今更ながら 米国の ‘Tip Culture’ を-
海外旅行に行く際,特に 米国に行くとき 気になるのがチップです。
最近 TVで パックンが「この間 久しぶりに米国に帰ったら,チップが 25~30% になっていて驚いた。子供の頃は 10% だったのに・・・ 」と話していました。
今後,必要になることは おそらく無いでしょうが ‘EF’ のサイトに 米国のチップを説明している記事があったので読んでみました。
下記,拙訳・転載します。
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“10 things no one tells you about tipping in the US”
「米国でのチップについて誰も教えてくれない 10 のこと」
Visitors to the US are often baffled by our tipping culture. It’s true – it’s a wild monkey you have to learn to tango with.
米国を訪れる旅行者は,チップ文化に戸惑うことがよくある。それは真実だ - タンゴを習う必要があるのは野生の猿だ。(*訳に全く自信なし。)
米国では 給仕(servers),バーテンダー,客室係(valets),美容師,マッサージ師など,多くの人にチップを渡すが,気が向けば 地元のコーヒー・ショップにいるかわいい男性(cute guy)にチップを渡すこともできる。しかし,誰にいくらチップを渡すかは どのくらい分っているだろうか? それにしても,ここで チップが文化にこれほど根付いている(ingrained)のはなぜだろうか?
Tip with confidence on your next US trip with the following top tipping tips no one tells you (we love a good tongue twister around here).
次回の米国旅行では,誰も教えてくれない次のチップのヒントを参考に,自信を持ってチップを渡そう (私たちはこのあたりの早口言葉が大好きだ)。:::
A quick history lesson
簡単な歴史のレッスン
チップは 1900 年代に標準になった。噂によると,この習慣は貴族階級(the aristocracy)の影響でヨーロッパから伝わったものである。チップが文化の一部だったヨーロッパ訪問後,彼らは他の人よりも文化的で知識がある(in-the-know)ように思われたかった。おそらく,彼らは全体に少し熱中しすぎていたのだろう,なぜなら,その後 米国人はヨーロッパ人からチップの払いすぎで批判され,それが今日に至るまで続いているから。
しかし,実際には,米国人がヨーロッパ人よりも多くのチップを払い続けている合理的な(legitimate)理由がある。
1960年代,米国議会はいわゆる「チップ・クレジット(tipping credit)」を決定した。これは,従業員がチップを稼いだ場合,雇用主は最低賃金を下回って従業員に支払うことができることを意味する。多くの州では今も活きているが,これは従業員がわずかな給料をもらって帰宅し,チップに頼って生活していることを意味する。これは食品業界でも当てはまる。
しかし,チップを受け取る全ての人が それに頼って生活しているわけではない。一部の職業にはボーナスとしてチップが含まれているが,そこには暗黙のルールがあることに気付いて,チップを支払う必要がある。
Restaurants & cafes
レストランとカフェ
1. 20% がチップの現実の標準である
私は美術学校に通っていた短い期間(stint)中,授業料を支払うために サーバーとして働いた。そこで私は米国のチップ文化の暗い裏の部分(the dark underbelly)を垣間見ることができた。
業界関係者: 一般的なコンセンサスでは,15~20% が通常のチップとみなされるが,正直なところ,20% 未満の金額は悪いチップとみなされる。私 (または私が作業していた他のサーバー) がそれよりも少ない値を取得した場合,私たちは何が間違っていたのかと疑問に思った。しかし,私たちはお金に飢えた(money-hungry)モンスターではなかった。素晴らしい仕事をした場合に 20% を期待したのには理由がある。その理由については,次のヒントをお読みください。
2. サーバーとバーテンダーはチップで生計を立てている
テーブルの給仕を務めることは私にとって最も大変な仕事である。それは,ダイナマイトの木箱(crate)の上でスプリットをする(split:股割り)ようなものだ(ほとんど休憩なしでテーブル間を何時間も走り回り,熱くて重い皿のバランスをとり,機械のように注文を覚える),汗だくの顔に笑顔を保ちながら。
精神的にも消耗する。人々は自分の食べ物に非常にこだわり(particular about),それが期待通りでなかった場合はなおさらだ。私は週に 30時間働いていたが,月給(monthly paycheck)はわずか $200 だった。多くの人にとっては想像もできないこと(unimaginable)だと思う。なぜそんなに給料が少ないのだろうか?
私があなたに教えた「チップ・クレジット」履歴のレッスンを思い出して:それが理由だ。
チップとして$800以上の現金を稼いだ夜もあり,本当に良かった。チップがなければ家賃も払えなかった。しかし,サーバーとバーテンダーは依然として現金チップに対する税金を申告する必要があるため,すべてが無料というわけではない。
3. 幸福が重要
食べ物が冷たすぎますか? サラダは嫌いですか? そう言ってください。
ヨーロッパとは異なり,懸念を表明するたびに私は明らかに意味不明なことを話す(私はかつて,ブルーベリーが2つ戦略的に(strategically)配置された小さなパンケーキに10ユーロを払ったことについて丁寧にコメントしたが,「ファスト・フード」が欲しいならバーガー・キングに行くべきだと失礼に言われた ),米国では自分の意見を表明することが奨励されている。
不幸な状況に陥った場合は,すぐにサーバーに伝えてください。空の皿を指差しながら,ハンバーガーが今まで食べた中で最悪のものだったと言ったら、顧客としてのあなたの価値は下がる。
面白い事実: ご存知の通り,米国ではパンケーキがはるかに大きくて安いです。
4. 直面することを予期する
米国人はシャイな国民ではない。私たちのことを表面的だ(superficial)と言う人もいるが,私たちは社交的でフレンドリーで,初めての人のコートやヘアカットが気に入れば,恥ずかしがらずに(unabashedly)褒める。また,お客様が私たちに悪いチップ(bad tip)を残した場合は,通りで追いかけることもある。サービスに不満がある場合は,サーバーに伝えてください。彼らはあなたを幸せにするために全力を尽くしてくれる可能性が高い。サーバーは食事を無料で提供して(comp)くれたり,テーブルにデザートを届けたり,少なくとも心からの謝罪をしてくれたりするかもしれない。
適切な(adequate)チップを残さなかったことを指摘された場合,これは正常なことであることを理解してください。今後はこのようなことを避け,料金を支払う前にサーバーに問題があることを表明してください。
Other service industries
その他のサービス業
5. タクシー運転手,客室係,まあまあ
米国の都市を訪れる場合,タクシーを 1~2回 利用することになるだろう。最近のタクシーには,乗車終了後にチップの金額を選択できるデジタル表示画面が付いていることがよくある。
ドライバーが絶対的に楽しく(absolute joy)ない限り,私は通常,最低額 (それでも十分な 15%) を選択する。客室係は通常,荷物を運んだり,ルーム・サービスを持ってきたり,車のドアを開けたりすることで $2~3を受け取る。
It’s best to just tuck the neatly folded dollar bills in their hands and say a quick “thanks,” don’t make it into a big deal. Don’t hand them crumpled bills.
きれいに折り畳んだドル紙幣を手に押し込んで(tuck in),簡単に「ありがとう(thanks)」と言うのが最善であり,大した問題(big deal)にしないこと。しわくちゃの紙幣(crumpled bills)を渡さないこと。
6. 美容師と理容師
私の妹のアンナは,過去 15年間 米国で美容師として働いている。
予約を直前にキャンセルしたり,非現実的な髪の希望を要求したり,最悪の場合はサービスにチップを支払わなかったりする人々まで,彼女はすべてを見てきた。美容師の仕事は肉体的に厳しいものであり(丸ブラシで髪を乾かしたり,一日中立ったり,カットハサミを操作したりしたことがありますか?),ほんの数例を挙げると,色彩理論,創造性,細部への注意,対人スキルなどの集中的な知識が必要である。
スタイリストに満足した場合は,多めの20~25% のチップを渡して伝えてください。
チップを払わなかったり,不快な結果を残すと,サロンのブラックリストに登録されてしまう。それは避けてください。
7. エステティシャン,マッサージ,その他の特別なスパのひととき
ここでの経験則(rule of thumb)は 15~20% である。自動的に追加されるチップ(gratuity)に注意すること。 何だって?
この新しいチップ習慣は,米国でますます一般的になりつつある。一部のスパやコスメティック・スタジオでは,ギフト・カードを購入した場合でも,予約したサービスに自動的にチップ (通常は 20%!) が追加される。不意を突かれないように,サービスを予約する前に会社のポリシーをチェックしておくこと。
次に,これが問題ないかどうか(okay with or not)を判断する。私は個人的にはそれに同意しないが,だからといってその場所を避けることにはならない。
Some extra tipping tips
追加のチップのヒント
8. Cash is king/現金こそが王
ほとんどの人は現金のチップを好む。 勤務終了時に家に持ち帰れるお金である。チップをカードで支払った場合,チップを受け取るまでに数日待たなければならず,チップは最初にマネージャーを経由する。どちらの方法でチップを渡しても,感謝される。現金がない場合でもチップを避けないこと。
9. Dollar bills are gold/ドル紙幣は金
ホテルに滞在する場合は,必ずドル紙幣を手元に用意すること。
上述のように,手伝いをしてもらうために客室係の手に数ドル(a few bucks)を渡すのは簡単かつ格好いい(chill)。
バーでは,1ドリンクに 1ドル(a buck)というのが暗黙のルール(the unwritten rule)である。
ホテルの部屋の清掃スタッフのためにも毎日数ドル残しておく。
10. Where NOT to tip/チップを払わない場所
米国人が “tip-crazy” であることはわかったので,チップを払わなくてもよい場所はあるだろうかと自問するかもしれない。
ファスト・フード店やカウンター・サービスのあるコーヒー・ショップではチップを支払う必要はない(ただし,念のために(just in case)チップ容器(tip jar)があるので,安心ください)。 以上。Happy tipping!
(転載了
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20年以上前,ロシアに5週間ほど出張したとき,夕食のレストランでいつも代表して支払いをしていたカナダ人は きっちり 15%をチップで渡していました。(同じ仕事をしており 雇い主が 食事代,ホテル代,旅費を払うことになっており,誰が払っても同じだったので 一番若いカナダ人が会計担当になっていた。)
クレジット・カードでチップを払う場合,請求書に チップの金額 もしく % を書いて カードと共に渡します。
米国での 一人の食事は ほぼ ファスト・フードに決めていました。
45年ほど前,初めて 海外出張で行ったポルトガルのホテル(海外で泊まった初めてのホテル)で,事前の勉強に従って 枕の下にコインを置きましたが,ベッド・メイキングの後,そのままコインが残っていました。国によって習慣が違うことを勉強しました。
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