カテゴリー「言葉」の191件の投稿

2020年3月24日 (火)

最近 米国映画で 「集中しろ」を “Focus!” と言っているのが気になる。

最近 米国映画やTVドラマを字幕で観ていると,「集中しろ!」の字幕に対して 英語では ほとんど “Focus!” と言っていて, “Concentrate!” とは言っていません。
かつては どうであったかの記憶は ほとんどありませんが, “Focus!” は あまり聞かなかったような気がします。

日本の中学,高校で英語を学んだ者としては “focus” は 名詞「焦点」であり,動詞として使うのには馴染みが薄く,「集中しろ」は “concentrate”  しか思いつきません。

英語のネット辞書で,両単語(動詞として)の 「集中しろ!」の意味を示している部分は 英語で次のように表しています。
厳密なニュアンスの違いは分りませんが,ほぼ同じ,どちらでもよさそうです。
どちらでもいいのなら 短い “Focus!” の方が 緊迫した場面では相応しいでしょう。

【concentrate】
 ・to focus all one's attention on a particular object or activity
 ・to direct your attention or your efforts towards a particular activity, subject, or problem
 ・to bring all efforts,faculties,activities,etc., to bear on one thing or activity
 ・to bring or direct toward a common center or objective

【focus】 
 ・to pay particular attention to
 ・to direct attention toward something or someone
 ・to concentrate attention or effort
 ・to direct one's attention or effort

以前から “Focus!” と言っていたのか,それとも最近の傾向なのか,知りたいものです。

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2020年2月21日 (金)

言葉は伝染する。

かつては ほとんど聞くことがなくて,最近よく聞く耳障りな言葉に,たとえば 「関係性」,「距離感」,「ほぼほぼ」などがあります。
少し前まで,こんなに聞く言葉ではありませんでした。

使われている場面で 「関係性」は「関係」にすぎず,「距離感」は 「距離」でよく,「ほぼほぼ」は繰り返す必要がないことが多い気がします。賢く聞こえるから?

誰かが使い始めて あっという間に全国的に広まって使われ,アナウンサーまでが 「関係」でいいところを 「関係性」と言うことがあります。
(これは 原稿にそう書かれている?)
A と B の関係性は不明」はなく,正しくは 「A と Bの関係は不明」です。
彼女とは いい関係性を保ちたい」ではなく,「彼女とは いい関係を保ちたい」でいいでしょう。
関係性」は その使用者の意識・無意識に拘らず,如何わしさを感じます。

言葉ではありませんが,かつて 疑問文でもないのに 「語尾上げ」の話し方が流行して 老若男女 遣い放題で,気分が悪い日々を過ごした時代がありました。
面白いのは 海外に長く住んでいる日本人まで 「語尾上げ」で話しているのを聞いて唖然としたことがありました。
海を越えて伝染していました。
が,最近は あまり耳にしなくなりました。 

言葉は 年齢,教養(?),学歴,性別に拘らず伝染するようです。

感染しない人は どのような人間でしょうか?
私は ほぼ,感染しない人間と思っています。

【追記】
経験値」と言う言葉も よく聞くようになりました。(これは 何かのゲームの影響? 正しくは 経済・統計用語)
「値」と言いながら 述語は 「ある」,「あがる」くらいの定性的表現のみで 定量的「値」がいくらで,単位は何なのか,聞いたことがありません。

【追記2】
その後 考えていて 「関連性」と「関連」を考えると 無意識に「関連性」を使うことがあるようで,「関連性」と「関連」の「関係」は 「関係性」と「関係」の「関係」と同じで,「関係性」もありかなと思わないこともありません。
しかし,興味深いのは 「関連性」は辞書にありますが,「関係性」を載せてない辞書(例えば「広辞苑」,「精選版 日本国語大辞典」,「大辞林」,「デジタル大辞泉」,「明鏡国語辞典」など)が多いということです。やはり 「関係性」は特殊です。

【追記3】
言葉ではありませんが,TVで見る何人かの食事シーンで一人は必ずやっている「手皿」。
これは上品と思われているのか,いつ,誰が始めたか不明ですが 相当な感染力でピーク状態が何年(この10年?20年?)も続いています。
不思議な作法です。

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2020年1月28日 (火)

米国で “Second Amendment” といえば -

米国Door TV ドラマを観ていて 民家の入り口の横に 右のような警告板が貼られているのを見ました。

WARNING/ THIS HOUSE IS PROTECTED BY THE SECOND AMENDMENT” と書かれており,字幕は 「銃で守られた家」と ありました。

The Second Amendment” は直訳すれば 「第二回 修正」で,そのまま 「銃を持っている」ことを意味するようです。

正確には “Second Amendment to the United States Constitution” で 日本語に訳すと 「合衆国憲法 修正第二条」で,英文 Wikipedia には次のように記されています。

The Second Amendment (Amendment II) to the United States Constitution protects the individual right to keep and bear arms. It was ratified on December 15, 1791 as part of the Bill of Rights.
(アメリカ合衆国憲法の修正第二条(改正II)は、武器を保持および身に付ける個人の権利を保護している。これは,権利章典の一部として 1791年12月15日に批准された。)

銃乱射事件が発生するたびに個人の銃保有が問題になり,銃規制の声が大きくなりますが,この 修正第二条が存在する限り,銃規制に反対の憲法による根拠があることになります。

南北戦争前の,西部開拓時代,無法者や先住民から自らと家族を守るために制定された憲法で,21世紀に個人の銃所持の権利が守られています。

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2020年1月19日 (日)

天声人語の「 ・・・ ではあった。」という表現が ー 。

1月18日,朝日新聞 天声人語は 「最後のセンター試験」について書いていました。

「センター試験」は勿論,41年前の1979年に始まった「大学共通第1次学力試験」さえ知らない団塊世代としては 実感がありません。

この文の中に 「振り返れば,時代の要請に適した試験制度ではあった。」の文章がありました。
天声人語子が時々使う 「・・・ ではあった。」が気になります。

これを見る度に,なぜ 「・・・ であった。」あるいは 「・・・ だった。」ではなくて 「・・・ ではあった。」なのか?その違いは何か?と思います。
・・・ ではあった。」に いつも何かしらの 如何わしさ,胡散臭さを感じます。

「・・・ であった。」『以上』,あるいは『異なる』意味を含ませる意図があって使っているのでしょうがよく分りません。
おそらく 「問題があったろうがー 」あるいは 「批判はあったが ー 」というニュアンスがあるのではと考えますが ・・・ 。

もし,そうなら そうと はっきり書いてもらいたい。

小学生の良い子の皆さんは この天声人語を真似て,夏休みの日記に 「海や山にキャンプに行ったりして 楽しい夏休みではあった。」と 書かないでほしい。
正確に 「海や山にキャンプに入ったりして 楽しい夏休みだった。しかし,宿題には苦労した。」と書いてほしいのです。

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2020年1月18日 (土)

古希過ぎて 「携挙」と言う言葉を知った。

TVで 米国 FBIドラマを観ていて 字幕に 「携挙」という言葉が出ました。

アフリカでボランティア活動していた宗教グループ 23人が,活動を終えて移動する途中,ノン・ストップで深夜運行していた列車から ソックリ消えてしまうという事件が発生しました。
(‘クリミナル・マインド:国際捜査班’,Season 2Episode 1 「タンザニアの神隠し」(Lost Souls))
乗務していた車掌が 「携挙だ。」と言うのが字幕に出ました。

携挙」? 初めて見る言葉です。字だけ見ても意味が想像できません。
録画を戻して 英語で何と言っているのか 確認しました。 “The rapture.” と言っていました。

英和辞典にはー
 1. 歓喜,狂喜
 2. 《raptures》歓喜の状態[声・表情]
 3. 《キリスト教》携挙◆キリストが天から再臨するときに,地上のキリスト教徒が不死の体になり空中に持ち上げられてキリストに会うという出来事を指す。1830年代および1970年代に前千年王国論者と天啓史観論者の間で人気があった。the Raptureとも表記される。

3.の宗教用語のようです。

Wikipediaにはー

携挙(英語:Rapture)とは,プロテスタントにおけるキリスト教終末論で,未来の主イエス・キリストの再臨において起こると信じられていることである。まず神のすべての聖徒の霊が,復活の体を与えられ,霊と体が結び合わされ,最初のよみがえりを経験し,主と会う。次に地上にあるすべての真のクリスチャンが空中で主と会い,不死の体を与えられ,体のよみがえりを経験する。

ー とありました。
「神隠し」なら すぐに分りますが,意味が違うので,言葉を知らない人が多いことが容易に想像できても 字幕担当 翻訳者として,ここは 「携挙」としか訳しようがなかった,ということでしょう。

70年以上生きてきて 初めて知る日本語があるというのは 無知を恥ずべきなのか,新しい言葉を覚えたと喜ぶべきなのか?

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2019年12月15日 (日)

“rain check” が 「雨天順延券」とは限らない 。

Dlife で放映中の 「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」(NCIS:Naval Criminal Investigative Service)の英語版(日本語字幕)を観ています。

この中で 夜のパーティーに誘われて 次のように断るシーンがありました。
「今夜は やることがあるから ・・・・ 」 と字幕に出ましたが 英語では “I'm going to take a rain check ・・・ ” のように聞こえました。
映画やドラマで この “rain check” を 誘いを断るシーンで,時々 聞くことがあります。

Dsc_2490


rain check’ を辞書で引くとー

1. (スポーツ試合が中止になったときに客が受け取る)雨天順延券
2. 後日購入券◆販売店が広告に出していた商品が売り切れた場合に,購入希望者に対して,入荷したときに(セール期間が過ぎていても)その広告の価格で購入できることを証した引換券。
3. 延期,繰り延べ、またの機会
    Can I take a rain check? ; Can you give me a rain check? ; How about a rain check?
    また誘ってくれる?/ぜひ今度また。/また今度にしてくれる?◆【場面】誘いを断る

元々の意味は 上記 1 または 2 で,これらから派生した 3.の意味として使われています。
下記は使用例です。

  “Aren't you coming to the club tonight?
  “No, I think I'm going to take a rain check and go straight home.

rain check” を知らなければ理解できない文章です。

Dsc_2491_20191209195601話,替わってー
同じ回に 面白い名前の店が出ました。

Second Chance Tacos’ です。

何か 意味があるのでしょうか?

容疑者が勤めているこの店で,店主に質問します。
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前科がある従業員に セカンド・チャンスを与える店でした。

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2019年12月12日 (木)

“Handgun” と “Pistol” は 定義が違う。

米国における銃規制に関する英語の文章に “ ・・・ handgun and pistol ・・・ ” がありました。
和訳に困ります。「 ・・・ 拳銃 と ピストル・・・ 」? 日本語では同じもののようですが,違うもの?
どうも ‘handgun’(拳銃)と ‘pistol’ (ピストル)は違うようです。
どう違うか ‘Difference Between.net’ の “Difference Between Pistol and Handgun” を読んでみました。

下記,拙訳転載します。

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ピストルと拳銃(handgun)の違い

ピストル(pistol)とハンドガン(handgun)はいずれも火器(firearm)である。それらは片手だけで持って操作できるように設計されている。火器は二つのカテゴリー,‘handgun’ と ‘long gun’ に分けられる。ピストルは ‘handgun’ の一つのタイプであり,‘handgun’ には多くの異なるタイプがある。これは,全てのピストルは ‘handgun’ であるが,全ての ‘handgun’ はピストルではないことを意味する。

Handguns ハンドガン

ハンドガンは,片手だけで保持および操作できる銃である。持ち運びが簡単で,サイズが小さい。 これらは,リボルバー(revolver),ピストル,デリンジャー(Derringers),半自動ピストル(semi-automatic pistols),単発ピストル(single-shot pistols),自動ピストル(machine pistols),ペッパーボックス(pepperboxes)など,さまざまなサブタイプに分類される。

ハンドガンは15世紀に最初に開発されたが,最初に誰がそれらを開発したかは不明である。手持ち(handheld)の銃器は,火薬が最初に開発された中国で最初に開発された。リボルバーは19世紀に開発され,「ピストル」と「リボルバー」は異なるメカニズムで開発された。 一般的な言葉では,人々はほとんどすべての拳銃(ハンドガン)に対して 「ピストル」という言葉を使用する。

ハンドガンは歴史を通じて発展し続け,それらのサブタイプは更に2つの主なタイプ,銃口装填式銃器(muzzle-loading firearms)および銃尾装填式銃器(breech-loading firearms)に分類できる。 銃口装填式銃器は,銃身の前面から弾丸を装填するもので, 銃尾装填式銃器は,銃身の後ろから弾丸を装填する銃器である。

他のカテゴリーのハンドガンには:
単発ピストル(Single-shot pistol),多連ピストル(Multi-barreled pistol),リボルバー(Revolvers),半自動式ピストル(Semi-automatic pistols),自動ピストル(Machine pistols
などがある。

Pistols  ピストル

ピストルとハンドガンは同義語(synonymous)であることが多いが,技術的にはピストルは,1つの薬室(chamber)しか持たないハンドガンである。 ただし,リボルバーは,回転するシリンダーと複数の薬室を備えたハンドガンである。 スティーブンス・マキシム(Stevens Maxim)が1885年にそれらを開発した。ピストルにはさまざまな種類がある :
単発ピストル(Single-shot pistols),半自動ピストル(Semi-automatic pistols),自動ピストル(Machine pistols),多銃身ピストル(Multi-barreled pistols

ピストルには,偶発的な発砲を防ぐための安全機構がある。ピストルは,簡単に隠して,持ち運びが容易で,使いやすいため,特に自己防衛の目的で使用される。 ピストルでは,1つの弾丸が発射されると,反動(recoil)により次の発射のために新しい弾丸が薬室に運ばれる。 45m50mの射程距離で使用できる。

Summary: サマリー

1. ハンドガン(handgun)は,片手だけで持ち,操作できる銃である。持ち運びが簡単で,サイズが小さい。 これらは,リボルバー,ピストル,デリンジャー,半自動ピストル,単発ピストル,自動ピストル,ペッパーボックスなど,さまざまなサブタイプに区別される。 ピストルは,半自動ピストル,単発ピストル,自動ピストルなどの異なるタイプに区別される拳銃のサブタイプである。

2. ハンドガンは15世紀に開発され,ピストルは19世紀に開発された。

3. ハンドガンの発明者は不明だが,ピストルはスティーブンス・マキシムによって発明された。

4. ハンドガンの一種であるリボルバーには,複数の回転薬室があり,ピストルの薬室は一つである。

(転載了)
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簡単には リボルバーは “handgun” で,マガジン(弾倉)をグリップ内にセットする自動・半自動銃は “pistol” であり,“pistol” は “handgun” に含まれるということ。リボルバーをピストルと呼ぶのは間違い。
pistol” は薬室(chamber:発射薬が収まる空間)が一つ。

下の写真は本文中の “pepperbox”(左) と “derringer”(右)を示します。

Pepperboxes-and-derringer

pepper-box” あるいは “pepperbox” は中心軸周りに3つ以上の銃身を持つ,連続発射できる銃(firearm)。

derringer” はリボルバーではなく,半自動ピストルでもない,小型のハンドガン,リンカーン大統領の暗殺に使われたことで有名です。

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2019年11月12日 (火)

「英語」と 「米語」の違いをTVドラマでー 。

Dlife で放映中の,FBIの国際対応班(International Response Team : IRT)の活躍を描く 「クリミナル・マインド 国際捜査班」(The Criminal Minds : Beyond Borders)のシーズン1,エピソード 6 「恋の逃避行」(The Matchmaker)で,トルコで行方不明になった女子高校生の捜索にトルコに向かう機内でのメンバーの会話に勉強になる内容がありました。

メールの文章から 犯人のプロファイリングするシーンで ・・・

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・・・ not be able to see the wood for the trees” は 「木を見て森を見ず」,すなわち 「状況をよく把握できない」の意味ですが,これは英語であって,米語では “the wood” を “the forest” と言うようです。

“ ・・・ on the cards” は 「ありそうな」、「起こり得る」、「起こりそうな」の意味の英語で,米語では “ ・・・ in the cards” のようです。

文章で英国人が米国人と偽るためには,あるいは その逆でも,それなりの教養が必要ということでしょうか。

高校生の頃 知った英語と米語の違いは -
  ・“centre” は英語,“center” は米語。
  ・“autumn” は英語,“fall” は米語。
  ・“first floor” は英語では 2階,米語では 1階。
  ・アパートを英語では “flat”,米語では “apartments”。
  ・地下鉄を 英語では “underground” もしくは “tube”,米語では “subway”。
  ・ガソリンを 英語では “petrol”,米語では “gas” もしくは “gasoline”。
  ・“colour” は英語,“color” は米語。
などありますが,更に 色々 あるようです。
ー ということを 気にするレベルで 英語を聴いたり話したりできる力があれば 現役時代,苦労しなかったでしょうが・・・ 。

因みに 60年近く前の1960年代前半の中学生時代,習った英語は 「英語」だったか「米語」だったかを考えたときー
教科書(おそらく2年生)にあった一文を思い出します。

How many chickens have you in your chicken house?”
do you have” ではなく “have you” でした。
これは おそらく英語,現在からすれば やや古い英語だったのでしょう。

しかし,教科書は ‘Jack and Betty’ で,内容から感じたのは 米国の生活でした。

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2019年10月 7日 (月)

英語になった日本語,今昔。“Genmaicha” は?

50年以上前の高校生の頃,日本語起源の英語として “bonze” や “shogunate” などを,英語の,それほど必要ではない,しかし,ちょっとした知識として覚えていました。

そのうち “kaizen” や “karaoke” が使われるようになり,50年経って わざわざ 「英語になった日本語」と言わなくても,日本語がそのまま映画やTVドラマで使われていて 日本の国力の伸張を感じます。

先日,米TV 医療ドラマ 「コード・ブラック」(Code Black)を観ていて,手術中に “Haiku” が何の説明もなく 使われていて驚きました。

シテュエーションは 外科手術中の研修医(?)が 看護師に 「メス」などと要求するのに 語尾に “please” を付けるなど 丁寧に言うのに対して,指導医が 「余計なことを言うな。“Haiku” でいけ。」という意味のことを言うのです。つまり,「俳句」が「無駄を削ぎ落とした詩」であることを,教養ある米国人なら知っているということでしょう。

手術室にいた全員が 理解したように感じました。

映画「オーシャンズ11」では 富豪(?)が 「Genmaicha」を注文するシーンもありました。

英文 Wikipedia では “Genmaicha” を次のように解説しています。

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Genmaicha”(玄米茶)は,緑茶に ロースト・ポップ玄米(roasted popped brown rice)を混ぜた,日本の “brown rice green tea”である。

米粒を煎っている過程で はじけて「ポップコーン」に似ているので 口語で(colloquially)「ポップコーン・ティー」と呼ばれたり,混ぜ物(filler)として玄米をいれて値段を抑え,貧しい日本人に入手しやすくしていて「大衆のお茶」(people’s tea)とも呼ばれる。

 

今日,社会のあらゆる階層が玄米茶を飲んでいる。また,宗教的な目的で断食をしている人や,食事の合間が長い場合にも飲んだりする。

 

米からの糖分と澱粉は,お茶を暖かく,豊かで,ナッツのような風味をもたらし,飲みやすく,胃の調子を良くするとされている。

玄米茶から淹れたお茶は淡黄色の色合いをしていて,その風味はマイルドで,緑茶の新鮮な草のような香りとローストライスの香りを兼ね備えている。

 

このお茶は緑茶がベースであるが,淹れるときに推奨される方法は異なる:お湯は約8085℃ とすべきで,淹れる時間は,望む濃さによるが,35分が推奨される。

 

玄米茶は 抹茶(粉の緑茶)を加えて販売されることもある。

この製品は,抹茶入玄米茶(matcha-iri genmaicha (lit. genmaicha with added powdered tea))と呼ばれている。


抹茶入玄米茶は普通の玄米茶と似た風味を持っているが,香りはしばしば強く,色は薄い黄色というよりより緑色に近い。


(転載了)
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米国人が “matcha-iri genmaicha,please.” なんて 本当に言っているのでしょうか。

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2019年10月 2日 (水)

“effect” の日本語訳について

9月14日付け 朝日新聞・天声人語に 「・・・ 先日,読者からお便りをいただいた。 『温室効果ガス』 と言う言葉に常々,疑問をお持ちだという。『効果』は良い結果の時に使うのではないかと・・・ 英語のグリーンハウス・ガス(*グリーンハウス・イフェクト・ガス)を訳した言葉のようだが,『気候変動元凶ガス』とした方がぴったりくるか ・・・」(*管理者記)

日本語「効果」とは 「望ましい,良い結果」の意味で 読者の考えは間違いありません。
しかし,元々 「温室効果」は自然現象の一つに過ぎず,それ自体 良いとか悪いとかいうものではありません。

言葉として,“effect” は 「効果」の意味を含みますが,それは一部にすぎません。
effect” を 「効果」だけの意味と思っていると上記のようなことになるので,ここは 「影響」,「結果」と解釈すべきでしょう。

重要なことは,異なる環境(風土・生活・文化など)で形成された異なる言語においては,厳密に一対一で 対応する言葉は存在しないという 当たり前の認識であり,これが外国語学習には必要です。

例えば “water” は「水」でもあり,「湯」でもあり,更には「海域」を示すことがあることを英語を学ぶ早い段階で知っておく事が必要です。
水は “water” ですが,“water” は 「水」とは限りません。

effect”(名詞) の訳は,例えば次のように辞書に書かれています。
    1. 効果,効き目,効力,薬の効能
       ・The medicine had no effect on me. : その薬は私には効きませんでした。
    2. 〔原因に対する〕結果,影響
       ・Insomnia is the effect of too much caffeine-containing beverage intake. : 不眠(症)は、カフェイン含有飲料の取り過ぎの結果です。
       ・The effects of the strike have already started. : スト(ライキ)の影響がすでに出始めています。
    3. 〔法律・規則などの〕発効
    4. 〔~に与える〕印象
    5. 趣旨,要点
    6. 《effects》私物,個人資産,動産物件

このような単語の中で,特に 間違えやすい単語に “chance” があります。
そのまま 「チャンス(好機)」と日本語になっていて,間違え易いのですが,“chance” は 「好機」だけではなく,逆の意味で 「危険性」もあります。

辞書には 次のように 様々な意味を示しています。

chance” の訳:
    1. チャンス,好機,機会
       ・How often do you get this chance? : こんな経験、めったにできないよ。
       ・There're no second chances in this game. : これは真剣勝負です。
       ・You'll get another chance. : また機会はありますよ。
       ・This is my chance to escape. : 今が逃げるチャンスです。/このすきに逃げよう。
    2. 《one's ~》出番
    3. 可能性,見込み
       ・There is a chance of serious injury. : 重傷の可能性がある。
       ・(There is) no chance of that happening. : そのようなことが起こるはず[可能性]はない。
       ・The chance of that happening is close to zero. : そのようなことが起こる可能性はゼロに近い。
       ・There is a chance that I may have missed something. : 私が何か見落としていた可能性があります。
    4. 〔悪いことが起こるかもしれない〕危険性       。
    5. 勝ち目、勝算◆通例、複数形で用いられる
    6. 偶然,幸運

例えば “I don't want to take any chances.” を 「どんなチャンスも欲しくない。」 と訳しては 意味がよくわかりません。
ここは 「危険は避けたい。」, 「
危ない橋は渡りたくない。」と訳すのが正解でしょう。
ほとんど “chance” を “risk” と同じような意味で使うようです。
ネットには “What is the difference between chance and risk?” の質問があるくらいで,厳密には違うようですが ネイティヴでも正しい使い方が分らないくらい近い意味のようです。

*違う話ですがー
1日夜の 世界陸上選手権の 400m予選に ウェイド・ファン・ニーケルク(ウェイド・バンニーケルク)の姿が見えず,がっかりしました。
100mを9秒台,200mを19秒台,400mを43秒台で走る(走った)唯一の短距離選手です。
売出し中の,日本人の母親を持つ,マイケル・ノーマンとの対決を期待していたのですが・・・。
調べると 9月22日付けで 「2016
年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートル金メダリストで世界記録保持者のウェイド・バンニーケルク(南アフリカ)が世界選手権(27日開幕、ドーハ)を欠場する見通しであると2日,AP通信などが報じた。17年10月に右膝の前十字靱帯などを痛め,思わしくない状態が続いている。」という報道がありました。まだ 27歳です。復活を願います。

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