,「ウイスキー・ライジング:日本の最高級のウイスキーと蒸留器の決定版ガイド」(Whisky Rising: The Definitive Guide to the Finest Whiskies and Distillers of Japan)の著者のStefan Van Eyckenである。「不足が彼らにとって不利だった場合,ルールはすぐに実行される。」
国内および海外の両方で,日本のウイスキーへの関心は2000年代初頭に高まり始め,「響」や「山崎」などの業界のプレミアム・ブランドが世界的に高い評価を得たことで,次の15年間は雪だるま式に増加した。
しかし,蒸留業者は需要を満たすのに十分な熟成製品を持っていなかったため,多くの確立された新興ブランドが海外から一括購入を開始した。

日本のウイスキー業界は不透明である(opaque)可能性があるため,どの蒸留所が外国の供給元に依存しているかを知ることは困難である。それでも,アナリストは,スコッチやカナダのウイスキーの日本への輸出が急成長していることを指摘している。これらのウイスキーの小売売上高は横ばいである — 輸入された酒類のほとんどが蒸留所に購入され,日本製としてラベルの貼り替えがされていることを意味する。

出所についてオープンな企業の1つにニッカがある。ニッカは日本でウィスキーを製造し,スコットランドにベンネイビス蒸留所を所有している。ニッカの国際事業開発マネージャーの梶恵美子氏は,国内の供給不足により,同社は需要を満たすために「海外からの少量のウイスキー」を使用せざるを得ないと語った。
米国のパン屋がアップルパイを作る際にフランスのバターを保証するのと同じように,輸入されたスコッチはニッカのフレーバー・プロファイルを作成する上で重要な材料(ingredient)であるとも彼女は言った。

「スコットランドとは異なり,国内の他の生産者と樽(cask)を交換する習慣はありません」と梶さんは言った。「この需要を満たすために複雑なブレンドウイスキーを作るために,日本のブレンダーは彼らのビジョンを実現するためにウイスキーを国外に求める必要があった。」

それにもかかわらず,より多くの米国のウイスキーファンが,日本のウイスキーが100%日本製ではないことを知るにつれて,彼らはますます不幸になっている。過去10年間の批評家の賞賛の多くは,日本の職人技と食材に関する一般化(generalizations)に依存しており,グラスに入れられたウイスキーが日本製ではないかもしれないことを知って,飲酒者は当然(understandably)怒っている。

一部の蒸留所は,ウイスキーに「世界のブレンド」(world blends),つまり輸入品と国産品の組み合わせを示すラベルを付けることにより,公明になりつつある,と2つのマンハッタン・ウイスキーバー,ブランデー・ライブラリー(the Brandy Library)とコッパーアンドオーク(Copper and Oak)でこれらのボトルのいくつかを提供しているフラビアン・デソブリンは語った。(これらには,日本で最大の蒸留会社の1つであるサントリーの碧(Ao)や,高い評価を受けているクラフト・プロデューサーである秩父のIchiro’s MaltGrain World Whiskeyが含まれる。)
「それは素晴らしい第一歩だと思う」とデソブリン氏は言った。 「日本産のほぼすべてのウイスキーに割増料金を払わなければならないので,私たちは真実を伝えられる必要がある。」

土屋氏はさらに前進するための提案するルールを書いた。
そのルールでは 蒸溜所では,マッシュに穀物のみを使用し,酵母で発酵させ(焼酎は別のプロセスを使用),日本で完全に蒸留してから,木製の樽で少なくとも2年間熟成する必要があるーとした。
「スコットランドのように3年ではなく,2年必要とした。日本では温暖な気候に恵まれ,ウイスキーが早く熟成する可能性があるためである」と彼は言った。これまでのところ,日本最大のウイスキー企業は,土屋さんの提案を受け入れていると述べている。

しかし,一部の専門家は,業界が最終的にそれを支持するかどうかを疑問視している。
日本のウイスキーは世界的な支持を得ているかもしれないが,その最大の市場は,技術的な詳細に注意を払わない,毎日の価値を重視する国内の飲酒者である。

ヴァン・エイケン氏は,生産者が日本のウィスキー,つまり彼らのパンとバターはそれがそうであると思っていたものではないことを説明することによって,二極化された(polarized)風景を作りたいのかどうか疑問に思う。「私を懐疑的(skeptic)に思っているが,ビジネスの観点からは,そうは思われない。」
彼は正しいかもしれない。
しかし,土屋さんの提案を拒否することになった場合,日本のウイスキーの新しいファン(newfound fans)が順番に拒否する可能性がある。

「ルールが業界にとっても消費者にとっても良いかどうかを判断する必要がある」と2017年に南日本に「嘉之助蒸溜所」を設立し,他の生産者の透明性を高めた小正芳嗣は言った。「これらのルールが採用されない場合,事態は悪化するだろうと私は思う」

(転載了)
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最後に ウイスキーを飲んだのがいつか,覚えてないくらいウイスキーに縁がありませんが,面白い世界になっているようです。

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