カテゴリー「映画・テレビ」の739件の投稿

2026年4月24日 (金)

世界滅亡後を描いた映画,ベスト 14

GQ-UK’,Mar.23,2026付け
The 14 best post-apocalyptic movies, definitively ranked
「終末世界を描いた映画,ベスト14ランキング決定版」
以下,拙訳・転載します。

apocalyptic’ 【形容詞】
  1.
〔将来の恐ろしい出来事に関する〕啓示の,黙示の,終末論的な
  2.黙示録さながらの,大破局の,世界滅亡の

post-apocalyptic’ 【形容詞】
    黙示録的な出来事の後の,世界滅亡後の◆主にフィクション作品のジャンル名として用いられる表現。「現在の文明が滅んだ」という前提で,その後の世界(生存者の様子・新文明など)を描くもの。

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世界の終末が一大ブームとなっている(all the rage)。ここ数年のテレビ視聴率を席巻した作品を見れば明らかだ:2023年の初めは ‘The Last of Us’ が話題の中心だったが,1年後には誰もが,そして今や放射能を浴びて光り輝くおばあちゃんまで ‘Fallout’(フォールアウト)ブームに沸いた。‘Disney+’では‘Paradise’(パラダイス)が大ヒットし,‘Apple TV+’も ‘Silo’(サイロ)で終末世界ブーム(the post-apocalyptic craze)に乗った。ダニー・ボイル(Danny Boyle)とアレックス・ガーランド(Alex Garland)が2025年に長らく休止状態だった(long-dormant) ‘28’シリーズを復活させ(resurrecting),2024年には ‘Furiosa’(マッドマックス:フュリオサ),そして根強い人気を誇る ‘A Quiet Place’(クワイエット・プレイス)シリーズなど,近年の映画作品にも終末世界をテーマにした作品は数多く存在する。

もちろん、これらすべては現在の世界情勢に起因すると言えるだろう。第三次世界大戦勃発の警告を報じる見出しにすっかり慣れてしまった我々は,今や誰かが核兵器(nukes)の使用をちらつかせたり,蝶ネクタイを締めた専門家が終末論を唱えたりするたびに,ただの火曜日の出来事のように感じる。まあ,キノコ雲はまだ私たちを飲み込んではいない。それまでは,これらの核級の傑作映画(nuclear-grade bangers)で,映画史に残る終末世界を一緒に探ってみよう。各シリーズにつき1作品に絞ったので,‘Mad Max: Fury Road’『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Fury Road)は含まれていない。(では,代わりにどの ‘Max’ を選んだのか?続きを読んで確かめよう。)

14. Resident Evil: Apocalypse(バイオハザードII アポカリプス) (2004)

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13. World War Z(ワールド・ウォーZ) (2013)
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12. Dawn of the Planet of the Apes(猿の惑星: 新世紀) (2014)

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11.  Am Legend(アイ・アム・レジェンド) (2007)

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10. Six-String Samurai(シックス・ストリング・サムライ) (1998)

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9. A Boy and His Dog(少年と犬) (1975)

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8. The Omega Man(地球最後の男 オメガマン) (1971)

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7. Akira (1988)

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6. Day of the Dead(デイ・オブ・ザ・デッド) (1985)

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5. 28 Years Later: The Bone Temple(28年後... 白骨の神殿) (2026)

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4. Children of Men(トゥモロー・ワールド) (2006)

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3. ThreadsSF核戦争後の未来・スレッズ) (1984)

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2. Terminator 2: Judgement Day(ターミネーター2) (1991)

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1. Mad Max: The Road Warrior(マッドマックス2 (1981)

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マッド・マックス・シリーズ(the Mad Max franchise)をまとめて1位に据えてもいいくらいだ -‘Fury Road’(怒りのデスロード)も間違いなく上位に入るし,‘Beyond Thunderdome’(マッドマックス/サンダードーム)ももっと評価されるべき作品だ。とはいえ,ジョージ・ミラー(George Miller)監督の最高傑作(magnum opus),紛れもなく史上最高のポスト・アポカリプス・アクション映画(post-apocalyptic action film)に匹敵する作品は他にない。何しろ,‘The Road Warrior’(マッドマックス2)の砂丘(dunes)と荒野(wastes)こそ,このジャンルを象徴する数々の要素(tropes)やイメージの源流だ:例えば、革製のBDSMbondage, dominance and sadomasochism)風装備を鎧(armour)として身につけるスタイルなど。

孤独な生存者は,荒涼とした風景の中で、道徳(morality)と死生観(mortality)と向き合う。略奪を繰り返すレイダーたちは、終末世界を享楽的な快楽の場として利用し,人を殺して食らう。まるで改造マッスルカーのように,96分という上映時間はあっという間に過ぎ去る。そして,映画が終わった途端,あなたは再びハンドルを握りたくなるだろう。

(転載了)
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好きな分野ですが,観たのは 半分でした。

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2026年4月17日 (金)

今秋公開の 『ゴジラ-0.0(Godzilla Minus Zero)』 予告編,ラスベガスでー

Gizmodo’,Apr.14,2026付け
The First Trailer for Godzilla Minus ZeroTakes Terror Stateside
「『ゴジラ-0.0Godzilla Minus Zero)』の予告編第1弾が米国に恐怖を」
の見出し記事を 下記,拙訳・転載します。

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It looks like Japan isn't the only country facing the wrath of the King of all Kaiju's return.
怪獣王の復活の脅威に直面するのは日本だけではないようだ。

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ゴジラ-1.0』 のラストでゴジラは海の底に沈み,倒れた(defeated)かに見えたが,強大な怪獣はそう簡単には消え去らない ― 特に 『ゴジラ-1.0』 は世界的な大ヒットとなり,賞を受賞し,怪獣映画史(kaiju history)に名を刻んだのだからなおさら。それから3年後,山崎貴監督が再びゴジラの世界へと我々を誘う時が来た ・・・ そして今回は,前作をはるかに凌駕する壮大な世界となる。

本日(414日),ラスベガスで開催された ‘CinemaCon 2026’ で,東宝と ‘GKids’ は,2023年の名作『ゴジラ-1.0』 の直接の続編となる 『ゴジラ-0.0』 の最初の予告編を正式に公開した。1949年,前作『ゴジラ-1.0』 の出来事から2年後を舞台とする 『ゴジラ-0.0』 では,神木隆之介と浜辺美波が主人公として再び登場し,敷島浩一と妻・典子を演じ,ゴジラによる東京への最初の襲撃で奇跡的に生き延びた二人が,その後に残されたトラウマと向き合う姿を描く。

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ゴジラが これまで以上に強くなって再び戻ってきて,大混乱(havoc)を引き起こすことを,彼ら二人が喜んでいるわけはない。予告編で垣間見える(brief glimpses)惨劇(carnage)だけでも,『ゴジラ-0.0』 はアクションの規模がさらに大きくなっていることは明らかだ(この映画は IMAXで撮影される初の日本映画でもある)。アクションの大部分は日本で行われるが,予告編の最後のショットでゴジラが自由の女神像の横にいるのを見ると,今回は米国も恐ろしい恐怖に直面することになるようだ。

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「人生で最も大切な作品の一つである 『ゴジラ-1.0』 から2年後の世界を描いた作品に参加できることを,この上なく嬉しく思います。山崎貴監督をはじめ,チームの皆さんと再び一緒できたことも,大変光栄です。」と,神木さんは報道陣に寄せた声明で述べた。
「多くの方々に愛されているゴジラ作品に参加できるというプレッシャーは前作と変わりませんが,観てくださる方,そしてゴジラを愛するすべての方に楽しんでいただけるよう,精一杯努力しました。」

「前作に続き,『ゴジラ-1.0』 の世界に 典子として存在できることに感謝しています。」と,浜辺さんも声明で付け加えた。 「この素晴らしい瞬間を皆さんと一刻も早く分かち合い,劇場で 『ゴジラ-0.0』を観られる日を心待ちにしています。
本作は日本と米国でほぼ同時期に公開されるため,日本だけでなく米国の皆様にもゴジラの衝撃的な復活をお届けできることを大変嬉しく思います。皆様に心から楽しんで,愛していただける作品となることを祈っています。」

ゴジラ-0.0』は,1954年の初代 『ゴジラ』公開日と同じ113日に日本で公開され,その後間もなく116日に米国で公開される。

(転載了)
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2026年3月14日 (土)

TV ドラマで見た ‘Gloverall’ のダッフル・コートと ‘Brady’ のショルダー・バッグ

フジテレビ系 で放映中のドラマ「ラムネモンキー」を観ていて気が付きました。

主役の一人,津田健次郎 演じる キンポー が ‘Gloverall’ のダッフル・コート ‘Monty’ を着て, ‘Brady’ のショルダー・バッグを持っていました。
3ヶ所のトグル・ファスニング(他にない少なさ)と フードを絞る 「スナップ・アジャスター」(他にない)が ‘Monty’ の特徴です。

どちらも 英国製です。

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003_20260312163801 ショルダー・バッグは ‘Brady’ の ‘KINROSS’ と思いますが,上部 の留めPin に皮革の補強が見えないのが やや ・・・ 。

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2026年2月21日 (土)

『デイ・アフター・トゥモロー』を トランプさんは ・・・ 観たか?

先日 NHK BSで 『デイ・アフター・トゥモロー』(“The Day After Tomorrow”,2004)を観ました。
この種のSF映画を封切り時に観てないはずはないのですが,20年以上前なので 観始めてもー 日本に氷の塊が降るシーンを観てもー しばらくは思い出せず,クイズ大会出場のため ニューヨークにいた 主人公の 高校生の息子が 高潮を避けるため図書館に逃げ込むシーンでやっと観たことを思い出しました。

気候変動によって 北半球が氷河期を迎えるというSFパニック映画です。
ラストシーン近く,ホワイト・ハウスに長く留まった大統領が逃げる途中で死亡したため,大統領職を引き継いだ,気候変動対策に批判的だったベッカー副大統領の避難先メキシコでの演説が教訓的であり,トランプさんに聞かせてやりたいと思いつつ,真面目に その英語を聴いてみました。

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These past few weeks have left us all... 
with a profound sense of humility... 
in the face of nature's destructive power.
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For years we operated under the belief...
that we could continue consuming
our planet's natural resources... without consequence.
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We were wrong.
I was wrong.
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The fact that my first address to you 
comes from a consulate on foreign soil...
is a testament to our changed reality.
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Not only Americans but people all around the globe ・・・
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・・・ are now guests in the nations
we once called The Third World.
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In our time of need, they have taken us in and sheltered us.
And I am deeply grateful for their hospitality.

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I was wrong.” です。
トランプさんが 決して言いいそうにない台詞です。

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2026年2月 3日 (火)

形容詞 “diamond” は「すばらしい」:「ヴェラ ~ 信念の女警部」より

英国の刑事モノ TVドラマ「ヴェラ~信念の女警部(VERA)/ シーズン8『嘘の連鎖(Dartkwater)』」の 1シーンから ー

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George, you are a diamond!
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I wouldn't know about that.
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 I'll, er, leave this with you, then.

 Yeah, thanks, George.
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 You know where I am if you need us.
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 Aye, I do.
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 Eh? You know where I am
if you need us, eh? - Ooh!
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 Something I missed?
 Gorgeous George!

 He's got a fancy for the boss.
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 No! - Ah, grow up, will you?
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diamond” の形容詞はー
    1. ダイアでできた
    2. 素晴らしい、優れた
    3. 60周年[75周年]記念の

「ムダ口をたたかないの」と訳された台詞はー
     “Grow up,will you?
  直訳すれば 「成長しなさい。」ということ?

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2026年1月 1日 (木)

007映画のランキング

GQ’ 電子版,Nov.27,2025付け
The Best James Bond Movies, Definitively Ranked
「最高のジェームズ・ボンド映画,決定版ランキング」
のタイトル記事を 下記,拙訳・転載します。

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The basic-cable marathon may be a thing of the past, but don't let that stop you from spending the American holiday weekend with Britain's greatest superspy.
ケーブルテレビで一気に観るのはもう過去のことかもしれない。だが,英国最高のスーパースパイで米国のホリデー・ウィークエンドを過ごすのを諦める必要はない。

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夏の大ヒット映画文化が複合映画館(multiplex)に押し寄せる(あるいは生み出す)10年以上も前から,ジェームズ・ボンド映画はそうした文化の先駆け(presaged)だったと言えるかもしれない。しかし,少なくとも米カ国民の一部にとっては,ジェームズ・ボンド映画は常に感謝祭と結びついている。33年間,(主に)夏っぽい(summer-ish)作品と(時折)クリスマスっぽい(Christmas-ish)作品を交互に公開してきた英国のスーパースパイ,ジェームズ・ボンドは,1995年の感謝祭シーズンに公開されたピアース・ブロスナン主演の『007/ゴールデンアイ(Goldeneye)』で90年代にカムバックした。

それから30年間のボンド映画のほとんどは11月に米国で公開されており,12月公開(『タイタニック』と対決!)の1本と10月公開(当初の11月の公開から予定がCOVIDの影響で約2年延期)は1本だけである。さらに,1990年代から2000年代にかけて,さまざまなケーブル・チャンネルが感謝祭シーズンのボンド・マラソンをホリデー・シーズンの定番とし,新作が劇場公開されないときでもシリーズを頻繁に放映し続けた。

ボンド自身は感謝祭を祝わないだろうし,おそらくアメリカ本土での非公式任務(unsanctioned mission)中でさえ祝わないだろうことを考えると,これは奇妙な取り決めと言えるだろう。とはいえ,伝統に異論を唱える筋合いはない。感謝祭をテーマにした素晴らしい映画をいくつかお勧めすることはできるが,ボンド映画のプレイ・リストを作るのも,それと同じくらい,あるいはそれ以上に,心地よいものになるだろう。ベスト・ジェームズ・ボンド映画マラソンを企画するにしても,あまり評価されていないボンド映画にも同等の時間を割く007時代ツアーを企画するにしても・・・。

Amazonのボンド映画新オーナーによる公式ストリーミング・サービス,‘Prime Video’は,この感謝祭の伝統を理解しているようで,11月末までEon制作のボンド映画をすべて配信している。‘Prime Video’で恒久的な配信先を見つけていないのは少し奇妙だが、ストリーミングの許可は殺害の許可よりも価値があるのか​​もしれない。

今のところ,ボンドは感謝祭のために帰省中だ。記憶の中のボンドとほぼ同じ姿で,もしかしたらもっとカッコよくなっているかもしれない。両親のモーション・スムージングをオフにできれば,もっとカッコよくなっているかもしれない。‘Prime Video’ のCMがあっても,TBS4時間CM付き番組(the four-hours-with-ads)よりは効率よく見られる。さあ,テレビをつけて,『サンダーボール作戦』の60周年,『007 美しき獲物たち』の40周年,『ゴールデンアイ』の30周年,『スペクター』の10周年 いずれも今年記念すべき節目を祝ってみてはいかがだろうか?

最高のボンド映画は,お皿いっぱいの詰め物のように満足感があり,最低の作品でもなかなか美味しいパイだ。このランキングには,変わったサイド・ディッシュをお探しの方のために,イアン・フレミングの小説を原作とした(ある意味)イーオン・プロダクション(Eon production)以外の2作品も加えた。(最後の単語は,ショーン・コネリーの下手なモノマネで発音してみてもいいだろう。)

(*Best 5 のみ 解説添付,他は省略)

27.Casino Royale007/カジノ・ロワイヤル) (1967)
26.A View to a Kill(007/美しき獲物たち) (1985)
25.Octopussy(007/オクトパシー)(1983)
24.Licence to Kill(007/消されたライセンス) (1989)
23.Live and Let Die(007/死ぬのは奴らだ) (1973)
22.For Your Eyes Only(007/ユア・アイズ・オンリー) (1981)
21.The Man with the Golden Gun(007/黄金銃を持つ男) (1974)
20.Diamonds Are Forever( 007/ダイヤモンドは永遠に) (1971)
19.Spectre(007 スペクター) (2015)
18.Never Say Never Again(ネバーセイ・ネバーアゲイン) (1983)
17.You Only Live Twice(007は二度死ぬ)(1967)
16.Goldeneye(007/ゴールデンアイ) (1995)
15.The Living Daylights(007/リビング・デイライツ) (1987)
14.The World is Not Enough(ワールド・イズ・ノット・イナフ) (1999)
13.Quantum of Solace(007/慰めの報酬) (2008)
12.Moonraker(007/ムーンレイカー) (1979)
11.Die Another Day(007/ダイ・アナザー・デイ) (2002)
10.Dr. No(007/ドクター・ノオ,公開時は 「007は殺しの番号」) (1962)
9.The Spy Who Loved Me(007/私を愛したスパイ) (1977)
8.No Time to Die(007/ノー・タイム・トゥ・ダイ) (2021)
7.Thunderball(007/サンダーボール作戦) (1965)
6.Tomorrow Never Dies(007/トゥモロー・ネバー・ダイ) (1997)
5.On Her Majesty’s Secret Service(女王陛下の007) (1969)

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ジョージ・レーゼンビー(George Lazenby)がジェームズ・ボンド役で一度だけ出演したという作品は,かつては取るに足らない存在と目新しい存在の狭間にあると考えられていた。21世紀に入り,クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)やスティーブン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)といった監督たちの活躍によって,その評価は後者へと傾き,ひょっとすると「目新しい(novelty)」というレベルを超えて「過大評価されている(kind of overrated)」というレベルにまで落ち着くかもしれない。しかし,多くの人がこの作品をナンバーワンに挙げるという意味では過大評価されていると言えるだろう。しかし,ボンドという作品全体を見れば,これは依然として意外なハイライトと言えるだろう。

奇妙なことに,これはレーゼンビー自身とはあまり関係がない。彼は役柄に馴染む機会を得られなかった唯一の男として,全く申し分なく描かれている。むしろ,過去のコネリー作品の編集を担当し,長年このシリーズに携わってきたピーター・ハント(Peter Hunt)監督が,この映画製作,特に雪の中でのアクション・シーンに持ち込んだスタイル感覚によるものである。

ボンドとトレイシー(素晴らしいダイアナ・リグ(Diana Rigg))の関係にも,異例の深みがある。トレイシーはボンドの妻となるが,これは数少ない悲劇的な結末を迎えるボンド映画の一つだ。演技初心者が主演する,期待外れの結末(bummer-ending)のボンドを史上最高傑作と評価するのは難しいが,それでも非常に素晴らしい作品であり,ボンド・マラソンの一環として,あるいはさらに良いことに,大画面でのリバイバル上映として,探してみる価値がある。

4.Skyfall007 スカイフォール) (2012)

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一見すると、ダニエル・クレイグ時代のほぼ連続した最初の2作から,不可解な(baffling)方向転換をしているように見える。ジェームズ・ボンドの新たなオリジン・ストーリーが展開された後,『スカイフォール』は、ボンドの任務が危うくなり,我らが主人公が遠くに引き離され(left for dead),その機会を利用して燃え尽きたように見える任務から引退するところから始まる。しかし,実際には彼の活躍はそれほど多くない。
同時に,QMoneypennyMの秘書),そして新たなMの登場によって,オリジンに関する要素がさらに深まり,エンディングではジェームズが永久にボンドになるという展開になる。クレイグの任期も半分以上が経過し,その後少なくとも一度は引退が待っている。
見事な策略(gambit)だ!しかし,確かに,これは素晴らしい。本作が構造的に意味をなさない点(少なくとも,同時代の 『スター・トレック』や『X-MEN』といった,前日譚が多すぎるもののエンターテイメント性の高い作品と共通点)は、サム・メンデス監督とロジャー・ディーキンス撮影監督の洗練された演出によって,その効果を補われている。彼らは豪華なロケ地を余すところなく捉え,クレイグの世俗への倦怠感は,彼のボンドが多くの作品で反逆者になったり,引退したり,あるいは死んだりするという事実を巧みに描き出している。

本作は、オスカー受賞のアデル(Adele)のテーマ曲,ハビエル・バルデム(Javier Bardem)の不気味な(creepy)悪役(villain)ぶり,ジュディ・デンチ(Judi Dench)演じるMへの送別劇(send-off)(ブロスナン時代から魔法のように,そしてありがたいことに引き継がれている),そしてナオミ・ハリス(Naomie Harris)によるMoneypennyの見事なフィールド・バージョンなど,スター揃いの作品で、まさに最もゴージャスでエンターテイメント性の高いボンド映画の一つと言えるだろう。ディーキンスが上海のネオンを撮影している以上、ダーク・ナイト化の要素は許容範囲を超えるだろう。観客を喜ばせる要素と重厚感を併せ持つこの映画は、21世紀の新たなボンドを作ろうとするアマゾンにとって,間違いなく夢にまで出てくる作品だ。これに続く作品はなかなか見つからないだろう。

3.Goldfinger007/ゴールドフィンガー) (1964)

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『ゴールドフィンガー』について,これ以上何を言う必要があるだろうか?40歳以上の人なら,「ジェームズ・ボンド映画を想像してみて」と聞かれれば,まず間違いなく思い浮かべるであろう映画だ。しかし,一歩引いて見てみると,究極のボンド映画,誰もが認める最高のボンド映画という印象が強くなる,『カサブランカ』や『市民ケーン』がアメリカ映画最高傑作の座に容易に選ばれるのと同じように。ただ,手下(henchmen)が増え,金色に輝く女性が増えただけだ。

ロケ地も増え,ガジェットも増え,『プッシー・ガロア(Pussy Galore)』のような馬鹿げた名前も増えた…1964年の前作と比べて,どれほど豪華絢爛(lavish)で,あるいは華々しくダサく(gloriously tacky)見えたか想像してみてほしい。『ゴールドフィンガー』で最も注目すべき点は,もしこれが史上唯一のジェームズ・ボンド映画だったとしても,同じように多くの言及があり,もしかしたらもっと愛されていたかもしれないということだろう。

2.From Russia with Love007/ロシアより愛をこめて,公開時は「007/危機一発」) (1963)

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『ドクター・ノオ』はボンドのフォーミュラから大きくかけ離れているため,現代の目には新生(nascent)のように見える。『ロシアより愛をこめて』は 『ゴールドフィンガー』のような作品へと一歩前進したと言えるだろう。正直に言うと,その中間地点こそが,コネリーの任務 ― 暗号装置の盗難に役立つ情報を得るためにソ連の事務官(clerk)が西側へ亡命するのを手助けする ― を観る楽しみを損なうことなく,本作をやや無駄を省き,意外性を高めた作品にしていると言えるだろう。

もちろん,これは罠であり,人間規模の陰謀を描いた(cloak-and-dagger)要素は,洗練されたアクションと絶妙なバランスで融合されている:列車内でボンドがグラント(ロバート・ショウ)と繰り広げる死闘(knock-down drag-out fight to the death)は,このシリーズが何十年も追い求めてきた最高傑作だ。本作のようなボンド映画をもっと観たいと切望するのは容易だが,本作が何年も経った今でもこれほどまでに素晴らしい出来栄えになっているのは,その後のボンド映画がいかにスケールが大きく,クレイジーになったかということも指摘しておかなければならない。おそらく,この踏み石が実質的な頂点でもあることに,何年もの間,見落としやすかったのだろう。

1.Casino Royale007/カジノ・ロワイヤル) (2006)

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ショーン・コネリー主演以外のジェームズ・ボンド映画を最高傑作に挙げ,しかも事実上の(de facto)オリジン・ストーリーにするのは冒涜(blasphemy)のように思えるかもしれない。しかし,『ボンド・ビギンズ(Bond Begins)』を制作することは,長年積み重なってきた儀式的な(ritualized)過剰要素を巧みに削ぎ落とす方法であることがわかった。
マーティン・キャンベル監督は、洗練された白黒のプレクレジット・シーケンスでダニエル・クレイグを登場させる。その力強さ(muscularity)は 『ゴールデンアイ』からは程遠く,逆説的に魂を揺さぶる冷徹さ(soulful chilliness)は ダルトン以来 (そして,そう,コネリー以来)見られなかった。

アクション・アドベンチャー映画がスーパーヒーローの世界に飛び込もうとしていたまさにその時,過去の作品のほとんどよりも感情的に複雑でありながら,同時代の気の利いた(quippily)競合作品のほとんどよりもレトロな魅力(retro-charming)を備えたボンド映画が登場した。
それとも,これは単にクレイグと輝くエヴァ・グリーン(Eva Green)への「目がハートの絵文字(heart-eyes emoji)を表現するための,長ったらしい言い訳(long-winded way)なのだろうか? いずれにせよ,二人は本作で本当に燃え上がる(combustible)ペアだ。ボンドが,ファンが期待するほど頻繁に多くの女性と関係を持つこと(bed-hopping)がないとしても,言い訳(cop-out)にはならない。

本作は,ボンドのMI6からの初めての引退(そして,もちろん,ヴェネツィアの運河に崩れ落ちる建物)を描いた,長く感情に突き動かされる,比較的本質的意味を持つフィナーレを,特大のボンド上映時間の中で構成的にうまく利用している。

本作は,他のフランチャイズがボンドのリフレッシュ,復活,やり直しのアプローチを盗んでいた時代に登場した,非常に豊かで,構成もしっかりしており,満足のいくリブート作品だ。いつものボンドが他のフランチャイズから少しずつ盗むのではなく,かつてのボンドのやり方を真似していた時代だ。「誰も真似できない」という古い格言が真実味を帯びた、数少ない例の一つだ。

(転載了)
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文章が長く,表現が難しく 正しく訳せたか自信がありません,ご容赦。

中学2年生から リアルタイムで公開される007映画を観てきた私としては 1位と2位に異議はありません。

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2025年12月23日 (火)

1967年,「平凡パンチ」読者投票による『ミスター・ダンディー』ランキングを見てー

先日,NHK総合で「アナザーストーリーズ 運命の分岐点/三島由紀夫 最後の叫び」(再放送)を観ました。

この中で 週刊「平凡パンチ」(1967年5月8日号) 読者投票による『ミスター・ダンディー』ランキングで三島由紀夫が1位だったことが紹介されました。
私が高校を卒業し,浪人生活を始めた頃の記事です。

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このランキングで 意外だったのは 伊丹十三氏の3位で,既に この頃,それなりの知名度があったことです。(「お葬式」での映画監督デビューは1984年)
と,言っても 1963年公開の「北京の55日」(主演:チャールトン・ヘストン),1965年公開の「ロード・ジム」(主演:ピーター・オトゥール)に出演し,「北京の55日」の撮影で滞在したヨーロッパでの経験などを基に 1965年にエッセイ集「ヨーロッパ退屈日記」を出版していました。(私は 出版された年,高校2年生の時 「ヨーロッパ退屈日記」を買って読んだ。)

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2025年12月17日 (水)

2025年に亡くなった俳優,歌手から ― 印象に残る人たち

Entertainment’,“Celebrity deaths 2025: Remembering the stars who've died this year” から

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In memory of the celebrities who have died this year, including Robert Redford, Diane Keaton, Michelle Trachtenberg, Malcolm-Jamal Warner, Val Kilmer, and more.
ロバート・レッドフォード,ダイアン・キートン,ミシェル・トラクテンバーグ,マルコム=ジャマール・ワーナー,ヴァル・キルマーなど,今年亡くなった著名人を追悼します。

(以下 抜粋して 拙訳・転載)

Gene Hackman(ジーン・ハックマン)

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映画 『フレンチ・コネクション(The French Connection)』 と 『許されざる者(Unforgiven)』で2度のアカデミー賞受賞俳優ジーン・ハックマンが226日,95歳で死亡しているのが発見された。このハリウッドのアイコンと妻ベッツィ・アラカワ(Betsy Arakawa)の遺体は,ニューメキシコ州サンタフェの自宅で発見された。後に,ハックマンは217日頃に心臓病で亡くなり,アルツハイマー病が大きな要因であったことが明らかになった。一方,アラカワは数日前に65歳で,ネズミの糞にさらされることで通常感染する肺に影響を与える病気であるハンタウイルス肺症候群が原因で亡くなった。彼は 『マッド・ドッグ・コール 暗黒街の掟(Mad Dog Coll)』 で映画デビューし,『ディフェンダーズ(The Defenders)』 や 『俺たちに明日はない(Bonnie and Clyde)』で初期の役を演じ,後者で初めてアカデミー賞にノミネートされた。ハックマンは,名誉ある作品で合計5回のアカデミー賞ノミネートを果たし,主演男優賞と助演男優賞をそれぞれ1回ずつ受賞した。彼はまた,ウェス・アンダーソン監督の2001年のヒットコメディ映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(The Royal Tenenbaums)』で主演を務め,複数のスーパーマン・シリーズ映画では レックス・ルーサー役を演じ,『ポセイドン・アドベンチャー(The Poseidon Adventure)』,『ミシシッピ・バーニング(Mississippi Burning)』 そして 『カンバセーション…盗聴…(The Conversation』 などに出演した。

Richard Chamberlain(リチャード・チェンバレン)

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NBCのドラマ 『ドクター・キルデア(Dr. Kildare)』 で颯爽とした主人公を演じ,キャリアをスタートさせたリチャード・チェンバレンは,91歳の誕生日を2日後に控えた329日,脳卒中の合併症で90歳で亡くなった。ゴールデン・グローブ賞を3回受賞し,エミー賞に4回ノミネートされた人気テレビ俳優であるチェンバレンは,若い研修医ジェームズ・キルデア役を獲得して以来,テレビの常連となった。この1時間医療ドラマは瞬く間に大ヒットとなり,1966年まで放送された。チェンバレンの成功はその後も続き,1978年の 『遥かなる西部/センテニアル(Centennial)』で主演を務め,1980年の『将軍(Shōgun)』ではジョン・ブラックソーン役を演じ,1983年の『The Thorn Birds』 でも更なる成功を収めた。これら3つの作品での活躍から,「ミニシリーズの王」という異名を得た。チェンバレンは、『華やかな情事(Petulia)』,『ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)』,『恋人たちの曲/悲愴(The Music Lovers)』,『ザ・ラスト・ウェーブ(The Last Wave)』,『三銃士(The Three Musketeers)』,『タワーリング・インフェルノ(The Towering Inferno)』などの有名な映画にも出演した。

Connie Francis(コニー・フランシス)

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1950年代後半から60年代初頭にかけて 「可愛いベイビー(Pretty Little Baby)」 や 「間抜けなキューピット(Stupid Cupid)」などのヒット曲でチャートを席巻したことで最もよく知られるポップスター,コニー・フランシスが716日,87歳で亡くなった。19381212日,ニュージャージー州ニューアークでコンチェッタ・フランコネーロとして生まれたフランシスは,幼い頃から音楽のキャリアをスタートさせた。3歳でアコーディオンを始め,11歳になる頃には マリー・モーザーの「スターレッツ」などの地元テレビのバラエティ番組に出演し,その後 テッド・マックの全国番組「オリジナル・アマチュア・アワー」やアーサー・ゴッドフリーの「タレント・スカウツ」にも出演した。その後,スタータイムの子役として4年間活躍した。フランシスは成長するにつれポップスへの道を歩み始め,1950年代から1960年代初頭にかけて曲を発表し,1958年から1964年にかけてアメリカで最も人気のある女性歌手となった。4,000万枚以上のレコードを売り上げ,「私の心(My Heart Has a Mind of Its Own)」や 「泣かせないでね(Don't Break the Heart That Loves You)」といったヒット曲でビルボード・チャートのトップを飾った。他にも 「間抜けなキューピット」や 「フーズ・ソーリー・ナウ(Who's Sorry Now)」といった名曲が記憶に残った。フランシスは2018年に正式に引退した。音楽活動に加え,映画にも出演し,1960年のコメディ映画 『ボーイ・ハント(Where the Boys Are)』 では脇役,1963年の映画 『渚のデイト(Follow the Boys)』では主演を務めまた。また,1964年には レコード業界への貢献が認められ,ゴールデン・グローブ特別賞を受賞した。フランシスの遺族には,当時の夫ジョセフ・ガージリとの間に養子となった息子,ジョーイ・ガージリがいる。

Terence Stamp(テレンス・スタンプ)

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ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『テオレマ(Teorema)』やフェデリコ・フェリーニ監督の『世にも怪奇な物語(Toby Dammit)』など国際的な傑作に出演し,リチャード・ドナー監督の1978年映画 『スーパーマン』とその続編『スーパーマンII』で忘れられない悪役を演じたイギリスの多作スター,テレンス・スタンプが817日,87歳で亡くなった。スタンプは1938722日,ロンドンのイーストエンドにあるステップニー区で生まれた。彼は名門ウェバー・ダグラス演劇アカデミーで古典演劇の訓練を受けるための奨学金を獲得した。ピーター・ユスティノフ監督による1962年のハーマン・メルヴィルの『奴隷戦艦(Billy Budd)』の映画化で映画デビューを果たし,24歳にしてアカデミー賞にノミネートされた。映画界デビューから数年間は,ローレンス・オリヴィエやメルヴィン・ダグラスといった伝説の俳優たちと共演し,ウィリアム・ワイラーやジョセフ・ロージーといった監督と仕事をし,カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。スタンプは2本の『スーパーマン』シリーズで印象的なゾッド将軍を演じ,幅広いファンを獲得した。キャリア終盤にはティム・バートン監督の2本の映画に主演し,2021年には『ラスト・ナイト・イン・ソーホー(Last Night in Soho)』で最後の強烈な​​演技を披露した。

Robert Redford(ロバート・レッドフォード)

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映画スターでサンダンス映画祭の創設者でもあるロバート・レッドフォードが,916日,ユタ州の自宅で亡くなった。89歳だった。1936818日,カリフォルニア州サンタモニカ生まれのレッドフォードは,半世紀以上にわたるキャリアの中で,『明日に向かって撃て(Butch Cassidy and the Sundance Kid)』(1969年),『コンドル(Three Days of the Condor)』(1975年),『大統領の陰謀(All the President's Men)』(1976年)など,20本以上の映画に出演した。1973年には,『追憶(The Way We Were)』 とアカデミー賞作品賞受賞の『スティング(The Sting)』という2つの大ヒット作に主演し,「スティング」で唯一のアカデミー賞男優賞ノミネートを果たした。1980年の監督デビュー作 『普通の人々(Ordinary People)』でアカデミー監督賞を受賞した初の俳優となった。また,ユタ州パークシティにサンダンス映画祭とインスティテュートを設立した。レッドフォードの最後の長編監督作品は2012年の 『ランナウェイ/逃亡者(The Company You Keep)』だったが,彼は晩年の10年間も俳優業を続け,2014年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(Captain America: The Winter Soldier)』などに出演した。レッドフォードの遺族には,妻のシビル・ザガース,娘のショーナとエイミー,そして7人の孫がいる。

Claudia Cardinale(クラウディア・カルディナーレ)

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映画史に残る名作の数々――フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』,セルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(Once Upon a Time in the West)』、ピーター・セラーズ監督のコメディ『ピンク・パンサー(The Pink Panther)』(いずれも1960年代)に出演したことで知られる女優クラウディア・カルディナーレが923日に亡くなった。享年87歳。チュニジア生まれのカルディナーレは,10代の頃に「チュニスで最も美しいイタリア人」に選ばれ,ヴェネツィア国際映画祭への招待を獲得した。60年代に本格的に活躍を始めたカルディナーレは,1993年のヴェネツィア国際映画祭で生涯功労賞の金獅子賞を受賞し,2022年まで主に米国以外の映画に出演した。

Tatsuya Nakadai(仲代達矢)

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日本映画史上最高の名優の一人とされ,「乱」,「切腹」,「人間の条件(三部作)」などの役柄で知られる仲代達矢が,118日に亡くなった。92歳だった。70年以上にわたり160本以上の映画に出演したキャリアの中で,彼は東京の路上で映画監督の小林正樹氏に見出され,その後11本の映画に出演した。彼の代表的な役どころには,「七人の侍」,「炎上」,「女が階段を上る時」,「用心棒」,「天国と地獄」,「大菩薩峠(The Sword of Doom)」などがある。仲代はまた,日本で名誉あるブルー・リボン賞を2回受賞し,2015年には芸術・科学分野における日本の最高の栄誉である文化勲章を受章した。映画の仕事に加え,仲代は生涯を舞台から学び(a lifelong student of the stage),1975年には自身の演劇塾を主宰した。

Johnny Tillotson(ジョニー・ティロットソン)

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60年代のヒット曲 「ポエトリー・イン・モーション(Poetry in Motion)」で知られる歌手,ジョニー・ティロットソンが,パーキンソン病と診断され,41日に86歳で亡くなった。妻のナンシーさんは翌日,ソーシャル・メディアに心のこもった投稿で彼の訃報を明かした。
「誰かが言っていた。平凡な生活の真っ只中に,おとぎ話のような出来事が起こることがある,と。彼に出会ったその日,まさにその日がやってきた。彼は面白く(funny),寛大で,親切な人だった。」とナンシーは綴っている。「まさに根っからの(through and through)紳士だった。ファンを愛し,感謝していた。かつて彼が言っていたように,ファンの皆さんのおかげで,私の夢はすべて叶った。改めて,彼に代わって感謝申し上げます。」

(抜粋 転載了)
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約65年前の中学生時代から 楽しませてくれた皆様のご冥福を祈ります。

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2025年11月14日 (金)

007俳優 ランキング

GQ-UK’,5 November 2025付け
Every James Bond actor, definitively ranked
「ジェームズ・ボンド役俳優,完全ランキング」
を下記,拙訳・転載します。
(*:管理者の注記)

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There's no such thing as a bad Bond — all six of them made the world's greatest superspy their own. But nobody did it better than one particular double-O
ダメなボンドなんて存在しない - 6人全員が世界最高のスーパースパイを自分のものにした。しかし,ある特別な “ダブル・オー” よりボンド役をうまく演じた者はいない

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1962年以来25作,そして現在26作目が製作中という,ボンド映画が類まれな持続力を誇る理由は数多くあるが,その一つは,このシリーズが数十年にわたり幾度となく刷新されてきた(reinvented)ことにある。正確には,PPK(*Walther PPK:小型セミオートマチック拳銃)を手にした新しい俳優が登場するたびに,6回 刷新されてきた。コネリー,レーゼンビー,ムーア,ダルトン,ブロスナン,そしてクレイグ。

もちろん,誰にでもお気に入りのボンドはいる。それは たいてい子供時代のノスタルジアに包まれている-あなたのボンド像は,誰のボンドを見ていたかによって決まるだろう - そして,Q部門(*MI6の研究開発部門)には,それぞれのボンドが独自の魅力をもたらした。それはまるで,お気に入りのガジェットを選ぶようなものだ: 爆発するペン(exploding pen)や潜水自動車(submarine car)のような,漫画のような過激さを求める時もあれば,指紋認証式(fingerprint-activated)ハンドガンのような,洗練された実用的なものを求める時もある。

しかし,はっきりさせておこう(unequivocal: ボンド俳優には,決定的で客観的に正しいランキングが存在することは明らかだ-それを皆さんのためにまとめた。では,ブロスナンに力を入れた? ダルトンに力を入れたらどうだろう?いや,コネリーが無難だろう? 続きを読んで,答えを見つけてください。

  1. Timothy Dalton / ティモシー・ダルトン

ダルトンは007役としては2番目に短い在籍期間(tenure)で,80年代後半に 『007/リビング・デイライツ(The Living Daylights)』 と 『007/消されたライセンス(Licence to Kill)』 に主演した。この2作には熱烈な支持者もいるが,熱心なダルトン ファン以外にはほとんど忘れ去られている。冷戦終結の兆しが見え始め,ボンド作品の数が10本半ばにまで増えるにつれ,観客は徐々に飽き始めていたのである。(とはいえ,興行収入(the box office)はまずまずで,2本とも3000万ドルの製作費で約15000万ドルを稼いだ。)
当時のアクションヒーローがアーニー(Arnie:*アーノルド・シュワルツェネッガー)やスライ(Sly:*シルヴェスター・スタローン)のような筋肉隆々のアドニス(*ギリシャ神話のー)だったことも,状況を悪化させていた。これはダルトンのせいではなく、彼はマティーニをがぶ飲みする(swilling)スーパースパイ役をうまく演じ,ムーア時代の派手な(flamboyance)演出とは対照的な,陰鬱な雰囲気をこの役に吹き込んでいた。彼はハンサムで,洗練されていて,非常に現代的な血への渇望を持っていた。しかし,おそらく 「ジェームズ・ボンド」 と聞いて思い浮かぶ6人の俳優の中では最後だろう。

  1. George Lazenby / ジョージ・レーゼンビー

オーストラリア出身のこのモデルは,60年代後半にショーン・コネリーの後継者として抜擢されるまで,数本のテレビCMに出演した以外,目だった活躍はなく,1969年の 『女王陛下の007On Her Majesty's Secret Service)』 で,1本のみで PPKを手にした。(映画の冒頭で,レーゼンビー演じるボンドは 「これは他の奴には起きなかった」 と冗談を言うが,これはボンドが他のボンドの存在を認めた唯一の場面である。)
現存する25本のボンド映画の中で,本作はヒップスター(hipster:*流行に敏感な人)が選ぶ作品と言えるだろう:顎ひげを撫でる(beard-stroking)ボンド・ファンが,自分の優れたセンスを誇示するために,この作品をお気に入りとして挙げる傾向がある。ボンドはダイアナ・リグ(Diana Rigg)演じるトレイシー・ディ・ヴィンチェンツォと恋に落ち結婚するが,彼女はボンドの宿敵(archnemesis)ブロフェルド(テリー・サバラス)に驚くほど派手なクライマックスで殺害される。そして,スリリングなアクション・シーンも,本作の大きな特徴である。レーゼンビーも短いながらも 「ダブルO」役を演じ,その演技は高く評価された。おそらく彼の頬骨は今でも最も逞しいだろう。

  1. Roger Moore / ロジャー・ムーア

ムーア時代ほど評価が分かれるボンド時代はない。ボンドが最も愉快で奇抜(bizarre)だった:馬鹿げた(silliest)ガジェット,うんざりするほど(irksomely)引用したくなる(quotable)ジョーク,とんでもない(jump-the-shark)展開,そして最も漫画的な(cartoonish)悪役(villains)。それでも,ムーア時代の過激主義に愛着を抱かずにはいられない。そして,彼の時代は数々の傑作を生み出した(『007 私を愛したスパイ(The Spy Who Loved Me)』,『ムーンレイカー(Moonraker)』など;『007/黄金銃を持つ男(The Man with the Golden Gun)』を擁護する(bat for)ファンさえいる)。
そして,ボンドの当時流行したドタバタ喜劇(slapstick)や 『キャリー・オン』風のほのめかし(innuendo)に,ムーア以上にふさわしい男はいなかった。ムーアはボンドガールに贈るあらゆるダブル・ミーニングを貪り尽くしながらも,それにふさわしい優雅さと落ち着きを保っていた。彼が最初のボンド役 『007/死ぬのは奴らだ(Live and Let Die)』に出演した時,45歳だったため、12年後に最後の作品 『007 美しき獲物たち(A View to a Kill)』が公開された時は,ボンド役には少々年を取りすぎていた。しかし,50代であれだけのスタントをこなしていたという事実が,あの滑稽さ(ridiculousness)の一因だったのかもしれない。

  1. Sean Connery / ショーン・コネリー

元祖(OGoriginal gangsta)ボンド役をデッキの真ん中に置くのは冒涜的(sacrilege)だと考える人もいるかもしれないが,既に述べたように,中盤の007mid 007)など存在しない。ここに挙げた俳優たちは皆、少なくともかなり良い仕事をした。コネリーは言うまでもなく素晴らしい演技を見せ,後継者たちの基準を定めた。『007 ドクター・ノオ(Dr. No)』,『007/ゴールドフィンガー(Goldfinger)』,『ロシアより愛をこめて(From Russia With Love)』といった作品が,60年以上もの間,映画ファン(filmgoers)の記憶に焼き付いているのには,十分な理由がある。
007 ドクター・ノオ』 のボンド・テーマを象徴するホルンが鳴り響く中,カード・テーブルでタバコに火をつけ,あの不朽の(immortal)名セリフ “Bond, James Bond.を口にするコネリーほど象徴的なイメージはないかもしれない。彼は気品とカリスマ性を湛え(oozed),長年経った今でも間違いなく最もスタイリッシュなボンド役の一人と言えるだろう。ブロスナンが中折れ帽(trilby)をかぶって演じただろうか?もしかしたらそうかもしれないが,コネリーは実際にそうしたのだ。そして,今日まで受け継がれるボンド役の定番のスタイル(tropes)を築き上げたのだ。通常であれば,彼は少なくとも2位は確実(shoo-in)だが

  1. Pierce Brosnan / ピアース・ブロスナン

…彼は 『ゴールデンアイ(GoldenEye)』 のピアース・ブロスナンではない。確かに,ブロスナンの出演作は最も一貫性に欠ける; 1995年のデビュー作 『トゥモロー・ネバー・ダイ』は、ショーン・ビーン演じる元MI6のアレック・トレベリアンがEMPElectroMagneticPulse:電磁パルス)でロンドンを破壊するのを阻止しようと奮闘する,まさに傑作だった。(もっとも,タブロイド紙のニュースとエンターテイメントの複合体を風刺した(satire2作目の 『トゥモロー・ネバー・ダイ(Tomorrow Never Dies)』は,トランプ政権とフェイクニュースの時代においては古くさいと主張する者もいるだろう。)『ゴールデンアイ』は,脚本が特に巧妙というわけでもない:脚本はムーア監督作品のどれにも劣らず含みのある表現で溢れており,親友からライバルへと転落していくという設定を除けば,かなりありきたりな 「ボンドが世界を救う」という筋書きに沿っている。しかし、ブロスナンはどうだろうか? 007の解釈は実に素晴らしい ― 彼のボンドは,これまでのボンドの素晴らしさを支えてきた要素をすべて融合させた(amalgamation)かのようだ。ダルトンのダークネス,レーゼンビーの魅力と古風なたくましさ(hunkiness),ムーアの生意気さ,そして何よりも、コネリーの冷徹なクールさ(airless cool)。トイレでロシア人の顔を殴りつける瞬間から,これはまさに時代を超越した演技だと分かる。

  1. Daniel Craig / ダニエル・クレイグ

2025年現在,これは物議を醸すようなものではないだろう。数十年前なら,彼がボンド映画史上2番目に優れた作品 『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドに新たな活力を与えた(reinvigorate)時でさえ,この解釈は通用しないかもしれない。(懐古趣味と呼んでもいいが,ゴールデンアイは 永遠に最高の座に君臨し続けるだろう。)その後の彼のヒット率は並外れており,『007 スカイフォール(Skyfall)』 と 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)』は,いずれもボンド映画のトップ5に入るだろう。
ボンド役以外にも幅広い役柄で証明してきたように,クレイグは「ダブル・オー」を演じた中で,まさに(out-and-out)最高の「俳優」だ。先人たちよりも多少複雑でニュアンスに富んだ素材が功を奏したことは間違いないだろうが,彼はボンドの多様な人間的欠点(human flaws)を強調した最初の人物だった。その結果,彼は,自分がボンド役を引き受ける(stepped into his shoes)時点で既に数十年にわたって存在していたボンドというキャラクターを,最も複雑で、そして何よりも(crucially)興味深い形で描き出したのだ(crafted)。まさに,再発明(reinvention)と呼べる。

(転載了)
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中学生時代から始まった 007映画で,シーンが思い浮かぶのは ショーン・コネリー と ダニエル・クレイグです。

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2025年11月 5日 (水)

映画『アイランド』のラスト・シーンの高速艇は?

NHK BSで 『アイランド』(‘The Island’,2005)を観ました。
時代は 2019年,長生きを望む富裕層を対象に,彼らに移植する臓器を準備するため 発注者のクローンを作る工場が舞台です。
クローンは 生まれてからの架空の記憶が埋め込まれて 自身はクローンである自覚はなく,汚染された外界から隔離され,閉鎖されたた空間で生活していると思っています。
唯一の希望は 汚染を免れた自然豊かな美しい島,夢のアイランド行きの抽選に当たって外に出ることですが,その時は,発注者がその臓器を必要とした時です。

主役はクローンで,あることから真実を知ります。

・・・

ラスト・シーンは海を走る高速艇です。

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この高速艇は 2005年に考えた,2019年の未来世界に存在するであろうデザインのものでしょうが,CGには見えないので 撮影当時 実在したものであろうと 検索すると ー ありました。

サイト ‘GRANTURISMO(Published 2023-02-17)
Wallypower 118 - the coolest luxury yacht in the world
と題する記事がありました。
下記,拙訳・転載します。

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Wallypower 118” は,2005年の SFスリラー映画 『アイランド(The Island)』に登場して大きな注目を集めた豪華ヨットである。イタリアのヨットメーカー,‘Wally Yachts社によって設計・建造され,2006年に進水した。スピード,スタイル,そして快適さを兼ね備えた,超近代的で豪華な船である。

映画『アイランド』では,“Wallypower 118はショーン・ビーン演じる主人公の敵役,ドクター・メリックの専用ヨットとして登場する。映画のSFテーマにふさわしい,洗練されたスタイリッシュな未来的なデザインで,印象的なヨットとして描かれている。

全長は118 ft(約36 m)、全幅は26 ft(約7 m),喫水は5 ft(約1.5 m)。5つの客室に最大10名のゲストが宿泊でき,クルーは6名。このヨットは3基のガス・タービンを搭載し,合計16,800馬力を発生し,最高速度は60ノット(時速約112キロ)に達する。外洋で最速のヨットの一つと言える。

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洗練されたラインとミニマルなスタイルが際立つ,印象的でユニークなエクステリア・デザインである。上部構造はカーボン・ファイバー製で,ヨットの軽量化と驚異的なスピードアップに貢献している。革新的な推進システムには,従来のプロペラに代わるウォーター・ジェットが採用されており,スピードと操縦性の向上に貢献している。

インテリアも同様に印象的で,外観と同様に現代的なミニマル・デザインが施されている。メイン・サロンには床から天井まで届く窓があり,周囲の海の景色を一望できる。最先端のエンターテイメント・システムには,プラズマ・スクリーン,衛星テレビ,サラウンド・サウンド・システムが備わっている。マスター・スイートはメイン・デッキにあり,キング・サイズ・ベッド,専用バスルーム,プライベート・バルコニーを備えている。ゲスト・キャビンは下層デッキにあり,同様のアメニティと豪華な仕上げが施されている。

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ヨット界の象徴的存在となったこのヨットは,その未来的な(futuristic)デザインと先進技術で高く評価されている。『アイランド』 では,“Wallypower 118” は究極のパワーとラグジュアリーの象徴として描かれ,主人公のキャラクターを的確に表現している。

結果として,このヨットは世界中の人々の心を掴んだ,まさに驚異的なヨットである。その特徴はヨット界において際立った存在であり,ハリウッド映画への登場は,その神秘性をさらに高めている。

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Wallypower 118” の価格は,ガス・タービン3基搭載モデルで3,300万米ドル,ディーゼル2基搭載モデルで2,200万米ドルである。航続距離は,時速9ノット(17km/h)で1,500海里(2,800km),時速60ノット(110km/h)で300海里(560km)。燃料容量は22,000リットル(5,800米ガロン)。最高速度60ノット(110km/h)では,ガス・タービンは1海里あたり15米ガロン(58リットル),1時間あたり900ガロン(3,500リットル)の燃料を消費する。この船は,ハイブリッド構造を採用した高度な建造技術によって軽量化を実現し,排水量はわずか95トンに抑えられている。乗客6名と乗組員6名を収容可能である。

Wallypower 118” の最終的な価格は,利用可能なカスタマイズオプションにより、基本価格よりも大幅に高くなる可能性があることにご注意ください。ヨットのオーナーは、内装仕上げ、素材、技術アップグレードなど、幅広いオプションから選択できますが、これらはすべてヨットの価格に加算される可能性がある。

(転載了)
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36mの船体で 60ノットの最大速度は信じ難い値です。
現存する最速の魚雷艇でも 50ノットです。

排水量型では不可能で 滑走型と思われますが36mの船長で?
2005
年公開の映画に2006年 進水した船― というのは?

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