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2026年6月14日 (日)

Trump Says ‘I Love the Inflation’

TIME’,June 11, 2026付け
Trump Says I Love the Inflation as Rate Reaches Three-Year High
「インフレ率が3年ぶりの高水準に達したことを受け,トランプは 『インフレが大好きだ』 と発言」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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You know what I really love?” President Donald Trump told reporters in the Oval Office Wednesday. “I love the inflation.”
「私が本当に好きなものって何だと思う?」 ドナルド・トランプ大統領は水曜日(610日),大統領執務室で記者団にこう語った。「インフレが好きだ。」

トランプの発言は,労働統計局(the Bureau of Labor Statistics)が発表した最新のデータについて質問された際のものだった。このデータによると,消費者物価指数(CPIthe Consumer Price Index)は今年3ヶ月連続で5月に上昇し,前年同月比 4.2%増となった。これは2023年以来初めてインフレ率が 4%を超えたことを意味する。

「この数字は素晴らしい」とトランプは説明した。長年民主党を批判してきた指標について,異例とも言えるほど楽観的な様子だった。大統領はニューヨーク・ポスト紙に対し,数字がこれ以上高くならなかったことを「好き」と言いたかったのだと釈明し(clarified),政敵によって発言が文脈から切り離されて解釈されていると主張した。

「トランプは本当に 『インフレが大好きだ』と言った。カメラの前で。全米が聞いている前で。」と,上院少数党院内総務のチャック・シューマー議員(民主党、ニューヨーク州選出)はソーシャル・メディアに投稿した。下院少数党院内総務のハキーム・ジェフリーズ議員(民主党、ニューヨーク州選出)も同様に,トランプの発言を「異例の(extraordinary)」発言と呼び,「彼が一般市民の生活向上など全く気にしていない(doesn’t give a damn)という結論しか導き出せない。」と付け加えた。

大統領は,ホワイト・ハウスの執務室で記者団に対し,最新のインフレ率に対する「愛」を正当化しようと試みたようで,生活費の上昇は,エネルギー価格を押し上げている米・イラン戦争が原因だと説明した。「戦争が終われば?インフレ率は急落するだろう。」とトランプは断言した(asserted)が,実際にいつ戦争が終結するのかは依然として不明である。

トランプは,自身の政権が経済的な救済策を提供したと主張し,イランが封鎖しているホルムズ海峡(戦前は世界の石油生産量の5分の1が通過していた海峡)から秘密作戦で1億バレル以上の石油を入手したと述べた。トランプは,この作戦は検証されていないものの,石油価格が専門家の予測である1バレル $250まで上昇せず,$90近辺にとどまっているのは,この作戦のおかげだと述べた。

とはいえ,トランプのこうした軽率な発言(glibness)は,共和党が厳しい中間選挙に直面する中でなされたものであり,経済と生活費は依然として有権者の最大の関心事となっている。火曜日に発表されたエコノミスト/YouGovの世論調査結果によると,調査対象となった米国人の63%がトランプの経済運営を支持していない。中東紛争の長期化に伴い,消費者信頼感も低下している。

にもかかわらず,トランプは物価が戦前の水準に戻ると繰り返し約束している。ホワイト・ハウスでは,2026年初頭にアイオワ州を訪問した際にガソリン価格が1ガロンあたり $1.85だったと述べ,「我々は間もなくその水準に戻るだろう。」と語った。

What the latest figures state / 最新の統計が示すもの 

水曜日に労働統計局が発表したデータによると,代表的な商品バスケットの価格変動を追跡する消費者物価指数は,20265月に20255月比で 4.2%上昇した。

これは,イラン戦争が勃発した2月後半以降,3ヶ月連続の上昇となる。月間ベースでは,先月は 0.5%上昇,3月は 0.9%上昇,4月は 0.6%上昇だった。

指数上昇の主な要因はエネルギー価格である:労働統計局によると,エネルギー価格は全品目における上昇分の60%以上を占めている。エネルギー価格は5月に3.9%上昇し,3月の10.9%4月の3.8% に続く大幅な上昇となった。食料品とエネルギー価格は変動が激しく,これら以外の品目では,5月の物価上昇率は前年同月比 2.9%と,それほど深刻ではなかった。

インフレ率は,ジョー・バイデン前大統領時代の2022年半ばのピークである 9.1を依然として大きく下回っているものの,連邦準備制度理事会(FRB)が定める物価安定目標である2を依然として上回っている。ただし,この目標は20213月以降,毎月上回っている。インフレ率の上昇は利上げにつながり,企業や消費者の感覚をさらに悪化させ,経済を弱体化させる可能性がある。

What Trump has said about inflation
トランプのインフレに関する発言

トランプの最近のインフレへの対応は,民主党政権下でインフレが発生した際の長年の発言とは対照的だ。

2期目の大統領選キャンペーン中,彼はインフレの原因を外部要因ではなくバイデンに繰り返し押し付けた。「ジョー・バイデンがあまり良い人物ではないことは誰もが知っていたが,彼がこの国にとってこれほどの大惨事になるとは誰も想像できなかっただろう。」と,2022年初頭のアリゾナ州での集会で述べた。2023年の保守政治行動会議(CPACConservative Political Action Conference)では,大統領になれば 「インフレに非常に迅速に(very, very quickly)対処する。」と約束した。

2024年の大統領選で勝利したトランプは,国際貿易相手国に対する関税措置を復活させた。経済学者たちは,これが物価上昇につながる可能性があると警告していた。しかし,同年初めに TIME誌のインタビューに応じたトランプは,関税がインフレを引き起こすとは考えていないと述べた。ところが,今年4月に発表された連邦準備制度理事会(FRB)の経済学者による調査によると,関税は実際に物価上昇を招いた。

2025年後半,民主党が共和党への批判材料として用いた「手頃な価格(affordability)」というテーマをトランプは積極的に取り入れようとし,政権は物価引き下げを目指して一部の政策を撤回した。しかし,インフレ率が目標値を上回り続ける中,12月にはトランプはこの問題を「でっち上げ(hoax)」,「偽りの物語(fake narrative)」,「民主党が仕組んだ詐欺(con job)」だと非難した。「我々こそがそれを解決しているのだ。」とトランプは付け加えた。

(転載了)
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To entrust the steering of the country to such a two-faced man — Americans are truly brave.

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2026年6月12日 (金)

トランプのNBCとのインタビュー書き起こし

ドナルド・トランプ米大統領は 65日,米NBCニュースのインタビューの最中,2020年米大統領選や,今秋の中間選挙に向けた予備選挙が「仕組まれている」と繰り返し,それについて司会者から反論されると,インタビューをいきなり打ち切りました。NBC7日にその様子を放送しました

このインタビューは ‘NBC NEWS’,June 8, 2026付け
Read the transcript: President Donald Trump interviewed by NBC News’ ‘Meet the Press’ moderator Kristen Welker
「インタビューの文字起こし:ドナルド・トランプ大統領がNBCニュースの番組「ミート・ザ・プレス」の司会者クリステン・ウェルカー氏のインタビューに応じた」
の見出しで 書き起こしで 報じられています。

このインタビューの書き起こしは A430ページ以上になるので 部分的に,トランプがどのように対応して喋るのかを 拙訳付きで紹介します。

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KRISTEN WELKER:
President Trump, welcome back to Meet the Press. 

PRES. DONALD TRUMP:
Thank you.

KRISTEN WELKER:
Thank you so much for being here. We are going to talk about your visit, why you’re here in Wisconsin. But I’d like to start off by talking about the major issue that you are focused on every day which is Iran. Sunday will mark 100 days since the first strikes. Your secretary of state, Marco Rubio, said that the war had concluded. And yet, just this week, Iran attacked U.S. allies in the region, calling it retaliation for a set of U.S. air strikes. Is the United States at war with Iran?
お越しいただき,誠にありがとうございます。これから,今回の訪問,そしてウィスコンシン州にいらっしゃった理由についてお話を伺います。しかし,まずは,あなたが日々注力されている主要な問題,イランについての話から始めたい。日曜日は,最初の攻撃から100日目を迎えます。マルコ・ルビオ国務長官は,戦争は終結したと述べました。しかし,まさに今週,イランは米国の同盟国を攻撃し,これは米国の空爆に対する報復だと主張しました。米国はイランと戦争状態にあるのでしょうか?

PRES. DONALD TRUMP:
Well, they’ve been largely decapitated. And I call it a military exercise because people would rather have it called that. It’s not a big war for us. It’s not. We have the most powerful military in the world. I built it, frankly. I built it in my first four years. And I’m using it a little bit in my second four years. Their navy is gone. Their air force is gone. Their anti-aircraft is gone. They might’ve built it up a little bit over the last four weeks during this little ceasefire that we did at the request of some very good people, very, very fine people from — actually from numerous places, as you know. You know, there are a lot of people involved. But from Pakistan in particular, the field marshal and the prime minister. And we’re very close to having a deal. And if we don’t have a deal, we’ll do it one way or the other. Either way, we win.
まあ,彼らはほぼ壊滅状態だ。そして,私がこれを軍事演習と呼ぶのは,人々がそう呼ばれることを好むからだ。これは我々にとって大きな戦争ではない。そうではない。我々は世界で最も強力な軍隊を持っている。率直に言って,私が築き上げたのだ。最初の4年間で築き上げた。そして,2期目の4年間で 少しだけ使っている。彼らの海軍はなくなった。彼らの空軍はなくなった。彼らの対空兵器はなくなった。我々が,実際 知っていると思うが 多くの国の非常に優秀な人々,非常に立派な人々からの要請で行ったこの短い停戦期間中の4週間で,彼らは少しだけ立て直したかもしれない。特にパキスタンからは,陸軍元帥と首相が関わっている。そして,我々は合意に非常に近づいている。もし合意に至らなくても,我々は何らかの方法で解決する。どちらにしても,我々は勝つ。

KRISTEN WELKER:
I do want to talk about the terms of any potential deal --
潜在的な取引条件について話したいのですが ――

PRES. DONALD TRUMP:
Sure.

KRISTEN WELKER:
in just a moment. But let me just follow up with you. You did post on social media just this week, “My final negotiations to end the war with the Islamic Republic of Iran.” There is a naval blockade in place –
―その前に,少し確認させてください。あなたは今週,ソーシャル・メディアに 「イラン・イスラム共和国との戦争を終結させるための最終交渉」 と投稿しましたね。海上封鎖を実施していますが

PRES. DONALD TRUMP:
Yeah.

 KRISTEN WELKER:
which technically is an act of war under international law. So is this a war as long as there’s a naval blockade in place?
これは厳密には,国際法上は戦争行為に該当します。そうならば,海上封鎖が行われている限り,これは戦争と言えるのでは?

PRES. DONALD TRUMP:
Well, we have a blockade. It’s been extremely effective. And the reason we have it is they tried a blockade, and now we blockaded them. And, as you know, they’re losing $400-500 million a day. It’s not sustainable for them. They have an economy that’s shot, in addition to everything else. Their leaders are gone. Their generals are gone. Their first tier and second tier are gone. Much of their third tier is gone. But they put up a blockade and so we blockaded them. And we have the ultimate blockade. I don’t consider that a war, but if you want to define it as such, I guess you can.
そう,我々は封鎖を実施している。これは非常に効果的だ。そして,我々が封鎖を実施する理由は,彼らが封鎖を試み,今度は我々が彼らを封鎖したからだ。承知のように,彼らは1日に4億から5億ドルを失っている。彼らにとってそれは持続可能ではない。彼らの経済は,他のあらゆるものに加えて,完全に崩壊している。彼らの指導者は去り,将軍も去り,第一層と第二層の人材は去り,第三層の人材の多くも去った。しかし,彼らは封鎖を仕掛けたので,我々も彼らを封鎖した。そして我々は究極の封鎖を実施している。私はそれを戦争とは考えていないが,もしあなたがそう定義したいのなら,そうしてもいい。

KRISTEN WELKER:
Well, how do you define it?
では,あなたは どのように定義するのですか?

PRES. DONALD TRUMP:
I don’t define it at all. I don’t think about it. I just do what I have to do.
私はそれを全く定義づけない。考えもしない。ただ,やるべきことをやるだけだ。

KRISTEN WELKER:
But if you’re not specifically calling it a war, would you consider sending some of the troops who are stationed there, who were sent because of Operation Epic Fury there home?
しかし,もしあなたがそれを明確に戦争とは呼ばないのであれば,エピック・フューリー作戦のためにそこに駐留している部隊の一部を帰国させることを検討しませんか?

PRES. DONALD TRUMP:
You mean boots on the ground? Are you talking about –
地上部隊のことを言っているのか? つまりー

KRISTEN WELKER:
No. Would you consider sending them home if it’s not technically a war?
いいえ。厳密には戦争でないなら,彼らを帰国させることを検討しますか?

PRES. DONALD TRUMP:
We don’t need as many troops. I think it’s just like it’s on the — to err on the side of caution. We have a lot of people there. They’re very safe. You know, if you think, we beat Venezuela. We lost nobody. Took over the whole country. We lost nobody. We have a great relationship, by the way, with Venezuela. Venezuela’s doing very well. But we lost nobody. We’ve lost 13 people here and that’s a lot. Thirteen people, too many. But, if you look at Vietnam, where hundreds of thousands of people were killed, if you look at any one of the last seven or eight wars where many, many people were killed, we lost 13. And again, 13 is too many. I don’t want to lose any. But 13 is less than anybody’s ever even envisioned. I think we’re doing a great job.
そんなに多くの兵士は必要ない。念のため用心するに越したことはないと思う。我々はそこに大勢の兵士を駐留させている。彼らはとても安全だ。国全体を掌握している。我々はベネズエラを打ち負かした。犠牲者は一人も出なかった。国全体を制圧した。犠牲者は一人も出なかった。ちなみに,我々はベネズエラと素晴らしい関係を築いている。ベネズエラは非常にうまくいっている。しかし,我々は一人も犠牲者を出していない。ここで13人が亡くなったが,多い。13人は多すぎる。しかし,何十万人もの人が殺されたベトナム戦争や,多くの人が殺された過去78回の戦争のどれと比べても,我々の犠牲者は13人だ。もう一度言うが,13人は多すぎる。私は一人も失いたくない。しかし,13人というのは,誰も想像もしなかったほど少ない数だ。我々は素晴らしい仕事をしていると思う。

(中略)

KRISTEN WELKER:
This $1.8 billion so-called anti-weaponization fund that’s going to compensate people who say the federal government weaponized the legal system against them. It’s been blocked by the courts, met with opposition from Republicans –
連邦政府が法制度を武器として利用したと主張する人々への補償を目的とした,いわゆる「反武器化基」(18億ドル)は,裁判所によって阻止され,共和党員からも反対を受けています。

PRES. DONALD TRUMP:
And Democrats.
そして 民主党員から。

KRISTEN WELKER:
in Congress, and Democrats.
― 議会,そして民主党から。

PRES. DONALD TRUMP:
Most, excuse me, mostly Democrats.
ほとんど,いや,大半は民主党員だ。

KRISTEN WELKER:
Mostly Democrats and some Republicans.
ほとんどが民主党員で,一部共和党員もいます。

PRES. DONALD TRUMP:
Some. Very few Republicans.
一部だ。共和党員はごく少数。

KRISTEN WELKER:
Just to be very clear, are you backing off the fund completely as your acting Attorney General Todd Blanche has said, or are you looking for another avenue to revive the fund?
念のため確認させてください。トッド・ブランシュ司法長官代行が述べたように,基金から完全に撤退するつもりですか?それとも,基金を復活させるための別の方法を模索しているのですか?

PRES. DONALD TRUMP:
So let — let me explain what the fund is. People have been hurt so badly by radical left lunatics that worked for the Biden administration and Sleepy Joe. They’re vicious. They’re violent, what they did to people. And of course they went after me more than anybody else. They raided Mar-a-Lago and all the other things. But people have been badly hurt.
では,この基金について説明しよう。バイデン政権と「眠そうなジョー」のために働いていた過激な左翼狂信者たちによって,人々はひどく傷つけられた。彼らは悪質だった。彼らは暴力的で,人々にひどいことをした。そしてもちろん,彼らは誰よりも私を標的にした。彼らはマール・ア・ラゴを襲撃し,その他あらゆることをした。しかし,人々はひどく傷つけられた。

They’ve committed suicide. They’ve lost their jobs. They’re lost their families. They’ve lost their wives. They’ve lost everything. They’ve lost everything over a fake weaponization of government. Now, let me just tell you –
自殺した人もいた。仕事を失った人もいた。家族を失った人もいた。妻を失った人もいた。すべてを失った人もいた。政府の偽りの武器化のためにすべてを失ったのだ。さて,ここで皆さんにお伝えしたいことがある。

KRISTEN WELKER:
So are you looking for a way to revive it?
では,それを復活させる方法を探しているのですか?

PRES. DONALD TRUMP:
Well, look. If it was up to me, I’d pay them the kind of money that they deserve. People have been destroyed. Lives have been destroyed. Many suicides, think of it. People have committed suicide because a bunch of thugs went after them.
そう,もし私に決定権があるなら,彼らにふさわしい金額を支払うだろう。多くの人が人生を破壊された。多くの命が奪われた。自殺者も多数出た,それを考えてほしい。悪党どもに襲われたせいで,自殺した人もいるのだ。

KRISTEN WELKER:
You don’t –
あなたはそうは思わないでしょう ―

PRES. DONALD TRUMP:
So me, personally, I think the weaponization fund is a great idea, and so do many other Republicans. You have to get it approved. If they get it approved, that’s great. If they don’t get it approved, I’d be disappointed.
私個人としては,兵器化基金は素晴らしいアイデアだと思うし,他の多くの共和党員もそう考えている。承認を得る必要がある。承認されれば素晴らしいことだ。承認されなければ,私は失望する。

KRISTEN WELKER:
All right. We’re going to motor through this.
わかりました。さっさと片付けてしまいましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
But you have to understand, people have — have been destroyed by crooked politicians, and they should be reimbursed for that.
しかし,皆さんに理解してもらいたいは - 人々は不正な政治家によって人生を破壊されてきたということで,そして,彼らはその損害を償われるべきということ。

KRISTEN WELKER:
Do you think anyone who attacked police officers on January 6th should get taxpayer money?
1月6日に警察官を襲撃した人物に税金が使われるべきだと思いますか?

PRES. DONALD TRUMP:
I wouldn’t be inclined to say so, but I have to see it. I can tell you this: 97% of those people, you look at them, the FBI or whoever it was, cause you had a lot of crooked cops, you had dirty cops. Comey was a dirty cop.
そう言いたくないが,実際に見る必要がある。ただ、言えることは: 襲撃した人々の97%は,FBIか誰か,とにかく不正な警官,汚ない警官がたくさんいたということだ。コミーも汚職警官だった。

KRISTEN WELKER:
Well, there is no evidence to –
まあ,証拠はありませんが ―

PRES. DONALD TRUMP:
A guy like Bolton was a dirty cop –
ボルトンのような男が汚職警官だったという証拠はない ―

KRISTEN WELKER:
But there is no evidence that-- but there’s no evidence that people who –
しかし,証拠はありません ― しかし,人々がそうであった証拠はありません ―

PRES. DONALD TRUMP:
Wait a minute, wait a minute. Oh, you think Comey was a straight cop?
ちょっと待って,ちょっと待って。ああ,あなたはコミーが真っ当な警官だったと思っているのか?

KRISTEN WELKER:
We had 170 people who pleaded guilty to assaulting police officers.
警察官への暴行で有罪を認めた者は170人いた。

PRES. DONALD TRUMP:
Comey was a dirty cop.
コミーは汚職警官だった。

KRISTEN WELKER:
No, no, but the people who assaulted police officers.
いえ,いえ,警察官を襲撃した人たちのことです。

PRES. DONALD TRUMP:
They had FBI — listen to me. They had FBI agents ushering them into the building. They had FBI “Go into the building.” Those people are walking around, they’re looking, “Oh, isn’t this nice?” They weren’t in-- they were being ushered into the building.
彼らはFBIよく聞いてくれ。FBI捜査官が彼らを建物の中に案内していたんだ。FBIが「建物に入れ」と言ったんだ。彼らは歩き回って,「ああ,なんていい場所なんだ」とでも言っていた。彼らは建物の中にいたのではなく,案内されて入ったんだ。

KRISTEN WELKER:
There’s no evidence of that, sir. There’s no evidence of that.
そんな証拠はありません,大統領。そんな証拠は一切ありません。

PRES. DONALD TRUMP:
You had a bunch of dirty cops, and frankly, what they did was weaponization of our government.
汚職警官が大勢いて,率直に言って,彼らは政府を武器として利用したんだ。

KRISTEN WELKER:
But sir, there-- there’s no evidence of that. More than a thousand people pleaded guilty to crimes –
でも大統領,そんな証拠はありません。1000人以上が罪を認めたのです ー

PRES. DONALD TRUMP:
No, well, yeah, no, there’s none. You know what they do?
いや,そうだ,ない。彼らが何をしたか知っているか?

KRISTEN WELKER:
Okay, but 172 people did plead guilty to assaulting police officers.
わかりました。しかし,172人が警察官への暴行罪で有罪を認めました。

PRES. DONALD TRUMP:
You know why they pled guilty?
なぜ彼らが有罪を認めたか分かりますか?

KRISTEN WELKER:
Should they be exempt –
彼らは免除されるべきでしょうか?

PRES. DONALD TRUMP:
Because they told they were going to jail for 15 years –
15年の懲役刑を言い渡されたからだ。

KRISTEN WELKER:
from receiving funds?
― 資金を受け取らなかったら?

PRES. DONALD TRUMP:
if they didn’t.
―もし受け取っていなかったら。

KRISTEN WELKER:
Should they –
彼らは―

PRES. DONALD TRUMP:
They pled guilty because they were frightened. They went down. They were ushered into a building. Many of them were arrested without even going into the building.
彼らは怖がって有罪を認めた。彼らは降りて行った。建物の中に案内された。彼らの多くは建物に入る前に逮捕された。

KRISTEN WELKER:
You’d be okay with them receiving taxpayer dollars?
彼らが納税者の税金を受け取ることに賛成ですか?

PRES. DONALD TRUMP:
The people were destroyed by dirty cops and by weaponization. Many of those people should be compensated. Now, with that being said, the, as I understand it, the weaponization fund was going to set up a group of people, people that could be picked by anybody, fair people, smart people, and they will go on an individual case basis.
汚職警官と武器化によって人々は人生を破壊された。そうした人々の多くは補償されるべきだ。今,私が理解している限りでは,武器化基金は,誰でも選べる公平で賢明な人々からなるグループを設立し,個々のケースに基づいて判断を下す予定だった。

KRISTEN WELKER:
Okay.
わかりました。

PRES. DONALD TRUMP:
Now, I don’t know what’s going to happen with the weaponization fund. I love the idea, because people like you, the fake dirty press, the crooked press, people like stupid Biden, he’s not smart enough to know what’s going on, but people that surrounded him, surrounded his beautiful Resolute Desk in the Oval Office, what they did to the lives of people, they destroyed people. They sent people to jail who did nothing wrong.
武器化基金がどうなるかはわからない。私はこのアイデアを気に入っている。なぜなら,あなたのような偽りの汚職報道機関,不正な報道機関,愚かなバイデンのような人々,彼は何が起こっているのか理解するほど賢くないが,彼を取り巻く人々,大統領執務室の美しいレゾリュート・デスクを取り巻く輩は,人々の人生を破壊し,何も悪いことをしていない人々を刑務所に送った。

KRISTEN WELKER:
All right, this is, just to be very clear, there’s no evidence of what you’re saying, but let me ask about Todd Blanche.
わかりました。はっきりさせておきたいのですが,あなたの言っていることには何の証拠もありません。では,トッド・ブランシュについてお尋ねします。

PRES. DONALD TRUMP:
There’s a lot of evidence.
証拠はたくさんある。

KRISTEN WELKER:
Let me ask about Todd Blanche.
トッド・ブランシュについて尋ねています。

PRES. DONALD TRUMP:
Listen — listen to me — listen to me.
聞きなさい ― 私の言うことを聞きなさい。

KRISTEN WELKER:
Let’s talk about Todd Blanche.
トッド・ブランシュについてお話しましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
There’s tremendous evidence. There’s nothing but evidence.
圧倒的な証拠がある。証拠しかない。

KRISTEN WELKER:
Well, it’s not been presented in a court of a law.
でも,法廷に提出されていません。

PRES. DONALD TRUMP:
The election was rigged. It was a dirty election.
選挙は不正操作された。汚い選挙だった。

KRISTEN WELKER:
Mr. President –
大統領閣下 ―

PRES. DONALD TRUMP:
And it’s happening again right now in California.
そして今,カリフォルニアでまた同じことが起きている。

KRISTEN WELKER:
you’ve never presented evidence –
―あなたは証拠を一切提示していませんが…

PRES. DONALD TRUMP:
It’s happening right now in California.
今,カリフォルニアで同じことが起きている。

KRISTEN WELKER:
that the 2020 election was rigged.
2020年の選挙は不正操作された,という主張です。

PRES. DONALD TRUMP:
Right now, it’s look at what’s happening in California.
今,カリフォルニアで何が起きているかを見ればわかる。

KRISTEN WELKER:
Where’s the evidence to that?
その証拠はどこにあるのですか?

PRES. DONALD TRUMP:
It’s four days –
4日間 -

KRISTEN WELKER:
The Republicans are doing well in California.
共和党はカリフォルニアで好調です。

PRES. DONALD TRUMP:
In California, it’s, no they’re not. They’re dropping fast because it’s a rigged election. Let me tell you, it’s four days and they aren’t even close to coming up with the –
カリフォルニアでは,いや,そうじゃない。不正選挙だから支持率は急落している。4日たつのに,彼らはまだ結果を出す気配すら見せていない。

KRISTEN WELKER:
That’s how they count the votes in California.
それがカリフォルニアでの票の集計方法です。

PRES. DONALD TRUMP:
Do you know why they’re doing that? Because they’re cheating on the election.
なぜ彼らがそんなことをするのか分かるか?選挙で不正をしているからだ。

KRISTEN WELKER:
There’s — What? Do you have evidence to support that?
えっ,何ですって?それを裏付ける証拠はありますか?

PRES. DONALD TRUMP:
It’s-- all I have to do is look. All I have to do is look.
それは - 見ればわかる。見ればわかるんだ。

KRISTEN WELKER:
But that’s not evidence.
でも,それは証拠ではありません。

PRES. DONALD TRUMP:
And I listen. And I listen to people. And let’s see what happens.
それに,私は耳を傾ける。人々の声に耳を傾ける。そして,どうなるか見てみよう。

KRISTEN WELKER:
But sir, that’s not evidence, and that’s how they count the votes in California--
しかし大統領、それは証拠にはなりません。カリフォルニア州ではそういう風に票を数えているのです――

PRES. DONALD TRUMP:
Do you think it’s appropriate that they have an election and five days later, they’re nowhere close to picking a winner?
選挙が行われてから5日経っても,勝者が全く決まっていないというのは,適切だと思うか?

KRISTEN WELKER:
State and local officials acknowledge they are slow. They’re urging--
州や地方の当局者は,集計が遅いことを認めています。彼らは 早くするよう促している。

PRES. DONALD TRUMP:
No, they’re crooked.
いや,彼らは不正をしている。

KRISTEN WELKER:
they’re urging the votes to be counted quickly. That’s how they vote in California.
彼らは投票を早く集計するよう求めている。カリフォルニアではそういうやり方で投票しています。

PRES. DONALD TRUMP:
They’re crooked just like you’re crooked, your press is crooked. And Meet the Press is crooked.
彼らはあなたと同じように不正をしている。あなたの報道機関も不正だ。そして「ミート・ザ・プレス」も不正だ。

KRISTEN WELKER:
To be fair, I’m not crooked. But let’s continue.
公平を期すために言っておきますが,私に不正はありません。でも,続けましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
Really? Well, you play right into their hands then.
本当に? じゃあ,あなたは彼らの思う壺にはまっているんだ。

KRISTEN WELKER:
Let’s continue.
続けましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
You’re either crooked or you’re stupid.
あなたは不正を働いているか,それとも愚か者かのどちらかだ。

KRISTEN WELKER:
Let’s continue.
続けましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
You play right into their hands with this stuff. You know that these elections are rigged. Your network knows that they’re rigged. Do you know that I won an election in a landslide and I got 94% bad press.
あなたはこういうことをして,まさに彼らの思う壺にはまっている。選挙が不正操作されていることは分かっているはずだ。あなたのネットワークも分かっている。私が地滑り的な勝利を収めた選挙で,94%が悪評だったことを知っているか?

KRISTEN WELKER:
But Mr. President –
しかし大統領 ―

PRES. DONALD TRUMP:
You know why I got that?
なぜ私がそう言われたか分かるか?

KRISTEN WELKER:
you’ve never presented –
― あなたは一度も ―

PRES. DONALD TRUMP:
Because you have no credibility.
あなたには信用がないからだ。

KRISTEN WELKER:
-evidence. But you’ve never presented evidence it was rigged. Let’s keep talking about, I want to talk about Todd Blanche.
― 証拠を。でもあなたは,選挙が不正操作されたという証拠を一度も提示したことがない。話を続けたい。トッド・ブランシュについて話したい。

PRES. DONALD TRUMP:
You have more evidence, there’s more evidence than ever presented.
あなたはもっと多くの証拠を持っている。これまで提示された証拠よりも多くの証拠がある。

KRISTEN WELKER:
Let’s talk about--
次のことについて話しましょう。

PRES. DONALD TRUMP:
Your elections in this country –
この国の選挙は ―

KRISTEN WELKER:
you went to court.
―あなたは裁判を起こしました。

PRES. DONALD TRUMP:
We’re like a third world country.
まるで第三世界の国のようだ。

KRISTEN WELKER:
But sir –
でも、大統領 ―

PRES. DONALD TRUMP:
Your elections are crooked and you’re crooked, and Meet the Press is crooked.
選挙は不正だ。あなた自身も不正だ。そして「ミート・ザ・プレス」も不正だ。

KRISTEN WELKER:
But Mr. President–
しかし大統領 ―

PRES. DONALD TRUMP:
And so is ABC and CBS and CNN.
ABCCBSCNNも同じだ。

KRISTEN WELKER:
But Mr. President--
しかし大統領 ―

PRES. DONALD TRUMP:
You’re a one-sided crooked network. Sorry. Let’s call it quits because I’ve had enough. Thank you, darling. Have a good time.
君たちは偏向報道ばかりの不正なネットワークだ。悪いが,もう終わりにしよう,もう我慢できない。ありがとう,ダーリン。楽しんでくれ。

KRISTEN WELKER:
Mr. President, let’s — please, I traveled all the way to Wisconsin.
大統領,お願いですから - 私ははるばるウィスコンシンまで来たんです。

PRES. DONALD TRUMP:
I’ve sat in the rain with you--
雨の中,あなたと座って話したよ -

KRISTEN WELKER:
I traveled all — I know. I traveled all the way--
ええ,分かっています。はるばる 来たんです ―

PRES. DONALD TRUMP:
I sat in the rain with you for an hour.
私は 1時間も雨の中,あなたと座っていた。

KRISTEN WELKER:
--to Wisconsin.
- ウィスコンシンまで。

PRES. DONALD TRUMP:
On and off in the rain, and I’ve given you enough time. You ought to straighten out your press, because you know what?
雨が降ったり止んだりしながら,もう十分な時間をとった。報道機関の対応をきちんとすべきだ,なぜなら…

KRISTEN WELKER:
Mr. President--
大統領 ―

PRES. DONALD TRUMP:
A country can never be great with a dishonest press.
不誠実な報道機関がある国は,決して偉大な国にはなれない。

KRISTEN WELKER:
we traveled all — listen. We traveled all the way to Wisconsin for this interview.
- 私たちははるばる - 聞いてください。このインタビューのために,はるばるウィスコンシンまで来たんです。

(転載了)
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相手の話をよく聞かないトランプ,そして 会話が論理的に進められないのが わかります。
不誠実な大統領のいる国は ・・・,どうなるのでしょう。

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2026年6月10日 (水)

諦めないトランプ ー 次は「1974年通商法第301条」 による関税

PBS NEWS’,June 3, 2026付け
U.S. says it plans extra tariffs of 10% or more for most trading partners after forced labor probe
「米国,強制労働調査により 主要貿易相手国に対し10%以上の追加関税を課す計画を発表」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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WASHINGTON (AP) — President Donald Trump is in a hurry to rebuild the tariff wall the Supreme Court tore down less than four months ago.
ワシントン(AP通信)- ドナルド・トランプ大統領は,最高裁がわずか4ヶ月前に撤廃した関税の壁を急いで再構築しようとしている。

政権は今週,強制労働によって製造された疑いのある輸入品に関する調査により,数十の主要貿易相手国からの製品に二桁の関税を課すことを提案した。そして,さらなる関税措置が講じられる可能性が高い。

火曜(62日)夜にワシントンで発表された提案によると,カナダ,メキシコ,欧州連合(EU),台湾,英国を含む16の国・地域は,強制労働禁止措置の執行を怠った(failing to enforce bans on forced labor)として 10の関税を課される。中国,日本,インド,韓国,スイスを含む他の44の貿易相手国には12.5の輸入関税が課される。

これらの関税措置は,トランプが昨年課した包括的な国際関税が最高裁によって無効とされたことで失われた歳入を補填する(replace)ための取り組みの一環である。今回の相次ぐ集中砲火(barrage)は,昨年初めにトランプが大統領に復帰して以来,相次ぐ関税に苦しめられてきた主要貿易相手国を不安にさせる(unsettle)可能性が高い。

WATCH: What's next for consumers and the economy after the Supreme Court's tariff ruling
注視:最高裁の関税判決後,消費者と経済はどうなるのか

「最も重要な貿易相手国が強制労働によって製造された商品の輸入に対処しないことは容認できない。」と,ジェイミーソン・グリア米通商代表(U.S. Trade Representative Jamieson Greer)は声明で述べた。「これは,米国の労働者が不公平な競争条件の下で世界的に競争せざるを得ない状況を生み出している」。
グリア代表事務所は,こうした輸入を阻止できないことは「不合理であり,米国の通商に負担または制限を与える。」と述べた。

トランプの関税は,通常,そのコスト増を消費者に転嫁しようとする米国の輸入業者が負担する。

WATCH: How upcoming tariff refunds may affect U.S. businesses and consumers
注視:今後の関税還付が米国企業と消費者に及ぼす影響

中間選挙まで数ヶ月を控え,物価高騰に対する国民の不安が高まっていることを踏まえ(mindful),米政権は,航空機部品,食品(コーヒーから牛肉まで),スマートフォンや自動車の製造に不可欠なレアアース鉱物など,多数の品目を今回の関税案から除外することで(exempting),影響を限定する方針を示した。北米貿易協定(NATPANorth American trade pact)の対象となるカナダとメキシコからの輸入品も除外される。

新たな関税は直ちに発効するわけではなく,パブリック・コメントと審査を経て決定される。関税案に関する公聴会(public hearings)は77日に開始される予定だ。

この計画は直ちに反発(pushback)を招いた。中国政府の報道官は強制労働疑惑(the forced labor allegation)を否定し,貿易戦争は誰の利益にもならないとして,対話を通じて(through dialogue)経済問題を解決するよう求めた。
「中国には強制労働など存在しない。我々はそれを政治的な操作の口実として利用することに反対する。」と,中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は北京で述べた。

米国は長年,中国最西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang)産の原材料を含む輸入品は強制労働が行われているリスクがあると指摘してきた。中国政府は,イスラム教徒が多数を占める同地域での強制労働疑惑を否定している。

READ MORE: U.S. and China seek to repair damage from tariff war that sent trade into a freefall
その先に:米中両国,貿易を急激に悪化させた関税戦争による損害の修復を目指す

しかし,批判派は,提案された関税は,法的要件を満たしていない世界数十ヶ国に対する関税を復活させるための口実(pretext)だと見ていた。

EUが強制労働対策が不十分だと非難するのはばかげている(absurd)。」と,欧州議会貿易委員会(the European Parliament's trade committee)のベルント・ランゲ(Bernd Lange)委員長はソーシャル・メディアに投稿した。「EUは,強制労働によって製造された製品に対して世界で最も厳しい規則を採択している。これは,既に決定済みの関税の法的根拠に事実を無理やり当てはめようとしているように見える。」

この新たな動き(maneuver)は,トランプ政権が,度重なる裁判での敗訴(setbacks)にもかかわらず,世界最大の経済大国である米国経済を関税の壁で囲い込もうとする強い意志を示している。

2月,最高裁判所は,トランプが昨年,1977年の国際緊急経済権限法(IEEPAInternational Emergency Economic Powers Act)を発動して世界中のほぼすべての国に二桁の関税を課したことは権限の逸脱(overstepped his authority)であるとの判決を下した。裁判官らはこれらの関税を無効とし(struck down),関税を支払った企業が払い戻しを求める道筋をつけた。

WATCH: Why the Supreme Court ruled against Trump's tariffs
注視:最高裁がトランプの関税に反対した理由

裁判で敗訴した後,トランプは別の法律を根拠に,世界規模で10の暫定関税を課した。しかし,この一時しのぎ(stopgap)暫定関税は724日に期限切れとなる。さらに,専門の貿易裁判所は先月,この関税も違法であるとの判決を下した。ただし,この訴訟が裁判所で審理されている間は,政府は引き続き関税を徴収することができる。

トランプの関税は,歳出が税収を常に上回る連邦政府に,数百億ドルもの歳入をもたらしてきた。トランプは,2025年の大規模減税によって失われる歳入の一部を,国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税で補填しようと目論んでいた。

しかし,裁判での敗訴以降,関税収入は減少傾向にある。財務省によると,昨年10月には310億ドル以上でピークに達したが,今年3月と4月にはそれぞれ220億ドルまで減少した。

トランプとスコット・ベッセント財務長官(Treasury Secretary Scott Bessent)は,失われた歳入を補填すると誓った。そして,過去に法的異議申し立てに耐えてきた法的根拠(legal authority):すなわち1974年通商法第301条(Section 301 of Trade Act of 1974)に頼った。この条項は,「不当」,「不合理」,「差別的」な貿易慣行を行っていると判断された国に対し,関税その他の制裁措置を課すことを認めている。トランプは,1期目にこの第301条を用いて中国に高関税を課した。

301条へのこのアプローチの優れた点は,政治的に見て,強制労働を取り締まり,各国に強制労働法を施行させるべきではないと主張するのが非常に難しいことだ。」と,キング&スポルディング法律事務所のパートナーで元米国通商代表の貿易弁護士ライアン・マジェラス(Ryan Majerus)は述べた。

カナダのマーク・カーニー首相は,サプライ・チェーンにおける強制労働に関する法案を間もなく提出すると述べた。「カナダはサプライ・チェーンにおける強制労働に対して非常に強力な法制度を有している。」とカー​​ニー首相はオタワで記者団に語った。「我々は,商品やサービスに強制労働の要素が一切含まれることを望んでおらず,強制労働と児童労働の慣行を根絶するために影響力を行使したいと考えている」。

米国通商代表部(USTR)は,強制労働に関する約100ページに及ぶ報告書の中で,たとえある国が国内で強制労働を禁止していたとしても,強制労働によって製造された商品を輸入することは公正貿易のルールに違反すると述べている。

マジェラスは,暫定関税が来月期限切れになるまでに,新たな関税体系が準備できると見込んでいる。 「USTR(米国通商代表部)は,おそらくホワイト・ハウスからの圧力もあり,(関税収入に)空白が生じないよう,非常に大きなプレッシャーを受けている。」と彼は述べた。「現在のスケジュールを見る限り,彼らはこれらの措置を完了させ,実施準備を整えるだろうと確信している。」 彼は,強制労働に関する調査は,通常の通商法301条に基づく調査の「約2倍のスピード」で進んでいると指摘した。

政権はまた,中国,EU,日本を含む16の貿易相手国(米国の輸入の70%を占める)が過剰生産を行い,価格を押し下げ,米国の製造業者を不利な立場に追い込んでいるかどうかについて,通商法301条に基づく調査を進めている。

さらに,政権は月曜日,世界第10位の経済大国であるブラジルに対し,汚職対策の不徹底や不当な関税など,「不当な」貿易慣行を行っているとして,25%の通商法301条に基づく関税を課すことを提案した。

火曜日に発表された報告書は,強制労働を「不履行に対する何らかの罰則の脅威の下で,労働者が自発的に申し出ていない労働または役務」と定義した。報告書は,国連の国際労働機関(ILO)の推計を引用し,2021年時点で2760万人が強制労働に従事していたと指摘した。

ミャンマー産の米,マラウイ産のタバコ,ブラジル産の牛肉,中国産の綿花とポリシリコンなど,多くの製品が強制労働に関与する可能性が高いと報告書は述べている。

(転載了)
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2026年6月 9日 (火)

Ohtani might be the best player that has ever walked this earth!

MLB公式ホームページ ‘MLB.com’,June 5, 2026付け
7 reasons Ohtani might really be the best player that's ever walked this earth
「大谷が 『史上最高の選手』 である可能性を示す7つの理由」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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The Shohei Ohtani magic show has been going on for so long now that we almost take him for granted. But sometimes we need to slow everything down and just marvel at the singular greatness we’re witnessing.
大谷翔平の魔法のようなプレーはあまりにも長く続いているため,我々はついその存在を当たり前のように感じてしまいがちである。しかし,時には立ち止まって,目の当たりにしている彼の比類なき偉大さにただただ感嘆する必要がある。

そこで今日は,水曜日(63日)にまたもや素晴らしい二刀流パフォーマンスを披露したばかりの大谷選手を改めて見つめ直したい:この試合で大谷選手は 6回無失点,被安打2という好投を見せ,防御率を0.74まで下げ,さらに5回出塁した。

ドジャースの捕手ウィル・スミスは試合後,「彼はこれまでこの地球を歩いた中で最高の選手だ。」と最高の言葉を残した。

これは大胆な主張(bold claim)だが,スミスはチームメイトについて単に誇張している(hyperbolic)わけではない。これらの事実と数字を一例として紹介する(offer up)。

昨夜の試合は,その好例と言えるだろう。既に述べたように,大谷投手は6回無失点の好投を見せながら,5度出塁した。6回以上の無失点登板で5回以上出塁した投手は,実に62年ぶりである。

近代(1900年以降)において,これを達成した投手は,ホッド・エラHod Eller)(1920730日),メル・パーネル(Mel Parnell)(1951523日),メル・ストットルマイヤー(Mel Stottlemyre)(1964926日)の3人だけである。

驚くべきことに,大谷が登板試合で5回出塁したのは今回が初めてではない。2023515日,エンゼルス所属時にも同じ記録を達成している。

1900年以降,キャリアで5回出塁を達成した選手は,パーネル(Parnell),ウェス・フェレル(Wes Ferrell),ジミー・キャラハン(Jimmy Callahan)の3人だけだ。

大谷は今シーズン,10試合に先発登板し,防御率0.74を記録している。これは今シーズン60イニング以上を投げた投手の中で最低の数字であるだけでなく,1913年に両リーグで自責点が公式記録となって以来,開幕投手を除く投手の中で,シーズン最初の10試合における防御率としては3番目に低い数字だ。

2021年のジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)(0.56)と1966年のフアン・マリシャル(Juan Marichal)(0.59)だけが,開幕10試合における防御率が大谷より低い。

ここからが本当に面白いところだ。大谷は防御率1.00未満という驚異的な成績に加え,ナショナル・リーグ規定打席到達者の中で最高の出塁率(OBPon-base percentage)を誇っている。今シーズンの出塁率は .420で,投手としての被出塁率( .224)を 200ポイント近くも上回っている。

5月20日のパドレス戦で先発登板した大谷は,先頭打者ホームランを放ち,5回無失点の好投を見せた。これは大谷選手にとって,マウンド上で無失点とホームランを同時に記録した試合としては7度目となり,少なくとも1900年以降で最多記録だった殿堂入り選手ボブ・ギブソン(Bob Gibson)の記録を更新した。

大谷は527日の先発登板でも先頭打者本塁打を放ち,ロッキーズ相手に6回無安打無失点の好投を見せた。彼はMLB史上,投手として3本の先頭打者本塁打を記録した唯一の選手である。

大谷は今シーズン,投手として61イニングを投げ,わずか7失点(自責点5)しか許していない。打者としては10本塁打を記録している。

よく考えてみると(On second thought),スミスは彼を地上レベル(the earthly realm)に限定して評価していたが,それは過小評価(selling short)だったかもしれない。

(転載了)
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2026年6月 8日 (月)

サハラ砂漠でトラック故障,49名渇死。

BBC’,June 52026付け
Nearly 50 people die of thirst in Sahara desert after lorry breaks down
「サハラ砂漠でトラックが故障し,約50人が喉の渇きで死亡」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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001_20260607120001

At least 49 people have died of thirst in a remote part of the Sahara desert in northern Niger after the truck carrying them broke down, the authorities say.
ニジェール(Niger)北部のサハラ砂漠の奥地で,トラックが故障し,少なくとも49人が喉の渇きで死亡したと当局が発表した。

一行はイスラム教の祝祭イード・アル=アドハー(Eid al-Adha)の祝賀行事に参加するため訪れていたマリ(Mali)からの帰路,水が尽き,ニジェールとアルジェリアの主要国境検問所であるアサマカ(Assamaka)から西へ80km以上離れた地点で立ち往生した(stranded)。

「旅行者たちは,極端な気温と補給地点の不足という過酷な環境の真っただ中に閉じ込められ,生存は極めて困難だった。」 とアガデス知事は述べた。

生き残ったのはわずか 2人で,砂漠を横断してアサマカまでたどり着き,当局に通報した。

「これは私たちが長年取り組んできた問題だ。」と,地元のNGO代表であるチェフオ・アジズーはBBCに語った。
「私たちはこれまで,運転手,旅行者,そして入国管理に関わるすべての人々に,砂漠横断の危険性について啓発活動を行ってきた(sensitising)。今回の事件は珍しいことではない。一般的に,リビアやアルジェリアに向かうルートでこうした事例が見られる。」

アガデス知事の声明によると,今回の事件では,トラックはマリのテルハンデク(Telhandek)を出発したものの,予定ルートから逸れてしまったとのことである。

運転手と乗客は数日間にわたり車両の修理を試みたが,最終的には失敗に終わった。

声明によると,「水も供給されず,車両を修理することもできなかったため,ほとんどの人が生き延びることができなかった。」という。
「動けなくなったトラック(immobile truck)の下や周辺で,数十体の遺体(lifeless bodies)が発見された。」と声明は述べている。

犠牲者は全員ニジェール国籍で,地元当局が派遣した救助隊によって集団埋葬された(buried in mass graves)。

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現場からの帰還途中,救助隊はバッテリー故障で3日間立ち往生していた60人以上を乗せた別の故障トラックを発見した。

知事の声明によると,このトラックはニジェール国境から300キロ以上離れたマリのハルーバ(Harouba)を出発したという。
ニジェール軍を含む救助隊は,「疲弊し,困惑した(exhausted and distressed)旅行者」に水を配給し,車両の修理を支援して,彼らが安全に旅を再開できるようにした。

ニジェール砂漠は,西アフリカ各地からヨーロッパを目指す移民にとって依然として重要な通過ルートであり,彼らは危険な(perilous)旅に伴うリスクを何度も冒してこのルートを辿っている。

最寄りの都市アガデス(Agadez)の知事は,この悲劇は「移住や国境を越えた経済活動に従事する若者たちの脆弱性(vulnerability)を浮き彫りにした(underscored)。彼らは生き延びるため,あるいはより良い生活条件を求めて,不安定な地域を通過せざるを得ないことが多い。」と述べた。

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(転載了)
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脱出して トラックが立往生していることを伝えた2人は 49km歩いたと別報道が伝えています。
時速 5km(砂漠を水なしでは無理?)で歩いたとして 約10時間,故障が直る可能性があるか,何km歩く必要があるかなど,出発の判断が難しかったでしょう。

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2026年6月 6日 (土)

アフリカの人口増加について

Pew Research Center’,May 192026付け
5 facts about Africa’s population growth
「アフリカの人口増加に関する5つの事実」
の見出し分析結果を 下記,拙訳・転載します。

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While global population growth is projected to slow over the rest of the century, Africa stands out for its relatively young and growing population.
今世紀末にかけて世界の人口増加率は鈍化すると予測されているが,アフリカは 比較的若く,人口増加の点で際立っている。

以下は,ピュー・リサーチ・センターが国連の「世界人口予測(World Population Prospects」を分析した結果に基づく,アフリカの人口変動に関する5つの事実である。最新データは2023年のものであり,2024年以降の数値は国連の予測値である。

1 アフリカの人口は1950年以降,6倍以上に増加した。これは約13億人の増加に相当する。

001m_20260521112601 この増加傾向は今世紀末まで続くと予測されている。国連の「中位シナリオ(medium variant)」では,アフリカの人口は2100年までに38億人に達すると見込まれている。

国連の「高位シナリオ(high variant)」(合計特殊出生率(total fertility rate)が中位シナリオより女性一人当たり0.5人高いと予測)では,人口増加はさらに加速し,2100年には52億人でピークを迎えると予測されている。一方,「低位シナリオ」(合計特殊出生率が中位シナリオより0.5人低いと予測)でも,2100年の人口は27億人に達するが,ピークは2087年頃の28億人になると予測されている。

2 現在,25歳未満の世界人口の28% がアフリカに居住しており,これは世界人口全体の19% に相当する。

002m_20260521112601 アフリカにおける若年層の割合は1950年以降増加しており,2100年にはさらに高まると予測されている。

例えば,1950年には世界の若年層の10% がアフリカに居住していた(現在と同様に,その大部分はアジアに居住していた)。2026年時点では,若年層の28% がアフリカに居住している。

アジアは依然として若年層の最大の割合を占めているが,中位シナリオでは2073年までにアフリカがアジアを上回ると予測されている。また,2100年には,25歳未満の人口の46% がアフリカに居住すると予測されており,アジアの39% を上回る。

3 2100年までに,世界の人口上位25ヶ国のうち12ヶ国がアフリカ諸国になると予測されている。

003m_20260521112601 ナイジェリアは現在,アフリカ最大の人口を擁し,世界で6番目に人口の多い国である。国連の推計によると,ナイジェリアは現在,世界の人口上位25ヶ国に名を連ねる6つのアフリカ諸国のうちの1つである。

2100年までに,ナイジェリアは世界で4番目に人口の多い国になると予測されており,コンゴ民主共和国が5位,エチオピアが7位,タンザニアが9位に続く。

人口上位国リストにおいてアフリカ諸国の割合が増加する一方で,ヨーロッパ諸国の割合は減少していくだろう。2100年までに,世界の人口上位25ヶ国の中でヨーロッパ諸国はロシアのみになると予測されており,人口減少に伴い,現在の9位から17位に順位を落とすと予想されている。

インドと中国は,2100年においても世界で最も人口の多い国であり続けると予測されている。

4 アフリカは、出生率が人口置換水準を上回っている唯一の地域である。

アフリカの出生率は女性1人あたり約3.9人で,世界の人口置換水準である女性1人あたり約2.1人を大幅に上回っている。
しかし,地域によって出生率には大きなばらつきがある。例えば,チャドの現在の出生率は女性1人あたり5.8人であるのに対し,チュニジアは1.8人である。

アフリカの出生率は,21世紀を通じて他の地域よりも高い水準を維持すると予測されている。

とはいえ,アフリカでも出生率の低下が見られる。国連は,アフリカの出生率が2050年までに3.9人から2.8人に低下し,今世紀末には女性1人あたり2.0人まで減少すると予測している。アフリカの出生率は,1972年のピーク時である女性1人あたり6.7人から既に大幅に低下している。

5 アフリカの平均年齢は,現在の約19歳から2100年には35歳に上昇すると予測されている。

004h_20260521112501 これは,出生率の低下と平均寿命(life expectancies)の延伸によるものである。

2100年までにアフリカは世界で最も若年層が多い地域となるものの,25歳未満の人口比率は今世紀末まで着実に減少していくと予測されている。1950年から現在まで,アフリカ人の約60%がこの年齢層に属していたが,2100年には約35%になると予測されている。

同じ期間に,25歳から64歳までのアフリカ成人人口比率は51%に上昇し,65歳以上の人口比率は2100年までに地域人口の15% を占めると予測されている。高齢者人口は現在の割合の3倍以上になると見込まれている。

この変化により,アフリカは世界の人口動態パターンに近づくことになるだろう: 世界的に見ると,25歳から64歳までの成人が長年にわたり最大の年齢層となっている。

(転載了)
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2026年6月 5日 (金)

大谷,防御率を 0.74 に下げる。

MLB の公式サイト,June 32026付けより
下記,拙訳・転載します。
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Ohtani lowers ERA to 0.74 with 6-inning gem -- and reaches base 5 times!
「大谷,6回を好投して防御率を0.74に下げ,さらに5度出塁!」

フェニックス発水曜日(103日)の夜,大谷翔平が見せたようなパフォーマンスは,メジャーリーグ史上60年以上ぶりのことだった。

大谷は6回無失点の好投で防御率を0.74まで下げ,さらに5回出塁,開幕以来初めて打率を .300以上に引き上げ,ダイヤモンドバックスに70で勝利。チェイス・フィールドで行われた4連戦を少なくとも22敗で終えた。

少なくとも1900年以降,1試合で6回以上無失点かつ5回以上出塁した選手はわずか4人しかいない。その中で完封勝利を挙げていないのは大谷だけだ(メル・ストットルマイヤー(1964年)、メル・パーネル(1951年)、ホッド・エラ1920年))。
当時,投手はマウンドを降りると打線に残ることはできなかった。 2022年から二刀流選手が先発投手から指名打者へ転向できる「大谷ルール」が導入されるまでは,それは不可能だった。このルールが導入される前は,投手は5回出塁するためには完投するしかなかった。

しかし,野球界に大谷のような才能を持った投手は他にいない。偉大な選手は野球を発展させるだけでなく,野球そのものを変えるのだ。

「彼はこの世に生を受けた中で(ever walked this earth)最高の選手だ。」と捕手のウィル・スミスは語った。「毎日出場して全力でプレーし,6回無失点に抑え,何度も出塁する彼の姿を見るのは本当に楽しい。そんなプレーはそうそうできるものではない」。

前回の登板で先頭打者ホームランを放ち,6回無安打に抑えた大谷は,今シーズン最も印象的な二刀流パフォーマンスだったかもしれない。しかし,水曜日の試合では3安打2四球で,攻守両面でこれまでで最も完成度の高いパフォーマンスを見せたと言えるだろう。

大谷はマウンドを降りた後,ほとんど休む暇がなかった。出塁した5回のうち4回は,彼がまだ投手としてマウンドに立っていた時だったからだ。しかし,それも二刀流選手の宿命と言えるだろう。そして,木曜日は先発から外れるので,回復する時間は十分にある。

(転載了)
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2026年6月 4日 (木)

米国人の NATOに関する知識は? 思ったより貧弱。

Pew Research Center’,May 27, 2026付け
How much do you know about NATO?
「あなたはNATOについてどれくらい知っていますか?」
の見出し調査結果を 下記,拙訳・転載します。

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001_20260528132801

The North Atlantic Treaty Organization, or NATO, has been in the news a lot this year.
北大西洋条約機構(NATOThe North Atlantic Treaty Organization)は、今年に入ってからニュースで頻繁に取り上げられている。

あなたはNATOについてどれくらいご存知か?そして,あなたの知識レベルは米国民全体の平均と比べてどうだろうか?

ピュー・リサーチ・センターが20263月に米国の成人3,507人を対象に実施した調査に基づいた,米国人のNATOに関する知識分析結果を示す。

How much do Americans know about NATO?
米国人は NATOについてどれくらい知っているのか?

002h_20260528132701 米国人がNATOについてどの程度知っているかをより深く理解するため,NATOとその関連問題に関する5つの事実確認質問を実施した。

米国人の大多数が,以下の3つの質問すべてに正解した。

・成人の63%が,グリーンランドはデンマークの領土であると正しく回答した。
57%が,NATO加盟国はヨーロッパと北米に集中していると正しく回答した。
55%が,NATOの中心的な目的は加盟国の安全保障を促進することであると正しく回答した。

残りの2つの質問に正解した成人は半数以下だった。

45%が,ウクライナはNATO加盟国ではないと正しく回答した。
34%が,米国のNATO同盟国であるヨーロッパ諸国が近年,国防費を増額していると正しく回答した。(これらの質問すべてにおいて,同数以上の回答者が「わからない」と回答した。)

How does NATO knowledge differ by demographic group and party?
NATOに関する知識は,人口統計学的グループや政党によってどのように異なるのだろうか?

003h_20260528132701 米国人は平均して,NATOに関する知識問題の約半分に正解し,平均スコアは2.5だった。中央値は3だった。

米国人のNATOに関する知識は,人口統計学的グループによって若干異なる:

性別:平均して,男性は女性よりも多くの問題に正解している。(知識評価における性差は,学術文献や,当センターが過去に実施した国際情勢に関する調査などでも指摘されている。これらの性差は,男性が女性よりも知識問題で「わからない」と答えるよりも,推測で答える傾向があることに起因している可能性がある。)
学歴:学士号以上の学位を持つ米国人は,それ以下の学歴の米国人よりも多くの問題に正解する傾向がある。
年齢:50歳以上の米国人は,若い世代よりも高いスコアを獲得する傾向がある。

政党による大きな差は見られなかった。平均すると,共和党支持者と共和党寄りの無党派層は2.6問正解したのに対し,民主党支持者と民主党寄りの無党派層は2.7問正解した。

Does public opinion about NATO vary based on NATO knowledge?
NATO
に関する知識レベルによって,NATOに対する世論は変化するのだろうか?

注目すべきは,NATOについてより詳しい知識を持つ人々の間で,NATOに対する世論がより肯定的になる傾向があることである。これらの知識に関する質問のうち,4つまたは5つに正解した成人は,正解が1つまたは全くなかった成人に比べて,NATOに対して好意的な見方をする可能性が高いことが分かった(63%47%)。

また,NATOに関する知識が豊富な米国人は,知識の乏しい米国人に比べて,米国がNATO加盟国であることから利益を得ていると答える傾向も高いことが分かった。

How has Americans’ NATO knowledge changed over time?
米国人のNATOに関する知識は,時間の経過とともにどのように変化してきたのだろうか?

2024年の調査で,今回と同じNATOに関する3つの質問をした。

それ以来,NATOの加盟国がヨーロッパと北米から構成されていると正しく答える米国成人の割合に大きな変化はない(現在57%2024年は56%)。

しかし,ウクライナがNATO加盟国ではないことを知っている米国人の割合(45%41%)と,NATOの主要な目的が加盟国の安全保障の促進であることを知っている米国人の割合(55%51%)は,わずかに増加している。

(転載了)
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リチャード・ギア,米国を嘆く 「モンスターの独裁政権」

FRANCE 24’,June 2, 2026付け
Dictatorship of monsters: Richard Gere slams maniacTrump
「『怪物の独裁政権』:リチャード・ギア,トランプを 『狂人』 と非難」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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Oslo (AFP) – Hollywood legend Richard Gere criticised Donald Trump on Tuesday, calling the US president a "maniac" who has "dismantled almost everything that was good" about the United States.
オスロ(AFP)-ハリウッドの伝説的俳優リチャード・ギアは火曜日(52日),ドナルド・トランプ米大統領を「狂人」と呼び,米国における「良いもののほとんどすべてを破壊した」と批判した。

「我々は,私がこの地球上で経験した中で最も暗い時代に生きている。」と,76歳の『プリティ・ウーマン(Pretty Woman)』のスターは,オスロで開催されたヴァーツラフ・ハヴェル国際創造的不服従賞(the Vaclav Havel International Prize for Creative Dissent)の授賞式で語った。
「米国がこんな風になると誰が想像しただろうか?こんな狂人が合衆国大統領になると誰が想像しただろうか?」と,ギアは数百人の聴衆に語りかけた。
「就任初日,この男は米国政府と米国民の良いところをほとんど全て破壊した(dismantled)。」

『アメリカン・ジゴロ(American Gigolo)』のスターであるギアは,以前にもトランプを批判しており,20252月にはすでに この共和党員を「ごろつき(bully)」と呼んでいた。

火曜日にオスロ自由フォーラム(the Oslo Freedom Forum)で,投獄中の中国人アーティスト,高兟(Gao Zhen)とミャンマーの反軍事政権活動家,Saiに賞を授与する発表を行った際,リチャード・ギアは,トランプのホワイト・ハウス復帰に反対する運動に十分な力を注げなかったことを認めた。

「どうしてこんなことが可能だったのか?それは,我々が眠っていたからだ。我々は無関心だった。投票もしなかった。真剣に耳を傾けなかった。」と,ベテラン俳優は語った。

ギアは聴衆に対し,最近ダッハウ(Dachau)のナチス強制収容所を訪問したことを明かした。

「怪物たちの独裁政権の兆候(cues),それがどれほど急速に起こるかを見極めなければならない。警戒を怠ってはならない(vigilant)。」

長年チベットを支援し,仏教に改宗したギアは,中国からヒマラヤ地域での分離主義を煽っていると非難されている亡命チベット仏教の精神的指導者,ダライ・ラマと頻繁に会っている。

彼は2024年から,スペイン人の3番目の妻であるアレハンドラ・シルバ(Alejandra Silva)と共にスペインに住んでいる。

(転載了)
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2026年6月 3日 (水)

“Tank Day” は 光州事件の戦車(Tank) を連想する ― 韓国 “Starbucks” の軽挙

NBC NEWS’,May 26, 2026付け
Starbucks struggles to quell outrage over Tank Day ad campaign that evoked massacre in South Korea
「スターバックス,韓国で虐殺を想起させる 『タンク・デー』 キャンペーンへの批判鎮圧に苦慮」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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The coffee chain drew backlash with a marketing campaign for a tumbler that is widely perceived as mocking those who died for South Korea’s pro-democracy movement.
このコーヒー・チェーンは,韓国の民主化運動で命を落とした人々を嘲笑していると広く受け止められたタンブラーのマーケティング・キャンペーンで,激しい非難を浴びた。

韓国・ソウル発スターバックス・コリアの親会社会長は火曜日(526日),韓国の民主化運動で命を落とした人々を嘲笑している(mocking)と広く受け止められるマーケティング・キャンペーンに対し,世論の強い反発が続いていることを受け,改めて謝罪した。

1999年から韓国に進出しているこのコーヒー・チェーンは,518日に「タンク(tank)」と名付けた大型タンブラーの販売を開始し,同日を「タンク・デー(Tank Day)」と宣言する予定だった。518日は,1980年に韓国の旧軍事政権(former military dictatorship)が光州市で民主化運動家数百人を軍隊,戦車(tanks),ヘリコプターで弾圧し(crackdown),死傷させた事件の記念の日でもある。

さらに事態を悪化させたのは,キャンペーンが「机を叩け(Thwack it on the table)」というスローガンを使用したことだった。これは,1987年に警察が学生運動家の朴鍾哲(Park Jong-chol)が拷問死(tortured to death)したのではなく,捜査官が「机を叩いた(hit the desk with a thwack)」後に急死したと主張した事件を多くの人々に想起させた。

新世界グループ(the Shinsegae Group)の鄭永鎮(Chung Yong-jin)会長(子会社のEマートは,2021年にシアトルに本社を置くスターバックスが韓国の株式の過半数を譲渡して以来,スターバックス韓国の株式の過半数を保有している)はカメラの前で深く頭を下げ,遺憾の意を表明し,調査を進めていると述べた。
鄭会長は「私を含め,新世界グループの全メンバーは,社会の歴史と犠牲を心に刻み,人々の気持ちを深く理解し尊重するよう努めます。」と述べ,スターバックスの従業員に怒りをぶつけるべきではないと付け加えた。

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スターバックス韓国の孫正賢(Sohn Jeong-hyunCEOが先週,新世界グループが「不適切な」キャンペーンだと非難した件で解任された後も,国民の怒りは収まる気配を見せておらず,鄭氏にとって2週間で2度目の謝罪となった。

ボイコットを呼びかける声は政府関係者も支持しており,内務大臣は韓国の歴史を「軽視する(make light)」企業からのクーポン券の発行を今後行わないと表明した。

先週,光州のスターバックス店舗前で行われた抗議活動では,数十人がスターバックスのカップを地面に叩きつける様子が映像に捉えられている。

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李在明(Lee Jae Myung)大統領も先週,Xへの投稿で 「韓国社会の価値観,基本的人権,民主主義を否定する営利主義者(profiteers)による,この非人道的で恥ずべき行為に憤慨している。」と述べ,この問題に言及した。

このマーケティング上の失態(misfire)は,韓国が来月全国地方選挙を控えるという,政治的に非常にデリケートな時期に発生した。

「タイミング自体,極めて悪かった。」と,ソウルにある韓国外国語大学のメディア・コミュニケーション学教授、キム・ユギョンは述べた。
「スターバックスは韓国で最も愛されているコーヒー・ブランドの一つだ。だからこそ,人々はスターバックスに非常に失望し,憤慨しているのだ。」と,同氏は火曜日にNBCニュースの電話インタビューで語った。

新世界グループは火曜日,マーケティング担当者が民主化運動を意図的に(on purpose)嘲笑したという証拠は今のところなく,担当者らも悪意を否定していると発表した。しかし,3人の担当者が,調査の一環としての携帯電話の提出を拒否したことも明らかにした。

同社は,マーケティング・キャンペーンに関与した従業員5人全員を解雇したと発表し,光州事件の犠牲者の遺族からの訴えを受けて開始された警察の捜査に協力していると述べた。また,幹部を含む従業員で故意に行動したと判明した者は 「即時解雇し,民事・刑事の両面で全面的に責任を追及する。」と表明した。

韓国の与党・共に民主党は,鄭氏の謝罪は必要ではあるものの「十分ではない」と批判した。
全鎮淑報道官は声明で,「キャンペーンの背後に事前の調整や意図があったかどうかについて,依然として国民の疑問が残る。」と述べ,「新世界グループは調査結果を透明性をもって開示し,追加調査に誠実に協力しなければならない。」と訴えた。

保守系の国民の力党は,今回の反発を「消費者検閲(consumer censorship)」,「選択的憤慨(selective outrage)」と批判し,スターバックスで撮影した写真をSNSに投稿したことで番組を降板させられた韓国人俳優の事例を挙げた。

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しかし,政治的な側面を超えて,「この騒動の背景には,明らかに正当な(legitimate)世論の反発(outcry)がある。」とキム教授は述べた。

スターバックス韓国のキャンペーンに経営陣が直接関与していた可能性は低いものの,「タンク・デー」キャンペーンをめぐる騒動(furor)は,グローバル・ブランドにとって歴史的・文化的配慮の重要性を改めて認識させる「警鐘(wake-up call)」となるべきだと,キム教授は指摘した。
「特に,海外で事業を展開する米国ブランドや先進国ブランドにとって,今回の件は,見落としがちなデリケートな問題への意識を高める(enlightening)良い機会となるだろう。」と,キム教授は述べた。

ソウル在住の大学生,キム・ヨンジンさん(24歳)は,スターバックスがキャンペーンについて謝罪したのは正しかったものの,「一部の反応は行き過ぎている。」と述べた。
「まるで暴徒のように,世論が会社を攻撃しているように感じる。」と,キムさんは火曜日にソウル市龍山区のスターバックスでインタビューに応じた。

キムさんは,「タンク・デー」キャンペーンがあっても,自分や友人がスターバックスに行くのをやめるつもりはないと語った。 「安くて美味しいものなら,人は使い続けるものだ。」と彼は言った。

(転載了)
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同じ韓国人に 世間の反応が予想できなかったは不思議です。

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